デパルマさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

東京-京都間の新幹線に乗り合わせた殺し屋たちがあるブリーフケースを巡って闘うアクションコメディ。ジャッキー・チェン風の面白アクション、魅力的なキャラ、誇張した日本観というかお寿司がスシになって黒髪女が>>続きを読む

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

2.5

シリーズ2作目。前作より刑事アクションコメディ感が強くなってて新鮮さはないけど比較的楽しく見れた。ヒットを受けてかマ・ドンソクの吹替が三流声優の菊池康弘から二流声優の小山力也に変更されたほか、三上哲、>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

2.0

マ・ドンソク刑事が暴力団と闘うお決まりの映画。前にも見たような既視感ばかりの展開と空回りするギャグと魅力に欠けるキャラたちに前半から溜息が出た。敵のボスが全然迫力なくてマ・ドンソクが来る前に誰かに殺さ>>続きを読む

エデンの東(1954年製作の映画)

3.0

親に愛されなかった青年が一人ぼっちでメソメソしてると、女の子がやって来て優しく寄り添ってくれて父親と和解させてくれるシン・エヴァみたいな話。観覧車のキスシーンは一瞬ためらって目を逸らすという(恐らくは>>続きを読む

波止場(1954年製作の映画)

2.5

久々に観たら、脚本や演出はかったるい気がするけど撮影が素晴らしかった。マーロン・ブランドは良くも悪くも全然演技しているように見えなくてあんまり上手くないのか逆に死ぬ程上手いのか見分けが付かなかった。リ>>続きを読む

名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)(2009年製作の映画)

2.0

ノーカットで観たのに話が矢継ぎ早にあちこちに飛んで頭ごちゃごちゃになる。コナンが直接事件に関わりない回はあんまりワクワクしないから、無理に黒の組織を絡めてる感は否めなかったけどそれなりにまとまっててホ>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

2.0

日本人とロシア人が協力して東京を救うという実写映画では出来そうにない良い話。前半の焼死体をグロさゆえに写さないのは分かるけどなぜか服や名刺だけは綺麗に残っていたり、高いところから落下するコナンを少年探>>続きを読む

エアフォース・ワン(1997年製作の映画)

3.0

ハリソン・フォード大統領がハイジャック犯にたった一人で立ち向かう。冷酷非道のゲイリー・オールドマン、頼れる副大統領グレン・クローズの演技に良いもの観た気になる。ロシア人役のゲイリー・オールドマンがどん>>続きを読む

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

2.0

夜中なのにわがままな猫に起こされて餌買いに行く冒頭のシーンからすでによく分からん。理屈は分かるけど演技と演出がイマイチ繋がらなくてチグハグな印象受ける。脚本もくそだからか全然ストーリーが分からなくて成>>続きを読む

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

2.5

すみっこが落ち着くはぐれもののキャラクターたちが絵本の童話世界に迷い込む、幼児向けマルチバース映画。それぞれ別のマルチバースに迷い込んだ仲間たちが次元の裂け目を利用して集結し、はぐれものであるヴィラン>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.5

才能を活かすも殺すも、周りの人次第でギョざいますよ。おさかな博士になれなかった世界線のさかなクン=一般人のギョギョおじさんが悲しそうにミー坊に帽子を渡すシーン切なかった。実際のところほとんどの人が彼の>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

のんが全シーン何もかも死ぬほど可愛くて信じられないくらいに輝いていた。橋本愛が出てるの忘れてて親友役で登場した時は普通に泣いた。のんは橋本愛に「さつきにとっては懐かしい大昔かもしれないけど、私にとって>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

2.0

「千と千尋の神隠し」の主人公と同じ名前の元風俗嬢が、色んな人と相席して特に男をケアする物語。ホームレスのおっさんに弁当食わせて自分の部屋で身体洗ってあげて笑顔で送り出し、その後亡くなったホームレスの墓>>続きを読む

マラソン マン(1976年製作の映画)

3.0

普通のマラソン好き大学生が陰謀に巻き込まれるスリラー。前半1時間近くはダスティン・ホフマンのどうでもいい大学恋愛模様とロイ・シャイダーのイマイチ要領を得ない陰謀めいた話が並行して語られるが、その二つが>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

2.0

「裏窓」「めまい」「ロング・グッドバイ」というかむしろ「アイズ ワイド シャット」みがある不思議な映画だなと思ったら真っ赤なタイル貼りのトイレが出てきて確信に変わった。帰り道に自分が何者かにつけれてい>>続きを読む

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

3.0

クリスチャン・ベール相手に拘束された無法者のラッセル・クロウがニヤニヤしながら善良な人間を試していくのダークナイトみがある。設定良いけどリメイクだしアクションも地味だし男としての尊厳を取り戻そうとする>>続きを読む

ドラキュラ(1992年製作の映画)

2.5

ゲイリー・オールドマン扮するぬらりひょんの悲しき恋路。キアヌが寝ているとベッドからぬっとモニカ・ベルッチたちお姉さんが登場して噛まれたりペロペロされたりするの一体どこのお店だよ。美的センスに流石ワンフ>>続きを読む

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

2.5

現代アップデート版「ロマンシング・ストーン」。チャニング・テイタムが頼りないけど健気でかわいくて最高にカッコ良いし、主人公のだいぶ歳下だし、股間と上半身共にサービスシーンもあるし、こういうのが見たかっ>>続きを読む

355(2022年製作の映画)

2.5

女性版「RONIN」と言うべきスター女優共演のスパイアクション。キャスト見た時ワクワクしたけど、キャラは立ってないしストーリーもアクションも平凡だった。飲み会シーンはもう少し面白くなりそうなのにジョン>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

2.5

アジア人初、非白人では2人目のアカデミー主演女優賞に輝いたミシェル・ヨーと惜しくもマーベル初の助演女優賞を逃したアンジェラ・バセットが出演したスタイリッシュなアクション。渋い姉さん方が沢山出演しておら>>続きを読む

アジョシ(2010年製作の映画)

2.5

男前殺人マシンが少女を救うために無双する、意外と既視感ばかりのやり尽くされた映画だった。この手の前髪垂れた陰のある寡黙な美男子は良いよね。警察役でクァク・ドウォンがちょい役で出てた。

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

2.0

タイトルが怖すぎる。その上舞台が鬼首村と言うのだから確信犯。会話に出た第三者の顔を一瞬だけモンタージュする手法は品はないが分かりやすい。が、なにぶん人物相関が入り組んでいて(登場人数35人!)混乱する>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.0

おどろおどろしいオカルトホラーのような名作ミステリ。白マスクの男、水面に突き刺さった足、生首などグロテスクで見せ物的なシーンの数々(と少しのおっぱい)と土着的な戦争成金屋敷という設定の良さ。第一発見者>>続きを読む

黒い十人の女(1961年製作の映画)

2.5

9人の女と不倫するテレビプロデューサーの男に女達が復讐を企てる。船越英二はマスチェロヤンニ風の嫌味ない薄情な色男役を難なくこなしていた。「地下室のメロディー」とかベッケルとかを思わせるけど、女たちが魅>>続きを読む

私は二歳(1962年製作の映画)

3.0

1960年代の団地住まいのサラリーマン夫婦の赤ちゃんの視点で子育てを描いたドラマ。育児の義務を心得ない父は息子を死なせそうになり、母は義理の母の過保護に頭を悩ます。赤ちゃんの命の脆さに無事に子供を育て>>続きを読む

アルマゲドン(1998年製作の映画)

2.5

10年ぶりの地上波ゴールデン放送なのであえて10年前に録画した村野武範版の吹替で観た。そのあと内田直哉版で見直した。世界の命運を油に塗れたアメリカのブルーカラー男性が握ってるという労働者万歳の「下町ロ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

私たちの人生はいつでもどこでもいっぺんきりで、分岐点に戻ってやり直すことはできないのだ。だからこそ、私たちはここにある幸せを最大限抱きしめなければならない。などという実存を巡るありがちな話はマルチバー>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

4.0

サイレント映画からトーキー映画への変容、それは多様性に富んだ何でもありの無法地帯から品行方正ぶり着飾った白人たちの格式高い社交界への変容でもあった。本作における狂乱のサイレント映画時代は、メキシコ系の>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

2.5

音楽史史上最大の人物が実は中身空っぽのペテン師に搾取されていたというエグい話。ペテン師のマネージャーに流されるばかりでイマイチ彼がどういう人物で何を考えていて何を成し遂げたいのか音楽やファンについてど>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.5

ちっちゃスクリーンで吹替3Dを観た。目がしんどかった。面白かったけど、なんか嫌な映画だった。元人間のジェイク、彼を愛したために迫害され結果故郷を捨てたナヴィ、混血の息子と出自の不明な娘、ナヴィとして生>>続きを読む

アバター(2009年製作の映画)

3.5

10年ぶりに観たけどネイティリが可愛い、これに尽きる。足を失った主人公がファンタジーな異世界で人間に似た不思議な種族や動物と自由に走り回り生活することで癒されていく様は、さながら全治2週間の捻挫して部>>続きを読む

リーサル・ウェポン4(1998年製作の映画)

2.5

普通にメルギブ嫌な奴なんだけど。クライマックスのアクションは凄いけど、1作目で素手のタイマン勝負してたのに今回は加齢を理由に2人がかりな上に武器使うから逆にジェット・リーに拍手したくなる。ほんとお前ら>>続きを読む

リーサル・ウェポン3(1992年製作の映画)

2.5

レネ・ルッソに大外刈りで倒されてそのままキスされる振り付け、性癖すぎる。だけどその後メルギブは相棒のダニー・グローヴァーに会いに行って「俺たちは一心同体の仲だ。あんたが引退するってことは俺も引退するっ>>続きを読む

リーサル・ウェポン2 炎の約束(1989年製作の映画)

2.5

前作で手当たり次第に殺しまくってたメルギブが、今回は誰も殺さず、誰にも殺されかけもせず、ひたすら緊張感のないおじさん3人のじゃれ合いが描かれる。カーチェイス中にサーフボードが車のフロントガラスに突き刺>>続きを読む

リーサル・ウェポン(1987年製作の映画)

3.0

自殺願望単身男が妻帯者親父の家族になるのめちゃくちゃ良いね。人命軽視とミソジニーは垣間見えるけど、キャラ良し、俳優良し、アクション良しの良作。エクスペンダブルズにパロられた殴り合いで正々堂々決着つけよ>>続きを読む