小さな書店を開きたかっただけの女性の夢を、寄ってたかって潰そうと画策する冷たい田舎街。それに抗うエミリー・モーティマーとビル・ナイの、静かな情熱のやりとりが観たかった。そしてその通りだった。
イサベ>>続きを読む
思えば『インクレディブル・ハルク』（ノートンのやつね）から、なんとなーく始まったアベンジャーズシリーズの鑑賞もこれでおしまいかあ、10年って早いなーあっという間だな的なことが思い浮かぶ…。
最後とい>>続きを読む
あらすじ読んで、あまりにも悲惨なので暗いのは確定だし、観ようかどうしようか迷ってるうちに公開終わりそうなので思い切って行ってみた。そして行って大正解。釘付けになってしまう。
思いっきり現実的でシュー>>続きを読む
文革時代の文工団を巡る若者たちの軌跡。華やかな舞台の裏側にある刺々しいやりとり、恋愛の駆け引き、失点絡みの左遷、若者たちの運命は、酸いも甘いも色濃く繰り広げられる。何気ない行動が、思いもよらぬ人生の節>>続きを読む
こんな「LGBTQ更生プログラム」が存在するという発想自体が驚き。キリスト教と同性愛が相容れない思想だから、こういう施設ができてしまうんでしょうか。日本でこんな施設があるかどうかは知らないけど、あった>>続きを読む
『バイス』とセット鑑賞で、イラク侵攻当時の真実がよりよく理解できる。あちらは政治側、こちらは報道側から追いかけているので、どちらかと言えば『バイス』が鑑賞先の方がいいかも。
真実とわかってても、それ>>続きを読む
一体何世紀の話だろう？と混同させるところまで恐らく計算されており、全容が明らかになるにつれてこの設定の恐ろしさがわかってくる。現実、こんなことってあるのだろうか？とも思うが、もしかしたら世界には存在し>>続きを読む
日本人キャストのみによる、春秋戦国時代を舞台にした映画ということで、果たしてどんなものか気になっていました。まず言葉なんですが、日本語で語られるとどうしても日本の話っぽく見えてしまう。
そしてこれが>>続きを読む
話そのものは、チェイニーの成り上がり中心でいささか退屈なんですが、クリスチャン・ベールとエイミー・アダムスが怪演の域。どっちも特殊メイク？増量？で、真面目に政治家夫妻っぽいのが笑えた。特にエイミーは、>>続きを読む
支える者がいなくなる、頼れる者がいなくなる、15歳という年齢は、人が1人で生きていくにはまだまだ荒削り過ぎる。なし崩しに流れたところで、社会を経験していない身にはあまりにも酷な仕打ちが待っている。そん>>続きを読む
この役は自分しか演じられない！たぶんイーストウッド御大はそう思ったのでしょう。モテる人は老いも若きもモテることを、押し付けがましくなく演じられる俳優はなかなかいないから（笑）
モテ男はマメである。そ>>続きを読む
ホワイト・パワーとブラック・パワー。長く互いを憎み合い敵対する思想は、今も、そして恐らく今後も、完全に消え去ることは難しいのだろうことを予測させる。
今までにも黒人差別問題（ユダヤ人差別問題）を扱っ>>続きを読む
ワンシチュエーションの作品で大事なことは「飽きさせないこと」で、音声と映像、そして電話の向こうのストーリー展開だけで繋ぐことに成功している。電話だけの作品にありがちな大袈裟な話だとか、ドタバタして落ち>>続きを読む
ドキュメンタリー映画が良くなるか否かは、テーマとなる人となりに大いに左右される訳だが、マックイーンの、ドラマティックに駆け抜けた生涯だけに、映画も平坦にならず見所が多かった。
まずはその非凡な才能で>>続きを読む
何でもそうだけど「人がやらないことを始める」のがどれほど大変か、ということで。この作品の背景には人種問題が絡んでるから、更に複雑。
白人には当然なれない。かといってシャーリーが学んできたクラッシック>>続きを読む
働く、誰かと付き合う、家族が側にいる。全て日常生活のはずなのに、俯瞰すると実は激動を生きている。その日常が思いもよらぬ所からひっくり返る衝撃もまた、人生には起こりうる。
紙一重のところを私たちは生き>>続きを読む
めっっっっちゃ笑ったw
東京埼玉神奈川千葉、どこもそこそこ詳しいんで余計に（笑）街の力関係の微妙なとことかが絶妙だよね、これは原作の勝利？なのかね。
それとキャストもよい。原作ある映画は、このくら>>続きを読む
ヨルゴス・ランティモス大好きなんですよねえ。『ロブスター』も『聖なる鹿殺し』も大好き（笑）あの必ず気持ち悪い結末になるところがね（笑）これもそう。早く終わりそうだから急いで行かなくちゃ！と思ったらアカ>>続きを読む
んーーー… 微妙。
語らずとも察してください、はいいけど、いかんせん暗い。背景から表情から。希望があればいいってもんでもないけど、単調なのでどうしても観てる方がしんどくなってくる。
最後は、あれ>>続きを読む
サリンジャーを初めて読んだのは高校の時。1番好きなのは『対エスキモー戦争の前夜』。今でもコートのポケットに食べかけのチキンサンドを剥き出しで入れるのはあり得ないと思うし、ましてやそれを人に勧めるなど絶>>続きを読む
これ、去年のフランス映画祭で観てたよね（苦笑）どっかで観たかもと思いながらチケット買って観始めたらやっぱり記憶にあった（苦笑）
ドゥニ・メノーシェの、ムカつかせっぷりがほんとにリアル。実際こんな「ち>>続きを読む
クラプトンは全く世代ではないというか、”Layla” か”Tears in Heaven” しか主なのはわからないので、その経緯など知りたくて鑑賞。
長い長い空白期間の理由は、ミュージシャンにありが>>続きを読む
元々彼女のファッションにはそんなに興味ないんですが、若い子たち中心に未だに人気ブランドということで、そこにメインを置いて観ることに。
Dameであること、そしてかなりのお歳でもあることなど、今まで知>>続きを読む
函館といえばお馴染みの、佐藤泰志原作ということで、『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』とも共通する「重苦しさ」が本作にもベースとしてある。
どこをどう生きても突き当たる閉塞感、その中での小さな日常に>>続きを読む
昨年観れなかったので元旦にまとめて鑑賞。
正直、印象としては「散漫」なんですよねえ…。最後のクレジットで事の次第がくっきり見えてくるというか、それがストレート過ぎるので話を伸ばしている印象。
『A>>続きを読む
これは2001年頃の話だけど、ヒンドゥー教では生理中の女性は不浄とされ隔離されてしまうのは、今でも続いている地域はありますね。家の外に設置された、金網みたいなところに追いやられてしまうのは恐ろしく有り>>続きを読む
実はこれ2回観ました、1回目で確認仕切れなかったところ、細かな疑問点が気になってしょうがないので（苦笑）ちゃんと観ましたよー。
そして、これ脚本がすごく練られてますよね。キングパイモンの話をうまく持>>続きを読む
実はあまり期待してはいなかったのですけど、
篠原さんが昔と比べたら上手くなったなあと、そこに引っ張られました。
我が子の脳死に突きつけられる謂れなき目線だとか矛盾だとかだけでも充分振り回されてしまう>>続きを読む
タイの刑務所ってものすごい劣悪なことがわかるのと同時に、
観てて結構しんどさ多目なのです。殴る蹴るとか喧嘩とか。なので観るのが辛くなっちゃうのは仕方ないけど、現実はこんなところなんだろうね。
酒が欲>>続きを読む
これって、あくまでも「アリー」ではなくて、”A Star Is Born” なんですよね。たまたま1954年バージョンを観てしまっているがために、どうしてもそことの比較は免れないとは思いました。
今>>続きを読む
もうすぐ終わりそうだったので頑張って行ってきた。昨日行けよ…（笑）
そういえば家のHDDに『ボーダーライン』が入ってて、でもまだ観てなかった。これからでもたぶん間に合う。
そしてやっぱりデルトロ加>>続きを読む
原作ありの作品。実話に基づくフィクションということでどんな感じになってるかと興味あった。
毒親って、そもそも許せるものなのだろうか？と思っていて、
なので後半からの、なんだかほのぼのとしてしまった展>>続きを読む
TIFF2018にて
48グループの決まりとして「選抜と非選抜に分ける」ことは必須であり、そこに生じる心境の変化をインタビュー形式で描く。
BNK48、または48グループをよく知らない人にもわかるよ>>続きを読む
TIFF2018にて
今泉監督作品は大体観ることにしていて、そして今年公開のパンバスが大好きで大いに期待。
深川麻衣さん、女優として才能あると思います。前作はきめ細かな役を、そして今作では鼻持ちな>>続きを読む
TIFF2018にて
何の予備知識もなく単に時間が合ったので取っただけなんですが、
妙に完売早いなーと思ってたら、K-POPの人が出てたんですね。道理で客層が偏ってるような気がしました。
さて作品>>続きを読む
TIFF2018にて
単なる家庭内の児童虐待の話に留まらず、当事者と過去の体験者の出会いによってどんな反応が生まれるか？を物語化しているところがいい。
ジウンの継母と、ペクとのタッグマッチはなかな>>続きを読む
