Toineの感想文さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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陽気な幽霊(1945年製作の映画)

4.1

【降霊術が壊す2人の絆】
ノエル・カワードの同名戯曲の映画化。
「戦場にかける橋(1957)」や「アラビアのロレンス(1962)」を撮った名匠デヴィッド・リーン監督作品です。
カラー版で鑑賞いたしまし
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ザ・シュライン(2010年製作の映画)

3.6

【田舎偏見もの&謎儀式ホラー】
閉鎖的な田舎が怖いシリーズ。
ホラー映画を深堀りして行くのが趣味です♡
特にカナダ産の低予算クソ映画を探すのが楽しい♬
例によって夜な夜な検索してディスクを輸入し色々と
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ブロークン(2008年製作の映画)

3.5

【私というの存在のゲシュタルト崩壊】
鏡を活用したじわじわ不吉ホラー。
前作の「フローズン・タイム(2006)」とは雰囲気が違いジャパニーズホラーみがありました。

エリス監督の美にこだわった画作りが
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Splatter Farm(原題)(1987年製作の映画)

3.2

【本物のキチ○イが作った処女作】
ハロウィンの季節ですし最近エロい美女映画ばかり観ておざなりになっていたグロいのを鑑賞してみました。
痺れましたわー楽しかった♡
頭からっぽにして観れます。

マーク・
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Sharper:騙す人(2023年製作の映画)

3.4

【愛憎と点と点が繋がって行くよ】
A24制作のApple TV+独占配信をお初体験。
皆様のレビューの『騙し騙され』というキーワードが気になり、わたくしもジュリアン・ムーア様に騙されたくて鑑賞いたしま
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デサント・オ・ザンファー/地獄に堕ちて(1986年製作の映画)

3.5

【彼女が口紅を塗らない理由と秘密の共有】
ジャケットのソフィー・マルソーさんに釣られ爆速で鑑賞いたしました。
最近エロい美女がご出演される映画にはまっております♬
官能的なやつかと思って観ましたが内容
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ワックス・ワーク(1988年製作の映画)

4.2

【控えめに言って発想が天才】
低予算ホラーコメディ最高!!
大好きなやーつ♡
テーマはハロウィンではありませんが出てくるキャラクターの兼合いで私の心の中ではお気に入りのハロウィン映画のひとつです。
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新宿マッド(1970年製作の映画)

4.1

【60年代、大都会のアングラ】
評判通りの面白さ。
キーワードはフーテン。
映画公開時のタイトルは『新宿フーテン娘 乱交パーティー』でしたwww
凄まじくてわろた。
乱交って程のことはしてないし現在の
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悲惨物語(1973年製作の映画)

3.8

【父娘による倒錯遊戯、その結末は…】
変態と名高いジェス・フランコ監督による官能小説風味の美しい映画でした。
劇中劇的なオープニングカットがインパクトあります。
しかも百合だったし♡
ごちそうさまです
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オキシジェン(2021年製作の映画)

3.4

【視覚と痛覚への華麗なるアプローチ】
先日感想文を投稿いたしました「スマイルコレクター(2007)」のヒロインと同じ方が主演のワンシチュSFスリラーでございます。
こちらの作品は以前も観たことがあった
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テープ(2001年製作の映画)

3.7

【思い出の中の僕らは独善的で青臭い】
Filmarksさんのジャケットお洒落ですわ。
スティーヴン・ベルバーによる舞台脚本を映画化した作品だそうです。
監督は「スクール・オブ・ロック(2003)」のリ
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スマイルコレクター(2007年製作の映画)

3.6

【運命の糸がたぐり寄せた再会】
「羊たちの沈黙」オマージュがちらほら。
レクター博士的な存在は不在です。
そんなフレンチサスペンスでございます。
ある猟奇殺人事件を追う女性捜査官のお話。
主演の女優さ
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首だけ女の恐怖(1981年製作の映画)

3.8

【80年代アジアホラーの良いところ詰め合わせセット】
ランベルト・バーヴァ監督の「首だけの情事(1980)」と間違えてレンタルしてしまいました😂

オープニングカットの勢いから既に80年代の香港ホラー
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無邪気な悪魔におもちゃが8つ(1974年製作の映画)

3.4

【純粋だからこその底無しの冷酷さ】
邪悪な子供が登場する70年代ホラー。
大好物です♬
現代では作れないジャンルの映画だと思うので凄く貴重な作品のひとつではないかなって。
ということで日本版のDVDを
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熱いトタン屋根の猫(1958年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

【性別を越えてただあの人を愛した】
映画タイトルのCat on a hot tin roof(熱いトタン屋根の猫)は"慌てふためいて落ちつきがない"という意味。
テネシー・ウィリアムズ氏の同名戯曲を「
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美しすぎる裸婦(2018年製作の映画)

3.3

【アンドレイ、それは愛じゃない】
フォロワーさんがレビューなさっていたので気になり鑑賞いたしました。
そもそもFilmarksさんのジャケット何じゃこりゃああ!!でございます。
芸術の秋だからか最近エ
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.9

【人間の本心って読めないから恐ろしい】
ソーダバーグ監督作品は堅実で真面目。
淡々と進行していくストーリーで非常に面白かったです。
化粧っ気が無く憔悴したルーニーさんが印象的な新薬による副作用(サイド
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インサイド(2023年製作の映画)

3.8

【芸術の秋にぴったりな閉鎖空間】
飛行機内で鑑賞する映画だし軽い気持ちで観ようと思ったらウィレム・デフォー様主演だったので機内で叫びそうになりました。
そして最後の最後エンドクレジットの曲がRadio
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デ・ヴィル家への招待状(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

【基本を抑えた吸血鬼映画】
ハロウィンっぽい作品を探していたらいつの間にかこちらのお屋敷ホラーを鑑賞していました。

招かれた大豪邸の主と良い感じになる主人公というお約束の展開が1時間くらい続きました
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人間椅子(2006年製作の映画)

2.8

【小沢真珠さまにドМ歓喜必至】
久々にこんなに楽しいクソ映画を鑑賞できて胸が高まりました。
江戸川乱歩先生の同名小説が原作です。
私が鑑賞したDMM TVでは「エロチック乱歩 人間椅子」というタイトル
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裸のチェロ(1974年製作の映画)

3.7

【こじらせ旦那と美しい妻の倒錯劇場】
ラウラ樣がご出演されたディスクをコレクションしたく思い「ラウラ・アントネッリ 70年代未公開官能作 トリプルBOX」と迷いに迷ってこちらを購入いたしました。

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H・P・ラヴクラフトの ダンウィッチの怪(1970年製作の映画)

3.7

【中二病とB級映画の相性の良さは計り知れない】
低予算映画の帝王ロジャー・コーマン監督がラヴクラフト先生のクトゥルフ神話をプロデュース(製作総指揮)。
これは良作の予感。
観るしか選択肢はございません
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マーサ、あるいはマーシー・メイ(2011年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

【抜け出せたからそれで終わりではない怖さ】
オルセン姉妹大好きー!
ということでエリザベス・オルセンさん目当てで鑑賞いたしました。
可愛い♡

予備知識なしで観ました。
性暴力ありのカルト集団から逃げ
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カフカ 田舎医者(2007年製作の映画)

3.7

【与え続ける事の理不尽さ】
チェコの鬼才フランツ・カフカ先生が1918年に発表した同名短編小説を山村浩二監督がアニメ化した作品でございます。

『その脇に咲いた花のために、
お前は死んでいくのだ。』
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アウェイクニング(2011年製作の映画)

3.8

【あの時のままの君と記憶にかけられた鍵】
幽霊否定派が依頼された少年の霊の謎を追う中で解き明かされるある秘密。
みたいな作品でした。

イギリスの曇天。
寄宿舎の広いお屋敷。
屋敷内に飾られたカラヴァ
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

3.8

【笑える方のファニーゲーム】
映画タイトルが同じだしノックノックジョークをするカットもあるので前回投稿いたしました感想文のリメイク作品だと勘違いしておりました。
元ネタは「メイク・アップ 狂気の3P(
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Knock Knock ノック・ノック(2007年製作の映画)

3.5

【ノックノックジョークとスラッシャーものの掛け合わせ】
イーライ・ロス監督の同名リメイク版とは全然違うストーリーなのでびっくりいたしましたわ。
こちらの作品が元ネタだと思っていましたが違うのですね。
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最後のチュパカブラ(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

【絶滅危惧種同士の出会い】
タマレ(アメリカ英語。スペイン語ではタマル)というラテンアメリカの伝統料理を移動販売しているメキシコ系のおばあちゃんが母国で有名なあの化け物と出会うほっこりファンタジー。
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アザーズ(2001年製作の映画)

3.8

【気づいたとて救いはないが愛はある】
最高に気持ち良いシャマラナイズ(どんでん返し)映画なのでシャマラン監督作品だと勝手に思い込んでおりましたw
違うんかい。

こちらの作品も例によって定期的に再鑑賞
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黒い下着の女 雷魚(1997年製作の映画)

3.7

【死とエロスと疎外感と】
女性がバッグにナイフを忍ばせる画。
裸でナイフを持つ画。
それが観られただけで私の中では高評価でございます。

瀬々監督って初期は主にピンク映画を撮られた方なのですね。
こち
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悦楽共犯者(1996年製作の映画)

5.0

【楽しすぎて心臓が止まりそうになる】
先月シュヴァンクマイエル師匠が製作されたMV「アナザー・カインド・オブ・ラブ(1988)」を観たらこちらの作品も再鑑賞したくなりました♡
シュヴァンクマイエル師匠
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バイアス(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

【髪の毛の色と他人の空似】
序盤で伏線張って下さったお陰で間違わずに済みました。
更に作品タイトルも含めて伏線だったとは…
正にバイアスかけられたー!
ラストで私の脳味噌がバイアスから解き放たれて良か
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召使(1963年製作の映画)

4.1

【綺麗なものを壊す悦び】
こちらの作品を鑑賞するとルイス・ブニュエル監督の「皆殺しの天使(1962)」を思い出します。

富裕層を皮肉りつつBLを匂わしてくる超絶技巧!
控えめに言って素晴らしすぎる。
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.9

【雨の日にぴったりな湿度高めのラブストーリー】
サンリオのハンギョドンに心を奪われたわたくしにお洒落なカレー屋さんがおすすめして下さいました♬
ありがとうございます!
しかも「気持ち悪くておすすめ」と
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アナザー・カインド・オブ・ラブ(1988年製作の映画)

4.3

【曲のタイトルからしてセンスの塊】
前回感想文を投稿いたしました作品を鑑賞中にこちらの曲が脳内ループしたので何億回目か思い出せない再鑑賞。

MVはイングランドのバンドThe Stranglersで1
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リード・マイ・リップス(2001年製作の映画)

3.7

【陰キャと不良の絶妙な関係】
こちらの作品を鑑賞している間ずっとヒュー・コーンウェル(The Stranglers)のソロ曲"Another Kind of Love"が脳内でループ再生しておりました
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