わらじさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

女神の継承(2021年製作の映画)

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最悪だった(良かった)

モキュメンタリーホラーの、「そんなとこまでなんで撮る?」という問いを、テレビ番組のクルーだから、という理由で一応クリアしてる(にしてもだいぶカメラ回ってたな)タイプの作品
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

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夢のキャスト陣で、クローネンバーグの原点回帰というかんじで、とても良かった〜

痛覚がなくなって外科手術がみんなできる世界で、外科手術をパフォーマンスとしてみせてるレア・セドゥとヴィゴ・モーテンセン(
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スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする(2002年製作の映画)

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絵面はかなり地味だがけっこう好きだった

これの直前に『危険なメソッド』をみたが、かなりベクトルは違うもののこれも精神分析的な話
クローネンバーグ「精神的におかしい」とされているキャラクターの描き方が
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危険なメソッド(2011年製作の映画)

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フロイトは多少読んだことあるけどユングはないんだよね
この映画が実際のユングの理論をちゃんと反映させて描かれてるのなら普通にフロイトよりユング派ですね〜目に見えないものもあるよね派だし
フロイトはまじ
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赤ん坊の食事(1895年製作の映画)

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記録もれ

当時はうしろで巻き上がってる砂埃?にみんな感動したらしい
こんなものまで記録できるの!?やば、みたいな
たしかに

工場の出口(1895年製作の映画)

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記録もれ

こっちだよ、というような感じで他の女性の腕を引いている女性が映っていることから、この映像は台本通りに動くよう工場の人たちに指示して撮られたものなのではないか?という指摘があるというのを聞き
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ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

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面白かったな〜〜!!

ヴァルダが住んでたダゲール街で、お店をやってる人たちの日々を切り取る
どこも自宅から50m以内の場所だとか
こういうお店って今もパリに残ってるんかなあ
職人の仕事を見るのが楽し
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Elsa La Rose(原題)(1966年製作の映画)

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英語字幕で完全にはわかってないが
詩的に妻との出会いとかロマンチックな恋愛とかについてたぶんだいぶ誇張して語る夫に対して妻が冷静で淡々と受け応えるという構造

ヴァルダ全集の「結婚生活」として括られて
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真・鮫島事件(2020年製作の映画)

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オンライン飲み会中にやばいことおきる系ホラー
コロナ禍でだいぶ作られたけど『アンフレンデッド』とかあるし、それ以前から一応ある形態ではあるよね

コロナ禍が、とかzoomが、ていう時事の部分よりもそれ
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Les créatures(原題)(1966年製作の映画)

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すべては男の妄想小説なのか、それとも現実か、果たして…

村の人間をコマにしてやるすごろく楽しいね

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

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前後半にわかれるカメ止め方式(だいぶ違うけどそう)
期待値そんな高くなくみにいったけど見どころがたくさんあって良かった

最初はすごいFPSというか一人称サバイバルホラーゲーム意識が強めのPOVショッ
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

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円満な家庭の映像で始まる映画はもうそれだけでフラグなのよな

夫がなんでも自分の思い通りになると信じてる根っからの楽天家(たぶん悪意がない分一番タチが悪い)みたいな感じでやばかった〜
あと普通に家事と
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呪詛(2022年製作の映画)

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禁忌おかしまくりで、そりゃ、まあね〜といったところですね

プロットとかPOVショットの導入とかはわりとどこかで見たことあるような?なものの集合って感じしたけど、仏母まわりの造型が凝っていてだいぶ不気
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You've Got Beautiful Stairs, You Know(英題)(1986年製作の映画)

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いろんな映画に登場する階段を紹介して、映画って良いよな〜ていう映像
最初にこれはただの広告じゃない的なことを言ってた気がするんだけど、実際映画館いって本編の前にこの映像あったらすごく楽しいな

ヴァル
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女像柱たち(1984年製作の映画)

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柱の役目を果たす女性の立像のことをカリアティードというらしい
パリの街中にあるたくさんのカリアティードに注目した映像
全部はわかってないけどこういう像が作られた背景とか、街中のカリアティードのいろいろ
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オペラ・ムッフ(1958年製作の映画)

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妊婦のお腹からカボチャに移って、カボチャを真っ二つに割って種えぐりだす…ポップだけどちょっとグロテスクにも思えて面白い

英語字幕なのであまりニュアンスわかってないが、みんな昔は赤ちゃんだった…的なこ
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マクドナルド橋のフィアンセ(1961年製作の映画)

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『5時から7時までのクレオ』の劇中劇としても使われてる

良くわからんけど意思のない人形感がこわ

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

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癌検査の結果を待つクレオの2時間

結果を聞くまでは死が怖すぎるしこの世の終わりだと思ってるのにいざ結果を聞くと腹を括れるみたいな
我々がみてきたこの時間は何だったんだ!?とか思いつつ、実際そんなもん
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サンタ・サングレ/聖なる血(1989年製作の映画)

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血の出がすごい

『ホーリーマウンテン』みて、映像のカロリーはすごいけどどういうことなん?となったのでそれに比べてとても見やすいな
てかめちゃくちゃ面白い

他の人の体の上で手を使う、というの、『ドラ
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コートダジュールの方へ(1958年製作の映画)

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観光地、コートダジュールをうつす観光地紹介映像なんだけど、優雅なバカンス〜みたいな感じじゃなくて
暑くてばててる人たちとか変な日焼けしちゃってる人とかお客さんに気づかれないようにちょけてるドアマンとか
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O saisons, ô châteaux(原題)(1958年製作の映画)

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お城紹介

歴史を語るのと、想像の語りというかんじ(たぶん。英語字幕なので完全にはわからん)

城の庭掃除する人たち?の最初のシーンとか犬の散歩の人とか、そういう城を維持する仕事してる人たちとか市井の
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落穂拾い(2000年製作の映画)

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現代の「落穂拾い」をする人たちを追う
エッセイ映画ってこういうやつのことよな
「フランスの貧困問題を考える」というようなテーマ設定からずらされていることで、単純な二項対立じゃない面白さが生まれている
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

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衛生局に漁を禁止されそうな漁村の様子と一組の夫婦の話がメインで並行して進んでく

衛生局との揉め事は村の人たちと局との対話が平行線って感じで、漁ができなくなった場合の代わりにお金を稼ぐ手段とかの解決策
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7p., cuis., s. de b., ... à saisir(原題)(1984年製作の映画)

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買い手募集中?の空き家で、かつての住人たちを想像してみる
シーン(時間)移り変わりの時のドアと、窓から見える木々が穏やかな午後って感じで良い

変わる夫婦生活と子供たちのことが断片的に語られる

最後
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チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

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誰かが最初にお化けとか発見するけど信じてもらえないパターン、
どこまでそれを引っ張るかって映画によってそれぞれですけど、これはだいぶ引っ張るね
まじでチャッキーが生きてるの全然信じない人が1人ずつ被害
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劇場版ほんとうにあった怖い話〜事故物件芸人4〜(2022年製作の映画)

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回を追うごとにファンタジーみが増している
こっちはほんとにあった話だと思ってみてないから良いんですが

レインボーの2人が良かった

毎回ちゃんと見てるので細く長くで良いから続いてほしい
いろんな芸人
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トム・クルーズ-永遠の若さを追求して-(2020年製作の映画)

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前にみたトム・クルーズドキュメンタリーこれだわ
NHKでやってて見た、たしか

サイエントロジーまわりのことが詳しく話されてる

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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初ドルビーシネマで
めちゃくちゃすごかった〜!

トム・クルーズのドキュメンタリーを前にみてて、サイエントロジーの話など知っていたので、それが頭にあり観るのをおくらせていたのだが
アクションシーンが圧
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たまご割れすぎ問題(1926年製作の映画)

4.0

めっっちゃおもろい
サイレント映画のコメディでこんなに笑いのツボあったの初めて(そもそもそんな数みてないけども)

邦題もだいぶ好き
これは良い邦題

卵は割れすぎる!ていうことから割れない卵を作ろう
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冬の旅(1985年製作の映画)

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人って呆気なく死ぬよな

旅の中で出会った人たちとの束の間の交流の数々、
モナを傷つける人もいれば心を通わせようとする人もいる
ここに留まってこの人たちと暮らすことができるのでは?という場面が何度かあ
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ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

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いいな〜〜ディヴァイン

矛盾してるように聞こえるけど、お下劣の神性を守ってる誇り高いところがかっけ〜
あとはみ出し者同士で仲良く平和にやってるから基本自分から迷惑かけに行ってないんだよな
本当にひど
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スープとイデオロギー(2021年製作の映画)

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隣のおじいさんが頻繁にスマホ見てて、はずれ席だった

映画はとても良かった

生きることと政治が切り離せないものだということを痛感するような映画

ただ、4・3事件の聞き取りをされてからオモニの認知症
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IT/イット(1990年製作の映画)

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古い方のやつ
子供にだけ見える邪悪なトトロ
ビル・スカルスガルドの圧倒的目力には敵わないがこちらのペニーワイズも味があって良き

終盤の屈伸でパイプに吸い込まれていくのめちゃくちゃ笑っちゃった
そのあ
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ドリーの冒険(1908年製作の映画)

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冒険っていうから自発的なやつかと思ったら全然誘拐だったわ

グリフィス、『國民の創生』の人種差別的描写はよく指摘されるけど、これはこれで「ジプシーは野蛮で悪い奴」みたいな差別的なステレオタイプの元に物
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カンフー・マスター!(1987年製作の映画)

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倫理的アウトだけど映像美しいんだなあ…
実際手を出してるタイプの『ヴェニスに死す』(?)

アーケードゲーム機の筐体を使って上のでっぱりのとこ?から顔をのぞかせるショットとか、2人が上着脱いで筐体の上
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