なつさんの映画レビュー・感想・評価

なつ

なつ

映画と小説は、日々に“彩り”を
与えてくれる。
おかげで、人生が随分と楽しく、豊かに
なっている。
感謝。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

5.0

400本目、強烈に心に残った映画をチョイス。
語るだけ野暮だけど…。
子ども心に、例の“ぷしゅぷしゅ”シーンが猛烈に突き刺さった。
多少人生経験積んだ今、少しはわかる、彼の“孤独”が。
一連の出来事は
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女の一生(2016年製作の映画)

3.8

ラストシーンの言葉が、ある意味、この映画の“キモ”だと感じたのだが…。
岩波ホール、私が最年少でしたね。
人生の酸いも甘いも知り尽くしたであろうご婦人方でほぼ満席。
この台詞の後、結構“失笑”が、そこ
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.7

中学生の頃、原作を読んで、ポアロさながら謎解きを楽しんだ。
犯人がそれ!と驚き、事件の背景(動機)の悲劇に涙したもんです。
83年前の原作ですからねぇ、野暮なことは言わずに、楽しみたい(笑)
知ってて
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オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

4.5

ジーナ・ローランズは最高の女優!
まだ本作で4本しか観てないけど…
一番好きな女優になった。
劇中劇の“第二の女”は、徐々に女としての力を失っていく“老い”をテーマにした舞台。
時は人を殺す、孤独な夜
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監獄の首領(2016年製作の映画)

3.6

面白いは面白いんだけどね。
飛行機の小さな画面で観たせいもあり、Vシネぽく感じたのと、展開が既視感あるなぁ…
ただ、刑務所での暮らしって覗いてみたい世界だし、終始血生臭い感じは面白かったかなー。
ほん
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.3

いやぁ、私はこれ大好きだなぁ。
(平均点が真ん中だから、好みが割れてるんでしょうが)
これはコメディじゃないと思う。
凄く、切れ味がある人間ドラマだと思う。
一見すると良い人風の妹…何こいつ?
純粋ち
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ハリーの災難(1955年製作の映画)

4.0

“ハリー”と言う男の死体が発見されて…。
死体の扱いが雑っ!いいの?(笑)
埋めたり、掘り起こしたり、埋め直したり…と忙しすぎる一日。
どたばたコメディ調で、思わず笑ってしまうシュールさ。
でも、不謹
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.3

精神的に病を抱えた妻と、取り巻く家族達の日常を描いた物語。
監督は、
『この日常は映画の中だけの虚構ではない。日常は映画の中に回収されない“強力な現実”であるが故に、日常についてのこの映画もまた日常に
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

-

韓国の聴覚障害者の学校で起きた、性的虐待事件の実話。
この事実が、心に重くのしかかる。
ただ本作が契機となり、トガニ法が制定され…事件にも進展が。
映画のもつ力を感じ、それは良かった。
でも、映画がな
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

美味しい物を食べると“元気”がでる。
映画の中の台詞…シンプルで大好きな言葉だ。
私のオカンの口癖でもある。
“良く寝て、良く食べる”
これ人間の基本、そうせな元気が出んと。
そして、“元気があれば何
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.8

午前十時の映画祭より。
大きなスクリーンで観るのは初めて。
冒頭から、タケシ!あの名曲!で、
ぞわぞわ~と鳥肌。
デヴィッド・ボウイの見目麗しい姿に、倒れるかと思った。
美しさに終始、見惚れる。
台詞
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.1

やっぱり、好きすぎるカウリスマキ!
今の世の中、不寛容な人が増えた。
世の中が悪いのか、民度の低下なのか。
優しさは伝染すると信じている。
皆で少しずつ思いやりを分け合えば
世の中はきっと良くなるはず
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.7

エル・ファニングの可愛さに身悶えした!
彼の母親と踊ってるときの顔、めちゃくちゃ可愛い~。
パンクボーカル、痺れた~。
世界観も好きなのに…
初恋は永遠に続くものやのに…。

ビッグサイズの人が、大き
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ケス(1969年製作の映画)

4.2

炭鉱しか産業のないイギリス・ヨークシャーの小さな町。
ビリー少年は、母と荒くれ者の兄の3人暮らし。学校でも友達がおらず、
先生はすぐ体罰をふるう。
居場所のないビリーが、ハヤブサの雛を手に入れる。
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.0

トンガリ過ぎたリーゼント頭、トンガリ靴!
見た目で笑かすの禁止(笑)
トンガリ仲間たちが、アメリカ→メキシコを目指し、音楽で一旗あげるぜー
って物語?
そうは言っても、この監督だから、ガツガツなし、ゆ
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.9

カリウスマキ作品でもこれは、ピリリとしていました。
でも重苦しさは皆無で、ユーモアはある。
マッチ工場でくる日もくる日も同じ作業の繰返し。
自宅には偉そうな養父と母親が居て、息が詰まりそう。
(16歳
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グロリア(1980年製作の映画)

3.6

午前10時の映画祭より。
マフィアに家族を殺された男の子を
ヒロインのグロリアが守っていく物語。
所見で…期待値上がり過ぎたのかも。
テンポの悪さと、マフィアとの対峙シーンのアラが気になって。
ただ!
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.8

好きではないし、二度目は無理だし、しんどいし、苦しいし。
だけど、凄い作品だなと。
キムギドク流の、“罪と罰”なのかな?これは。
どんな風に生きてきたら、こんな作品が作れるのだろうか。
監督は、いつも
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

3.5

“女神の見えざる手”を観て、ジェシカさんに魅了された私。
ジェシカ登壇トーク付き上映会にイソイソ出掛けた。
まさかのっ!ジェシカは客席側から登場し、ツーショットに応じ、サインし、バッチを配る。
いやぁ
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ラプシーとドリー(1990年製作の映画)

3.8

アキ・カウリスマキが愛するフィンランド映画。
知られざる傑作6本、限定上映より。

アキ監督の盟友マッテイ・ペロンパーが、こざかしくも憎めないラプシーを演じている。
アキ監督作品では、常に無表情な彼が
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労働者の日記(1967年製作の映画)

4.0

アキ・カウリスマキが愛するフィンランド映画、知られざる傑作6本限定上映より。

格差結婚をした男女の物語。
フィンランド初のプロレタリア映画。
アキ監督が敬愛する監督作と言うことでワクワクして観た。
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.7

イケメンパパ、可愛すぎる少女、賢いニャンコ…ここに親権争いが加わる。
ドストレートな映画でした、面白くない訳がないですね。
夕陽の中の肩車シーン、友だちを守ったシーン、隣家女性と踊り狂うシーン、こまし
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密偵(2016年製作の映画)

3.9

ソンガンホ兄貴は、韓国映画界の宝ですね!
私は、アニキ観たさに映画館行ったようなもんです。
が、しかしっ!!ハシモト役の彼が凄かった!何?あのビンタ攻勢!
日本統治時代の話なので、複雑な思いにかられた
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Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

-

“音”から“音楽”を紡いでいく…。
坂本龍一が地球上で音を拾っているシーン…。
私たちは地球の一部で、全てと繋がっているんだなぁと感じた。
北極のあの“音色”は心に響いたなぁ。

3,11の被災地で弾
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ヒトラーに屈しなかった国王(2016年製作の映画)

3.6

1940年4月、ナチスから降伏を迫られた国王の3日間が描かれた本作。
『この国の行く末は密談によって決まるのではない。
国民の総意で決まるのだ』
この台詞は、グッときた。
(ホーコン7世は、ノルウェー
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悪魔のような女(1955年製作の映画)

4.1

ヒッチコックも映画化を狙っていたんだとか…。
ヒッチなら、どうキャスティングして演出したのかなぁ~。
ラストに『ストーリーを友達に話さないように』って出ます。
これ62年前ですから、当時は世間をアッと
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.9

若い頃はピンとこなかったもんです、ウディアレン作品。
監督、高いクオリティで新作を作り続けるそのパワー、一定の水準を保ち続ける…しかも“軽妙”に。
この“軽やかさ”が魅力ですね。
ユーモアはちょい足り
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トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

4.2

現在を、『昨日と同じ時間の今だ』と、表現した主人公トマ(トト)の、
ダウン症の弟くん。
彼が、一番真っ直ぐに世の中を見ていたのかもしれない。
♪ブン!夜明けの太陽にブン!
心が弾めば世界は薔薇色♪
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

3.7

“ダンケルク”を題材にしたプロパガンダ映画を制作する…
映画制作の進行と共に、恋愛模様も足されて…。
大きな刺激や派手な演出はない、少し
“控え目”な感じ。
その控え目な空気感が好みの映画だった。
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

-

この監督だし…身構えて観たけど、これは、ストーリーは難解じゃない。
強烈なエネルギーを放った青春映画だった!
祝祭シーン、音楽も映像のパワーも好きだった。
思わず、帰りにポスター買いかけた(笑)
危な
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哀しき獣(2010年製作の映画)

4.0

借金で首が回らなくなった主人公は、地下社会のボスに請負殺人を持ち掛けられる。
決死の覚悟で、朝鮮族自治区から韓国に入るが…。
これまた“救い”がないんだ。
でも、重~くイヤ~な感じではない。
テンポも
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.1

炭鉱が閉山され失職…そこから、怒濤の不運の連続の主人公。
毒ずきたくならん?こんなん続いたら。
不幸の連続を見せられたら、憂鬱な気分になっても不思議じゃないけど…
本作、全くそんな気持ちになりません。
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.2

ゴッホの世界にふれて、とても優しい気持ちに包み込まれた。
私は、ゴッホにも芸術にも疎い。
知らないで生きてきて、損したとは思わないけど…
触れられた事で、豊かになったことは間違いない。
ゴッホは、繊細
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

4.1

面白いなぁ、ほんと。
でも…観た者しかわからん面白さみたいな(笑)
セレブ専務の自宅テラスのみでの、
秀逸な会話劇。
キャストの息の合った演技、気まずさ、台詞、どこを取っても面白い。
私、お笑いライブ
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.4

キューバ流れの青年が、暗黒街でのし上がっていく姿を描く。
強烈な個性と熱量がもの凄くて、
私の中ではかなり加点しちゃう映画ですが、好きか?と聞かれたら、悩むな。
前半のし上がっていく姿と、
後半のし上
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MASTER マスター(2016年製作の映画)

3.7

エンタメ映画~、ありがとう。
頭も心も使わず映画の世界で楽しんだ~。
刑事+バカVSマルチ商法の王様。
陰と陽の調和が絶妙なバランスだった。
イ・ビョンホンの悪役最高!
オ・ダルスも出てるし~。
ほん
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