なつさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

なつ

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トレイシー(2018年製作の映画)

3.5

27歳の新人監督ですから、温かい目線で臨みました。
LGBTを扱う映画はほんと難しい。
熱意は買います、監督、勉強はしたのだろうと。
でも、やはり少し上面な印象を持った。
彼が作るには人生経験が足りな
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ザ・リバー(2018年製作の映画)

3.6

文明から隔離された辺境の地で暮らす5人の兄弟。皆で家の仕事をこなし、自然の中で仲良く遊んでたんだけど…
タブレット片手に、都会から不協和音がやって来た。
子どもの頃、夏休み中、田舎の祖父母宅で過ごして
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虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)

3.8

児童虐待の連鎖、韓国の実話。
清純なイメージがある“ハン・ジミン”さん、翳りがあり、諦めにも似た境地、怒り、見事に表現されていました。
虐待シーンは胸が潰れそう。これくらい描かないと世間は変えられない
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シレンズ・コール(2018年製作の映画)

4.0

魔都イスタンブールの結界に挑む、リアルなブラックコメディ。
主人公は、窮屈なイスタンブールから逃れたいー!!
監督曰く、イスタンブールのバーで6席あったら5席で、逃げたいねぇて会話しているんじゃないか
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.8

週末はひたすら東京国際映画祭の予定だったし、当分TOHOシネマズと距離置こうとした矢先に、シネマズデー(笑)
タイムラインは賑わいまくり(笑)
行くよね、やっぱり。はい、とてもとても面白かったです◎
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三人の夫(2018年製作の映画)

1.0

大好きな“香港製造”のフルーツ・チャン監督の最新作!
監督にも会える言うことで、めちゃ楽しみにしてたんだけど…。
話は、人間離れした性欲を持つ女が三人の夫に愛されながら、ひたすらに、いたすと言う…。生
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海だけが知っている(2018年製作の映画)

3.7

台湾東部の離島、美しい海。
歌謡民族、お父さんが恋しい子ども、可愛い子どもたち。好きな要素ばかり。
とても、“澄んだ”映画でした。

島に伝わる歌謡の為に、ふんどしをしめる。最初は恥ずかしがってたけど
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我々のものではない世界(2012年製作の映画)

3.8

1948年、イスラエル建国宣言を受け、第一次中東戦争が勃発。200以上の村が破壊され、70万人以上のパレスチナ人が家と故郷を失った。
パレスチナ人は周辺の外国に逃げ、避難先で難民としての生活を強いられ
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億男(2018年製作の映画)

2.5

祖母はよく“金が敵”てことわざを使ってたなぁ。
その人の器に見あった分だけ、お金はまわってくるような気がする。
そんなお金の事を考えてしまう本作ではあるものの…。
藤原竜也と北村一輝のキャラ設定、外し
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灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

3.8

一貫して祖国“ポーランド”を描き続けたアンジェイワイダ監督、戦争(抵抗)三部作の最後。
ワルシャワ鉢起に参加していた監督。
大尉の父は、カティンの森事件で犠牲になる。
ポーランドの侵攻の歴史が重く、監
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

ダァダーダーーダン!かの有名なあの音楽が腹の底の底に響きます!
最初から最後まで痺れっぱなし。
“HAL9000”、コンピューターもある臨界点に達したとき、“意識”が芽生えるのでしょうか…。
カレが人
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アンクル・ドリュー(2018年製作の映画)

3.5

ペプシのCMから発展した映画だそうで、炭酸飲料のような爽やかな仕上がりですよ~。
バスケをこよなく愛するずんぐりむっくりのコーチにも見せ場があり、過去の鬱屈を見事に晴らす安心のストーリー。
そしてなん
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僕の帰る場所(2017年製作の映画)

3.9

ジャケ写のカウン君の表情…これにひかれて鑑賞。
(このシーン大好きだった)
実話を元に在日外国人の厳しい現実を描く。
ミャンマー人の幼い子ども二人は、日本で育ち日本語しか解らない。友達も多く学校も楽し
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あまねき旋律(2017年製作の映画)

4.3

奥深い山々にこだまする美しい声の波紋。
幾重にも重なりあい紡ぎ出されるその歌は、人生の、生活の、仕事の、友愛の歌ーー(フライヤーより)
冒頭の、美しい棚田と村、高音と低音の旋律…心を鷲掴みされ、沁み渡
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ジェノサイド・ホテル(2017年製作の映画)

-

起承転結の、起と結が優れた作品だな。
メッセージで胸を締め付けられたので、この起と結で観て良かった。
ただ、ムンバイ同時多発テロ(第二の9.11と言われた)を扱うには、規模が小さい…映像に力が無かった
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.7

きたね問題作(笑)、カルトムービー的な。
巷では、リンチだヒッチだとの声があるようだけどデパルマぽいような。
カオスの連続なのに、まとまってきて着地させてるんだよなぁ。
オチもあるんだか、ないんだか…
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ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

2.8

イーライ・ロスがファンタジー?!
ハロウィンに観るには、いいよね。
カボチャと闘うシーンは良かった🎃
ケイト様の紫の衣装とかね。
これ本国でヒットしたの?!
ならばアメリカ人の感性が低下してるんじゃな
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バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)

3.0

マディソンウルフちゃん、エンフィールド事件の人だと気付くまで時間掛かったー。
死霊館の敵とは全く異なる敵と闘う。
大人でも大変な事を少女が対峙する。
当事者でないと、どれだけそれが大変な事かなんてわか
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あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

2.0

台湾版は、監督の自伝と言うこともあり、そりゃあ良かった。
本作、笑いの部分が寒くてひきまくり。
青春の象徴的なシーン、“青いペンでつく”。いじらしさや、恥じらいを全く感じない!つき方にも変化がないもん
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.8

17世紀のオランダが舞台。
チューリップバブル!こんな金融バブルがあったんですねぇ。
チューリップに投機をするなんてロマンチックだけど、そんな甘いものではない。
美しく若い人妻との道ならぬ恋にはまり、
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.0

4回泣ける……との宣伝だけど…
4回泣いたとのレビューは、お目にかからず。
松重豊さんと薬師丸ひろ子さんのパート、松重さんの“大丈夫だよ”は、ボタボタ泣く。
この二人の物語だけでもええくらい。
有村架
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フィフティ・シェイズ・フリード(2018年製作の映画)

-

最後の回想シーンを眺めながら、このシリーズ終りかぁと淋しくなった。
中身はうっすいんだけど、アナとクリスチャンの今後が気になり、昼ドラのように楽しんだシリーズ。
ぺらぺら具合で言うと、前作2つの方が楽
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.6

必殺仕事人、あんたは何者なのさ?
そこが前作の醍醐味だったんだよなぁ。
個人的には前作ほど、溜飲は下がらない要素があり。
だけど…無いのかなぁ思ってた続編が作られ、変わらず無双、本作で過去が掘り下げら
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愛と法(2017年製作の映画)

-

弁護士夫夫(ふうふ)のドキュメンタリー。
同性同士は戸籍での婚姻は出来ない。
愛し合っていれば自然なことなのに…。
無戸籍の人が一万人居る。先進国の日本で…。
戸籍がないと存在しない人同然…。
今の時
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かごの中の瞳(2016年製作の映画)

3.4

受付で、『“瞳の中のかご”下さい』言うてしまい、『ぎゃ逆です!“かごの中の瞳”です』と笑いが起きました。
邦題は、さながら、“かごの中の鳥”状態を表したのかな。
視力を取り戻す妻と、妻との過去に執着し
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.5

満を持しての最新作!えぇぇぇほぼ怖くないんだけど…。
私が耐性あるのかもだけど、音に頼りすぎてるかなぁて。
このシリーズが好きなのは、根拠不明な超常現象に心理的に追い込まれるってのが堪んないはず~。
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散り椿(2018年製作の映画)

3.8

日本人が持つ“美徳”を感じる作品だった。
正しいと思う道を生きようとするとき…
自分が“出来ること”をする。
ジャンルは全く違うけど、“人生フルーツ”でも似た言葉があったなぁ。
そして、出来ることを増
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.2

王道のシンデレラ物語。
想像の斜め上は、いきません!だって王道のお話ですから。
ハッピーエンド以外の選択肢のない映画、絶対にそうなるってわかって観る映画って、心が凄く楽チンです。
レイチェルがシンデレ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.3

音を出してはいけない、極限の状態…
あぁぁ、想像力もフルに使い、大好物な映画だった!面白いー!
恐怖に顔を歪め、声に出来ない声をあげ、苦悶の表情を浮かべる。
キャストの表情と、観てる私も同じ表情になる
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.7

頭脳を駆使した壮大なカンニングの話。
ハラハラドキドキするミステリーあり、アクションあり、そして、メッセージ性もある良く出来たエンタメ!
主人公を追い掛ける試験官、めーちゃ怖い!暗殺者みたい!
カンニ
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

-

5時間17分……冒険だったけど、不思議と観ていられる。
何だか恥ずかしくなる映画だった。
4人の女性達、どの人も私ではないけど、自分の片鱗を感じたり。
周りに似たような人達が居たり…。
男性陣が加害者
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モアナ~南海の歓喜~(1980年製作の映画)

-

100年前に監督が撮り、50年前に監督の娘が音声を足した。
ドキュメンタリーの父“フラハティ”監督、ある南の島の家族の話。
(“ドキュメンタリー”という言葉は本作から始まったそうだ!)
誇り高き彼等
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パパはわるものチャンピオン(2018年製作の映画)

2.9

平成が終ろうとしてるのに…昭和の香り漂う演出と展開、子役の寺田心君は、本人にしか見えず。
映画ファンとしてはなぁ……。
プロレスとは?!
ヒールが居るからヒーローが引き立つ!
プロレスシーンは凄く良か
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スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.5

“お父さん飛びまぁ~~~す”の予告からもっと笑いが多いと思ってた~。
ドキドキハラハラ心臓に悪い!
ずーとドキドキで少し疲れる、でも面白かった、シンプルに楽しめた!
だって、ロック様だしねぇ。
筋肉讃
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君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

-

実写は原作をかなりいじっていると聞き観ていない。
アニメ版は、原作に忠実かな。
“君の膵臓をたべたい”、一瞬ギョッとするようなタイトルに込められた意味、それが全てのような作品。
かけがえのない、運命的
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.5

きゃ客層が若い…ポップコーン食べてる率が高い!
最近の若い人は、ポテチを箸で食べるとバラエティー番組で言うてたけど、ポップコーンは手なのね。
漫画は未読ながら…おそらく、漫画の世界観は出ているのかなぁ
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