Hondaカットさんの映画レビュー・感想・評価

Hondaカット

Hondaカット

映像制作に携わってます。3.7以上位が高評価。2013年からの新作劇場鑑賞をレビュー。2017年-83本/2016-83本/2015-80本/2014-98本/2013-92本/(※新作配信映画(NETFLIX,Hulu)も可にします!)

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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

90点。すんなりひと言で感想が言えないのと同時に、この映画で描かれる問題もすんなりひと言では言えない。様々な現代日本の問題点を一つの家族に詰め込んでいるので、ファンタジーに近い。ただ、極端に弱い立場の>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.8

77点。現役監督で一番【映画の正体】に近い(と思っている)、ポール・トーマス・アンダーソン監督の新作。男女の捻れまくった、そして熱さを秘めた、だけども抑制された静かな物語だった。

美しい音楽、間違い
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

80点。リアルとメタのバランス感が見事なタイトルだが、今作2はややおふざけ寄り。キャラクターは最高だし、グロとジョークも相変わらず◎。新キャラ、ケーブルも格好良いし、忽那汐里もっと見たいし、ドミノの【>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.3

66点。女優・脚本家でもある監督の自叙伝的な青春映画。なので、グレタ・ガーウィグはこういう事があったんだな…そうしてクリエイター・役者になったんだな…という目でばかり観てしまう。

シアーシャじゃ歳取
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

80点。美意識満点の絵作り&こだわりが、ストップモーションアニメだからこそ執拗なまでにコントロールされている。まさにウェス・アンダーソン節を堪能!しかし日本語&英語が常に画面に出てくるデザイン(しかも>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

4.4

89点。序盤は韓国お得意の人情コメディかぁ、いつものようにベタだなぁというトーン。それがだんだんと一級品のポリティカルサスペンスになり、後半は極上のドラマになる。語り口のバランスが見事だった。

実話
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.2

64点。昔の東映ヤクザ映画を、あんなノリであんなルックでもろ広島弁で「いま」やりたいのは分かるし、良い感じになってはいる。でもそれだけ。

当時ほどのパワーもない、役者の魅力も勝てない、捻りもないんじ
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

4.1

83点。名脚本家アーロン・ソーキンの初監督作品。ソーキン節の台詞・ナレーションの応酬、そこからキャラクターの人間性を浮かび上がらせる。そして、ぐいぐい魅せられる3つの時系列。そうすることでしか表現でき>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.7

75点。実際のドイツでの外国人向けテロが元ネタ。大切なものを奪われた女性を描きながら、移民や異文化結婚や裁判などの社会問題も浮き彫りにする。

とはいえ実際は主人公の彼女だけを追っかけ、そこの心情に寄
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.1

82点。オリンピック女子選手のライバル襲撃事件の実話もの。モンスターマザーと暴力夫に囲まれたビッチ(!)が、オリンピックという舞台のイメージとあまりにもかけ離れてるからこそ、映画の題材になる。凄く似て>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.9

78点。IMAX3D鑑賞。今回のは話を超シンプルにして、とにかく「色んな組み合わせでの格好良いアクション」に終始したのが勝因。キャラの内面を描くのも全員ではなく一部に抑制、っていうか、まさかの悪役を・>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

77点。想像してたよりもずっとストイックなスパイ映画。アクションとかは少な目で人vs人の騙し合い。しかも終始ロシアや東欧の暗いトーンの中で描かれるスパイ攻防。めちゃくちゃ頭を使うが、きっちり堪能できる>>続きを読む

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

4.2

84点。60〜70年代の名作コミックが原作。なんと愛すべきスペースオペラ!かけた予算の割にチープに見えるCGは、質ではなく物量で勝負したせいだろう。とにかく大宇宙の数千数万の種族と文化のディティールを>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.1

82点。80年代カルチャーで育った身としては手放しでアガる小ネタ満載。若者の宝探しモノとしても流石に良く出来てる。ちなみに6割CGアニメ映画。IMAX3D必須。

スピルバーグ演出の良さはそんなに出て
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.7

74点。全25話のアニメのだいたい15話くらいにくるような話。コイツにこれをさせたいが為のアレだったんだな・・・ばかりだった。キャストも人数が多い割にほぼ描かれないし、愛せない。ヒロイン誰よ?真剣ユー>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.8

76点。上の句>結び>>>下の句、という感じ。ちゃんと三作目でまた盛り上がって終わっていた。皆が劇中だけでなくちゃんと役者としても成長がみれ、こいつらをもっと観たいと思わせる役者陣のアンサンブルが何よ>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.1

83点。スピルバーグ監督の演出力が冴え渡り過ぎて、基本的には室内の会話劇が多いのに、なんという躍動感とリズム、そして心揺さぶられる社会派エンターテイメントなのか。軽く傑作だった。

カット割りや編集も
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.2

65点。何処かで観た感がハンパない画と話だが、アリシア・ヴィキャンデルがララ・クロフトってどんなかな・・・?ってノリで、トゥーム・レイダーの「あくまでも前日譚」なのだと分かって観にいったから、そこまで>>続きを読む

アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

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吹き替えで鑑賞。ピクサーの作品の前にはピクサーの実験的な短編が観たいのに!あとおまけの割に長すぎる!

・・・と、いうのは100歩ゆずったとしても、この作品のクオリティの低さにはがっかり。CGも、え、
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

80点。吹替版2D。終盤、まったく表情が微動だにしないキャラクターに、心から感情移入して(CGなのに!)泣けてしまうのは、同監督の『トイ・ストーリー3』のラストシーンにも通ずる、まさに映画という芸術の>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.9

79点。不条理サスペンス映画。面白こわい。怖おもしろい。まるで、冒頭20分を完全にカットされてるところから始まるようで、これって何の話??っていう前半。ただの家族と少年が、「普通にしているだけなのに、>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.1

82点。もうマーベルとか、いいかなぁ・・・と思っていたが、良い評判を聞きIMAX3Dにて鑑賞。面白ーっ!!参りました。シリーズ全く知らない人でも単体で楽しめる。

何よりも、科学技術の発達した架空のア
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.2

64点。実際のテロ事件を俳優ではなく実際の当人たちに演じさせた映画。ドキュメントの再構築のような。イーストウッド監督は凄いことを考えるなと思ったし、もの凄いチャレンジだと思う。実際、当たり前だけど、芝>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

90点。濃厚デルトロ汁でまくり!異形を愛でる監督が撮る美女と野獣。否。おばさんと魚男。決して見た目が美しいわけではない2人、なのに本当に美しい【目には見えないかたち】。それでいてエロもグロもある。バラ>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.0

81点。狂った美しきカニバリズム。フランスで鑑賞中に失神者が出たというのも頷けるほど、かなりの精神的なグロさ、血まみれ満載の人肉食いもの。「倫理を越える瞬間」は映画だと分かって見てもかなりドキドキした>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

3.9

78点。兄弟姉妹あるある映画。特に大きい事件が起こるわけではないが、全員の感情の起伏が痛いくらいに分かる脚本が完璧。キャスティングも完璧。演出も撮影もほぼほぼ完璧。

どんなに普通の、どこにでも居そう
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.4

69点。アカデミー脚本賞ノミネート作。主演俳優&脚本家の実話を元にした異文化結婚コメディ。

なるほど、アメリカ籍の移民と白人との間の愛に、相手家族との関わり方、宗教・文化の問題、更にそれを捉えてる世
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.3

66点。いまのどうやって撮った!?というカメラワークのアクションの連続。画質にはこだわらず勢いでやってるとはいえ、かなり凄い。編集も上手い。擬似的な1カット風は実はカットを割ってるのだけど、スピード感>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.5

70点。全ての物事が予想通りに進んでいく。簡単に成功して、簡単に失敗する。分かりやすく反省して、ちょっと謝って仲直り。異形の人々を描いている割に、たいして突っ込まず表面上サラッと触れるだけというのは本>>続きを読む

羊の木(2018年製作の映画)

3.4

68点。原作未読。ぞわぞわする薄気味悪い〜空気感。日常の異物を演出するための、わざとケレンのない画作りなど狙いも分かる。ヤバい役者陣もさすがの存在感で確かに何を考えてるのか分からないし、それって普通の>>続きを読む

クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

3.0

60点。よく分からない人たちが、よく分からない事をしようとして、よく分からない事象がおきて、よく分からない解決方法と、納得できないロジックで、右往左往頑張ってた。

一個一個のネタや、脅かしてやろうぜ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.7

94点。後半まで観ていても、いったいどこに連れていかれるのか全く分からない。最初はこの話が実話ベースではなく、原作小説すらない完全なフィクションであることに驚く。

だが、観すすめると、なるほど、と設
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.4

88点。歴史的暴動の動乱に放り込まれたような感覚は、まさにキャスリン・ビグロー節の手腕で、終始ヒリヒリとした緊張感!あれだけのテンポなのに、限られた時間軸の中でも、登場人物の感情が痛いくらいに伝わって>>続きを読む

おじいちゃん、死んじゃったって。(2017年製作の映画)

3.3

67点。おじいちゃんが死んじゃった事に対してバタバタする家族ドラマ。コメディ寄り。人物描写や感情の変化は、登場人物全員に対して丁寧で、とても好感がもてるウェルメイドな脚本。撮影もきっちり絵作りをしてい>>続きを読む

ジオストーム(2017年製作の映画)

3.3

66点。たまたま時間が空いて、頭を使いたくなかったので鑑賞。期待値ゼロだった上で、まあまあだった。

いやそれおかしいだろ、って突っ込みどころだらけだし、そもそも上等な脚本ではないが、ドラマ部分にキチ
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.6

72点。原作未読。スティーブン・キングっぽさ満点の子供たちの通過儀礼もの。きっと原作はそこのドラマでぐいぐい読ませるのだろうが、映画はビジュアルでびっくりお化けを見せたいが為に、ホラー映画ですらなくな>>続きを読む

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