Hondaカットさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.7

75点。ダウン症の青年が主人公のロードムービー。というと、重い題材に思えるが、かなりライトにさらっと描いていて好感がもてる。結構グッとくる台詞も多く、それを実際のダウン症の役者が真な滑舌で演じてるもの>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.6

73点。評判のフランス製ミステリー映画だったが期待し過ぎた。密室モノというジャンルでありながらのハズシを狙ったのであろうけど、え、そのトリック?…とちょっとがっかりした。ナイブスアウトもそうだったけど>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

81点。何よりも撮影のロジャー・ディーキンス凄すぎ!な、全編を“2”カットで撮った風(1カット風じゃないでしょあれは!宣伝嘘!)戦争映画。戦場に叩き込まれた感はすごい。疲れた。痺れた。

長回し映画は
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.6

72点。2008年金融危機の際、ストリッパーたちがウォール街の証券マン相手に違法に金を巻き上げてた実話ベース。

ストリッパーたちの爽快犯罪ものでありながら、主人公の自分探し、擬似家族もの、金融危機や
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.7

75点。西海岸を拠点とする日本人監督の初長編作。脳性麻痺で生まれた女の子の自立を描く作品、というと、お堅い説教じみた映画になりがちだが、非常にポップにライトに軽やかに描いていて好感がもてた。

主役も
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.6

73点。ライアン・ジョンソン監督で、豪華な役者陣で、これは何か新しいものが観れるか!?と思いきや、、、なんともふつうでベタな推理小説的サスペンス映画。まあ面白くないわけでじゃないんだけど、アカデミー賞>>続きを読む

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.9

78点。現ローマ教皇と前ローマ教皇の友情もの。2人の「ただの人である」という一面を描いたNETFLIXならではの希有なブロマンスもの。

お爺ちゃん可愛い・教皇なのに可愛い、を愛でる映画。12億人の信
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失くした体(2019年製作の映画)

3.8

76点。右手が意思を持ち、自分の体を探すというロードムービー。日本アニメともハリウッドアニメとも違う、詩的なヨーロッパアニメ。とにかく不思議な話で不思議なトーン。音楽も合わさって、怖がらせてるのか面白>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

80点。1996年、爆破テロを最小限に留めた警備員が、犯人と疑われ…という実話ベースのお話。イーストウッド監督作の安定感。毎回確実に80点は越えてくる。もはやイーストウッド映画は過去作レビューのコピペ>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

84点。第二次世界大戦末期のナチス大好き10歳少年が主人公。なのに、映画全体がポップでキュートなコメディ。彼だけに見えるイマジナリー・フレンドがヒトラーである、というのはほんの映画の一要素に過ぎなくて>>続きを読む

ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

3.2

65点。CGは凄い。質感がクレイや人形っぽいと言われてるけど、こっちの方向を選択しただけだし、背景やエフェクトなども世界レベル。

話は普通。というか、昔のテレビアニメ版のルパン三世をすごーく子供向け
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.6

92点。最高に面白い!最高に格好良い!実話ベースの60年代モータースポーツ話。いまほど洗練されていない時代、アナログ主流の危険極まりない状況の中で頭がいっちゃってる男たちのとんでもない世界があった…と>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

91点。カンヌを制した天才ポン・ジュノ監督作。見事!と唸る快作社会派エンターテイメント!脚本、役者、画作りと隙がない。

現代韓国社会の様々な問題を、上から目線で盛り込むのではなく、あくまでそれらをア
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.7

75点。ある牧師が教会や信者に対する想いを胸に突き進んでいく一点突破的な物語。終盤の主人公の決断に向けて着々と積み上げられていく緊張感がたまらない。

教会の不正やそもそもキリスト教の澱のようなものが
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.1

83点。夫婦の離婚劇なのに、それを重くなりすぎず、かといってコメディでもなく、良質なドラマとして描いた良作。離婚という状況の中でも[積み重ねた時間]と[お互いへの想い]を感じさせる台詞の数々。門を直す>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.4

89点。フォースにバランスをもたらすかのように、全9話の物語のバランスをとって収束させたディズニー&JJは見事。「うわぁ…“ちゃんと"終わった…と感動し、寂しさもこみ上げた。レイ、レン、フィン、ポーの>>続きを読む

ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.8

77点。実話ベースのお話。LGBTの問題と、家族の問題と、宗教の問題。それらが絡み合った部分にできる歪み。我々日本人は宗教観がうすいので見つけにくい問題なのだが、特に宗教がからむとどこにもゆけないデッ>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.9

78点。けっこう捻くれたイタい女子の話かと思いきや、いかにも現代の男女の両方の、芯があるんだか無いんだかユルいんだかキツイんだか分からない恋愛模様。リアルといえばリアル。

それらをテンポ良く、センス
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荒野にて(2017年製作の映画)

4.4

88点。チャーリー・プラマーと馬のピートの佇まいの美しさ…10代特有の寄る辺ない不安、ほんの少しの希望、愛とすらいえない感情。それらを格別な美しい景色の中で描いている。彼らのロードムービーかと思いきや>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.9

79点。NETFLIXにて鑑賞。『グッドフェローズ』は普及の名作だと思うし、スコセッシ監督はレジェンドだが、この3時間30分という作り方は少なくとも動画配信サービスには合わないんじゃないかと思ってしま>>続きを読む

ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

3.6

73点。世間で評価低いほどではない。特に前半は楽しめた。彼女の脳内でミュージカルなだけであって、実際はただの酔っ払い(orキチガイ)が暴れてるだけっていうのがいい。そのシーンがもっと観たかった。

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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.8

76点。バッドロボットらしく、ジャンル映画をちょっと見方を変えて新鮮さを出してるのがとても良かった。というより2ジャンル混ぜたって事なんだけど、役者のマイナーさも手伝って熱さがあった。

アラジン(2019年製作の映画)

3.5

70点。直前に劇団四季のミュージカルを鑑賞してしまったのでその生の迫力には勝てなかった。ガイ・リッチーさも全然でてないし、何で請負い監督やったんだろうか…。ジャスミン役のナオミ・スコットを愛でる映画。

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.6

73点。吹替版で観賞。まさかこの2020年になろうとしてる時代に実写で本気で作ったシティーハンターを(しかもフランス映画で)観れるとは思わなかった。やや引くくらいのアホコメディで、でもやり切ってるのに>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.7

75点。1の時に作ってた裏ストーリーな気がする。なのでエルサ周りを補ってきてる感じが1のおまけと感じてしまった。ミュージカル映画として楽曲もさすがに1を越えないのも弱かった。

敵がいないストーリーを
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

4.0

80点。『ブルーバレンタイン』のような、ある夫婦の離婚&結婚当時の思い出カットバックものなのかな…と始まる物語は、かなりのトリッキーな構成と展開をみせる。途中からだんだんと分かっていくのだが、話の主語>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.0

80点。原作未読。予告編やポスターや東宝製作のメジャー作品、という外見からは想像もできないほどの超挑戦的なインディーズ精神!邦画と思えないトーンやアングルは監督&撮影監督の出自でもあるポーランド仕込み>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.1

82点。ロシアで2019年最大ヒットのエンターテイメント超大作は、戦車モノというジャンル映画!IMAX長尺版で鑑賞したが、映画館の大音量がめちゃくちゃ合う映画だったのもあり、滑り込みで行けてよかった>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.9

78点。前作の成功で明かに予算が上昇。そのおかげで、びっくりお化けCG、大人キャストの豪華さなど、すべてがパワーアップ!元のキング原作が良いのだろう、「子供トラウマ系映画」から「昔の記憶と向き合う大人>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.8

77点。キャメロン復帰!2の真の続編!…とかって言うほどかな??リンダ・ハミルトンが大々的に出演するからそうせざるを得なくなっただけ?ますます無きモノとされた3が可哀想。内容も基本的に清々しいほどの1>>続きを読む

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.2

84点。『ぼくのエリ 200歳の少女』の作者が原作&脚本を手がけた北欧産のミステリー映画スリラー映画ドラマ映画…まさにジャンル自体がボーダーレスな現代の寓話・お伽噺。

前半は、いったいなんちゅう話を
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.7

74点。低予算B級SF映画。デザインも設定も厨二感満載。低予算ながら部分的にしっかり作り込んだりとギリギリ成立してる世界観。撮り方も工夫しててセンスもあるし、何より真剣に、より良いものにしようという心>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

3.9

78点。是枝監督によるフランス映画。是枝作の中だと『海よりもまだ深く』『歩いても 歩いても』のような小品良作という感じ。話の流れはとてもおだやかで静か。

とにかくカトリーヌ・ドヌーブ力が強過ぎて、そ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.5

70点。もはや物語は皆無だろうという前提でみるので、そこはまあいっか。「こういったシチュエーションだとどういうアクションが撮れるのか」の一点突き抜け企画。それらはとにかくフレッシュ。

ナイフ博物館の
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.4

88点。予告篇から想像するよりもだいぶ軽いタッチで突っ込みどころ満載なコメディ映画。SF的なお話や、リアルなそれの影響描写をおっかけたいと思うと期待外れ。

ただし、流石のリチャード・カーティス脚本!
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

2.0

40点。あー…これはダメ。いつもの園子温監督の感じ、なんだけど、わざとやってる大仰でベッタベタな芝居・演出が空回りしてるし、全員・全シーンがそうなので、強弱もなくただ下手くそに見えてしう。監督自身が編>>続きを読む