Hondaカットさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.0

81点。字幕版鑑賞。続編だから当たり前だが、前作のように、設定!からの展開!でなるほど〜…と感心するような脚本ではない。敵役も予想つくし、想像の範囲内の出来事と台詞が多い。

とはいえ、それを払拭する
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.7

74点。前作と変わらず丁寧に作ってて、お話も小さいながらもまとまってるし、何よりも拡大縮小の画はほんと面白い!

けど、まあそれだけかな。妙にコメディに見せるため?の無駄なシーンとかカットとかは流石に
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.6

72点。酷評を知った上での鑑賞だったので、そこまで悪くなかった。THE 子育て映画。それだけ。

4歳児を主人公に据えるために、あれこれファンタジー的な語り部を配したのかな?とにかくそのファンタジーが
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.7

75点。4DXにて鑑賞。『ジュラシックパーク』に対しての続編『ロストワールド』のような感じ。ややダークなテイスト、三幕目の舞台転換などもまさに。王道好きとして肩透かしはあったけど、確かに毎回同じでも困>>続きを読む

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.6

73点。70年代、女子テニスの団体設立と、女子のナンバーワン選手と男子シニア選手とのマッチを通じて、男女の社会の関わり方、マイノリティー差別を描くというもの。

そういうテーマばかりを前面に出したくな
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.1

82点。イーサン・ハントの全ての作戦・行動・アクションは、「トム・クルーズは死なない」という前提によって決まってると思う。

でも、いつかこのシリーズの撮影中に、トム・クルーズは本当に事故死してしまう
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

最高の映画!満点としか言えない。予告編も見ずに情報も聞かずに観れて本当によかった。ゾンビ映画を撮るスタッフが本当にゾンビ襲われて…、というあらすじからは全く想像ができない、映画愛・家族愛あふれる作品。>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.9

79点。ヘンテコ低予算映画だけど、映画愛/制作愛に満ち溢れた良作。思わぬ角度からグッときた。

「誘拐され25年軟禁されてた男」という特殊な設定だが、全くウェットにならず、むしろ、人の純粋さ、優しさ、
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

4.2

84点。2D鑑賞(たぶん2Dで良い)。とにかく【チューバッカ】と【ミレニアム・ファルコン】というアイコンは偉大で、その2つが画面の中心、物語の中心にあるだけで、ああ、この人はハン・ソロだ、これはスター>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.8

77点。原作未読。題材をウェットに描き過ぎず、非常にウェルメイドな作り。そのぶんメインのお話は完全に展開読めてしまう。ベタが過ぎる。でもまあ構成自体はすごく好みだった。

チョボスキー監督の前作『ウォ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

90点。すんなりひと言で感想が言えないのと同時に、この映画で描かれる問題もすんなりひと言では言えない。様々な現代日本の問題点を一つの家族に詰め込んでいるので、ファンタジーに近い。ただ、極端に弱い立場の>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.8

77点。現役監督で一番【映画の正体】に近い(と思っている)、ポール・トーマス・アンダーソン監督の新作。男女の捻れまくった、そして熱さを秘めた、だけども抑制された静かな物語だった。

美しい音楽、間違い
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

80点。リアルとメタのバランス感が見事なタイトルだが、今作2はややおふざけ寄り。キャラクターは最高だし、グロとジョークも相変わらず◎。新キャラ、ケーブルも格好良いし、忽那汐里もっと見たいし、ドミノの【>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.3

66点。女優・脚本家でもある監督の自叙伝的な青春映画。なので、グレタ・ガーウィグはこういう事があったんだな…そうしてクリエイター・役者になったんだな…という目でばかり観てしまう。

シアーシャじゃ歳取
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

80点。美意識満点の絵作り&こだわりが、ストップモーションアニメだからこそ執拗なまでにコントロールされている。まさにウェス・アンダーソン節を堪能!しかし日本語&英語が常に画面に出てくるデザイン(しかも>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.4

89点。序盤は韓国お得意の人情コメディかぁ、いつものようにベタだなぁというトーン。それがだんだんと一級品のポリティカルサスペンスになり、後半は極上のドラマになる。語り口のバランスが見事だった。

実話
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.2

64点。昔の東映ヤクザ映画を、あんなノリであんなルックでもろ広島弁で「いま」やりたいのは分かるし、良い感じになってはいる。でもそれだけ。

当時ほどのパワーもない、役者の魅力も勝てない、捻りもないんじ
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

4.1

83点。名脚本家アーロン・ソーキンの初監督作品。ソーキン節の台詞・ナレーションの応酬、そこからキャラクターの人間性を浮かび上がらせる。そして、ぐいぐい魅せられる3つの時系列。そうすることでしか表現でき>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.7

75点。実際のドイツでの外国人向けテロが元ネタ。大切なものを奪われた女性を描きながら、移民や異文化結婚や裁判などの社会問題も浮き彫りにする。

とはいえ実際は主人公の彼女だけを追っかけ、そこの心情に寄
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.1

82点。オリンピック女子選手のライバル襲撃事件の実話もの。モンスターマザーと暴力夫に囲まれたビッチ(!)が、オリンピックという舞台のイメージとあまりにもかけ離れてるからこそ、映画の題材になる。凄く似て>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.9

78点。IMAX3D鑑賞。今回のは話を超シンプルにして、とにかく「色んな組み合わせでの格好良いアクション」に終始したのが勝因。キャラの内面を描くのも全員ではなく一部に抑制、っていうか、まさかの悪役を・>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

77点。想像してたよりもずっとストイックなスパイ映画。アクションとかは少な目で人vs人の騙し合い。しかも終始ロシアや東欧の暗いトーンの中で描かれるスパイ攻防。めちゃくちゃ頭を使うが、きっちり堪能できる>>続きを読む

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

4.2

84点。60〜70年代の名作コミックが原作。なんと愛すべきスペースオペラ!かけた予算の割にチープに見えるCGは、質ではなく物量で勝負したせいだろう。とにかく大宇宙の数千数万の種族と文化のディティールを>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.1

82点。80年代カルチャーで育った身としては手放しでアガる小ネタ満載。若者の宝探しモノとしても流石に良く出来てる。ちなみに6割CGアニメ映画。IMAX3D必須。

スピルバーグ演出の良さはそんなに出て
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.7

74点。全25話のアニメのだいたい15話くらいにくるような話。コイツにこれをさせたいが為のアレだったんだな・・・ばかりだった。キャストも人数が多い割にほぼ描かれないし、愛せない。ヒロイン誰よ?真剣ユー>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.8

76点。上の句>結び>>>下の句、という感じ。ちゃんと三作目でまた盛り上がって終わっていた。皆が劇中だけでなくちゃんと役者としても成長がみれ、こいつらをもっと観たいと思わせる役者陣のアンサンブルが何よ>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.1

83点。スピルバーグ監督の演出力が冴え渡り過ぎて、基本的には室内の会話劇が多いのに、なんという躍動感とリズム、そして心揺さぶられる社会派エンターテイメントなのか。軽く傑作だった。

カット割りや編集も
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.2

65点。何処かで観た感がハンパない画と話だが、アリシア・ヴィキャンデルがララ・クロフトってどんなかな・・・?ってノリで、トゥーム・レイダーの「あくまでも前日譚」なのだと分かって観にいったから、そこまで>>続きを読む

アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

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吹き替えで鑑賞。ピクサーの作品の前にはピクサーの実験的な短編が観たいのに!あとおまけの割に長すぎる!

・・・と、いうのは100歩ゆずったとしても、この作品のクオリティの低さにはがっかり。CGも、え、
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

80点。吹替版2D。終盤、まったく表情が微動だにしないキャラクターに、心から感情移入して(CGなのに!)泣けてしまうのは、同監督の『トイ・ストーリー3』のラストシーンにも通ずる、まさに映画という芸術の>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.9

79点。不条理サスペンス映画。面白こわい。怖おもしろい。まるで、冒頭20分を完全にカットされてるところから始まるようで、これって何の話??っていう前半。ただの家族と少年が、「普通にしているだけなのに、>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.1

82点。もうマーベルとか、いいかなぁ・・・と思っていたが、良い評判を聞きIMAX3Dにて鑑賞。面白ーっ!!参りました。シリーズ全く知らない人でも単体で楽しめる。

何よりも、科学技術の発達した架空のア
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.2

64点。実際のテロ事件を俳優ではなく実際の当人たちに演じさせた映画。ドキュメントの再構築のような。イーストウッド監督は凄いことを考えるなと思ったし、もの凄いチャレンジだと思う。実際、当たり前だけど、芝>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

90点。濃厚デルトロ汁でまくり!異形を愛でる監督が撮る美女と野獣。否。おばさんと魚男。決して見た目が美しいわけではない2人、なのに本当に美しい【目には見えないかたち】。それでいてエロもグロもある。バラ>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.0

81点。狂った美しきカニバリズム。フランスで鑑賞中に失神者が出たというのも頷けるほど、かなりの精神的なグロさ、血まみれ満載の人肉食いもの。「倫理を越える瞬間」は映画だと分かって見てもかなりドキドキした>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

3.9

78点。兄弟姉妹あるある映画。特に大きい事件が起こるわけではないが、全員の感情の起伏が痛いくらいに分かる脚本が完璧。キャスティングも完璧。演出も撮影もほぼほぼ完璧。

どんなに普通の、どこにでも居そう
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