Kyokaさんの映画レビュー・感想・評価

Kyoka

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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.8

和製アンナ・カリーナ🖤
とにかく映像が洒落すぎている……途中で静止画を挟んでくる感じが特に好き。

愛されたい、けど愛され方もわからないし愛し方もわからない、
そして愛されてもなぜか虚しくなるだけ
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ラ・ピラート(1984年製作の映画)

4.0

衝撃。
フレンチ版テルマ&ルイーズとも言うべき女性ふたりの逃亡劇、愛することの見苦しさと苦痛。
人が誰かを愛するときに全力なのは、引いては自分を守るためーそんなエゴが垣間見える

愛し合"ってしまった
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放蕩娘(1981年製作の映画)

3.8

淡いベージュ色の憂鬱。
全編、淡褐色の繊細な色合いが美しかったのが印象的。
インテリアと衣装がとにかく好き。

自分が心の奥底で求めていた父性みたいなものがえぐり取られるようでキツかった(個人的に)
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.0

妊娠と中絶のリアル、同性愛で結婚するリアル、避妊を女任せにするクソ男のリアル、子育てのリアル、34歳独自女性のリアル……
色んなリアルが溢れていて
カオスでめちゃめちゃな現実がありつつも、
とにかくピ
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.8

ヒューマンドラマ系は敬遠してしまいあまり見ないのだけど、気分が向いて見てみたらとても良かった。
障がいのある人にどう向き合うか、
私も気を遣いすぎたり逆にどう思われるか怖くて向き合えなかったりもするけ
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

3.2

映像はとにかく美しい。一コマ一コマ、完成された絵画を見ているみたい。

なんだが、あまりにも人種への偏見が酷すぎて、この時代のドイツってこんなに酷かったの?
しかもヒトラーがナチュラルに登場しすぎてい
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.0

面白さが全く理解できない……ユーモアすら感じない。
映像は綺麗だけど退屈、なぜこれを作ろうと思ったのか……
ウェスアンダーソンの他の作品はもっとストーリーテラーな色が強くて面白かったはず??なぜこれを
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アル中女の肖像(1979年製作の映画)

3.8

難解。圧倒的美の暴力。
衣装、構図においては今まで観てきた映画の中でダントツに傑出している。
ヘルムートニュートンの世界にも通じるものを感じた。ドイツだから?

アル中女という肖像に重ね、優雅に力強く
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.8

素晴らしかった……💙🩵
映像の美しさやスタイリッシュなファッションももちろん、
「人と人が分かり合おうと歩み寄る、その間に神が存在するんだと思う」っていうBefore Sunriseの台詞が思い出され
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.6

おしゃれムービーかと思いきや
バッチバチのホラーでビビった、、、
こういう性風俗的な問題はかなりセンシティブだと思うのだが、もう少しサイコスリラーでない方向で真面目に扱ってほしかったなという感も拭えず

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

3.8

難しいことをやさしく、やさしいことを深く、
という井上ひさしの言葉を思い出した。

私は恥ずかしながら北アイルランドの対立の歴史を何も知らなかったのだけど、
闘いの耐えない地域で校長先生自身も辛い過去
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ジェーンとシャルロット(2021年製作の映画)

3.8

お互いに少しぎこちないところからはじまって、
でもだんだんと心が通って打ち解けあっていく様がとても素敵……。ジェーンとシャルロットというあまりにも有名な母娘ではあるけど、普遍的なものも垣間見れて。
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ソウルに帰る(2022年製作の映画)

3.8

余りにも良くて、言葉にできません……
家族、故郷、アイデンティティ、父性、母親への焦がれるような懐かしい気持ち…
複雑な感情が一緒くたに、素晴らしくまとめられていて
気づいたらボロボロ泣いてました。
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

あまりに最高すぎて私の語彙では語り尽くせない、
とにかく最高です。💖💖💖💖
この映画を好きって言う人とは親友になれる自信あります。
グレタガーウィグありがとう💖💖💖💖💖

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.6

音楽×カーチェイス=最高
音楽のチョイスも良いしとにかくセンスが良い。

ドリーム 狙え、人生逆転ゴール!(2023年製作の映画)

3.6

パクソジュンはやっぱりいい役者さんだなあって思うから好き🥰
これからも楽しみ

ひまわり(1970年製作の映画)

3.6

昔、大学生の頃見たことがあるけどレビューを書いてなかった、
けどとにかく感動した……っていう鮮烈な記憶があって忘れないうちに。

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.6

ドキュメンタリーのような映画のような
味わったことのなち不思議な感覚
監督とホアキン・フェニックスと観客が
相互にラブコールを送っているような
分かりにくいけどわかる人には刺さる、映画

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.8

恥ずかしながら初見!
でも引き込まれて、とにかく面白くて感動した。
真のAmerican Seoulを感じる。
日本の魂的なものがジブリなんだとしたら、これはまさにアメリカの根源的なものという感じ。
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.5

容易く人を殺しすぎじゃないか?感もあったけど
罪を平気で誰かに被せる、保身のために平気で村八分する、1度道を外れたら絶対に戻れないという
村社会(人間)の恐ろしさ……

かといって、「東京にだって何も
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

衝撃的すぎて、なかなか思うところがまとまらず1週間以上経っての今。

今朝、偶然、公園の陽だまりの中を肩を組んで歩き去ってゆく2人の青年を見かけたのだけど
その瞬間、ようやくあの映画のことが少しわかっ
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

3.8

ものすごい良かった……余韻……。
一人ぽっちで生きているふたりが、
おそるおそる、でもしっかりと
心を通わせていく様が
とても丁寧に、
そして詩的で叙情的な、とても美しい映像で描かれていて
とにかく胸
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アンドレ・レオン・タリー 美学の追求者(2017年製作の映画)

3.8

彼のような"伝説の編集者"は何たるか
どんな思いでどんな高みを目指して仕事をしているのか
自分はまだまだだな……と痛感させられて、
まずは勉強せねばと身が引き締まる思いでした。

それにしても、ドラマ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

ここまでぶっ飛んでクレイジーな映画は見たことがない!!!大喝采👏
これをつくった人は余っ程の天才で余っ程の馬鹿(褒めてる)に違いない
どんな脳内なんだろう……と終始思わさせられた笑

ヌーヴェルバーグ
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ふたりの人魚(2000年製作の映画)

3.8

あまりにも衝撃的。
人生top3に入るくらい好きかもしれない……
描かれてる世界も、内容も、あまりにチープでアンダーグラウンドなのに、だらこそこの上なく詩的で叙情的で
手持ちカメラのブレた感じが心情と
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.6

昔みたけどレビュー書いてなかったことに気が付き。

恋愛映画なのに全く心が疲れず、むしろ癒される良作。
子気味良くて、でも描写が丁寧で、
いつ見ても笑顔になれる作品。
また観たいな。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.6

静かな情熱を情緒的に描いた作品。色彩の抑えた映像と、音楽の使い方がすごく良かった……!

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.6

自分の陳腐な言葉で表現できない(するのが申し訳ない)くらい
美しくて難解。
こんなに洗練された映画は初めて見た。
1カット1カットが緻密に計算されていて
本当に写真集を見ているみたい。60年代の往年の
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パリところどころ(1965年製作の映画)

3.6

あぁ〜ひたすらにパリに行きたくなる、映画🇫🇷
ゴダール追悼のBunkamura上映で見たのだけど、やはりゴダールって話はあまり面白くないが、可愛い女の子(彼主観)を描く天才だったのでは

監督忘れちゃ
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.6

やっとの鑑賞!思いのほか素晴らしかった。

ここまで酷いセクハラがこの世にあるなんて衝撃。そして、少し女性に立場について言及しようものならフェミ扱い、何より女性がセクハラを受け入れて味方にならない現実
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