川田章吾さんの映画レビュー・感想・評価

川田章吾

川田章吾

映画(146)
ドラマ(0)

アーノルド・シュワルツェネッガー/ゴリラ(1986年製作の映画)

2.7

シュワちゃんの役を生かしきれていないというのが一番印象的。
なぜかと言うと今回のシュワちゃんはある意味ロボット的な感じで全く成長していないから。
(※ターミネーター2のロボットはロボットなのに人間的に
>>続きを読む

デリンジャー(1973年製作の映画)

3.4

アメリカの大学に留学していた時、なぜか国語の授業で見せられた作品。
当時はこの作品が何を意味しているのか全く分からなかったけれど、銃撃シーンはとても印象に残っていた。

同じ銃撃シーンが印象的な作品に
>>続きを読む

ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.5

面白かったが、ランボーシリーズは時代の「読み」がことごとく外れている点が惜しいし、それがこのシリーズをコメディに見せてしまうんだよなぁ…。

先ず、ランボー1はベトナム戦争帰還兵が患ってしまったPTS
>>続きを読む

ウォッチメン(2009年製作の映画)

4.0

ロールシャッハ最高!
オジマンディアスに天誅を!
と心の底から感じた作品。

実は、この前、裁判で報じられた相模原殺傷事件の被告的な発想はオジマンディアス的な発想であり、哲学的に言えば、ベンサムの最大
>>続きを読む

シルミド/SILMIDO(2003年製作の映画)

4.3

大好きな社会派の作品。
国家の都合で振り回される兵士たち。教官との師弟愛。そして、自分たちの実存をかけた戦い。どれをとっても最高だった。

特に脚本がとてもいいと思う。
起承転結の転が特に良くて、国家
>>続きを読む

ドラえもん のび太と夢幻三剣士(1994年製作の映画)

4.6

ドラえもんシリーズでは、トップクラスに面白い作品。特に「夢」をテーマにしていて、フロイト的な解釈を駆使していることから、前提知識がないと分かりにくい構造になっている。それが、ドラえもんという子ども向け>>続きを読む

娼年(2018年製作の映画)

3.4

映画史に大きな爪痕を残す作品。
というのも、日本の社会ではタブー視されてきた「女性の性」について、かなり露骨(素直)に描いているから。なので、この映画の評価はそうした歴史的文脈を押さえないとなかなか見
>>続きを読む

ペット(2016年製作の映画)

2.6

なんだ、この酷い映画は。物語になってない。
主人公たちの行動がその場の思いつきで失敗してばかりで、全然感情移入できない。また、登場人物たちの障害となる事件もバラバラで全然繋がってないから、最後にカタル
>>続きを読む

エンド・オブ・デイズ(1999年製作の映画)

4.2

これは、キリスト教の知識がないと日本人にはなかなか分かりにくいテーマなんじゃないかなと思う。ただ、エンターテインメントとしては十分成立していたし、アイコンとしてのシュワちゃんをうまく使っていたと思う。>>続きを読む

13日の金曜日(2009年製作の映画)

3.8

オチはあんまりだったけど、ホラー表現はなかなかの作品。もちろんジェイソンが出てくるわけだから、登場人物たちは殺されまくってしまうのだけど…その描写が😱😱😱

特に、湖で女の子が😱なんだけど、その😱は予
>>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

3.0

瑛太の演技力がなければ、もっと厳しい点数だった。テーマはいいんだけど、とにかく分かりにくい構成になっている。

先ず、瑛太の演技は怪物。
途中、一緒にいた女の人が元彼に襲われそれを助ける?ためにある行
>>続きを読む

ピラニア 3D(2010年製作の映画)

4.2

これ、ホラーとしてかなり良作です。
ただ、エロ・グロのシーンがてんこ盛りなので、そういうのが苦手だったり、割り切れないでシリアスに捉えてしまう人には勧められないので注意。

先ず、この映画の特筆すべき
>>続きを読む

ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.2

テーマ設定は面白いんだけど、アート的なセンスはあんまり…って映画。ロジカルな側面が強くて感覚的な表現があんまりだった。

ただ、テーマは直接的だけど、社会科学の勉強をしている時のように楽しかった。
>>続きを読む

チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

3.7

後半から怒涛の如く面白さが倍加する秀作。『モダン・タイムズ』や『独裁者』は政治的なメタファーがダイレクトだけれども、この作品は「人間の生きる様」を色々なベクトルから表現している。

例えば、冒頭、黄金
>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.1

保留地に追いやられたインディアンたちの悲劇を背景に、サスペンス・テイストで楽しませてくれる良作。アートと政治的主張が見事に組み合わさっている。

ただ、この作品を見る時に、先ずは町山智浩さんの解説が必
>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.2

映画版と合わせて3回目の鑑賞。
『モンスターズ・ユニバーシティ』『ひゃくはち』で描かれているように、この作品も負け犬たちの生き様に焦点を当てた作品。もう、それだけで老子・荘子ファンとしては、すごく楽し
>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.0

毎回スコアをカウントしながら思うのだがフィルマークスの平均スコアは、結構、自分のスコアに近いものがある場合が多いな。今回の『未来のミライ』は正直かなり評価が悪い。そして自分自身の評価もとても悪かった。>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

5.0

きたああああああああああああ!
5000000000000000点の作品だ。
エンターテインメントとしてすごく面白い演出で、テーマ性も一貫している素晴らしい作品。

この映画は実際にあった話をドキュメ
>>続きを読む

遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

3.7

これは、これ単体として見ると評価は下がってしまうかもだけど、前作を見た後だとなかなか面白いと思う。
そもそも前作が、1982年の作品で、この時代なのにエイリアンの造形が恐ろしく気持ち悪く描けていたこと
>>続きを読む

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.7

ハリウッド的な疾走感はないけど、普通に面白かった。見る前は阿部サダヲが主人公だしコメディかなと思ってたけど、実話を基にしたノンフィクション物時代劇。
最近、舞台を通して時代物を見るのに抵抗がなくなって
>>続きを読む

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.7

差別って何なのかを問う渾身の作品。
テーマをぶれさせないためほとんどシーンを変えず、その一方でカメラを固定しない斬新なやり方で、見ているこちらの思考をグラングラン揺さぶる。
タイトルの「Do the
>>続きを読む

スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.7

エンターテインメントとしては面白かったけど、内容は酷い。
先ず、新シリーズ(7-9)は一貫したテーマがない。これはプロデューサーが本当に最低だと思う。

また今作に絞ってもJJエイブラムスは見せ場の作
>>続きを読む

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.4

久しぶりに見た。
一番最初に映画版を見た時は漫画の印象が強くて、その差にすごく不快感を覚えたけど、今見ると面白い演出も多くあり…

まあまあな不快感だった。

まあ、不快だったことには変わりないけど、
>>続きを読む

死霊のはらわた(2012年製作の映画)

3.7

ホラー映画にしては珍しくストーリー性のある映画で面白かった。
怖さよりもグロさの方が強かったけど、意外性はない。ちなみに、意外性で怖いのはやっぱり『悪魔のいけにえ』かな。人間を家畜と同じに扱うって本当
>>続きを読む

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.6

一作目ほどインパクトはないけれど、まあまあ面白かった。
特に、ベトナム戦争後のアメリカ軍兵士の捕虜を見捨て、国益という名の特権階級の利益を守ろうとするエリートを力でねじ伏せるランボーの活躍は小気味良い
>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

2.0

小さい頃、予告編を見てトラウマになり、ずっと見れなかった映画。
ただ、最近、ホラーやパニック、モンスターものも楽しめるようになって、期待して見たら…









最悪でした。

なんだこれ。
>>続きを読む

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

3.2

うーん…いろいろ好きな役者やシーンはあるのだけど、物語が弱い。
演劇の作品を映画化して成功したのって『アマデウス』とか『カメラを止めるなら』ぐらいしか知らない。
だから、映画と演劇って似て非なるものだ
>>続きを読む

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.7

強引だけど、面白い。
特に最後のシーンの終わり方は詩的でとても好きだった。『ピンポン』もそうだけど、宮藤官九郎は「動き」の演出が上手いのかも。
あと、笑いのツボはよく理解してて、面白かった。

ただ、
>>続きを読む

ミザリー(1990年製作の映画)

4.6

なんだこの面白さは!傑作です。
ストーリーは簡単。ある有名な作家が事故に遭い、その作家を助けた女の人がサイコパスで監禁されてしまったという話。
監禁ものだと実話をもとにして描かれた『ルーム』もあるけれ
>>続きを読む

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.0

「バレエのジュテもおんなじだよ。むかしのヨーロッパはしゃれになんないぐらいの階級社会だったからな。伝統とか慣習とか、そんな自分たちを縛りつけてるもんを重力に見立てて、バレエダンサーがそれに逆らってどれ>>続きを読む

クリフハンガー(1993年製作の映画)

3.5

超危険な断崖絶壁で繰り広げられるドラマ。構造的にハラハラドキドキさせられる映画。『ロッキー』とか『エクスペンダブルズ 』とか格闘家でない、シルヴェスター・スタローンの一面が少し見えた。

特に、序盤の
>>続きを読む

モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.4

山崎努、樹木希林など実力派俳優を擁した
期待の沖田修一監督の映画。

まず撮り方が最高!
巨匠高畑勲監督の『かぐや姫の物語』を彷彿とさせる虫たちのショット。あれはアニメだから…いや、ジブリだから成立す
>>続きを読む

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.4

そうなんだよ、当事者は一人の人間として普通に暮らしたいのに、そこに「障害」とか「戦災」とかで「英雄」へ記号化されてしまうと、本人の意図とは違う方向に物事は進んでしまう。
リップマンは、「人は物事を見て
>>続きを読む

藍色夏恋(2002年製作の映画)

3.8

この映画を見た時に思い浮かんだのは、ムンクの『思春期』という作品だ。思春期の女の子の不安を描いた名作だが、主人公のモンと重なるところがある。

そもそもこの映画の構造はフランスとの合作とのこともあり、
>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

4.3

一度公開されたアニメーションを実写化する意味ってこういうところにあるんだと思う。
今回のアラジンは、アニメーションの面白さを活かしながら、現代のテーマや演出を見事に組みあせた内容になっている。ヒップホ
>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

4.6

台本がとても良くできているアクション映画。シルヴェスター・スタローンは、「ただの筋肉バカじゃない」とライムスターの宇多丸さんが「大脱出」評で吠えていたが、その意味がわかる作品。
食わず嫌いでロッキーや
>>続きを読む