ださんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.8

良くも悪くも何も考えずに観れる映画。娯楽映画とすれば面白いし飯テロ映画としてもチキン食べたくなるから成功だろう。キャラ立ちも良かったし、麻薬捜査官としてはダメダメだけど違う才能がみんな持ち合わせてるん>>続きを読む

獄門島(1977年製作の映画)

3.4

なかなか複雑な人間関係。びっくりするシーンあるけどあのシーン金田一少年シリーズで似たようなの見たなって感動した。前回もそうだったけど関係ない人死にすぎな〜

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.6

見事に犬神家からハマった金田一シリーズ。金田一が事件を解き明かす時のあのみんなが多方面を向きながら聞いてるシーンが好き。まぁ犯人はわかりやすいだろうがこのラストを撮りたかったんだろなって、望郷を彷彿と>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.0

初めてちゃんと見たけどこんな面白いのか。あの有名な逆さまに湖に突き刺さってる水死体のシーンも大々的に出てくるのでなくぬるっといきなり現れるのも良かったけどやっぱり菊人形のシーンのカメラワークが秀逸だっ>>続きを読む

ソフィーの選択(1982年製作の映画)

3.2

振り幅のある映画だな。ホロコーストの背景もありながら同時に青年の一瞬の青春と成長さえ描いている。ソフィーの自分を騙し騙し生きていく様は過去を忘れきれないところがよく見えるが少し冗長だった。仲良くしてく>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

また聖書か。普通に格差社会を視覚化したホラーにした方がラストも分かりやすく終われたと思うんだが。同じことの繰り返しながら展開を変えてくるのは良かったけどキャラが活かしきれてないことが多かったなぁって。

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

3.2

冗長なんだよな。同じ問いかけを永遠繰り返してくる感じ。のにメッセージ性がない。日本との撃ち合いにあるところは面白いよ。ただそれって戦争映画見てれば絶対あるシーンなんだからもっと他で面白い要素が欲しかっ>>続きを読む

マザー!(2017年製作の映画)

3.0

聖書とか引用されたらもう太刀打ちできん。うざったいしムカついてくるけど創造主からすればうちら人間なんてこうやって他人の所有物に土足で入って荒らすだけ荒らしていく奴らなんだろうなって思った。2時間は長い>>続きを読む

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.5

英雄と命知らずってまた別物だよなって思ってしまう。功績だけみれば凄い数の爆弾を処理している英雄ではあるが所詮は戦争に取りつかれただけ。戦争は麻薬とあるがその麻薬に生きる道を見出した者も周りからすれば毒>>続きを読む

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.7

ダンシングギャビーに手を焼くイリヤが最高に可愛いこの映画一番の見どころ

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.9

オープニングの殺人の背景で流れるポップな音楽。この歪で不気味な雰囲気が終始纏わりつく。人間の弱さ故に起こる顛末。対極にあるものは表裏一体であり、間宮は社会の中では行いこそ悪の道ではあるが高部にとってこ>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.8

時に神は抗うことさえ出来ない信仰心を人に植えつける。それが強さでもあり弱さにもなる、無差別テロを起こした者たちも家族がいて、1人の人間として描いているところが余計にこの残酷な行いがどうしようもなく無意>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.6

難解だなぁ。要は、どんどんと規律というものに縛られていく人間社会の狂気と、そこからの脱却を目論む者の対比が描かれているのだろうか…。ラストはハッピーエンドでは無いが、統率された社会から抜け出すことは容>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

4.0

どこを切り取っても絵になる前半のラブロマンスの美しさと沈まぬ船と名うっていたタイタニックが呆気なく沈んでいく絶望感のバランスが素晴らしく3時間の長編もあっという間だった。お伽話のように語り継いでいく話>>続きを読む

コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.3

なんとなく感じてたけど終盤の展開で厨二病炸裂してたなぁ。キアヌの立ち姿とタバコ吸う姿がかっこいいだけの映画で特に他に突出して面白いところは無かった。ただこれはそういう映画だ。

独裁者(1940年製作の映画)

3.7

「人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇だ」というチャップリンの名言らしい映画。ユダヤ人迫害という重いテーマをコミカルに描いたものだが、やはり本質は最期の演説だろうな。

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.0

第一次世界大戦での体験談を語り続ける約2時間。当時の写真と着色された映像、語りだけ。実際に経験したからこそのリアルな戦場の感想が聞けて興味深かった。戦争に行かなければ臆病者、生きて帰れば居場所は無いな>>続きを読む

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.0

凄い熱量の映画だな。大日本帝国とも言わしめた強い日本だったからこそ無条件降伏とはこの上ない屈辱。正直自分が一般国民なら、有無を言わせず原爆が落とされたという事実だけで戦争を早く終わらせろと思うところだ>>続きを読む

ブラックブック(2006年製作の映画)

3.7

ポールバーホーベンにしてはグロ少なめ。ユダヤ人とドイツ人の争いかと思えば、ユダヤ人を裏切った者を炙り出すサスペンス調でストーリーが進む。まぁ裏切り者っぽいなって思った奴が犯人だけどそれでも楽しめる。主>>続きを読む

遠すぎた橋(1977年製作の映画)

3.6

不安要素満載で不穏な空気めちゃくちゃあったのに作戦を実行してしまうところがまた浅ましく愚かで爪が甘い。上が悪けりゃ部下は死ぬ、全くその通りで結局部下の命を助ける方法が相手の捕虜になるなんて屈辱も屈辱よ>>続きを読む

野火(2014年製作の映画)

4.0

野生的で荒々しく、生々しい。ド派手な感じではなく、一方的に殺されるかもしれないという恐怖の中で狂気に満ちていく人間の様が恐ろしくもリアルで精神が蝕まれていく気持ちになる。四肢が、脳が飛び散り蛆虫が這う>>続きを読む

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.8

一つの選択によって味方の命を危機的状況へと陥らせてしまう。残酷だが戦場では大人、子どもなど関係ないのではと感じてしまう。自分の身を自分で守るなら、時に人は立場など捨て去り生にしがみつくぐらいでないとい>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.8

国民が人権を主張する重いテーマながらコミカルな雰囲気もあり、テンポも良いので見やすい映画になっている。ブラックパンサー党についてもう少し勉強していればもっと時代背景もわかりやすかっただろう。やっぱヒッ>>続きを読む

ロボコップ2(1990年製作の映画)

3.0

映画内で色々起こりすぎていてしかもそれが全て中途半端な出来。もっと端的に掘り下げて話を作れたはずなのに無意味なCMとかが邪魔してるよなー。ちゃんとショッキングで気持ち悪いところは健在。でもやっぱり1の>>続きを読む

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.5

男くさい映画だなぁ。バーフバリみたいにその熱気に飲み込まれる感じ。ばったばったと鎧なしで槍と盾だけで敵を倒していくシーンは爽快。映画館で見応えあっただろうな。多種多様な敵が出てくるのも見ものだろう。そ>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.6

同監督の前作「ハッピー・デス・デイ」のノリで行ったらなかなかのスプラッター加減を味わって正直後悔した。しかしB級くさい映画だが前半なんかは13日の金曜日やスクリームなど往年のホラー映画のオマージュを感>>続きを読む

ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.2

監督がマイケル・ベイということで爆発多め、車は大破、派手にぶっ飛ぶで映画館での見応えは充分にあった。緩急全くなく次から次へと爆発、爆発の連続ながら、それでいて内容もしっかりあり、ハメル准将の人としての>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

3.4

白黒映画ながらローアングルやセットを跨いだワンカット方式を用いることで陰影が生まれ映画に奥行きを持たせる。美術点ではこの時代から新しいことを取り入れているので面白いが、ストーリー自体は単調ではあるかな>>続きを読む

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.7

今回のトム・ハンクスはスパイか〜って思ってたら全然違うかった。「不安は?」「役に立つか?」の掛け合いが好きで、これぐらい自分の行先を見透かし堂々と生きていきたいよなと思う。

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.4

世にも奇妙な物語の一つみたいな話だった。まぁこういう話全体に含みを持たせたものだとオチはああなるわなって感じ。vivariumという言葉、親鳥、家庭を持ち始めた一般の若いカップルに起こるすれ違い等、色>>続きを読む

ドアロック(2018年製作の映画)

3.2

周りやばい奴しかいないのかよって感じ。基本雑い。何か起こってからでは遅いとか言うくせに警察ってどこも何か起こらないと動いてくれないんだな。

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.2

ああ面白い。黒人奴隷の復讐、マカロニ・ウエスタン調に端的な話、白人と黒人の差別ない相棒間、最高じゃないか。黒人を「ニガー」と呼ぶシーンが多いし、えげつない殺され方をされている所もあり、結構デリケートな>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.5

独特だな。虚構と現実が混じり合う世界観。なんか、別にただストレートに描き切っても良かったような気がするんだよなぁ。中途半端に処理しきれていないところも多々あり、正直この世界観にハマりきる前に終わってし>>続きを読む

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.3

なんか、別れというテーマの中では今まで見た映画で1番夫婦の形がリアルだったな。正直、どちらかが悪いから別れるという選択になったというより時の流れがこうしてしまったという印象。最初に感じた愛が永遠に続く>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.0

なんとも緊張感の続く映画で面白かった。正直クリストフ・ヴォルツありきではあるがあの物腰の柔らかさの中に見える冷徹で慈悲のない感じのバランスが丁度良く、映画全体が引き締まり深みが出る。ドイツ軍が悪役とは>>続きを読む