emediaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ウェルカム トゥ ダリ(2022年製作の映画)

3.8

尚一層にダリを愛おしいと思える作品



若き日のダリをエズラ・ミラーが魅力的に演じている



指に怪我をして死ぬのでは?と
慌てふためき床に倒れていじけるダリ
まるで幼稚園児のようで
駆けつけたガ
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復讐の記憶(2022年製作の映画)

3.8

老人・タトゥー・強靭・真っ赤なフェラーリ・認知症と裏切るワードと共に始まる復讐のカウントダウン
殺さなければならない5人とは・・


戦時中には敵国のみならず
人間が人間を騙し陥れることで
わが身を守
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

3.8

まごうかたなき選択は国境に留まるということ

ジャファル・パナヒ監督は
2022年7月11日に当局によって拘束され
2010年に言い渡された禁固刑に服するため
収監されているという

ともすれば亡命を
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.9

善き母であり善き妻である前に善き皇妃として

コルセットで締めつけられた身体のように
心も窮屈に締めつけられているエリザベート

1シーンごとのエリザベートに問いかける
あなたの望みは叶えられるのでし
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春に散る(2023年製作の映画)

4.3

息をするのも忘れるほどの壮絶な打ち合いに
汗ではない・・涙が止まらなかった・・





横浜流星の出演作品は静・動・強・弱の反動
三浦友和に学び佐藤浩市に学び
いい面構えになってきたね・・


片岡
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あしたの少女(2022年製作の映画)

4.0

夢をもった女の子がダンスを練習している
一心不乱に踊るのは「ソヒ」の姿である

高校生のソヒは学校からの紹介で
ある企業に実習生として就労することになる

このシステムは卒業生の就職を安定させる策
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君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

3.8

全てを伝えられる作品ではないこと
イランがどういう国なのか?
この作品を観て何を感じとるのか?
あの天真爛漫な笑顔とは裏腹に
1台の車は目的地に向かう
大空に両手を広げるのは
いまある赦された自由

ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

3.9

たとえ親子であっても・・親子である故に・・

息子(ドニ)の名誉ある受賞式に
指揮者でもある父親(フランソワ)の姿はない

どうしても「おめでとう」とは言えない父親

1本の間違い電話からストーリーは
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シモーヌ フランスに最も愛された政治家(2022年製作の映画)

4.3

とにかく観て良かった・・

生還者として
いまは身も心もフランス人であると
逃げることを選ばないシモーヌの歩み


もし時系列のまま映し出されていたら
胸が締めつけられ苦しかったであろう
故にシモーヌ
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.8

ゆるやかに波打つ水面が全てを知っているようで艶かしい
憧れなのか?恋なのか?この夏のひとときが永遠だとは思わない

キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(2021年製作の映画)

4.0

この歌が誰もを幸せにすると願って・・
暫くは耳から離れないであろう透き通るような歌声

わが子を守るために2つの家族が選択したのは
ウクライナ人のソフィアに預けること

「キャロル・オブ・ザ・ベル」を
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星くずの片隅で(2022年製作の映画)

3.8

コロナ渦で「普通に暮らす」ということは実に難しいのだと記憶できる作品


母親からの誕生日プレゼントは「お守り」

香港(中華人民共和国香港特別行政区)

裸足になって(2022年製作の映画)

3.9

アルジェリアの治安が不安定であることを念頭に置いて鑑賞するも・・

理由は何であれ意図も簡単に夢を奪う人間がいる
ここで生きるためにトウシューズを脱ぎ捨て踊る
この地面から伝わる躍動は怒りでもあり
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

潤んだ瞳には想いが映し出される
叙情的であり且つ胸に突き刺さるものがある

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.8

✨夢✨も✨希望✨も🗡️欲望🗡️には叶わないのね

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.9

モラルの前に立ち開かるパワー
天真爛漫という澱ない恐怖が襲う

大いなる自由(2021年製作の映画)

3.9

解き放たれた先にある得体の知れない自由





★自己満足系のトークイベントは苦手です

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.9

コミュニティー(家族)が離ればなれになり
祖母のコニーと二人っきりで暮らすマルセル

知恵と工夫で生きていく姿が微笑ましい
大粒の涙が溢れても誰かと繋がっている
人間も貝も生きるって厳しいものである

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.8

オスカー・アイザック×ウィレム・デフォー×タイ・シェリダンなのでZOWAZOWAWANAWANAして当たり前?
何もなかったかのように終わった含み深い作品



ポーカーというのはタイム!で離席しても
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小説家の映画(2022年製作の映画)

3.8

筆の進まない小説家ジュニ
偶然に出逢うのは
一線を退いた女優ギルス
酒を酌み交わしながら
「映画を撮りたい」と熱がこもる
ジュニの辛辣な言葉に
気遣う人々の表情を追うと
各々の心情が綯い交じる

決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.4

胡散臭い透明感と薄ら笑いの配慮深さ
小市慢太郎と音尾琢真は選挙事務所が似合う

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

時空を曲げてはいけません🍫

エズラ・ミラー×2が嬉しい😆

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.2

指紋が浸みついた何枚もの写真には取り戻したい笑顔がある

自業自得と言われたなら何も言葉を反せない
酒に溺れ全てを失ない息子までも棄てたレスリー

何もかもが他人のせいなら
他人のせいにできるのなら
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テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

3.4

自分の居るべきところは本当にここなのか?

アントワーヌは時間に追われるまま
家族の求める人生に抗うわけでもない日々

新しい扉を開けさせたのはオペラ教師のマリー

人生の開眼とは思いも寄らない一瞬で
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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

4.0

言葉で言いあらわすには難しいが
なぜか「手触りのいい」作品と言いたい

全てを受けいれることは
理解するという意味とは違っていて
血の繋がった関係でも容易ではない
各々の気持ちが悶絶するほど狂おしい
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

こどもは圧倒的に視野が広いのだと思い知らされる作品

苦い涙(2022年製作の映画)

3.8

愛さえあれば
親も子も親友も要らない
自己中心的に愛を雄叫ぶピーター

とにかくカールが魅力的✨
「キャール」と呼ばれようが
カールの眼差しは常にクールである

観終えたらカールに夢中になっていた