滝沢京一郎という男さんの映画レビュー・感想・評価

滝沢京一郎という男

滝沢京一郎という男

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ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.0

芸術にはそれぞれの良さの形があるけども、この映画は絵画的な、そして音楽的な美しさがとても感じられた。

映画じゃないと得られないある種の教訓的な美しさも若干はあるが、どちらかと言えば一瞬でも一瞬の美し
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

私たちが見習うべきは、ジョージだけではなく、最後にジョージを助けた人々だ。私は、ああいう人間になりたいし、多くの人がああいう人たちのように行動する人を増やしたい。

アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

4.9

まずは映像そのものの美しさ。砂漠、太陽、夕日、蜃気楼、人影。

光は血だ、心臓だ。影もまた然り。

色、色彩の豊かさ、奥深さ、と奥行き。縦に横に前に後ろに。そのタイミング、ジリジリの演出。ため息がでる
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

とにかく、質実剛健な映画だった。そこに凄みがある。

アーモン・ゲートが「許し」を意識したのかなと思わせて、そこから落としたのが安心した。

ただ、演じた俳優に品がありすぎる。実物の野郎はもっと汚い面
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.6

すごい映画。とにかく画面の構成力がすごい。映像表現の巧みさに圧倒される。
人物の配置とか、ワイドスクリーンを活かしていた。

セリフや演出がくさいところがあるが、登場人物の心情を言葉で表現しすぎること
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絞死刑(1968年製作の映画)

5.0

非常に恐ろしい映画。ただ、ホラー的な恐ろしさではない。この映画の冒頭20分の間に、私たちは否応なく、何かを判断せざるを得ない状況に追い込まれる。

何が正しいのだろうか。

その判断の材料は「動物的な
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(1959年製作の映画)

1.7

僕は好きじゃないなぁ。

フレーミングとか、光の使い方とかはとっても好きだけど。

物語や、セリフがいまいちピンとこない。

華氏451(1966年製作の映画)

3.0

この話って、割と笑ってられない気がする。国とか、メディアの関係について考察されている。

日本を含め、世界のメディアでは、事実を「望ましくない現実」として隠し、「望ましい現実」を事実として電波に乗せて
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秋日和(1960年製作の映画)

5.0

いい映画だった。
ほんとうに、感情の高まりを画面に押し付けないところ、セリフで表しすぎない所が好き。

映画にとって、語られない部分、見えない部分が、いかに重要な役割をするかということを教えてくれる。
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スコピオ・ライジング(1964年製作の映画)

5.0

映像として、とってもとってもおもしろい。

なぜだか、何度も観たくなる。

惑星ソラリス(1972年製作の映画)

-

評価のしようがない、、、、。

人生の中で、この映画の断片が何度も思い出されるだろうなぁ。

ドラッグストア・カウボーイ(1989年製作の映画)

3.0

いい感じ。悪くない、と思うけど、何か上滑りしてるように感じた。

何か効果的な表現の効果があまり感じられなかった。

テイストは好き。特にオープニングとエンディング。ただ、それぞれにある回想シーンがう
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.3

無用の空騒ぎ。バカバカしい。と言うのが賛辞なのかもしれない。

この映画は、謎。まったく謎。それが正直な感想。

やっぱりカメラワークと、ライティングなどの画面の構成力には、ゾクゾクさせられる。
太鼓
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バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.9

まず、映像が美しい。ほとんどのカットは絵画のようで、美しかった。

ただ、個人的に何より一番美しく感じたのは、蝋燭の光それ自体、そして蝋燭がともっている空間、周りを囲む人間だった。

物語自体もいいと
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エディ・コイルの友人たち(1973年製作の映画)

1.0

僕は好きじゃないな。長く感じる。さして緊迫感も感じなかった。

登場人物は、ことごとく陳腐だ。セリフが悪いのか、セリフた俳優があってないのか、演技がダメなのか、演出が陳腐だからなのか、わからない。
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

4.7

とてもいい映画だと思う。主人公や、正しい側にいる登場人物も作り込まれているから、共感できる。
ジェムズステュワートは、天性の俳優だと思わざるを得ない。

ストーリーは明るいユートピアで、単純だと感じる
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ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

5.0

スコアが5じゃ足りないくらいの映画。

物語の語り方、映像の扱い方は非常に個性的だし、なおかつかなり効果的。

こういう映画は稀の稀だと思う。

カスパー・ハウザーの謎(1974年製作の映画)

4.0

不思議な映画。静かだが、強烈な何かを感じ。

すごく静かで、情感がじわりじわりと伝わってくる。

映像表現というか、映画の奥深さを感じる。

特にオープニングとラストは、言葉では言い表せない「何か」を
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

2.8

ん〜。すごいけれど、、、、

という感じかなぁ。味が濃すぎるというか、、、

ご飯に対して、おかずが多いような気もするなぁ。

ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ(1985年製作の映画)

5.0

伝記映画を、映像としても、ストーリーとしても、思想としても、ここまで美しくまとめあげた作品は他にないのではないか。

しかも2時間でやってのけたのがすごい。全然長さを感じなかった。

また観たいと思う
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セレブリティ(1998年製作の映画)

1.0

退屈で、途中で観るのやめた……

原因は何だろうか…

ハズバンズ(1970年製作の映画)

3.5

まるでドキュメンタリーのようだった。
主題もすごくいいと思う。
ただ、
「長い!!!」という気持ちに何回もなった。そこがムムムという感じ。

映画自体は好き!特に、オープニングとラスト。ここは本当に好
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突撃(1957年製作の映画)

3.3

あの3人の男が救われずに殺されたということが、この映画にとって最も重要なことだと思った。

不条理で、腹がたつ。

最後のシーンの意味をどう汲み取るか、自分でも決めかねている。

さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

4.3

シリアスな展開でもなく、笑かせるわけでもない、平凡な映画。どちらかに寄ることで、より引き込めたはずだが、あえてそのような映画にしなかったのだろう。


だが、この映画を観たものは、平凡な映画とは感じな
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野いちご(1957年製作の映画)

-

この映画の何かが、自分の心の中の何かに触れた。

何が、どう、というわけではない。はっきりとは分からない。

なんとなく感じた。

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

4.0

いやぁ良い。

スコセッシの時間感覚というのは、本当にすごいと思う。
幅広い時間経過を、退屈せずに観客に観せる。

音楽や、音そのものの扱い方も抜群。
エンドクレジットまでイカしてる。

気持ちがいい
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