daiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

野球少女(2019年製作の映画)

3.7

イ・ジュヨン扮するスインは幼い頃から野球をしていた。かつては神童扱いされて、女の子であることもあり注目を集めていた。しかし、高校生になり、男子との体格差が目に見えて明らかになり、力で押す速球派のスイン>>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

4.3

南極という遠い地で生きる観測隊員の生活をコメディータッチで描いた作品。

所々、笑えるシーンがあり最後まで面白い作品だった。なにより。食の大切さを教えてくれる映画であった。

覚えておきたいこととして
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あの頃。(2021年製作の映画)

4.6

松坂桃李扮する劔は人生のどん底にいた。そんなある日、松浦亜弥の『桃色片想い』のミュージックビデオを見て、自然と涙が出てくる。すぐさま、CDショップへ出かける。松浦亜弥のCDを買おうとした矢先、店主から>>続きを読む

太陽は動かない(2020年製作の映画)

2.5

先に断っておくと私はドラマシリーズを見ずに本作を見ているため、おそらく楽しめなかった可能性がある。

ただ、
心臓に爆弾が埋め込まれ24時間以内にケータイで電話して報告しなければいけない
という設定自
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

役所広司扮する三上は元殺人犯であり服役を終え社会復帰をする。しかし、生来の気の短さが災いし方々で衝突を繰り返す。

三上の人生が好転していくにつれて
「もう大人しくしててよ(ドキドキ)」
と祈りながら
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.9

前評判がとても良かったので公開終了ギリギリに映画館へ。結果、2021年ベスト級の映画。評判に違わぬ素晴らしい映画でした。

綾野剛扮する山本はヤクザの世界へ足を踏み入れる。ごろつきだった彼にとってヤク
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.7

英題はThe Man Standing Next

韓国の歴史的事件を映画化。1979年朴正熙(パク・チョンヒ)大統領が何者かに暗殺された。この事件の真相は未だ闇の中なのだが、KCIAー大統領直属の諜
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.0

その昔、騒音おばさんが話題となった。
布団を布団叩きで叩きながら歌を唄い、近隣住民に出て行けと叫ぶのだ。

この騒音おばさんをヒントに作られたのがこの作品。

なんだか居た堪れない気持ちになってしまっ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.6

原題はSOUL

生と死について考えさせられる映画。
難解で哲学的な内容をこのようなポップなアニメーションで表現するのだからピクサーはやっぱりスゴイ。

圧巻でした。

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.8

2021年最初の映画館鑑賞は新感染半島。

『新感染ファイナルエクスプレス』の数年後を描いた続編のようなのだが、個人的には全くの別物のように感じた。

前作は止まることのできない高速電車の車中といった
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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

2.8

2020年最後の映画鑑賞は約束のネバーランド

原作は未読。

結論から言うと途中から全く見る気が無くなっててしまった。その大きな理由は、レイ役の城桧吏の演技のヘタさと滑舌の悪さ。このご時世、これほど
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君の誕生日(2018年製作の映画)

4.6

大好きなソル・ギョングの最新作。

セウォル号沈没事故により息子を亡くした夫ジョンイルと妻スンナム。被害者遺族は亡き息子娘を偲んで彼ら/彼女らの誕生日会を開くのだが、スンナムはどうにもその輪に入れない
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ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

4.0

大好きなイーサン・ホーク主演映画。

イーサン扮するラースは銀行強盗に押し入り、刑務所仲間のクラークの釈放を要求する。居合わせた客を人質にとるのだが、その中にいたブリジッタとラースは心を通わしていく。
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.6

原題はMaking Waves: The Art of Cinematic Sound

映像と音響は映画の両輪である。
スマホが普及し、簡単に動画撮影ができるようになり、いざ自分が撮影をしてみると、
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.9

原題はThe Last Black Man in San Francisco

ジミーは自分の「家」のメンテナンスをする。しかし、家主からはやっかいもの扱い。かつてジミーの住んでいた家は人手に渡り、
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.5

原題はThe Professor and the Madman

どこの国でも辞典/事典の編纂は国家事業である。本作はOED編纂のために奔走した二人の男の話である。

私も仕事柄英語を使うのだが、辞書
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.2

浅田家は家族全員で消防士のコスプレをして写真を撮るような少し変わった一家。二宮和也扮する政志はそんな家族写真を集めた写真集を発売し、名を世に知らしめる。しかし、そんなときに起こったのが東日本大震災であ>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

4.1

星野源扮するテーラーを営む曽根は、ある日父の遺品から一本のテープを発見する。そのテープを再生してみると、幼少の頃の自分の声が聞こえて来る。そしてその内容はまさかの未解決事件の身代金受渡の際に使われたボ>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.7

国家機密を知ってしまった夫とその夫を支える妻の話。当時の雰囲気はまさにこんな感じだったのだろうと思わせる衣装やセット、俳優の演技は圧巻であった。

蒼井優はもちろんとして、東出昌大がいい感じだった。東
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.7

第二次世界大戦後、イギリスの捕虜となったナチス兵のトラウトマンはキーパーの才能を認められ、マンチェスター・シティの選手となる。

これが全て実話であるのだから驚きだ。当時のナチスの脅威を考えれば、いく
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スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.5

マ・ドンソク×おかっぱ

という究極のコラボというかエンターテイメントというか、、、。最初にポスターを見た時の衝撃といったらもう。

半年前に見たというのもあるが、マブリーのラブリー要素以外、何も思い
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.7

記念すべき1001本目レビュー。

感想から述べると、予想以上に素晴らしい映画でした。

治療薬があるにもかかわらず、それが高額であったり、あるいは法や制度によって使えなかったりという現状が存在する。
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.3

記念すべき1000本目レビューは鬼滅の刃。

コロナ禍で映画館に閑古鳥が鳴いていた昨年10月。鬼滅の刃公開によって、まあ人だらけになった。ホント、久しぶりに隣に人がいる状態で映画見ました。

私の鬼滅
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.6

記念すべき999本目のレビュー。
にもかかわらずだいぶ前に見たのもあって、正直あまり内容が思い出せないのだが、寂れた中国の街が舞台であったのだけ覚えている。あと、終始どんよりとして救いのない感じだった
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.8

『梨泰院クラス』で見事にキム・ダミに恋をしてしまったため、とりあえずキム・ダミ作品はさらうことに。

キム・ダミ扮するジャユンは特殊能力を持っていた。ある時、その能力をテレビ番組で披露したところ、ジャ
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望み(2020年製作の映画)

3.8

誰もが羨む幸せな家庭。しかし、突如として長男の規士が失踪する。次第に、規士がある事件に渦中にあることを知る。それは加害者としてなのか、それとも被害者としてなのか。

母親の揺れる気持ちを石田ゆり子が見
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.8

原題はThe Farewell

farewellとは送別会のことを指す。

癌を患い余命が3ヶ月の祖母ナイナイ。
中国では本人にその事実を知らせないことが幸せだとされている。
しかし、ニューヨークで
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.6

大好きなドラン監督主演の最新作

映画撮影のためのキスがその後の人生を大きく揺さぶる。

ドラン映画に通底するゲイと母性
本作もその2つのテーマが中心となって映画が描かれていた。

良くも悪くもドラン
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.7

結果、2020年私的映画ランキング
邦画部門第1位でした。

草彅剛扮する凪沙はトランスジェンダー。側から見れば「女装」をした男性。生きる場所は夜の世界しかない。そんな凪沙がある日、一果という少女と暮
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.9

原題はThe Professor
意味は教授

大学の文学部の教授であるリチャードは、ある日ガンであることを告げられ、余命わずかであることを知る。これまで縛られた生活をしていたリチャードは、その日以来
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リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.4

怖さと不気味さとが入り混じった映画。
類する映画が思いつかない点では斬新であった。

劇場(2020年製作の映画)

3.3

いわゆる稼ぎのない男とそれを世話する女の話。
小説や映画の世界ではありきたりだが、いざ目の当たりにすると受け入れられない設定。
映画全体を通じてこれといって響くものも共感するものもなかったが、松岡茉優
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

原題はTenet
意味は信条

クリストファー・ノーラン監督最新作。

と、ここまで書いて長らくレビューを書いていなかった。実に三か月ほど。ただいま、おかえり。
色々調べたり、もう一度見てから、なん
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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

4.1

原題はEscape from Pretoria
意味はプレトリアからの脱出
ちなみにPretoriaは南アフリカの首都

ダニエル・ラドクリフ主演最新作

ダニエル・ラドクリフ扮するティムはアフリカ
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.7

原作は劇団「ヨーロッパ企画」の短編映画「ハウリング」。本作はそれを再構成して長編映画にしたもの。

カフェを営むカトウは、カフェの2階が自宅であり、仕事が終わると階段を上り自宅へ帰っていく。ある日、帰
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