dailyfrothさんの映画レビュー・感想・評価

dailyfroth

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b.1968/male

Out 1, noli me tangere(原題)(1971年製作の映画)

4.5

長尺を長尺と感じさせない技を駆使したほうのリヴェットで意外とさらっと観られてよかった。とってつけたように出してきてきっちり撃たれる銃のサーヴィスはともかく基本的にはとくになにも起こらない映画なのもいい>>続きを読む

アリスの恋(1974年製作の映画)

4.0

エル・ファニングよろしくジョディ・フォスターも(あと調べたら最後に幼いローラ・ダーンも!)出てきてリアルタイムな20thセンチュリーウーマンという感じだったけどお母さんも迷いっぱなしなこっちのほうがず>>続きを読む

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

3.5

悪漢のまわりの人らがためにするようなまぬけさを発揮するのがホラーの要件かと思ってわりと引くんだけどジョーン・クロフォードはあいかわらずきれいだったし(眉毛で雰囲気変わるなー)、ベティ・デイヴィスはこん>>続きを読む

砂漠の流れ者(1970年製作の映画)

4.0

面白かった。この前の『戦争のはらわた』もそうだけどペキンパー映画って自分でもよくわからないまま目が離せない感じがある。

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.5

物語の契機となるマッドサイエンティスト、自衛隊の出動、伊福部音楽の引用、進化する怪獣、内部からの細胞レヴェルでの攻撃によるゴジラへの致命傷、そもそも大人の鑑賞にも耐えられるよう志向された内容など、むし>>続きを読む

早春(1970年製作の映画)

3.5

主人公が馬鹿というより単なる知的障害にみえて引いた。CANの音楽に+0.5点。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.5

初見。よくできたジュブナイル。エンドロールの〈Stand by Me〉で感動2割増。

国際秘密警察 虎の牙(1964年製作の映画)

3.0

007風のウィットに富んだ台詞を三橋達也が慣れない感じでいうのがいい。日専の録画を借りて観た。

ある映画監督の生涯(1975年製作の映画)

4.0

日専で録ったまま放置してたのをようやく観たけどすごく面白かった。錚々たる女優・男優、監督、スタッフへのインタヴューから構成されているのがよくて、とりわけ田中絹代の話を残せたことの価値は大きい。久我美子>>続きを読む

資金源強奪(1975年製作の映画)

3.5

ウディ・アレンとミア・ファーロウみたいなスタイルの拓ぼんと芹明香がいい。それにしてもラスト10分であれほど展開するとかほとんど続篇1本分の趣。

いつかギラギラする日(1992年製作の映画)

3.5

ショーケンのいうとおり(すごく豪華な)Vシネという感じだけど60代にしてこんな勢いのある演出とカット割のできる監督もなかなかいないだろう。ガンズみたいなロックバンドの演奏場面とアクションシーンも意外と>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

4.5

あんな絶対行きたくないパーティーにスクラブルを手土産に参加する最高な隣の奥さん(というかみんなやってるし)に幸多かれとかいいながらも実際のところ混乱を混乱のままに描けるバーホーベンと演じられるユペール>>続きを読む

ビリディアナ(1960年製作の映画)

3.5

悪意のある映画は好きだけどここまで毒気がつよいとやや辛い。ヒロインの性的陵辱の危機という古典的なモチーフも苦手だし、ベガーズバンケットもいかにもな感じ。

ナバロンの要塞(1961年製作の映画)

4.0

戦争娯楽映画としてほとんど文句なしの出来映えでとりわけドイツ軍陣営に潜入して破壊工作をおこなうチームの人間関係が(状況に応じた非情さも含めて)よく練られており、彼らがたびたび直面する危機的場面をより興>>続きを読む

戦争のはらわた(1977年製作の映画)

4.5

年末の『Uボート』に続いてのドイツ兵残酷物語だけど善悪の彼岸あるいは怨讐の彼方にて笑うしかないラストへといたるエピソードの重ね方が巧みで比類ない。2度目の『ダンケルク』ではぜひドイツ軍を応援したい。

U・ボート(1981年製作の映画)

4.0

今日はイメフォで『皆殺しの天使』も観たので劇場で約5時間の閉塞感を味わっていた。新文芸坐で『ダンケルク』を35mmで再見する前にUボート側もずいぶん苦労したんだなということがわかってよかった。

皆殺しの天使(1962年製作の映画)

3.5

パーティーに招かれた屋敷からなぜか出られなくなってしまった上流階級の人々が日に日に消耗して理性を失っていく様子を描いた不条理劇。政治的あるいは宗教的な寓意のある話なんだろうけどなんとなくエンドレスエイ>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.0

これって本来は松岡茉優が最後に「気持ち悪い」とかいって終わる類の映画ではないのかとは思ったけどうざい二を演じた黒猫チェルシーのヴォーカル(とエンドロールで初めて知った)がともあれ適役で巧くてよかった。

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.0

寿司屋になっても外さないジミヘンのポスターが効いていた。難民問題を扱いながらも政治的に偏りのつよい描き方はせず、しかしレイシズムに対する怒りだけは明確に示されていたのもよかった。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.5

ローラ・ダーンは最高だったけど政治的正しさに配慮しまくってるわりには全篇「海ゆかば」な感じで気持ち悪かった。IMAX

フリック・ストーリー(1975年製作の映画)

3.5

実話ものの原作に惚れこんだアラン・ドロンが自ら製作も務めて主演したという本作はどことなくメルヴィル系ノワールな趣。冷徹な悪役のジャン=ルイ・トランティニャンが安藤昇の上位互換って感じでこれまで観た出演>>続きを読む

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

3.5

なんとなく神々のたそがれを思いだした。いかにもロシアのアーティな映画という感じ。

ミラノの奇蹟(1951年製作の映画)

3.5

何だこれ? デ・シーカって一概にヒューマニズムとはいえない奇妙さがあるけどこれとかその際たるものな気が。最後の最後でのドゥオモ広場ロケがよかった。

仁義(1970年製作の映画)

4.0

ツメの甘い犯罪者をやらせたら一流のアラン・ドロンはここでも完璧だったしそれ以上にモンタンや刑事や脱獄犯ボーゲルらのダンディズムに痺れる。ドロンが主演ながら彼らを生かす抑えた芝居に徹しているのもいい。

裏窓(1954年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

そもそもあんな丸見えで生活する人なんかいないし基本コメディなんだろうからまあいいんだけどいかにも殺人犯的なふるまいをしていた人が結局殺人犯でしたというのはさすがにあんまりだとは思う。そのぶんエンタメ的>>続きを読む

影の軍隊(1969年製作の映画)

4.0

こんなに暗い画面の映画観たことないけど不自然でもなくわかりづらくもないのはさすがだしおかげでミニチュアの飛行機の場面などに迫力とリアリティが生まれている。

賭博師ボブ(1955年製作の映画)

4.0

ボブちゃんとやれって感じだったけどメルヴィル自身、本作を一種の喜劇ととらえていたようで犯罪をめぐる人々の心理が巧みに描かれていて面白かった。アンリ・ドカによるモンマルトルの歓楽街のロケ撮影が素晴らしい>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.0

可もなく不可もなくという感じだけど背伸びをしない姿勢に好感。アート作品という態のオープニングは劇中エイミー・アダムスのいうとおりほんとにクズだったな。

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

長短あったけどそれらがあくまでヴィルヌーヴによるブレランとして自らの美意識と作法を貫いた結果によるものだったので納得できたしよかった。IMAX3D

ライトスタッフ(1983年製作の映画)

3.5

ドリームと同時期に新文芸坐でタイミングよくやってくれて嬉しい。

ドリーム(2016年製作の映画)

3.5

主人公のメイクがだんだんきれいになっていくあたりとかあざとい感じのところもあったけどそつなくまとまっていた。それにしても知られざる感動実話っていろいろあるもんだな。

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

4.0

チャールズ・ロートンをちょっとへタレにしたようなサイコパスがリアルでよかった。日本でやるなら大坂志郎か。ついでにアンを淡島千景に、ヒッチコック娘を岡田茉莉子に重ねながら観ていた。ガイもまあ小津組で佐田>>続きを読む

私は告白する(1953年製作の映画)

5.0

これもあるいは初見かもしれないしマイベストヒッチコックかもしれない。

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