dailyfrothさんの映画レビュー・感想・評価

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アメリカの兵士(1970年製作の映画)

4.0

革ジャン姿のファスビンダーとかクリシェに満ちたスキット感とか初期長篇らしい魅力に富んでいて3枚目あたりのドアーズっぽい主題歌もよかったけどやはりなんといってもラストシーンの最高さ加減に尽きると思う。

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

ハンス・ジマーちょっとは黙ってろとは思うものの作品自体は気分はもう戦場というか君は生き延びることができるかというかな感じで素晴らしかったし最後はきっちり泣かされてインソムニア以来の上出来、というよりノ>>続きを読む

いぬ(1963年製作の映画)

4.5

作品自体はほぼ完璧なノワールものだけど肝心要のカーンからの花輪云々の電話の意味がまったくわかってなかった(ネットで調べてやっとわかった)自分に悔いが残る。しかしあれ初見でわかる人いるんだろうか?

海の沈黙(1947年製作の映画)

3.5

内容もそうだしナチスの制服着てのパリロケとかも含めてこの年によくこんな映画撮れたなと思った。素晴らしい反戦/メロドラマ。

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

さすがのジャームッシュ、いろいろ巧い。あんな街に住みたい。

野ゆき山ゆき海べゆき(1986年製作の映画)

3.5

こちらは苦手なほうの大林作品だった。これとかマヌケ先生とかよりも(尾道三部作は別として)理由や女ざかりのほうがずっと好き。この空の下とか野のなななのかとかもこんな感じなんだろうか?

女ざかり(1994年製作の映画)

4.0

メロドラマかとずっと思ってたけど感想とか見るとそんな感じでもなさそうだったので観てみたらすごく面白くてあっという間の2時間だった。宍戸錠最高。終盤はもっと盛りあがるかと思ったけど。藤谷美紀ってこんなに>>続きを読む

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.5

やはり鶴太郎と秋吉久美子の素晴らしさに尽きるけど(トークショー行けばよかった)終盤の蛇足があってこその大林映画という気はする。

可愛い悪魔(1982年製作の映画)

3.5

始まってすぐに前に観たのを思いだしたけどほとんど覚えてなかったし今回のほうが面白く観られた。監督に弱みでも握られてたのかなという役どころのみなみらんぼうと、こちらは完全に望んでやってる感じの岸田森がと>>続きを読む

従軍慰安婦(1974年製作の映画)

3.0

今回の特集「東映女優祭り 三角マークの女神たち」で観たなかでも最高だった緑魔子をはじめ三原葉子や小松方正の巧演に加えて由利徹とたこ八郎が要所を締めていてよかった。ニュープリント。

可愛いくて凄い女(1966年製作の映画)

3.0

自分で厄介の種をまいて他人にわりを食わせる主人公が話を動かすという不出来な脚本にありがちな展開で緑魔子のどこが凄い女なのかよくわからなかったけど可愛いのはたしかだし天知茂もダンディでよかった。

かも(1965年製作の映画)

3.0

演技力はともかく若き大原麗子がひたすらかわいい。噴水とか銀座とかのロケでの緑魔子も最高だった。動機としてのレイプシーンはどんな時代であれ要らない。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最初の30分(とりわけオープニングロールまで)は最高だったけどあとはなんか違うなーという感じ。せめてエンドロールはストーンズのハーレムシャッフルできれいに締めてほしかった。極上爆音上映。

喜劇“夫”売ります!!(1968年製作の映画)

3.5

よくできた脚本によるよくできた喜劇。伊賀上野は行ったことあるのでおっと思ったけど(川崎敬三がもくろんでいたような観光地にはまったくなってなかったけど)それらしいロケははじめと終わりだけで残念だった。

白い崖(1960年製作の映画)

3.5

都会的なスマートさといやらしさを併せもつ(後者多めの)うってつけのキャラを演じて前半は素晴らしき木村功の世界だったにもかかわらずようやく出てきたパリ帰りの画学生役の有馬稲子が売れっ子期の清張的ばりの雑>>続きを読む

恋人(1951年製作の映画)

3.0

梅田晴夫脚本のラジオドラマを和田夏十・市川崑が脚色して70分に膨らませたとのことだけどその脚色した部分がライトでモダンでよかった。同年の『結婚行進曲』はそのよかった部分だけで構成されている感じ。

地獄の英雄(1951年製作の映画)

3.5

『深夜の告白』と似たプロットというかよくある展開ではあるけど騒ぎが大きくなっていく描写が巧く、カーク・ダグラスもよかった。終盤もうひとひねり欲しい。

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.5

スクリーンで初鑑賞(テレビかビデオではたしか観た)。まあ文句なしに素晴らしかったけどまたこんな感じかと思ってパスした当時の気分はわかる気がする。

明日に別れの接吻を(1950年製作の映画)

4.0

キャグニー映画のなかでもスコセッシがディカプリオで撮っていちばんはまりそうな上出来かついまやっても面白そうな脚本で、絶妙にユーモアが交えられている点もいい。キャグニー自身もまだまだキレがあって最高だっ>>続きを読む

狂った野獣(1976年製作の映画)

3.5

くだらねーwと思いながら観てたけど最後に謎の感動があった。京都である意味が最高にない京都映画。

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

5.0

ひさびさに観たけどとくに前半これほどだったかというくらい完璧だった。鏡、鏡、鏡のマジックモダニスム。にしてもルグランは天才だな、演技も巧いし。

危険な場所で(1951年製作の映画)

3.5

主役カップル至上主義。バーナード・ハーマンの音楽含めて劇中の音がまったくストレスを感じさせなさすぎてたびたび睡魔に襲われた。

扉の陰の秘密(1948年製作の映画)

3.5

息子とか秘書とか必要?とも思うけどレベッカの洗練と比べて隠し部屋とかのわかりやすいギミックが満載で面白かった。夫もいっそのことケーリー・グラントならという気もしたけどジョーン・ベネットは最高だった。

過去を逃れて(1947年製作の映画)

4.0

女秘書が出てきたあたりからそれがどういう役回りなのかいまいちわからず話もわかりにくくなってきたのでもういちど観たい気もするけどそれを措いてもノワールの理想形だと思う。巻きこまれ型の私立探偵ものはやはり>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.0

原作がドランでないせいかいつもより淡白な感じだったけど相変わらず全体に好きな感じでよかった。錚々たる演者の皆さんもうまい。

嵐が丘(1986年製作の映画)

3.0

偉大すぎる原作に拮抗(対抗?)しようと気負ったのかしらないけど気取った陰鬱な文芸映画になっていてわりとうんざりさせられた。

深夜の告白(1944年製作の映画)

4.0

前にDVDで観た内容をぜんぜん覚えてなかったけどワイルダーうまいなーといちいち思わされて最高だった。エドワード.G.ロビンソンの演技も使い方も素晴らしい。

誘拐魔(1947年製作の映画)

3.5

前半のスクリューボールサスペンスへと展開する流れの洗練ぐあいはヒッチコックも凌ぐ感じで最高だったけど肝心の後半がとくにひねりもなくとっちらかった印象。

デュエル(1976年製作の映画)

3.5

スター女優を迎えての『修道女』のようなテクニカルな映画も撮れるとはいえ、思えばこの監督は高校生の自主制作感を(自分にとっては)作品の生命と考えてずっと大切にしてきたのかなと思った。

恋の大冒険(1970年製作の映画)

4.0

想像していたよりはるかに最高だったし皆川おさむと一緒に出てきたニッキニャッキの置鮎礼子の動く姿が観られただけでも大満足。ヤァヤァヤァから男性・女性、おニャン子危機イッパツまでアイドル映画にハズレなしと>>続きを読む

パリはわれらのもの(1961年製作の映画)

3.5

終盤、高校生の自主制作かと思った。あと主人公は全部ほったらかしてブリアリと適当につきあえばいいのに。

アフリカ物語(1980年製作の映画)

3.5

ジェームズ・スチュワートが出ずっぱりなだけでもすごいのにけもフレ大集合な動物スペクタクルも最高で素晴らしかった。ひとりブニュエル感を漂わせていたビッチな白人女もいい。どこまでが本物の雨でどこまでが野生>>続きを読む

地図のない町(1960年製作の映画)

3.5

さすが橋本忍というべきか思った以上に面白かったし『霧の旗』をもしのぎそうな最高の滝沢修映画でよかった。

ゆがんだ月(1959年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

満員御礼の客席の1/3ほどを占めていたトニーギャルズも思わずこれだけ?と苦笑する短い尺ながら最高の使われ方をされていた赤木圭一郎がよかったし終盤のサスペンスを際だたせる意味でもこの場面こそ本作の肝だと>>続きを読む

台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.0

たしかにホウ・シャオシェンが村上春樹っぽい、というか村上春樹が演じる村上春樹の主人公っぽい。つねにその予感を漂わせている暴力の介入するタイミングがいつもながら絶妙で、そのあたりも村上春樹っぽい。

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