Netflixでシーズン2の製作が発表されたワンピース作者の尾田氏が好きだという次郎長三国志(東宝版・本作は同じ監督による東映リメイク版)。
はじめは一人の旅人である長五郎が仲間を少しずつ増やしていく>>続きを読む
母と娘と、その娘の物語。
自分の母を溺愛し、娘としての自我しか持ち合わせない女が子を宿し母になったことで悲哀が生まれる。
谷崎潤一郎が描いた阪神間モダニズムや没落していく富豪のような世界観を感じられ>>続きを読む
続編が製作されたくらいなので、第1作が面白くないはずがない。
第2作から入門したが、先に観た人物相関の答え合わせをするように楽しめた。
オリジナリティ溢れるアクション演出が点在しており、全編通して見>>続きを読む
これまでありそうでなかった、犯人をタイマンで半殺しにする刑事ドラマ。そしてラストは和気あいあい。
前作を観ていないが、前作ありきの演出が逆に人物のキャラクターをわかりやすくしてくれる珍しいタイプの親切>>続きを読む
「こういうOLって、どこにでもいるよね」という話ではないのは、前知識が永野芽郁のサムネイルだけで再生した自分にもすぐにわかった。
「くだらないw」と大喜びしながら観ていたが、中盤になると世界観に慣れ、>>続きを読む
便利なものを使いこなしているようで、逆に依存状態から抜け出せない。
街に出るとスマホから目を離せない人だらけで、そのような光景をよく見る。
便利さは危険と隣り合わせなのだ。
役割を与えられたロボット>>続きを読む
台湾のオカルト的な風習である冥婚。未婚のまま亡くなった子どもを不憫に思った親が、子の髪や爪を赤い祝儀袋へ入れて、道端に放置する。それを拾った者は遺族に取り囲まれて、強制的に結婚させられるという。
ずい>>続きを読む
酷評されていたのは知っていたが、そこまで言われるほどの作品だとは思わなかった。
本当に作り上げられた肉体のぶつかり合いは、それだけで見応えがある。
「過去とは自分でケリをつけろ」
この一言でもロッキ>>続きを読む
美しいヒロインがスパイアクションに挑戦!もはやNetflixのお家芸みたいな企画だ。
お家芸だからこそ目新しさは求めない。ただただ華麗なアクションを愛でることが正しい楽しみかただろう。
本作のマクガ>>続きを読む
やりたいことは、いつのまにか忘れてしまう。シンプルではあるが、書き出すことは意外と有効だ。簡単で実効性が高いからこそ、昔から続いているのだろう。
やりたいことをやらずに死んでしまう恐怖をゾンビに襲わ>>続きを読む
信頼と実績の池井戸印作品だが、製作会社が変わると、こうも雰囲気が違ってくるものかと驚いた。
芝居のテンポ、画面サイズ、照明など、まごうことなき松竹作品になっている。
罪はどれだけ小さなものであっても>>続きを読む
法の下に弱者を救済することも正義の形であれば、立ち位置が違えば生活者を守るという大義名分による別の正義もあり得る。
しかし、その正義を法に照らし合わせれば、とうてい認められるものではなかった。
中央>>続きを読む
興味深い映画だった。
実在の事件をつまびらかにする場合、遺族感情は優先されるべきである。
ただ、事件に関わった人たちによる生の証言を取りまとめ形にすることについては、とても意味のあることに感じた。>>続きを読む
隕石とともに地球上に蔓延した植物型生命体が世界を滅亡の危機へ陥れようとする。立ち上がったのは身を挺して世界を守ろうとする戦士たちだった。
特に目新しいSF要素はなく、物語の展開やCGたっぷりの表現は>>続きを読む
観るたびに、大人になっていろいろ失くしてしまったなぁと感じ入る。
ただ、それは大人になったのだから仕方ない。
いまの子どもたちは、この映画を観たところで「グーニーズごっこ」ができるのだろうか。当時の>>続きを読む
公開時に観て、ずいぶんと笑える映画だったことは覚えているが、それ以来再見する機会がなかった。
YouTubeで本作について語る動画と遭遇したことで無性に佐藤浩市のナイフ舐めが見たくなり鑑賞。
やはり>>続きを読む
セント・オブ・ウーマンのアル・パチーノの芝居はヤバいと聞いてずいぶん前にマイリスト登録していたのだが、なかなか観る機会がなかった。
そこへNetflixが8月15日までの配信だよと警告してくれたおかげ>>続きを読む
面白そうな映画だと思いつつもテレビシリーズの映画版と知り、それならばテレビ版から観るのが筋だろうと、約3ヶ月かけて5シーズンを完走。満を持しての鑑賞。
やはりテレビ版を観ていて良かった。シーズン6と>>続きを読む
資本主義において与えられた仕事は役割にすぎないはずなのに、生き方や身分、存在意義にまで影響を与える。
豪華客船の乗客であった大富豪たちと、彼らに仕えるクルーが無人島に漂着すれば、立場はどのように変化>>続きを読む
トップガン・マーヴェリックに続いて、トム・クルーズ2打席連続ホームラン。劇場で観るために作られた超大作だった。
トムは観客をのめり込ませるストーリー・テリングの独自手法を完全にものにしたように感じる>>続きを読む
長岡藩家老の河井継之助を役所広司が演じる。
河井の印象については否定的な見方をする人もいるかもしれないが、役所氏の堂々たるリーダー像によって本作では好人物として受け入れられた。
勝算のない戦いであっ>>続きを読む
原作漫画は未読ながら、楽しみにしていた人気シリーズの第三弾。夏休み映画を満喫した。
映画にはリアリティを求めがちだが、本シリーズは大衆演劇を観るかのように楽しめる。
主要キャラとモブキャラの激しい格>>続きを読む
食事していないのに数ヶ月生きているという少女と、依頼されて少女を観察する看護師の話。
信仰の厚いコミュニティでは、神の意思に反していると思われる正論は受け付けられない。
エビデンスが重視されるような>>続きを読む
若き日の名優たちがギラギラした幕末の志士を演じる、坂本龍馬暗殺までの三日間。
命を奪い合うくらいに対立しているなかでも、相手の考えに一理あると感じれば話を聞く。この国を良くしたいという想いが強いから>>続きを読む
いま一部映画ファンのあいだでブームが再燃していると聞き、ジョン・カサヴェテス祭りを開催中。
最後に選んだのは、カサヴェテス監督デビュー作。
事前に脚本を設定せず、即興演出を採用した意欲あふれる映画だ>>続きを読む
いま一部映画ファンのあいだでブームが再燃していると聞き、ジョン・カサヴェテス祭りを開催中。
老いを受け入れることのできない女優。
不本意ながら与えられた役を生きるために自分がすべきことを突き詰めるう>>続きを読む
いま一部映画ファンのあいだでブームが再燃していると聞き、ジョン・カサヴェテス祭りを開催中。
ナイトクラブを営む男の苦悩が描かれるノワール映画。主人公コズモの佇まい、従業員との触れ合いかたが沁みる。>>続きを読む
いま一部映画ファンのあいだでブームが再燃していると聞き、ジョン・カサヴェテス祭りを開催中。
ゴッドファーザー好きには堪らない、ジョン・マーリー主演作。
会話が面白い。
とっ散らかっているように見えて>>続きを読む
いま一部映画ファンのあいだでブームが再燃していると聞き、ジョン・カサヴェテス祭りを開催中。
女をこわしたのは誰なのか。
愛が深いからこそ、人は脆くなるのか。
場面転換の少ない映画だが、終始緊張感に包>>続きを読む
いま一部映画ファンのあいだでブームが再燃していると聞き、ジョン・カサヴェテス祭りを開催中。
初心者のため、有名な作品から入る。
とにかくジーナ・ローランズの格好良さに圧倒された。
特に地下鉄で銃を構>>続きを読む
殺人事件の真相を追ううちに命を狙われることとなった刑事とアーミッシュ母子の物語。
銃装備した敵役を乾燥トウモロコシで撃退するシーンは必見。
心を通わせながらも、次の場所へと誘い出せない男と、土地から>>続きを読む
アメリカ南部田舎町で有力者の息子が死体で発見される。容疑者とされたのは、コミュニティに属さず湿地帯でひとり暮らす女だった。
弱者やマイノリティは強者や集団から虐げられれば、弱者の枠組みから抜け出すこ>>続きを読む
「こういうのでいいんだよ」
ラーメンやオムライスに対して使われる賛辞が、インディ完結編にも流用できることをファンとして嬉しく思う。
事前の情報ではアレコレ言われていたが、変に凝られることがなく、本当に>>続きを読む
2分先の未来とつながる。
魅力的なアイディアを広げた作品。長さも良い。
一歩間違うと説教臭くもなりそうなテーマだが、キャラクターのノリがいいため、楽しく観ることができた。
未来の自分は何でも知って>>続きを読む
ある演出家が、スターになる人の要素を挙げていた。
「となりに住んでほしくない人」
近所にいれば警戒するかもしれないが、距離が保たれていれば目が離せない。ミー坊はその片鱗を見せる。
ただ、人となりを理解>>続きを読む
親から子への愛情表現は難しい。そもそも正解がないものであるし、ましてや自分が暗殺者ならなおさらだ。
会えば、危険へ巻き込む。
10年以上隔離されていた親子が、事件によって遭遇する。
母親から真実を告>>続きを読む