jokerさんの映画レビュー・感想・評価

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いつか晴れた日に(1995年製作の映画)

4.0

19世紀のイギリスが舞台の、
王道のラブストーリー。

ヒュー・グラントもケイト・ウィンスレットも、
若々しくて爽やか。

2人とも普通の現代劇の印象が強いが、
こういう貴族もピタッとハマるから面白い
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

4.0

トム・ハンクスとメグ・ライアンによる、
王道ロマンティックコメディ。

2人の掛け合いが実に軽快で、
観ていてとても心地よい。

次第に距離が縮まっていくのも、
お約束の展開だが面白い。

余計なこと
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国宝(2025年製作の映画)

5.0

圧巻。

李 相日監督の最新作ということで、
とても楽しみにしていたが、
期待を遥かに上回る仕上がりだった。

吉沢 亮さん・横浜 流星さん、
主演の2人が本当に素晴らしく、
彼らが笑顔であればあるほ
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

4.0

ニコラス・ホルトに興味を持ち鑑賞。

実在した小説家、
J・D・サリンジャーの人生を描く、
実話を基にした物語。

作家という人間が、
特有の孤独と絶望を抱えているのは、
どこの国でも共通に感じる。
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ナショナル・シアター・ライブ 2025 「真面目が肝心」(2025年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった。

久しぶりにNTLiveを観たが、
相変わらず上質で嬉しい。

あまりにも俳優陣が達者で可笑しいので、
笑いを堪えるのに必死だった。

ただ紅茶を飲むだけで、
ただマフィンを
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パリのちいさなオーケストラ(2022年製作の映画)

4.0

マエストロを目指す、
ある少女の実話を基にした物語。

女性の指揮者で活躍している方は、
世界中でなんと6%しかいないらしい。

音楽学校でもアウェイのなか、
諦めずに奮闘する姉妹が素晴らしい。

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アスファルト・シティ(2023年製作の映画)

3.5

救急救命隊にフォーカスを当てた、
緊迫感のある物語。

医者でもなく、警察でもない、
非常に微妙な立ち位置の職業を、
主演の2人が好演している。

常に死と隣り合わせの極限の状況は、
どんなに恐ろしく
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.0

面白かった。

緩やかに進行していく物語と、
それに並行して侵食する不穏な空気が、
独特のリズムで目が離せなかった。

自分たちと姿形が違うという理由で、
一方的に排除しようとする人間の姿は、
過去に
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

原作が面白かったので、
興味を持ち鑑賞。

独特の世界観と、
個性的な台詞回しをそのままに、
上手くアニメーション化されている。

幾田 りらさんとあのちゃんの、
息の合った掛け合いも心地よい。

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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.5

クリント・イーストウッドの、
待望の最新作。

弁護士でも検察官でもなく、
陪審員にスポットを当てるところが、
着眼点として非常に面白い。

裁判所での会話も事件当日の出来事も、
リアリティに溢れてい
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スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

4.0

三谷 幸喜監督の最新作。

お決まりの流れと、
お決まりの展開で、
かなり見やすく仕上がっている。

5人の夫たちがそれぞれ個性的で、
それぞれが持ち味を発揮していた。

西島 秀俊さんと松坂 桃李さ
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ラストマイル(2024年製作の映画)

4.5

面白かった。

冒頭5分から鷲掴みにされ、
そのまま最期まで全く飽きない。

台詞回しが非常に個性的で、
邦画を観ているはずなのに、
洋画を観ている錯覚に陥った。

満島 ひかりさんを筆頭に、
阿部
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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

4.5

人気シリーズ最終章。

自分が学生の頃から続いていると思うと、
なかなか感慨深いものがある。

ストーリーはいわゆるアクション映画だが、
やはりなんと言っても、
スタントなしの撮影が圧巻としか言いよう
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トンマッコルへようこそ(2005年製作の映画)

3.5

朝鮮戦争を背景に描いた作品。

音楽が久石 譲さんだと、
一気に雰囲気が変わる。

猪をみんなで食べるシーンが良かった。

東京暮色(1957年製作の映画)

4.0

小津 安二郎監督の作品にしては、
闇が深く少し重ためのテイスト。

笠 智衆さんと原 節子さんが、
再び親子役になり、
相変わらずの息の良さを披露してくれている。

杉村 春子さんが出てくるだけで、
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ソウォン 願い(2013年製作の映画)

4.5

言葉にならない。

ごく普通に暮らしていた家族が、
ある日、ある事件に巻き込まれる。

マスメディアなどによって、
被害者のプライバシーが奪われる恐怖は、
どこの世界でも変わることはない。

痛々しく
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かくかくしかじか(2025年製作の映画)

4.5

とても良かった。

漫画家を目指す少女と、
絵を描くことにすべてを捧げた教師との、
実話を基にした物語。

永野 芽郁さんの演技を初めて集中して観たが、
非常に素晴らしかった。

大泉 洋さんの一言一
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.5

何度も観ている、
大好きな作品の一つ。

ある精神病院で繰り広げられる、
唯一無二のヒューマンドラマ。

規則正しい毎日を送り、
トランプをするくらいしか楽しみがない、
極端に閉鎖された世界。

ジャ
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晩春(1949年製作の映画)

4.5

小津 安二郎監督の作品の中でも、
お気に入りの作品の一つ。

父と娘の物語。

現代ではもはや失われつつある、
人情深い人々が描かれる。

昔の俳優陣は、
佇まいから現代の俳優陣にはない気品があり、
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お茶漬の味(1952年製作の映画)

4.0

小津 安二郎監督の、初期の作品。

倦怠期を迎えた、
ある夫婦の物語。

互いが好きで一緒になった筈なのに、
互いの色々なところが気になってしまい、
2人の会話が噛み合わないまま、
時間がゆっくりと過
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

4.0

久しぶりの韓国映画。

朝鮮戦争にベトナム戦争と、
激動の時代を生き抜いた、
ある男女と家族の物語。

時間軸が入り乱れ、
少年期から老年期までが描かれる。

物凄くストレートな感情に、
観ているこち
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普通の人々(1980年製作の映画)

4.0

ロバート・レッドフォードによる、
心温まるヒューマンドラマ。

長男を失った家族たちが、
普段の生活を取り戻そうとするが、
その傷口は深く簡単には癒えない。

知らず知らずのうちに、
息子に辛く当たっ
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早春(1956年製作の映画)

4.5

久しぶりの小津 安二郎監督の作品。

面白い。

特に派手な出来事が起こるわけではないのに、
不思議と最期まで集中力が途切れない。

この吸引力はいったい何なのか、
未だに興味が尽きない。

この頃の
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風立ちぬ(1976年製作の映画)

3.5

50年も前に撮られた、
純愛ラブストーリー。

山口 百恵さん・三浦 友和さん・松平 健さんが、
それぞれが若々しくそれぞれが爽やか。

戦争に駆り出される若者たちを見ると、
その理不尽さに複雑な気分
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.5

以前に映画館で観たのだが、
また観たくなりDVDで改めて鑑賞。

『ラピュタ』や『ナウシカ』など、
他の作品とはまたテイストが違って、
大人が楽しめる仕上がりになっている。

一瞬でも震災をアニメーシ
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

4.0

とても良かった。

死刑を免れてしまった死刑囚が、
精神病棟で第2の人生を過ごす物語。

傷みを抱えた当事者だけでなく、
それを支える介護士たちや、
周りの家族が直面している苦悩など、
リアリティを持
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.0

パルムドールとアカデミー作品賞を、
W受賞したということで興味を持ち鑑賞。

NYで働いているストリッパーと、
働きもせずに親の財産で遊びまくる、
どうしようもない少年との物語。

無責任に騒ぎ続ける
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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

4.5

1958年、
異人種間での結婚が禁止されていた、
ある実話を基にした物語。

ただ一緒にいたいだけなのに、
なぜ不当な扱いを受けなければならないのか、
あまりにも理不尽な抑圧に、
憤りを感じずにはいら
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ゾディアック(2007年製作の映画)

4.0

ある猟奇殺人事件を、
ある1人の男性が捜査し続ける、
実話を基にした物語。

数十年にもわたり膨大な資料を漁り、
家族も自身の本業さえもすべて捨てて、
取り憑かれたように追い続ける姿は、
ある意味で犯
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HERE 時を越えて(2024年製作の映画)

4.0

とても良かった。

ロバート・ゼメキスとトム・ハンクスが、
久しぶりにタッグを組むということで、
非常に楽しみにしていた。

ある家族の人生を、
ある一点から描き続けるという、
独創的かつ挑戦的な手法
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MUD -マッド-(2012年製作の映画)

4.5

㊗️2,200本目。

ジェフ・ニコルズ監督に、
興味を持ち鑑賞。

ある1人の逃亡犯と、
2人の少年たちとの物語。

マシュー・マコノヒーが素晴らしく、
親子のような兄弟のような関係が心地よい。
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ブラッド・ワーク(2002年製作の映画)

3.5

イーストウッド監督の初期の作品。

彼にしては珍しく、
サスペンス調の仕上がりになっている。

ドラマにいつものような重厚さが少なく、
少し寂しく感じた。

目撃(1997年製作の映画)

4.0

久しぶりのイーストウッド。
記念すべき主演映画の40作目。

タイトルにもある通り、
ある事件を目撃してしまう所からすべてが始まる。

犯人も真実も分かっている状況から、
どう展開していくのかが気にな
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ある一生(2023年製作の映画)

3.5

20世紀初頭、
ある山奥で育てられた、
ある1人の男性の物語。

血の繋がりがない父親が、
身寄りのない孤児を引き取って、
見るも無惨な虐待を繰り返す。

あまりにも痛々しい光景に、
思わずこちらまで
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.0

ずっと楽しみにしていた、
『JOKER』の続編。

レディー・ガガも加わり、
ラブストーリーの要素が強くなった。

ミュージカル仕立ての演出が気になるが、
彼女の歌唱力が画面を力強く支えている。

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