jokerさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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渇き(2009年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ怖い。

パク・チャヌク監督にしては、
珍しくファンタジーなテイスト。

吸血鬼として生まれた人間が、
人間の血を追い求める一風変わった作品。

ソン・ガンホも説得力があり見応えがあるが、
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5

圧倒。

アニメとは思えないドラマ性に、
アニメならではのスピード感。

ピーター・パーカーではなく、
マイルズ・モラレスにスポットを当てているのがイイ。

瞬きをしてしまうと、
もう次のシーンに移っ
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.0

宮沢 賢治の一生を描いた、
王道のヒューマンドラマ。

彼の達観的な表現の生い立ちが、
これを観ると良く分かる。

役所 広司さんと田中 泯さんの、
男同士のやり取りが良かった。

森 七菜さんの芝居
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.5

オスカー・アイザックの狂気が充満していて、
心地よい緊張感だった。

ガープの世界(1982年製作の映画)

4.0

久々のジョージ・ロイ・ヒル作品。

一見なにもないありふれた家庭に見えるが、
非常に複雑な生い立ちの青年。

暴力的な表現があるわけではないが、
なかなかキツい設定が散りばめられている。

チャンバラ
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.0

面白い。

ある貴婦人と、
それに仕える侍女とのサスペンス映画。

あまりにも下品で野蛮な環境に、
こちらも不快感が募り目を覆いたくなる。

人間の醜い部分が凝縮されることで、
逆に純粋さが強調されて
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ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年製作の映画)

3.5

ブレンダン・フレイザー見たさに鑑賞。

あまりにも外見が違っていたので、
最初の30分くらい気づかなかった。

『インディ・ジョーンズ』のような、
『ウォーキング・デッド』のような、
良くあるアメリカ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白い。

アニメーションを観て、
こんなに興奮したのは久しぶりだ。

実写顔負けの臨場感とスピード感に、
思わずこちらの身体が身を避けてしまうほど。

キャラクターの呼吸にしても、
パト
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.5

久しぶりのパク・チャヌク作品。

ある殺人の容疑者と、
それを捜査する警察官との、
奇妙な関係性のラブストーリー。

次に何が起こるか予想のできない展開と、
時折息を呑むような映像美は、
やはり衰えて
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湯道(2023年製作の映画)

4.0

銭湯を経営する兄弟と看板娘の、
心温まるヒューマンドラマ。

もっとふざけた作品かと勝手に想像していたが、
普通に感動してしまった。

主演の3人ももちろんだが、
訪れる客がとにかく豪華。

浅野 和
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.5

ずっと前から気になっていた作品。

なんと言っても、
ブレンダン・フレイザーの役作りに脱帽。

体重272㎏という人間離れした設定に、
見事に力強い説得力をもたせている。

彼の演技を観ていると、
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.5

「クリード」シリーズ最新作。

「ロッキー」時代から続いている、
王道のボクシング映画。

シンプルなストーリーなので、
観やすい反面、結末は予想できてしまう。

ただ終盤の殴り合いは非常に素晴らしく
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

久しぶりの邦画。

生まれつき耳が聴こえないボクサーを、
岸井 ゆきのさんが好演している。

言葉を話さないから余計に、
彼女の心情に想像力を掻き立てられる。

こうやって見ると、我々の周りがいかに「
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ミート・ザ・ペアレンツ3(2010年製作の映画)

4.0

シリーズ3作目。

前作から監督が変わったからか、
コミカルなテイストも少し変わった。

コメディなのに、
わざとサスペンス調にしている所など面白い。

オーウェン・ウィルソンとダスティン・ホフマンが
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海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

4.5

とても良かった。

ずっと前から気になっていたが、
ようやく観ることが出来た。

海の上で生まれ、
海の上での生活しか知らない、
あるピアニストの物語。

鍵盤でしか語ることが出来ない不器用な男性を、
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ミート・ザ・ペアレンツ2(2004年製作の映画)

4.0

第2作目。

お馴染みのメンバーにダスティン・ホフマンが加わって、より賑やかな家族に。

相変わらずのドタバタに、
笑いを堪えずにはいられない。

娘の手を離さない頑固者の父親に、
両親を煩わしく思う
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アンジェラ(2005年製作の映画)

4.0

面白かった。

彼の作品にしては珍しく、
全編モノクロで語られる。

ふとしたきっかけで2人が出逢い、
独特の世界観で物語が進んでいく。

単純な恋愛物で終わることなく、
哲学的な要素が混じるところが
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ジャック(1996年製作の映画)

4.5

子どもの頃から何度も観ている、
大好きな作品の一つ。

他の人よりも4倍の速さで成長してしまう、
難病を抱えた少年の物語。

この非常に難しい役どころを、ロビン・ウィリアムズが見事に説得力を保たせてい
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ドンファン(1995年製作の映画)

3.5

ジョニー・デップとマーロン・ブランド、
この2人の共演に興味を持ち鑑賞。

ほとんどがジョニー・デップの独白なので、
さすがに途中から飽きてしまった。

もう少し演出を工夫して欲しかった。

マーロン
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ミート・ザ・ペアレンツ(2000年製作の映画)

4.0

メチャクチャ笑ってしまった。

これでもかと言わんばかりに、
トラブルが起こり続ける。

そしてベン・スティラーには、
そんな不幸に立ち向かう、
ドジな男が良く似合う。

彼とデ・ニーロが話しているだ
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.5

とても良かった。

ロビン・ウィリアムズ主演の、
王道の青春ドラマ。

あんなに若いイーサン・ホークを、
初めて観たので新鮮だった。

教科書を破かせ教壇に立たせ、
人生が何かと生徒自身に考えさせる。
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

アンドリュー・ニコル監督の、
一風変わった近未来サスペンス。

イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウと、なかなか観られない顔ぶれに心躍る。

生まれた時から寿命が分かってしまう、
ある意味
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ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

4.0

面白かった。

夜になると、
突然に息を吹き返す博物館。

恐竜やらモアイ像やらに、
振り回されるベン・スティラーが滑稽で、
思わず笑い声が漏れてしまう。

ほんの少ししか出てこないが、
まさかのラミ
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The Son/息子(2022年製作の映画)

4.5

非常に良かった。

『ファーザー』を撮った監督の作品ということで、
衝動的に手に取った。

静けさから少しずつ広がるOPから、
好みの始まり方でもあり、
良質な映画だとすぐ分かる。

ヒュー・ジャック
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オマージュ(2021年製作の映画)

3.5

ある映画監督が、
ある映画を追い求める作品。

映画館で立ち尽くす彼女が、
まるで舞台にいるようで綺麗だった。

彼が携帯で眺めている映像は、
もしかしたら映画なのかもしれない。

昔の映画を共に観る
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

4.0

久しぶりの試写会。

あるジャズピアニストを題材にした、
個性的な作品だった。

池松 壮亮さんのピアノが、
ほとんど吹替なしなことに驚き。

森田 剛さんの役が、
原作にはないとは思えないほどの存在
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.0

9年ぶりに再会した恋人の、
ほろ苦いラブストーリー。

お互いに新しいパートナーがいて、
お互いに新しい生活を始めている。

今の相手の暮らしを壊さないために、
必死で自分たちの感情を抑えている。
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.5

子どもの頃から何度も観ている、
大好きな作品の一つ。

冒頭の理容室のシーンから、
面白くて仕方がない。

次の展開が分かっているのに、
不思議とハラハラせずにはいられない。

ケビン・コスナー、ショ
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

4.0

癒しが欲しくなったので、
久しぶりに観た。

宮崎 駿監督の作品ではないが、
きちんと血を継いで同じ匂いがする。

少し前の作品なので多少ビジュアルが平面的だが、独特の世界観が充分カバーしている。
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

4.0

久しぶりのM・ナイト・シャマラン。

家族を選ぶか世界を選ぶか、
究極の2択を迫られる近未来スリラー。

これでもかとクローズアップした、
冒頭の2人の会話から引き込まれていく。

「何か」を信じてい
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.5

メチャクチャ面白かった。

期待はしていたが、
期待をはるかに上回る出来栄えだった。

マリオに家族がいて生活があって、
普通に暮らしているのがとても良い。

土管をくぐり抜けてワープすることや、
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

4.0

リュック・ベッソンの代表作。

無性に海の映画が観たくなって、
衝動的に手に取った。

2人の親友が久しぶりに再会して、
再び共に競い合う熱い物語。

ジャン・レノの演技を久々に観て、
独特の存在感だ
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

4.0

デ・ニーロとショーン・ペン、
2人が共演というただそれだけで鑑賞。

この2人のタッグが観られるなんて、
後にも先にもこれが最期かもしれない。

デ・ニーロも若いがショーン・ペンも若く、
まるで少年の
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ブレイブ(1997年製作の映画)

4.0

ジョニー・デップ監督作品。

子どもの為に遊園地を作ったり、
スーパーで少年のように駆け回ったり、
遊び心に溢れている様は、
昔から変わらないんだなぁと嬉しくなる。

音楽のテイストや家族への愛情など
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