ずいぶん前に映画館で観たのだが、
何度もDVDで見返す作品。
公開からもう17年も経つのかと思うと、
なかなか感慨深いものがある。
イーストウッドが手掛けたにもかかわらず、
ほとんど日本語で撮られ>>続きを読む
この時期になると、
何度も見返してしまう作品の一つ。
新聞とかニュースとか、
捻じ曲がって伝わるという典型。
本物の英雄ではないのに、
英雄に仕立て上げられてしまう恐怖。
私達が学んできたことや>>続きを読む
チラシを手にした時から、
ずっと気になっていた作品。
黒澤 明監督の不朽の名作を、
どうリメイクするのかと楽しみにしていた。
イギリスを舞台に置き換えて、
志村 喬さんとはまた違う郷愁を、
ビル・>>続きを読む
インド版『ニュー・シネマ・パラダイス』。
線路のそばで父親とチャイを売る、
1人の少年の物語。
ふとしたきっかけで映画と出逢い、
毎日のように映画館に足を運ぶようになる。
1人の観客として楽しん>>続きを読む
待望のショーン・ペン監督作。
出来損ないの父親と、
それを見捨てられない娘の物語。
大麻に殺しに贋札作りと、
とんでもない悪行を繰り返す一方で、
娘への深い愛情が常に消えない。
どんなに重罪を犯>>続きを読む
前世の記憶が新たな生命に残るという、
少しファンタジーな物語。
ところどころセリフが照れ臭く、
聞いていて少し恥ずかしくなる。
そこそこの文量のセリフを淡々と話す有村 架純さんや、
高校生役に違和>>続きを読む
街頭でポスターを見かけた時から、
ずっと気になっていた。
ケイト・ブランシェットの演技を、
久しぶりに堪能した。
何もかもを手に入れた一流の指揮者が、
何もかもを失って変わり果てていく。
「音」>>続きを読む
非常に良かった。
終戦してもなお、
ソ連軍に捕虜にされ続けた、
日本兵たちの物語。
戦争が終わっているにもかかわらず、
10年近くも身柄を拘束され労働を強いられ、
観る側にもやり場のない憤りが充満>>続きを読む
実際の競走馬を題材にした物語。
馬を育てて可愛がって、
見守り続けるのはよく分かる。
ただ彼女がなぜ競走馬に興味が湧いたのか、
そこの動機づけが弱くあまり没入出来なかった。
最初のフックが弱いの>>続きを読む
圧巻。
周りの知人が口を揃えてオススメしてたので、
春頃からずっと気になっていた。
コメディ色が強い作品かと思っていたが、
熱い友情を描いた大作映画だった。
アクションのバリエーションが豊富なの>>続きを読む
非常に面白かった。
リューベン・オストルンド監督の、
待望の最新作。
2人の男女が出逢い、
豪華客船に乗り、無人島へ…。
展開が早いのにドラマが濃密なので、
まったく置いてきぼりにならない。>>続きを読む
何度も何度も観た、
大好きな作品。
何回見ても笑ってしまうし、
何回見ても泣いてしまう。
この時に集まった俳優陣がみんな素敵で、
全員が見応えある演技を披露している。
在日の問題は本当に根深く、>>続きを読む
3h30にも及ぶ大作。
ずっと気になっていたのだが、
ようやく観ることが出来た。
役所 広司さんを筆頭に、
実力派の俳優陣が名前を連ねる。
光石 研さん・松重 豊さん・塩見 三省さんと、
誰もが>>続きを読む
劇場版第4作目。
流川の中学時代の後輩を交え、
共に練習試合をするストーリー。
14〜15歳の多感な時に、
もしも自分の生き甲斐を奪われたら、
一体どんな気分になるだろうかと、
想像しながら観てい>>続きを読む
マチュー・アマルリック監督作品。
とある家庭がバラバラになり、
その後の家族を描く物語。
色々と物事が起きるが、
なぜそうなったのかを敢えて描かない。
その手法がうまくハマっている所もあれば、>>続きを読む
面白かった。
ある湿地に暮らす、
1人の少女の物語。
とても純粋で美しい心を持っているのに、
世間からは疎まれ蔑まれている。
誰か1人の共通の敵を見つけることで、
優越感に浸り安心する弱い人間性>>続きを読む
伝説のミュージシャン、
ホイットニー・ヒューストンの物語。
彼女がまだ、母親のバックコーラスを務めていた頃から描かれる。
主演を演じた彼女ももちろん素晴らしいが、
周りのキャストも素敵な俳優陣だっ>>続きを読む
最高だった。
OPの乱痴気騒ぎから始まって、
3時間という長尺を感じさせない。
高らかに鳴るトランペットが、
『アンダーグラウンド』を彷彿とさせる。
あるパーティーで出逢った男女が、
映画の道を>>続きを読む
劇場版第3作目。
海南戦と陵南戦のあいだの、
練習試合を描いたオリジナルストーリー。
試合のスピード感がほどよく、
見やすい仕上がりだった。
昔は当たり前のように観ていたが、
40分間に良くまと>>続きを読む
ルカ・グァダニーノ監督の最新作。
人を喰う食人鬼を描いた、
一風変わったラブストーリー。
ホラーに分類されてはいるが、
繊細なドラマに仕上がっている。
ティモシー・シャラメがなんともセクシーで、>>続きを読む
今をときめく、
役所 広司さん主演作品。
日本の日常を描きながらも、
国際的な問題も取り入れた社会派。
世間が知らないだけで、
こういう迫害は溢れているのだろう。
戦争にしてもテロリズムにしても>>続きを読む
良かった。
人生に悩んでいる1人の女性が、
ふとしたきっかけで、
ある少女の子守をする物語。
最初は口すらまともに聞かないが、
次第に心を開いていく。
素直に笑顔を見せ叫び合う2人は、
まるで本>>続きを読む
誰もが知っている、
あのスピルバーグの自伝的作品。
彼が「映画」そのものに出逢う、
幼い少年の頃から描かれる。
ユダヤ人の家系であることや、
複雑な家庭環境など、
彼の生い立ちを存分に味わえる。>>続きを読む
久しぶりの邦画。
ごく普通に暮らしていた家庭が、
途端に闇に放り込まれる。
つい数日前まで隣りにいた人間が、
全くの別人であるという恐怖。
妻夫木クンが登場してから、
一気に物語が転がり始め面白>>続きを読む
生き別れになってしまった、
ある母と息子の物語。
修道院での規律正しすぎる生活は、
観ていてこちらまで息苦しくなる。
未だにああいう古くさい風習が、
どこかで根づいているのだろう。
自らの腹を痛>>続きを読む
コーエン兄弟の、
記念すべき第1作目。
やはり彼らの世界観は、
サスペンスにこそ発揮される。
口数が少なく行動だけで魅せる演出が、
緊張感が途切れず非常にゾクゾクする。
F・マクドーマンドも若々>>続きを読む
穏やかなラブストーリー。
大切な人を失ったとき、
誰もがすぐに走り出せるわけではない。
少しずつ現実を受け入れて、
少しずつ前に進んでいく。
その主人公の青年の歩みが、
作品の緩やかなテンポとマ>>続きを読む
久しぶりのコーエン兄弟。
3人の冴えない脱獄囚が、
ドタバタと逃げ続けるロードムービー。
何とも憎めない彼らが非常に微笑ましく、
最期まで笑いが途切れない。
そして20年以上も前ということもあり>>続きを読む
㊗️2,000本目。
数多くの社会人たちに、
「解雇」を言い渡すという残酷な仕事。
そんなドライで損な役回りなのに、
ジョージ・クルーニーが演じると、
不思議とセクシーで愛嬌がある。
書類にした>>続きを読む
面白かった。
これこそデ・ニーロという、
彼の魅力が存分に引き出されていた。
『シャイニング』のジャック・ニコルソンも、
『羊たちの沈黙』のアンソニー・ホプキンスも、
悪人なのに目が離せず色気があ>>続きを読む
久しぶりのスコセッシ&デニーロ。
彼らにしては珍しく、
ピュアなラブストーリー。
この2人が組むと、
つい「暴力」を連想してしまうが、
今回はそういったシーンは少ない。
顔を真っ赤にしてサックス>>続きを読む
ストーリーが断片的で、
あまり没入できなかった。
音楽は美しかった。
ジャケットを見て、
興味を持ち鑑賞。
娘をひたすら心配する父親と、
それに振り回される娘の物語。
過保護すぎる親の愛情は、
子供からすると煩わしく感じる。
何が目的なのか分からない瞬間もあり、>>続きを読む
ジョーダン・ピール監督に、
興味を持ち鑑賞。
ごく普通のある男女が、
奇妙な田舎に訪れる。
支配欲なのか独占欲なのか、
なぜ彼らがああいう行動に陥るのか、
具体的な説明は一切ない。
黒人に対する>>続きを読む
面白い。
逃げても逃げても誰かに追いかけられる、
不条理な悪夢を誰もが見たことはあるだろう。
この作品は、
あの特有の気持ち悪さを見事に描いている。
豪邸も病室もダンススタジオも、
映される世界>>続きを読む
久しぶりのウディ・アレン。
彼のオーバーな演技が鼻につくが、
軽快でリズミカルなユーモアは健在。
ヒュー・グラントが脇を締めて、
イイ味を出している。
水道管のシーンは、
声に出して笑ってしまっ>>続きを読む