面白い。
逃げても逃げても誰かに追いかけられる、
不条理な悪夢を誰もが見たことはあるだろう。
この作品は、
あの特有の気持ち悪さを見事に描いている。
豪邸も病室もダンススタジオも、
映される世界>>続きを読む
久しぶりのウディ・アレン。
彼のオーバーな演技が鼻につくが、
軽快でリズミカルなユーモアは健在。
ヒュー・グラントが脇を締めて、
イイ味を出している。
水道管のシーンは、
声に出して笑ってしまっ>>続きを読む
カンヌでグランプリを受賞したということで、
興味を持ち鑑賞。
予想はしていたが、
やはり重たい作品だった。
正直で不器用な人間ほど、
世渡りが下手で誤解されやすい。
彼の理解者があまりにも少なく>>続きを読む
素晴らしい。
厨房にフロアにバックスペースに…
次から次へとレストランでドラマが起こる。
しかもそれを90分間もの長回しという、
前代未聞の偉業を成し遂げている。
演じ続けるキャストももちろんだ>>続きを読む
劇場版第2作目。
県大会ベスト8を賭けた、
古豪・津久武戦が描かれる。
原作ではたった数コマのシーンを、
一試合にまとめた作品。
宮城・三井が加わり、
ようやく湘北もベストメンバーになる。
同>>続きを読む
面白かった。
UFOでもなく宇宙人でもない、
未知の生物が突如現れて人間を襲う。
それを目の当たりにした1人の男が、
無謀にも立ち向かうという物語。
SF要素が満載なのに、
画面はリアリティに満>>続きを読む
記念すべき、映画版第1作。
中学時代のライバル、
小田との試合が描かれる。
まだ初期の作品なので、
宮城も三井もいない湘北高校。
30年ほど前の作品なのに、
充分楽しめるから不思議だ。
あっと>>続きを読む
面白かったが、
GWに観るにしては重たかった。
とても良かった。
余命いくばくもない青年が、
かつて付き合っていた女性たちに別れを告げるため、
親友を連れて旅をするロードムービー。
コミカルに描かれる前半から、
そこから一転して胸が締め付けられ>>続きを読む
久しぶりの小津 安二郎監督の作品。
父と娘の物語。
現代ではもはや失われつつある、
人情深い人々が描かれる。
昔の俳優さんは、
佇まいから現代の俳優陣にはない気品があり、
観ていてとても清々しい>>続きを読む
楽しみにしていた後編。
前編に引き続き、
興奮が止まらなかった。
前編の勝地 涼クンも良かったが、
後編の北村 匠海クンもとても良かった。
日常からすべてをボクシングに注ぎ込み、
自分を追い込み>>続きを読む
沖田 修一監督ということで、
興味を持ち鑑賞。
上白石 萌歌さんの演技を、
初めてしっかり観た。
とても純粋で真っ直ぐで、
非常に好感が持てた。
豊川 悦司さんとのシーンがとても良く、
観ている>>続きを読む
面白かった。
チラシを見た時から、
ずっと気になっていた作品。
森山 未來さんも勝地 涼さんも、
見事というほかない。
ストイックに自身に鞭を打ち、
殴られても殴られても立ち上がる姿は、
素直に>>続きを読む
良かった。
脚に障害を抱えた青年と、
街で出逢った少女との、
淡く純粋なラブストーリー。
ある日をきっかけに、
2人は二人三脚で歩み始めるが、
その日々がとても切ない。
昨日よりも今日、
今日よ>>続きを読む
良かった。
すでに離婚した夫婦が、
娘の結婚のためにバリ島へ向かう。
息苦しい都会からの生活を離れ、
家族は次第に人間らしさを取り戻していく。
屈託のない笑顔を彼らが見せるたび、
こちらもつられ>>続きを読む
非常に面白かった。
刑務所に服役している囚人たちが、
ふとしたきっかけで演劇を上演することになる。
演目はS・ベケットの名作、
『ゴドーを待ちながら』。
稽古をしていく過程で、
囚人たちの表情が>>続きを読む
藤井 道人監督ということで、
興味を持ち鑑賞。
コメディ色が強く、
いつもとは違う印象だった。
父親勢が個性豊かで、
観ていて楽しかった。
肩の力を抜いて観られる作品。
内田 英治監督の最新作。
凶悪な事件を担当する熱血刑事が、
ある日いきなり音楽隊へ異動を命じられる。
もっとコメディ色が強いものを想像していたが、
とても温かいヒューマンドラマだった。
やりたい>>続きを読む
荻上 直子監督の最新作。
『かもめ食堂』を観て以来、
ずっと彼女の世界観のファン。
独特の緩やかな雰囲気が、
なんとも言えず癒される。
ムロ ツヨシさんが非常に良く、
彼の演技に終始笑わせてもら>>続きを読む
久しぶりの映画館。
穏やかなOPから一転、
瞬きすら忘れるジェットコースターだった。
次に何が起こるかわからないので、
一瞬たりとも油断できない。
ハリウッドのハチャメチャさに、
アジア系のホラ>>続きを読む
良かった。
ある事件で服役していたため、
離れ離れになってしまった親娘の物語。
本当の息子に逢うことすらも、
前科があるためにままならない現実。
特別なことを望んでいるわけではないのに、
社会の>>続きを読む
久しぶりの邦画。
予告編を観た時から気になっていたので、
楽しみにしていた。
記憶を失くした母親と、
それを献身的に支える息子との、
胸の奥が苦しくなるヒューマンドラマ。
菅田 将暉クンの抑えた>>続きを読む
ウェス・アンダーソンの代表作。
ビル・マーレイが眉間にシワを寄せるたび、
不思議と可笑しさが込み上げてくる。
あんなに3枚目なウィレム・デフォーを、
初めて観たかもしれない。
生音を常に傍らに映>>続きを読む
久しぶりのマーティン・スコセッシ。
彼にしては珍しい、
ファンタジー作品。
こういう世界観も描くのかと、
非常に新鮮だった。
あそこまで軽快なベン・キングズレーも、
初めて観たかもしれない。>>続きを読む
O・ヘプバーンの初期作品。
当時のTV映画は生放送だったというから、
本当に信じられない。
1度のミスも許されない撮影のはずなのに、
まるでそんな緊張感を感じさせない。
映画には復元不可能と言わ>>続きを読む
面白かった。
ビル・マーレイもシガニー・ウィーバーも若々しく、
素敵な表情が沢山あった。
ダサいおじさんたちが懸命に戦う姿は、
何とも言えず滑稽で笑える。
ゴーストの描写はもちろんCGだが、
あ>>続きを読む
久しぶりのイーストウッド。
何度見ても、
彼の作品は心が穏やかになる。
『デッドマン・ウォーキング』や『ダンサー・イン・ザ・ダーク』など、死刑を題材にした作品は多数ある。
今作もその重たいテーマ>>続きを読む
面白かった。
この手の作品は今まで敬遠していたが、
単純に楽しかった。
子供たちが本当に笑っているのを観ると、
とても微笑ましく癒される。
昔の映画はこういう夢が沢山あり、
ワクワクする何かが詰>>続きを読む
『エルヴィス』が良かったので、
バズ・ラーマンに興味を持ち鑑賞。
ニコール・キッドマンとユアン・マクレガーの、
ピュアで真っ直ぐなラブストーリー。
前半のコメディ部分はあまり好きになれなかったが、>>続きを読む
ある女流作家の物語。
過去と現在を何度も行き来して、
時間軸が入り乱れるのが良い。
ところどころ官能的で、
時間が止まったような錯覚を覚える。
個人的には、
もう少し笑えるシーンが欲しかった。
コリン・ファース目当てで鑑賞。
あまり内容が良く入ってこなかった。
当時は真新しかったのかもしれないが、
個人的にはあまりハマらなかった。
サスペンス性が弱く、
主演女優の演技が押しが強いので、
どうしてもくどく感じてしまう。
ビリー・ワイルダーの他の作品が好きな>>続きを読む
面白かった。
ピーター・ディンクレイジが主演の作品を初めて観たが、非常に良かった。
彼を初めて観た『スリー・ビルボード』以来、彼の演技のファン。
本作は彼の演技だけでなく、
華麗な剣捌きや唄声も>>続きを読む
白石 和彌監督の最新作。
冒頭5分から、
目を覆いたくなるような陰惨な光景が続く。
ここ最近では明るい役が多かった印象の、
阿部 サダヲさんの本領が発揮されている。
ほぼ面会室という狭い空間のみ>>続きを読む
めちゃくちゃ面白い。
脚本もカメラワークも音楽も、
すべてにおいて好みのド真ん中。
理不尽に誘拐されたはずなのに、
いつの間にか抱いている不思議な感情。
悪態をつき暴言を吐いているのに、
人間臭>>続きを読む