けまろうさんの映画レビュー・感想・評価

けまろう

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国葬(2019年製作の映画)

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『国葬』観賞。セルゲイ・ロズニツァ初日本上陸作品。過去のドキュメンタリー映像をつなぎ合わせて作品化する、アーカイヴァルフィルム。「国葬」という過去の事実を高い練度で再構成、当時の熱量をも再現。
巧みな
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浅田家!(2020年製作の映画)

3.6

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『浅田家!』観賞。話自体は面白いし俳優も実力派揃い。震災における写真の価値などあまり知られていないエピソードに焦点を当てているのも良かった。でもテンポが悪かったのかイマイチのめり込めなかった。実話がベ>>続きを読む

アイヌモシリ(2020年製作の映画)

4.2

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『アイヌモシリ』観賞。アイヌの死生観をテーマに父親の死とイオマンテを通じて死の世界とつながる少年カントの成長譚。アイヌ語でアイヌは人、モシリは大地を意味する。
実は舞台となった阿寒湖畔のアイヌコタンに
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.6

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『SWALLOW』観賞。『RAW』を想起させるビジュアルや予告編からして非常に期待していたがイマイチのめり込めず。撮り方など好みだったが話の展開が腑に落ちなかったかも。
裕福な実家を持つ夫と結婚したハ
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.7

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『ザ・プロム』観賞。ミュージカル映画だしとNetflixで観れるにも関わらずわざわざ映画館へ!単純に歌が好みじゃなかったのか、そこまで入り込めなかった……(しかしサントラはちゃんと落としました)
LG
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.6

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『バクラウ』観賞。『アクエリアス』を撮った監督がなぜこんなB級スプラッター映画を……面白かったけど。
冒頭はバクラウの紹介で始まり、市長トニーJrが村を厄介に感じているなど淡々とバクラウの置かれた状況
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

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『TENET』観賞。一度観てネタバレを読んで二度目を観てようやく概要を把握。ノーランの作品は毎回違う形で予想を超えてくるのが本当にすごい。タイムトラベルものではなく時間逆行の未来テクノロジーを軸とした>>続きを読む

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.5

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『魔女がいっぱい』観賞。普通にバラエティー映画でエンタメとして楽しめる映画だった。前から評判だったアン・ハサウェイの渾身の演技も楽しめた。最後の結末は意外だったけど、ご都合主義じゃない展開はこうしたエ>>続きを読む

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

3.3

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『魔女見習いを探して』観賞。おジャ魔女の新編かと思いきや、おジャ魔女ファンによる聖地巡りの映画。露骨なステマが気になる映画だった。
「男子はみんなおんぷちゃんが好き」というのがオフィシャルに出てきて面
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.5

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『燃ゆる女の肖像』観賞。グザヴィエ・ドラン監督が絶賛していたということもあり、少し苦手な作風かなと思ったが全くそんなことなかった。
全てのシーンが絵画のように美しく特に暖炉のある室内シーンはロココ風油
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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.5

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『ウルフウォーカー』観賞。アイルランド三部作の最後の作品。『ソング・オブ・ザ・シー』は越えられないだろうと思いきや、アニメーションのクオリティ(作画も構図も)が更に上がっているし、何よりキャラクターデ>>続きを読む

パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

4.2

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『パピチャ』観賞。「パピチャ」アルジェリアのスラングで「常識に囚われない自由な女性」を意味する言葉。イスラーム原理主義者がヒジャブの着用を強要する中、ファッションショーを開催することで社会に抗おうとす>>続きを読む

Mank マンク(2020年製作の映画)

2.5

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『マンク』観賞。伝記映画以上のものは感じられず、久しぶりに早く終わって欲しいと感じてしまった。『市民ケーン』は昔に一度観賞したが、内容ほとんど覚えておらず完全についていけませんでした。

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.2

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『フレンチアルプスで起きたこと』観賞。パルムドール受賞作の『ザ・スクエア』が非常に好みだったので観たかった作品。『ザ・スクエア』同様素晴らしい皮肉っぷりと美しい画作りだった。画面構成も巧みで前半の家族>>続きを読む

私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

4.1

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『私はあなたの二グロではない』観賞。公開当初見られなかったので念願の観賞。黒人問題に立ち向かったマルコムX、キング牧師、メドガーの三人にフォーカスした半ドキュメンタリー映画。原作はボールドウィン。バリ>>続きを読む

死ぬ間際(2020年製作の映画)

3.8

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『死ぬ間際』鑑賞。アゼルバイジャン映画。ナゴルノ=カラバフ紛争のこと思い出されてしまう。でも、こんな素晴らしい映画を作れるポテンシャルのある国なのね。
広大な自然と精緻な画作り、映像詩とも言うべき作品
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スウェット(2020年製作の映画)

3.3

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『SWEAT』観賞。非常に現代的な孤独にフォーカスした作品。SNSで孤独を埋めようとするスポーツインストラクターのシルヴィア。ストーカーを恐れ実家に帰るも母親との間には不協和音が。ますます孤独を深めて>>続きを読む

蛾の光(2020年製作の映画)

3.1

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『蛾の光』観賞。シンガポール出身の監督が日本を舞台に撮影。画作りがしっかりしている。声を失った女性が声を取り戻すまでの物語。
絵に寄ったカットはタルコフスキー的だし、表現者として静や静の妻が死に集う不
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天井棧敷の人々 第一部:犯罪大通り 第二部:白い男(1945年製作の映画)

4.0

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『天井桟敷の人々』観賞。ファムファタールであるガランスとの出会いから別れまでを描いた第一部は序章のような展開で少し退屈だが、ガランスと再開する第二部の展開がとても素晴らしい。要はバティストとガランスの>>続きを読む

ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン(2019年製作の映画)

3.2

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『ライフイズカラフル』観賞。オートクチュールが当たり前だった当時のハイブランドのおいて、プレタポルテを開拓したピエール・カルダンの伝記映画。欧米中心だった当時のファッション業界において、さまざまな人種>>続きを読む

マイ・バッハ 不屈のピアニスト(2017年製作の映画)

3.7

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『マイバッハ 不屈のピアニスト』観賞。バッハ好きなので名手を知れてよかった。ブラジル生まれのジョアン・カルロス・マルティンスによる、執念の演奏家人生。鍵盤が血塗られていくシーンは圧巻。障害を持ってもリ>>続きを読む

異端の鳥(2019年製作の映画)

3.4

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『異端の鳥』観賞。アレクセイ・ゲルマン『神々のたそがれ』の持つダダ的な汚さとタルコフスキー作品の持つ静謐な映像美(執拗に出てくる水、燃え盛る家、広大な草原等)を足して二で割った結果、シナジーが出なかっ>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.3

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『スパイの妻』観賞。17年ぶりの快挙、銀獅子賞受賞作。カットの節々から伝わるグローバル水準。クライマックスのどんでん返しからラストの余韻まで含めて素晴らしかった。
演者も素晴らしい、特に高橋一生と東出
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(1974年製作の映画)

3.6

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『鏡』観賞。タルコフスキー基本的に映像美しくて好きなんだが本作は少し私的で詩的過ぎた。マリア役のマルガリータ・テレホワの草臥れた美しさが目を惹く。冒頭医者の振り向きと草原を吹く風が連動するシーンなど、>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

4.0

『千年女優』観賞。今敏監督の作品コンプリート!片想いの素敵さがよく現れている。どんな相手であっても、ちゃんと恋に堕ちれる自分が一番素敵で、結局運命の相手なんて居ないのよね。

スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

4.4

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『スペシャルズ』観賞。ただただ素晴らしかった。『最強の二人』と同じ監督とは思えない超社会派の映画。フランス版ケン・ローチ。
善意で自閉症の子供たちを預かり社会に出ていくことをサポートする団体「正義の声
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望み(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

『望み』観賞。事件に巻き込まれ失踪した息子は、殺人犯であっても生きていて欲しいのか、亡くなっても無辜であって欲しいのか、究極の二択を迫るヒューマンドラマ。無辜であることを信じる堤真一と生きていて欲しい>>続きを読む

星の子(2020年製作の映画)

4.0

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『星の子』観賞。前作の『マザー』は個人的にはイマイチだったけど、『星の子』はとても好み。特に芦田愛菜の演技が素晴らしい。
両親が新興宗教にハマるちひろ、世間的なイメージとは異なり、いじめられることなく
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.0

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『フランシス・ハ』観賞。本作のグレタ・ガーウィグ素晴らしい。プロのダンサーを目指すフランシスは、才能はないがやる気はある、少し空回りの人生を送っている。そんなうまくいかない現実に葛藤するアラサー女性を>>続きを読む

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

『マチネの終わりに』観賞。原作がすごく好きだったのに日本に居なくて観られなかったのを後悔。原作の良さがかなり出ていたと思う。
ただ、原作読んでたからすんなり観られたけど、これ読んでない人は少し置いてけ
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.4

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『JUDY』観賞。『スキャンダル』との二本上映に合わせて。世界的なミュージカル女優ジュディ・ガーランドの伝記映画。
『オズの魔法使い』のドロシー役としてデビューして以来絶大な人気を博し、離婚や解雇等苦
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