けまろうさんの映画レビュー・感想・評価

けまろう

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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

『クレイジー・リッチ!』観賞。シンガポールの不動産王の家に生まれたニックと若い経済学者のレイチェル。格差婚による数々のハードルを描いた作品。豪華なセレブリティの生活を見て楽しめる人には面白いのかも。最>>続きを読む

ムーラン(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

『ムーラン』観賞。映画館で観なくて良かったかも。セットは素晴らしい。女性は家庭を守るべきという古い価値観に囚われず従軍し活躍するムーラン。そして帝国に恨みを持つ部族の長にこき使われる魔女。女性の社会進>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.3

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『Old』観賞。設定だけだったなぁ。リゾートホテルかと思いきや不気味な医療施設。時間の進みが早いビーチで治験が行われる。子供たちは急速に成長し親たちは老いていく。時間の経過による成長と老いの両側面が描>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.2

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『アンテベラム』鑑賞。うーん、B級映画感拭えず……不気味さもスリルも『ゲットアウト』『Us』に及ばず。これなら『それでも夜は明ける』を観た方が良いかな。

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.1

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『アイダよ、何処へ』観賞。ボスニア・ヘルツェゴビナで行われたスレブレニツァ虐殺を描いた作品。直接的に残虐なシーンがあるわけではないが、ムラディッチ将軍率いるセルビア人勢力の狡猾な手法で国連軍がなす術な>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

『DUNE』鑑賞。久しぶりに大作映画を観た気がする。『ブレードランナー』観なければ。主要キャラが次々と居なくなってしまって全然退屈はしないものの話はあまり進まず。ポスト『スターウォーズ』になれるか。

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.6

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『トーベ』鑑賞。ムーミンファンは観るべき。映画としては普通かな?スナフキン、ミムラ、トゥーティッキの元ネタがわかる。まさかトフスランとビフスランの誕生にこんなドラマがあったとは。飲酒しつつダンスをする>>続きを読む

祇園の姉妹(1936年製作の映画)

4.2

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『祇園の姉妹』鑑賞。男を信じた姉梅吉と男を利用した妹おもちゃの悲劇譚。梅吉は男は信じても利用しても泣きを見るのは女性であるという溝口健二の一貫した男性悪が描かれている。「芸妓なんて職業なんでこの中にあ>>続きを読む

狼と羊(2016年製作の映画)

3.3

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『狼と羊』鑑賞。フィルメックスは結局この一本。アフガニスタンの田舎を舞台に繰り広げられる住民の何気ない日常。古い因習の残るその村では子供たちは学ぶこともできず、羊飼いとして生活している。そして最後に突>>続きを読む

最後の渡り鳥たち(2021年製作の映画)

4.2

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『最後の渡り鳥たち』鑑賞。トルコメルシン地方で暮らす遊牧民ヨリュクに迫り来る定住化の波。これもグローバリズムによる文化の危機であろう。実際トルコで暮らしているジプシーは差別の対象である。その一方、サフ>>続きを読む

世界、北半球(2021年製作の映画)

3.3

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『世界、北半球』鑑賞。タイトルの意図がわからなかったけど、監督のインタビュー記事を読んで理解。イライラ戦争の名残が残るイラン、今も地雷が残っており、人々は危険と隣り合わせの生活を送る。しかし、戦争や戦>>続きを読む

その日の夜明け(2021年製作の映画)

3.6

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『その日の夜明け』鑑賞。スリランカを舞台にチリの大使として赴任した詩人パブロ・ネルーダ。女遊びが高じて様々なトラブルを自ら招いてしまう。冒頭タミル人の世話役に部屋を案内される主観ショットから始まり、「>>続きを読む

ある詩人(2021年製作の映画)

3.8

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『ある詩人』鑑賞。東京国際映画祭2本目。カザフスタン映画。権力に逆らって処刑された詩人マハンベト・ウテミシュリー(Makhambet Otemisuly)の過去の物語と、現代で詩人として生きようとする>>続きを読む

洞窟(2021年製作の映画)

4.2

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『洞窟』鑑賞。東京国際映画祭1本目。1960年代経済の歩みを進めるイタリアで、若い探検家たちがカラブリアにある洞窟の最下層まで到達する様子を描いたドキュメンタリー風映画。セミドキュメンタリーというより>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.2

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『空白』鑑賞。吉田恵輔監督は家族愛を問う(?)『愛しのアイリーン』が非常に好みだったが本作も人間の心情を深く抉る鋭い作品だった。
メディアの偏向報道、場違いな正義感、歪な親子愛、亡くなってからその本人
>>続きを読む

武蔵野夫人(1951年製作の映画)

4.1

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『武蔵野夫人』鑑賞。既婚者の不貞や姦通罪が横行する社会で「綺麗な関係でいる」ことの尊さを説く。戦争帰りの青年勉と土地を守ろうと必死に献身する中産階級出身の道子。お互いに惹かれつつも、夫のある道子の立場>>続きを読む

近松物語(1954年製作の映画)

4.0

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『近松物語』観賞。女主人おさんと雇われ職人茂兵衛の駆け落ち物語。不貞ものの凄惨な処刑シーンの提示により悲恋の結末を暗示させつつ、大経師の強引さと執念が二人を追い詰める。最後生きることを諦め入水自殺を決>>続きを読む

トムボーイ(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『トムボーイ』観賞。"Tomboy"の意味はおてんば娘。性同一性障害の少女ロールがミカエルと名乗り、自分の性と向き合っていく話。セクシャルマイノリティがテーマではあろうが、同時に子供ながらに身体と心の>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.4

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『アナザー・ラウンド』観賞。予告編でコメディ映画かと思いきやめちゃめちゃ面白い中年の青春ドラマだった。
「青春とは夢であり、愛は夢にある」という冒頭の主題に沿ったストーリー構成。高校で世界史を教えるマ
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『ホテル・ムンバイ』観賞。ムンバイ同時多発テロを描いた史実に基づく作品。
凄惨なシーンも多かったが実際のニュース映像なども挿入され、映画としては緊迫感があり終始目を離せない展開だった。パキスタンのイス
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

『イン・ザ・ハイツ』観賞。『ラ・ラ・ランド』に心酔して以来なかなか良いミュージカル映画に会えなかったなぁと思っていたところ、ようやく満足できるミュージカル映画が!舞台となったニューヨークのワシントンハ>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『孤狼の血』観賞。任侠映画。役所広司の凄さに圧倒されるね。松坂桃李の新人刑事とクライマックスでの変貌ぶりが気持ち良かった。毒をもって毒を制す、勧善懲悪ならぬ勧悪懲悪。LEVEL2も観ようかしら。

コンフィデンスマンJP(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『コンフィデンスマンJP』観賞。ドラマ観てないけど普通に楽しめた。演技している竹内結子と三浦春馬を久しぶりに見れて良かった。エンタメ映画もたまには良いですね。

モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

『モロッコ、彼女たちの朝』観賞。女性の権利が抑制されているイスラーム教国家モロッコ カサブランカで描かれる二人の女性、夫なくして身篭ったサミアと夫に先立たれたやもめアブラの話。(アブラはトルコ語で姉の>>続きを読む

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『返校』観賞。ゲーム原作の台湾ホラー映画。悪夢の世界と悪夢を引き起こすことになった現実世界の出来事で複層的に構成された作品。あんまり怖くなかったかな、ホラー感は『パンズ・ラビリンス』レベル。
台湾が舞
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

『なぜ君は総理大臣になれないのか』観賞。良いドキュメンタリーはやはり胸に響く。小川淳也、東大法学部卒、官僚エリート、日本を変えたいと願う純朴な政治家。
地元の小選挙区香川1区で相対するのは平井卓也、現
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

『スウィング・キッズ』鑑賞。テレビで観たからかな?軽快なタップシーンはとても心地良かったものの、あまり乗り切れないまま終わってしまった。韓国版『雨に唄えば』の印象。
典型的な西洋人描写と王道のストーリ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『The Guilty』鑑賞。『Search』が好みだったので元々観ようとしていたものの見逃してしまったのでAmazonには感謝……『Search』がPC画面の固定フレームで音声だけでなくビデオ通話や>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

『ハーレイクイン』鑑賞。『スーサイドスクアッド』の方が良かったかな。ジョーカーとの破局(=男の後ろ盾喪失)をきっかけに復讐者に狙われるハーレイクインの姿や男性刑事に手柄を横取られてしまう女性黒人刑事の>>続きを読む

東京クルド(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

『東京クルド』鑑賞。蕨にはクルド人が多く居りワラビスタンと言われている、ということはしっていたが、日本でもクルド人がここまで苦しんでいると知らなかった自分が恥ずかしい。日本に住むクルド人は約2000人>>続きを読む

最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『最後にして最初の人類』鑑賞。ユーゴスラヴィアの巨大建築物群スポメニックを背景に監督でもあるヨハン・ヨハンソンの上質な音楽、そしてティルダ・ウィンストンの語りが囁かれる。唯一無二の映像体験かと思いきや>>続きを読む

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

『ジャングル・クルーズ』鑑賞。可もなく不可もなし、といった映画。ドウェイン・ジョンソン好きなら楽しめるかな〜無理矢理フェミニズム要素入れる必要ある?最近こうした義務的に社会的正義が入れられることが多い>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

『ライトハウス』観賞。『ウィッチ』はすごく好みだったのに今作は完全に鑑賞者として敗北。霧笛で演出される不気味な雰囲気で『ウィッチ』同様一気にゴシックホラーの世界へと導かれたものの、その後はよくわからな>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

『プロミシング・ヤング・ウーマン』鑑賞。竜そばの裏でこんなとんでもない作品が公開されていたとは!端的に言ってしまうと男性に性的被害を受け大学中退を余儀なくされた成績優秀な(Promising)女性ニー>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『竜とそばかすの姫』観賞。良くも悪くも質の高い映像と音楽があると良い作品にはなるという印象。敢えてなのか既視感のあるシーンや演出が多かった。
冒頭圧巻の歌姫シーンで高まる期待感、でもこの仮想現実への没
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『17歳の瞳に映る世界』観賞。原題"Never Rarely Sometimes Always"の意味がわかるシーンが白眉。望まない妊娠をした未成年のオータム。親に知られないようにすべて自分の力で何と>>続きを読む

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