だーきーさんの映画レビュー・感想・評価

だーきー

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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.7

十分に面白いんだけど、ちょっと面食らった。WWEを観に来たらパンクラスだったような感じだろうか(わかる人にわかれ)

やりすぎ荒唐無稽なキングスマンを想定していたので「おぉ…」となった。それでも冷静に
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偶然と想像(2021年製作の映画)

3.8

これは良かった。3編のオムニバス。どれが好きかはその時々で変わりそう。

お伽話というかグリム童話というか。そうした何かの寓話のような感じもある。

3編のどれも会話のリズムがとてもいい。やたらリアル
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.7

個人的には惜しい感。

トーマシンマッケンジーとアニャテイラージョイの存在感めっさよい。昔のロンドンのレトロ感の美しさが主演二人を引き立ててて画としての愉しさに溢れてる。ワクワクする。

ストーリーや
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.8

手段を選ばない女性といえばロザムンド・パイクというくらいのハマり役。かのゴーン・ガールとは一味違う突き抜けたサイコパス。ゲスくて怖いです。

バディ役のエイザ・ゴンザレスの存在がロザムンド・パイクのキ
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スパゲティコード・ラブ(2021年製作の映画)

3.7

爽やかな群像劇

スパゲティというほどには絡まっていない印象。一つ一つのエピソードは深さはないけれど分かりやすく端的に爽やかに。全体としてずっしりとは来ない、楽に観れてこなれてる。
画の感じも、あっさ
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.8

正義感を武器にしてきたTVディレクターがある事件をきっかけに行動がぐらぐらとしてしまうお話。
自分が最も大事にしているところになんかあると行動に強く影響が出てしまう、という…。それでもどうにか正しくあ
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.8

個人的にこうした実話ベースのお話が好きなんだけど、そのなかでも割と好きな部類。

手段を選ばないアメリカを真正面から描いてる。全体として淡々とした力強さ。映画!という感じの山場はないけれど、しっかり引
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.8

泣かせの一作。「おまえら泣かせるぞコラ」という制作陣の意気込みがすごい。中盤以降は泣かせの演出と永野芽郁の泣き演技で執拗なまでに畳み掛けてきます。これでもかとばかりに。で、ちゃんとグッときます。という>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.1

分かりづらく書くと、舞台は中世フランスで、騎士A、もうひとりの騎士B、Aの妻Cがいまして、妻Cが騎士Bに乱暴されたとして騎士Aが騎士Bを訴える。というお話。

その事件を3人それぞれの主観で描く。なの
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.7

役者さんの演技がすばらしい作品

ストーリーは多少無理さが見られたり、説明感が強すぎるセリフが散見されたりして、入り込みきれなかったりする。

それでも佐藤健と清原果耶の演技がすごくて引っ張られる。特
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.6

無口なステイサムの復讐劇
アクション派手でかっこいいんだけど、割と一本調子かなあ。ステイサム死ぬわけないと思いながら観るので、展開が練られてる割にはハラハラしないという不思議な状態に。

空白(2021年製作の映画)

4.3

これはすごかったなー。余韻が凄い。映画「空白」

万引きを疑われて逃げた女の子がスーパーの店長に追われてるうちに交通事故に遭って亡くなってしまう。それをキッカケとしたあれやこれやのお話。

なのだけど
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.6

良くも悪くも前作と変わらない一作。安心感はすごくある。

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.8

とんでもない一般ピープルを淡々と厳粛に演じるカンバーバッチ先生の得意技。
静かな緊張感が少しずつ増していく感じで息が詰まる。終わったかなと思ってからが意外と長い。このパートこそ描きたかったところだろう
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.9

ジョニーデップのリアル系の作品では一番好きかもしれない。

見た目をめっちゃ似せるのお得意なジョニデ先生だけど、今作だとそれだけではなくて内面というか執念のようなものがぐいっと出ていたように感じた。
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

お酒を飲んで血中アルコール濃度を一定に保つと幸せになるっていう論文の実証実験をしちゃうぞ!っていうお話。
この時点で悪いことが起こらないわけがないと分かるわけで、やっぱり悪いことは起こるんだけど、この
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.7

そんなに悪くなかったですけどね。
なんというか初期テレビゲームの探偵モノみたいな。犯人はヤス。話はわりかし雑だしヒュー・ジャックマンはメンヘラ気味だけど、筋が緻密ならいい映画かというとそういうわけでも
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オールド(2021年製作の映画)

3.7

シャマランさんらしい映画
アイデア面白いし伏線は回収されててよくできてる。でも1時間50分なのに幾分長いなと思ったかな。90分くらいでさくっとだったらもっと評価高かったかも。

#2021_16

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.3

雰囲気を楽しむ映画なのかな
事実と創作を曖昧にしたストーリーテリングは手法としてはあるし、そうした作品はむしろ好きなほうなんだけど、今作においてはわかりづらさが上回ってしまって読後感があまりよくなかっ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.7

映画自体というよりも。
同じような舞台装置を使っていたサマーウォーズと今作を比べて作家自体の変化を楽しんでしまった。テーマ曲めっちゃいいね。

#2021_15

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.2

ニューヨークの下町的なエリアに住む人種マイノリティなみなさんを描いたミュージカル映画。ミュージカル映画には珍しくヒップホップ系のトラック中心なのが新鮮でとてもいい。ラテン系の雰囲気からしぶとい強さみた>>続きを読む

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.8

いまや業界を代表する脳筋映画となったワイスピ最新作は今作もめちゃめちゃご機嫌である。

ヴィン・ディーゼルがザ・ロックと揉めたんならジョン・シナを連れてくるこの感じが堪らない。次はブロック・レスナーあ
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.5

なんかたまにこういうのも観たくなる。という一品。
地方都市に住むコンプレックスある男の子と女の子のお話。全体的にほっこり。安心して楽しめた。

#2021_12

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.1

めっちゃインパクト強かった一作。ストーリーの完成度が凄すぎるやつ。
夜な夜なクラブで酔いつぶれたふりをして、下心満載でナンパしてくる男性を懲らしめる女性。なんでそんなことしてるのか?っていうのをフック
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ブラックバード 家族が家族であるうちに(2019年製作の映画)

3.8

佳作。安楽死をすることを決めた母を見守るために集まる家族。最後の1日を迎えるにあたってのあれやこれや。

全体としては静かな会話劇。ベクトルは違うけど家族のことを考えてるっていうことは変わらないので全
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.3

いやあ気持ち悪かったですね。予告で気持ち悪いだろうなと思って観たらめちゃめちゃ気持ち悪かったです。そういう意味では期待通り。

#2021_6

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

フランシス・マクドーマンドが現代のノマドの暮らしを演じる作品。
「演じる」と書いたけれどあまりにも自然な映像と切り取り方。台詞がかなり少ないのだけれど説得力がすごくて空気感が皮膚にすぅと張り付いてくる
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.7

面白かった。
騙し騙され!とは思わなかったけれども、テンポよく二転三転するストーリー。立ったキャラクターが入り乱れていて飽きさせない。

キャスティングがあまりにもピッタリでよき。大泉洋はこういうイン
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AGANAI 地下鉄サリン事件と私(2020年製作の映画)

3.6

評価がなかなか難しい映画だと思った。感想が散らかる。

地下鉄サリン事件の被害者である監督が、加害者と旅をしながら謝罪の言葉を引き出そうとするドキュメンタリー。なんだろうけども。

監督のコミュニケー
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

ずっしりとした読後感がきっつい。
普通に身にまとっている社会性とか常識みたいなやつのふわふわとした危うさを、元受刑者の粗暴でシンプルな行動によって指摘してくるお話。
もちろん両面あって、元受刑者の行動
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.1

これはかなりエンタメすぎて楽しい。オススメ。特にファッションクラスタなら気絶モノだと思われます。

クルエラがとにかくカッコいい、痛快、パンキッシュ。クルエラのファンになってしまう。エマ・ストーンがめ
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

(๑•̀ㅂ•́)و✧俺たちのガイ・リッチーが帰ってきた。
観ました映画「ジェントルメン」

初期のガイ・リッチー好きなんですよね。登場人物が多くて、言葉遣いはとてもじゃないけど上品とは言えなくて、そし
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.2

認知症をテーマにした映画。すごく練り込まれた傑作だと思う。おすすめ。

認知症患者の症状を表現してぐいっと引き込んでくる。序盤はなんならミステリー映画のような不穏さや緊張感がじっとり。

それが続くの
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街の上で(2019年製作の映画)

4.1

じわりと身体に浸透してくるような映画。白湯のよう。おすすめ。

下北沢って街をぎゅぎゅぎゅっと濃縮したような男性と、下北沢って街の要素を抽出したような女性たちの話。

映画なのでもちろんいろいろあるん
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

これはやばいやつだ。

普通に欲しいものを普通に欲しがってるだけ。それが満たされないことがじっとりと積み重なっていく。そして諦めと怒りのバランスがぐらぐらとして、ついに開放してしまう。そんなことはどこ
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