ほんとによく完成された映画だと思う。
ルパンといえばこれ。
物語としてどうかというより、これ全体としてひとつの絵画のような芸術なのだと思う。
美しいという印象が残る。
子供と一緒に数えられないくらい観た。
観れば観るほど新たな発見と共に面白さが増してきました。(おそらく一回一回はそれほど集中して観られていないために)
大事にしていたおもちゃと、いつまで、どのように>>続きを読む
正統派な王道スタイルでありながらコミカルでもあり、とても素晴らしいエンターテイメントだと思います。
当時はわりとしらーっと観てましたが、何度も観たくなる、その度に楽しくもなる名作ですね。
舐めてたけど面白かった。
いつの時代も、その時代なりの古いものと新しいもの、去るものと来るものが混じりあってドラマチックな暮らしがそこにある。
やや野暮ったい感じが、ベタ気味な恋愛関係にむしろいい感じにフィットしてた。
ホッとする終わり方なので、安心して勧められる。
青春時代に投影される似たような経験のあるなしで評価は変わる気がする。
大ヒットした「君の名は」よりもこっちの方が好き。
田舎の祭りの描写が、盛ってる部分もあるが空気感がよく再現されててなるほどと思った。
身近な場所が思いがけず未知の世界に繋がっていたら…。
子供の頃なら誰でも感じたことのあるだろう、まだ見ぬものへの憧れの感覚。
危険も隣り合わせのそれは、子供を守るためにどこもかしこも封鎖され、空気を感>>続きを読む
二度と交わらなくても、確かに存在する彼ら。
ドラえもんの映画は、コミュニティ内に限定された世界観に縛られそうな現代社会に生きる子供たちに、世界の広がり、大きさを感じさせてくれるので好き。
ドラえもんには珍しく、明確な敵役が存在する作品。
そうであるからこそヒロイックで燃える展開でもある。
生物との甘くはなく、シビアすぎもしない心の交流。
娯楽アニメ映画だけど、変な教育本よりも素直に教訓的であると思う。
冒険活劇なんだけど、ホラーでもあるしサスペンスでもある。
怖がっちゃう子供も多いのではなかろうか。
でも作品自体が面白いと、そのトラウマが強烈な良い思い出にもなるんだよね。
いじめっ子である乱暴者ジャイアン。
もちろん藤子不二雄が描くのはステレオタイプなそれではなく、優しさも情けなさも狡猾さも備えた魅力的なキャラクターである。
この作品ではその中でも、男気・優しさ・かっこ>>続きを読む
ドラえもんの映画は基本的に一作完結という造りになっていて、それはそれでよく纏まっていて良いのだが
原作と共に成長していく少年少女からすれば、過去の記憶と共にのび太たちに自分の姿も更新しながら投影してい>>続きを読む
フォーマットはアニメーションで、一般には子供向けとされるのだけど
藤子不二雄はその中に普遍的なメッセージを感じさせる。
不自然な行動原理や展開(いわゆる子供だまし)をしないのが素晴らしいと思う。
リル>>続きを読む
冒険活劇であり、少年の心を踊らせる良作だと思う。
のび太の持つ「一握りの勇気」にフォーカスされている。
何はともあれバギーちゃん。
それぞれがとても自然に行動原理を持って生きているのがほんと凄いと思う。
藤子不二雄!