だるまさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

ある意味4DX。いや4DX以上に4DXかもしれない。

ってほど違う脳と聴覚視覚が刺激受けた作品だった。

あまりにカタチ作られた社会に生きる身からしたら、異端すぎて、しかしそこに乱れはなく、洗練され
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スペース・スウィーパーズ(2020年製作の映画)

3.5

韓国のエンタメはここまできたか。
と同時に、日本のエンタメも頑張ってほしい。

と思ってしまう映画であった。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.2

「本気」とはまさにこのこと。

気持ちが本意で入っている。

この映画からよく伝わったきた。

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.8

イスラム教にとってアッラーは神様だが、
ホテルマンにとっては、お客様が神様。

日本の「おもてなし」が薄れてしまうほどのこの時のホテルマンの対応と覚悟。

素晴らしすぎる。
超一流の仕事流儀が見れた
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.7

そうきたか!!っていうどんでん返しだったが、終始ホラーっぽい感じはあまり好みではなく。

ただ前半の観た内容を考えつつそれをネタバレしてから違う目線をはめ込んで考える、あの時間は快感でした。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.1

どの親になるのかは子どもは選べない。その出生の良し悪しによって、子どもの人生がどうなるかはだいぶ変わってしまう。

子どもは授かるものだ。
授かった以上最大の愛は与えるべきであるし、その責務を持って授
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.6

ループを通じて色んなやり方で犠牲にあった黒人が見えてくる。被害者の名前も出しながら。

ただこれを徹すると白人の警官は基本黒人を見下してるようなイメージを持ってしまう気もする。

アメリカにルーツもな
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.8

話で行ったら
冤罪が晴れて良かった。ってことなんだけど、そこじゃない気がする。

FBIが犯人を捕まえるために捜査を始めたが、中々見つからないことの批判を気にしてそれっぽい人を犯人に見たててしまう。
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.3

昨日「スッキリ」で言ってた
彼ピッピ(友達以上恋人未満)の話ですね。

人も恋も十人十色。
ただどんな形であれ、どんな結果であれ、長い人生の一つの出来事と考えれば「いい」思い出になり得るのでは、と思う
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

日本社会の
「縦」と「横」の繋がりを感じた映画だった。

「縦」。血が繋がってようと繋がってまいと、上の方には従属する。上の人が「カラスは白」といったらカラスは白としか言えない、ようにどんだけ理不尽な
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

3.7

ストリートビューのような映像。自分がまるでそこにいるかのよう。

こういう影響力のある人が映像として世に出すことは知ってもらえる良いきっかけになるし、観る側も中国の知らない一面、今までのイメージの中国
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完璧な他人(2018年製作の映画)

3.6

人のスマホはダメでしょ笑笑。

逆にいうとその人を知りたければその人のスマホを見ればほとんど分かる、とも言えるな。

あーこわいこわい。

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

4.3

インパクト度合いは映画ランキングNO.1でしょう。

全然グレイテストショーマンよりこっちを見るべき。

人間としてこの社会に生きている限り、現実を、人類の歴史を直視すべきであり、この映画はそういう点
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.0

兄貴を陥れたのか、それとも真実を語ったのか。。

どんなに「ゆれて」も動いちゃいけない芯は持たないといけないし、人生で渡らざるを得ない橋はどこまで「ゆれて」も渡り切ってこそ次のステージがあると思う。
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.3

河瀬直美監督はすごいわ。

感動の一辺倒で終わらない。誰も悪い人はいないのに、でも起こってしまった問題。実際の社会に溢れ返っている問題。

日本の家族制度の溝にある問題だと思う。こればっかしは正解は無
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.5

貧困の逆は富でない。正義である。


ここまで正義を通せる人もなかなかいないよ。
本当素晴らしい。
政治家よ、見習ってほしい。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.7

最高の青春映画。
知らない世界を知ってる先輩には憧れはもつもの。
ちょっと悪ぶってる先輩にも憧れちゃうのもよく分かる。

一方でそれを心配し叱る母親。

歳が20代前半というのもあるのか、どっちにも共
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

恋は盲目。
どんなにうかがわしくても愛している人なら信じてしまうのかし、ら?

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.8

ミロのヴィーナスが素晴らしい芸術作品といわれる。
腕が欠けているのに、だ。

じゃあ腕が欠けてなかったらもっと素晴らしい作品だったのか??

そうじゃないであろう。普通の芸術作品になり、他の作品に埋も
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.6

東大の人が就職活動しないのはおかしいってのがおかしいし、中卒の人が実は凄いことだって多分にある。
で、人生の満足を感じる瞬間は人によってそれぞれ。

だから
俺のこと、私のことを
肩書き雰囲気で勝手に
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.8

凪=風がやみ、海面が穏やかになること。
物事が安定しておさまってる状態。


人間、荒波な人生から抜け出し凪になるには
大きく環境と生き方を変えなければならない。


最後に凪になり終わるシーンはじん
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

まさかの展開。
確かに面白い。

ただ淡々と進んでいくストーリーにいまいち気分が乗らない自分もいた。

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.2

演者は皆本当にその暮らしをしている人。

だからなのか、熱い思いと現場の空気感が映像からありありと伝わってくる。

ある事のために生きてきた人間からそれを取るということはその人を殺すようなもの。宿命と
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

凄いのは映画という短い尺なのに警察vsヤクザの二項対立でなく、警察vsヤクザvs凶悪犯の三項対立を上手いことまとめてしまったこと。

で韓国映画ありありの街中走り回ったり、容赦しない暴力描写、カーチェ
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.2

見えない、で終わらせるのでなく、見れるよう努力することが曇った視界を徐々に明るくするであろう。

思いやりをもって他者の立場に立つこと。
多方面に考えられる配慮と訓練をすることが生きやすい世界を作り出
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.9

恐怖はお化けであれモンスターであれ、驚きであれ、結局は人間の意識の現れから起こり得るものである。


あとは煮えくるような気味が悪いパッケージが最高にセンスを感じる。

ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

5.0

もし、織田信長が天下統一をしたら、
もし、ジョンレノンが生きていたら、
もし、白人と黒人の歴史が逆転だったら、、。

今の作り上げられた世界は今まで生きてきた人間が作り上げた。だからこそもし歴史の事象
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エンドレス・サマー/終りなき夏(1966年製作の映画)

5.0

サーフィン大好き、旅大好きな僕からしたら、
んもうたまらんっ!!っていう
ドンピシャ映画!!!

サーフィンしている様子と旅して動物や現地の民族の人たちの様子の映像は最高!😚
この映画観てれば、気づか
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ラスト、コーション(2007年製作の映画)

4.0

敵を愛してしまう、という何度も見たことのあるお話。

時間をたっぷり使い、徐々に距離を縮めてしまう大人のエロさをだすため2時間半の尺を使ったはいいが、少しだれたし、もっとはしょれた所はあったかも。
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

3.9

50年前の追っかけ劇。
電車と車の追っかけ合いは下手なアトラクションより面白い。必見。

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.8

とっても上手いサスペンス劇。
だいぶ前の映画だが古めかしさが全くないんだ。ずっとハラハラさせられた。ヒッチコックすげえぞ。

フォーン・ブース(2002年製作の映画)

4.3

動きはないが、動きがありまくりの映画。

これまた面白い。
犯人の意図は全くもってわからないし、コリンファレルはそこまで悪くないのにめちゃくちゃ追い詰められる笑。(妻がいて愛人もいるという理由だったけ
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激突!(1971年製作の映画)

5.0

ボケとツッコミで成り立つ漫才。
時代と共に多様な変化、バリエーションを遂げたが、
逆に典型的なボケとツッコミを極めた漫才師が近年現れた。
それが一昨年の優勝者「ミルクボーイ」。

その洗練された漫才は
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アマデウス(1984年製作の映画)

3.7

モーツァルトを通して描かれたのは
人間の醜さ、罪深さ、だろう。

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

4.5

かっけえ。。。

西海岸のヒップホップの歴史を知りたければドクタードレーの軌跡を見ていけとはよく言われるが、それがガッツリと見れるのがこの作品。
「ストレイト・アウト・コンプトン」の曲調がすげえイカし
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欲望の翼(1990年製作の映画)

4.5

「一分て
とても短いけど
とても長い時もあるの。
彼は言った。
『おまえと過ごした一分を忘れない』って。」


エッチな会話。

べっとりとした描写。


ウォンカーウェイしか勝たないね。