村田さんの映画レビュー・感想・評価

村田

村田

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小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.0

🎞孤立した貧困農民夫婦の生活と尊厳と愛
👍バルビゾン派の風景画みたいな自然主義

ボディ・アンド・ソウル(1947年製作の映画)

3.5

🎞成功したボクサーが八百長を誘われ葛藤
👍試合場面でのバストショットの切り返し

女群西部へ!(1951年製作の映画)

4.0

🎞街コン開催のため女子軍団を連れ大移動
👍個性的でパワフルな活劇とフェミニズム
👎牛を女に置き換えてそうな作劇プロセス

私刑(リンチ)される女(1953年製作の映画)

3.5

🎞南北戦争の要衝でつよつよ女同士が邂逅
👍自立した勇敢な女性キャラの対立と連帯

危険な場所で(1951年製作の映画)

3.5

🎞荒んだ刑事が左遷先で盲目の女性に会う
👍ノワールの皮を被ったヒューマンドラマ
👎蛇足的で唐突なハッピーエンド風の結び

怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年製作の映画)

3.5

🎞悪党とエージェントの間に絆が芽生える
👍BTTF3をやや彷彿とさせる謎の感慨

怪盗グルーの月泥棒 3D(2010年製作の映画)

3.5

🎞悪党が野望を抱きつつも子供と共同生活
👍なんか地味にナイスなサントラの爽快感

碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.0

🎞️汚名返上と仇討ちを盤上盤外で果たす侍
👍鮮烈で豊かな光の表現と草彅の鋭い眼光
👎️納得のいかない脚本とダッサい回想入り

明治一代女(1955年製作の映画)

3.5

🎞フォロワーに金を貰って推し活する芸者
👍芸や歌舞伎といった演劇空間描写の充実

果てなき船路(1940年製作の映画)

3.5

🎞故郷への長い船旅に乗り合わせた男たち
👍厚みのある美術と寂寥感漂う群像ドラマ

廃墟の群盗(1948年製作の映画)

3.5

🎞略奪者一行のマシなリーダーに心を開く
👍静寂や自然音を効果的に用いた演出の妙

扉の陰の秘密(1948年製作の映画)

3.5

🎞夫の屋敷の部屋が何かいちいち怖過ぎる
👍息をつかせない劇伴や演出のテンション

不屈の男たち/ラスティ・メン 死のロデオ(1952年製作の映画)

3.5

🎞️危な過ぎるからロデオせんといて欲しい
👍濃密な人間ドラマを映すクローズアップ

マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.0

🎞️NYでの英語習得を通し自尊心を得る妻
👍初めての異邦で味わった喜怒哀楽が蘇る
👎️海外ロケゆえかボリウッド要素は控えめ

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

🎞️京都貴船の旅館で2分間ループし続ける
👍刻々と変わる貴船の景色と主人公の魅力
👎️あまりにもB級SFな終盤の展開に脱力

ONE PIECE FAN LETTER(2024年製作の映画)

4.0

🎞️ワンピース世界の一般人視点スピンオフ
👍現代の東映アニメーションの特上大トロ

陽気な中尉さん(1931年製作の映画)

3.0

🎞恋人と王女との三角関係になってしまう
👍ルビッチらしい軽快でユーモラスな攻防
👎泣く演技が酷くて爆笑したんかと思った

七月のクリスマス(1940年製作の映画)

3.5

🎞標語コンペの一攫千金がガセだった模様
👍ラスト0.5秒に一瞬だけ映る猫カット

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.5

🎞自分をドンキホーテと思い込んでる老人
👍メタフィクションがメタフィクションに

グリース(1978年製作の映画)

3.5

🎞学校行事で距離を縮める不良と清純女子
👍直球の爆盛りエンタメによる青春の肯定

ザ・ラスト・ウェーブ(1977年製作の映画)

3.0

🎞不可解な現象にアボリジニが関わってる
👍ヴェンダースとフリードキンの味がする

むかしの歌(1939年製作の映画)

3.5

🎞️世の趨勢で没落した船場の娘が身を売る
👍山中貞雄を彷彿とさせる叙情的な絵作り
👎️録音状態が悪く聞き取れない部分が多い

花つみ日記(1939年製作の映画)

3.5

🎞学友と不仲になった女学生が友情を貫く
👍夜の雨を捉える邦画離れした映像センス

花ちりぬ(1938年製作の映画)

4.0

🎞禁門の変に翻弄される幕末祇園の舞妓達
👍現代性さえある瑞々しい会話と死の香り

君と別れて(1933年製作の映画)

3.5

🎞芸者と不良息子とその幼馴染の苦い物語
👍構図取りやカッティングが極めて高水準