ダーヨシさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.0

よく撮れたなあ!というドキュメンタリー映画。
インタビューが主体なんだけど、一人ひとりの生徒に敬意をもって接しないと撮れない映画。学校と保護者もよく企画を通してくれたなあ。

一見みんなが仲良くて楽し
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.3

どこがダメというわけではないのだけど、ラスト30分は寝てしまって何回も巻き戻した。生まれながらに背負うべきものがある苦悩する男を献身的に愛し支える女、みたいな構図が退屈。

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.7

30分でここまで絶望感を味わわせるの、本当に凄い。しかしこれがアメリカにおける人種差別の現実。たぶん現実の方が酷い。

主人公が、アフリカ系女性たちのおかれたさらに過酷な状況に気づくシーンが象徴的で、
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.6

主役の2人だけじゃなくて、出てくる人がみんな良い。写真の作品も良いし、音楽も良い。全然退屈しない。でも唯一出てこなかった人に最後にやられてしまった…あのやろーー

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.2

若くして天才詐欺師で司法試験も一発で通ってしまう秀才なんだけど、離婚した母親と父親のよりが戻ると信じてるところは人間関係の機微が分からない子どもで、でもそのギャップがまた切ない。

バッド・ママのクリスマス(2017年製作の映画)

3.6

三者三様の毒親と娘の対決。ラストはそんなうまいこといくかよーってずっこけたけど、まあ気楽に楽しめた。

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.5

内戦国からは輸入できない決まりになっていても隣国を経由してなら取引できるので、違法に採掘・密輸されまくって「先進国」で売られているダイヤモンド。もともと興味ないけどまったく欲しくなくなった。

先が読
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アビエイター(2004年製作の映画)

4.3

ディカプリオいい役者だなー(知ってた)
スコセッシのディカプリオいきいきとぶっ飛んでて大好き。

ケイト・ブランシェットもやばい。何あの表情。別れる時の。あんな顔させたらあかんやろ。土下座して詫びるわ
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.9

役者、セリフ、カメラワーク、、めっちゃかっこええ! 冒頭の剃刀のシーンで早くも、ぎゃあーって叫んでたね。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

音楽とカーアクションが爽快。
主人公が事件に巻き込まれていくのにハラハラして、恋人待たせてるのにヤキモキして、バックで爆走するのにすげーってなって、楽しい作品だった。

監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

3.8

「顧客のことを「ユーザー」と呼ぶ産業は2つしかない。違法ドラッグとソフトウェアだ。」っつーね。(ほんまかな)

少なくとも子どものうちはSNS使ったら駄目だと思ったし、なんなら大人もまずいことになって
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乱れる(1964年製作の映画)

4.0

相思相愛の二人なのに世間とか時代に負けてしまう話。現代では成り立たないだろうな。

しかし、スーパーが進出して商店街がさびれ(立ち行かなくなった店主が自殺する)、亡き夫から継いだ酒屋を18年間切り盛り
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トラベラー(1974年製作の映画)

4.0

とんでもない悪ガキが延々と悪事をはたらくんだけど、かろうじて気持ちもわかる分、ラストに持ってかれたなー。あの子あれからどうしたんだろう。考えられるうちで最良のラストシーンではないか。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.3

あああううううう。終わりだと思ったところから始まるんだよ?(パーティーは最後まで居たい派)
2015から2020年の見事なクロニクル。そしていらすとやが更新停止した今、2021…

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.0

ほぼ自伝的映画らしい。監督は政治犯で何年も投獄されてて、50歳超えてやっと撮った第一作がこれで、しかも冷戦末期に撮ったのがまず驚き。子どもへの演出がいい。子ども時代の無邪気さ、取り返しのつかなさ、『マ>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.5

『ヤクザと憲法』のドラマ版かと思った。
非常にリアルな「ヤクザ映画」
綾野剛も磯村勇斗も良い!
警察がクソ!!!

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.7

2011年のパンデミック映画を2021年1月に観るのはなかなか得難い体験だった。今観るのが正解だった。ウイルスが陰謀論と結びつきがちな構造とか、みんな見たいものしか見ないメディアのあり方とか、予言され>>続きを読む

i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

3.8

ガースーが官房長官当時からとんでもなく不誠実な答弁しかしてこなかったことがよく分かる記録でもある。他の記者たちはいったい何を見て何を書いてるんだ。望月氏を孤立させている点で権力の共犯者だろう。

ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.0

悪人が1人もいない映画。予定調和。きらびやかなダンスシーンにすら退屈してしまった。

アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録(2020年製作の映画)

3.8

すべて関係者のSNS、メッセージ、警察の撮影映像、監視カメラ、ニュース映像etc.から構成した、その意味できわめて現代的なドキュメンタリーだけど、人間の愚かさ、醜悪さはいつの時代も変わらないことに暗然>>続きを読む

Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.5

前半の登場人物がほとんど見分けられなかった私には難解すぎた… 後半の州知事選挙にフェイクニュースで介入する辺りから面白くなっていった。

市民ケーン(1941年製作の映画)

4.0

『マンク』を観る前に観ておこうと思い再鑑賞。

オーソン・ウェルズのいかついけどチャーミングな演技に圧倒された。めちゃくちゃ寂しい人やんか…
そんで孤独のスケールがでかい。

なんで「市民」て付けたん
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ういらぶ。(2018年製作の映画)

1.0

好きすぎていじめてしまうどころか、自己肯定感を削って自分の言いなりにさせるんだ、あいつを調教してやってるんだって明言する男子高校生(平野紫耀)なんて見たくなかった…。しかも主役かよ。平野ファンはこれど>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.2

これは…コメディと見せかけてめっちゃ泣くやつ。あまちゃんの二人が泣き合うシーンで感無量。『勝手にふるえてろ』も良かったし大九明子に次も期待してる。

人間革命(1973年製作の映画)

3.4

戸田城聖を演じる丹羽哲郎が鬼気迫って凄い。これは折伏されてしまうかもなあ。
他にもキャスト、スタッフ、めちゃくちゃ豪華。
戸田は出版社も経営してて重版バンバンかけてかっこよかった。
原作の池田大作は今
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.8

20年ぶりくらいに観た。ドルビーシネマ、めちゃくちゃ良かった。思い起こせば公開年に友だちのお兄ちゃん(そのお兄ちゃんあきらっつー名前だったことに今気づいた)が部屋にポスター貼ってて「AKIRA?」てな>>続きを読む

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

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夫からDVを受けている女性にストーキングする高良健吾。DVシーンが酷い。小さな子どももいて逃げられない描写でしんどくなり、刃物が出てきたところでギブアップ。無理…。(助けられない自分を責めるより適切な>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

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冒頭の隠れキリシタンへの拷問シーンがもう辛すぎて体調が悪くなり、それ以降またいつ酷い拷問シーンが出てくるかびくびくして、途中であーもう無理… アダム・ドライバー好きでずっと観たかったんだけど、無理…

下女(1960年製作の映画)

3.5

なんだこれは!全員気が狂ってる… ガクガク…してたら、ラストで拍子抜けした。
あと、刃物は🔪やめてほしい

セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦中、人喰い山と呼ばれていたナンガパルバットで遭難し、チベットに流れ着いたオーストリア人ハインリヒ・ハラーの伝記。
退屈に感じてもおかしくない人間関係の機微をブラピが見事に演じていた。とい
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