deadcalmさんの映画レビュー・感想・評価

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自宅で育児の合間に観るスタイルが中心なので、トレンドは基本周回遅れでカバーします (あるいは、しません)。

映画(158)
ドラマ(4)

フッテージ(2012年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

こういうのはファウンドフッテージものとは言わんか。
サスペンスを期待したらガチオカルトホラーだった。

妻子もいるのに激レア級の大事故物件に自ら引っ越すとか、大島てるもビックリの愚行でもう主人公に1ミ
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.5

凄いものを観た、という感覚。

一言で言えばトラックがエクストリームな状況でオーライオーライする映画なわけだが、これが凄まじい緊張感。
自動車免許取り立ての頃にうっかりあり得ない細さの道に突入してしま
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へレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ちょうどタイミングが合ったので観た話題のやつ。

「ローズマリーの赤ちゃん」と「哭声〜コクソン〜」が融合したような精神攻撃型ホラー。因果関係のはっきりした不幸の連鎖と、そこから外れた不条理の絶妙なバラ
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恐怖分子(1986年製作の映画)

4.0

社会と人々の、複雑で殺伐としたざらついた関わりの中で、もっとも思い詰めた誰かが弾けてしまう映画。と要約するとこのあとの「クーリンチェ〜」への繋がりを感じさせる内容ではある。

映像の表現力はやっぱり素
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.9

カマキリ先生を敬愛する長男の、役者としての香川照之入門。他のすぐアクセスできる香川主演映画が「クリーピー」と「鬼が来た!」だったので、どう考えても消去法でこれ。初めて見るカマキリ先生の一面・・!(話を>>続きを読む

7月22日(2018年製作の映画)

3.4

2011年7月22日に起こった、ノルウェーでの爆破・銃乱射テロ事件の展開をなぞる映画。

日本は311の直後でずっと大変な時期だったので、単独犯で77人も殺害した衝撃的な事件なのに、ほとんど当時報道を
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エル・トポ(1969年製作の映画)

-

2回目の鑑賞。1回目は遥か昔。

いや本当に、普通の評価尺度では評価できない映画。特殊中の特殊ケース。点つけられない。(といいつつ、あとで落ち着いたら何らかの「好きさ」を表すかもしれない)

しかし、
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ライオンは今夜死ぬ(2017年製作の映画)

3.5

ヌーヴェルヴァーグに思い入れのある人には感涙のキャスティングとテーマの組み合わせであるらしい。

自分は思い入れと言うほど通ってないのでその補正は効いていないけれど、まったく指示どおりに演技しない自由
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.3

需要に対してたっぷりな映像的予算で期待値ピッタリに応える供給。

昔の同名アーケードゲームをベースとした実写化とのこと。終盤の派手な破壊ぶりとアクションは良かった。ジョージ(ゴリラ)の主人公ぶりも良か
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

2.4

不快なシーンが不快なのは真実を突いてるから、とか、面白くなかったけどいい映画だ、みたいな言説を見たけど、正直、認知的不協和では?という気がしている。

まず不快なシーンに必然性はないし、見せてくるもの
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.4

表現していないと死ぬタイプの表現者というのがいて、ホドロフスキーはその先端にいる人なんだと思う。

現役とはいえ87歳(本作公開時)でさすがに晩年としか言いようのない年齢に入った彼が一家総出で作った半
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.4

長らく待望していたがやっと観られた。

人物相関図や主要な固有名詞が頭に入って顔と名前が一致してくるまで若干時間がかかったけれど、だんだん入り込んで来ると、あとはただ浸っていた。しかし如何せん長いので
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ラブレス(2017年製作の映画)

3.3

冷え切った離婚協議中の夫婦が、失踪した一人息子をいやいや探す話。

初っ端から気が滅入るシーンで始まり、他人への関心を失くした男女は最後まで愛を理解しないまま、また不幸な犠牲者を産んでいく。全体的に気
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.2

全編がPC画面上で展開、という縛りプレイのサスペンス。

期待値そこそこで行ったからかそれを大きく越えてきて満足度高め。

話自体はそこまで奇抜ではないけれど、あと、終わってから振り返るとちょいちょい
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.5

あらすじからして「ルーム」みたいなちょっと考えさせられる重めの話かと思いきや、ものすごく明るくポジティブな内容だった。

普通なら「憐憫の対象」になるはずの主人公が一番ポジティブで、しかも社会適応に苦
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マングラー(1995年製作の映画)

3.0

キングの初期の傑作短編集「深夜勤務」から、「人間圧搾機」が原作 (タイトルがもうヤバい)。中高時代愛読してた初期キングはこういうアツくてほんのりアホな着想を、余計な要素を入れず徹底的に語りの上手さで面>>続きを読む

インド・オブ・ザ・デッド(2013年製作の映画)

3.3

インドのボンクラ悪友たちがゾンビパニックでわーわーする、インド版ショーン・オブ・ザ・デッドみたいなコメディ。兼麻薬撲滅啓蒙映画。邦題が頭悪くてよい。

序盤こそインド~って感じしてたけど、ことが起こっ
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ハートストーン(2016年製作の映画)

4.1

アイスランドの小さな漁村の思春期の少年少女の話。これは当たりです。

美しくも陰鬱で悲しく苦しい青春。田舎特有の息詰まるようなウェットさ、ソールやクリスティアンの葛藤、それらを包むアイスランドの自然。
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マッドボンバー(1972年製作の映画)

3.7

巧妙な連続爆弾魔の唯一の目撃者はたまたま同じ現場で別途犯行に及んでいた連続レイプ魔!という導入でもうお腹いっぱいになりそうな、血とおっぱいのサービスてんこ盛りの熱量高めなB級映画。

単なるB級から一
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モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン(1979年製作の映画)

4.2

諸方面を怒らせまくった正しい風刺コメディの傑作。

まあ何をおいてもやはりこの映画史に残るエンディングだ。コメディじゃなきゃできないどん底ブラックな展開の果てに始まるハイパーポジティブな "Alway
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.2

原作途中まで既読。
ちゃんとしたプロダクションでめちゃくちゃ王道のゾンビ映画をちゃんと作ってて好感。

原作一巻ラストのあの激烈なツカミのシーンも、細部の変更はあれどよく再現してる。

「普通の人が、
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ミュージアム(2016年製作の映画)

1.8

ただただイライラの募る映画だった。。

原作未読なので映画が悪いのか原作が悪いのかよくわからないけど、出てくるやつ出てくるやつ全員行動がおかしい。もちろんジャンルにより突っ込みどころだらけでもオーケー
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.3

ラスト15分で奈落に落とされるトラウマ映画の金字塔。中盤までは、器官の大半を失った肉体の檻の中で、ジョーが色鮮やかな過去の記憶や心象風景をさまよったり、額や胸に残っている触覚を頼りに外界の状況を推理し>>続きを読む

残像(2016年製作の映画)

4.0

アンジェイ・ワイダ初体験が遺作。

見せ方こそ違うが、気高い精神が圧倒的な力の前にへし折られていく様を透徹した目線で描いていくのは、スコセッシが映画化した「沈黙」に通じるものがある。ただ、こちらにはあ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.6

居心地の悪い不条理が独特なカメラワークで展開する。古い神話や民話の古典らしい理不尽さをそのままに現代にうまく翻案しており、面白かった。謎の青年がほんとによくわからない感じで、「コクソン」の國村隼 (前>>続きを読む

立ち去った女(2016年製作の映画)

3.6

4時間弱・モノクロ・定点長回し・音楽なしという完全に上級者向けフォーマット。この監督の過去作には10時間級のものとかもあったりして、いろいろタイム感が違う。

でもって展開も非常にスロウリイで、監督自
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.6

地中海寄りの地域の夏は気持ち良さそうでいつもうらやましい。ずっと美しい。終盤で冬になるけど、冬もいい。

冬になる直前の父親の語りがものすごく良くて、自分も父親だけど、こんな風に完璧にタイミングを掴ん
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光陰的故事(1982年製作の映画)

3.7

エドワード・ヤンの監督した第2話の雰囲気が他と全然違う。陰影の強いノスタルジックな画面がすごく良い。
性に目覚め始める少女の機微を最小限の描写で簡潔・端的に表していて、すごく素直な表現だと思う。自転車
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モルギアナ(1972年製作の映画)

3.3

「闇のバイブル」を mark したついでで、10年前に書いたやつをもうひとつ。
http://deadcalm.blog52.fc2.com/blog-entry-588.html

ダラダラした映画
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闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)

4.0

10年前に書いた紹介文。いま読むと少し恥ずかしい。
http://deadcalm.blog52.fc2.com/blog-entry-585.html

先日近所のTSUTAYAに行ったら置いてあっ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

2.6

30-40代狙いのあざとさ満載でそれはいいんだけど、中身がちゃんとしてないと・・。VR世界はまあなんでもありとしても、現実世界のガバすぎる設定と展開が引っかかりすぎて。特に黒幕のキャラクター付けや立ち>>続きを読む

ぼくらと、ぼくらの闇(2017年製作の映画)

3.3

青春真っ只中の少年たちが、事故で友人の一人を殺してしまい、みんなでそれを隠蔽するも、次第に罪悪感の闇に飲まれていく話。

最初のハイライトたる事故シーンが開始から結構あとでいきなり若干間延び感があった
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アントマン(2015年製作の映画)

3.0

MCU一つも観てないんだけど、虫好きの息子らが反応したので金ロー@自宅。ずっと昆虫マニアの長男による副音声解説つきである意味贅沢であった。
吹替で「それはサシハリアリよ」つって出てきたアリを見て「パラ
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

あらすじを見たときに頭に浮かんだ某病名がそのままオチに出てきた。たまたまその病気について知っていたのですぐに連想されたけれど、観ていればだんだん感づくやつではある。

もっとホラー or サスペンスに
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ニンジャ・フォース(1986年製作の映画)

-

伝説の「クラッシュ・オブ・ザ・ニンジャズ」に衝撃を受けて、「80年代ニンジャ映画・・気になる・・」というモードだった時代に秋葉原のジャンクセールで出会った VHS。たしか 300 円くらい。

これあ
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ジュラシック・シャーク(2012年製作の映画)

1.1

ヒドいものを観る目的でヒドい映画を観るのは何年ぶりだろう。80年代ニンジャ映画のVHSを集めていた学生時代、昔渋谷TSUTAYAにあった「トロマもの」の棚を全制覇しようと思ったけど3本くらいで心が折れ>>続きを読む