このレビューはネタバレを含みます
曲が良い。力持ち姉ちゃんの歌など好き。
ディズニーらしく脱色されてるがモラハラの度が過ぎているので、いくら辛い過去があったからって主犯格をそんな簡単に許して和解してはいかんですよ…。ミラベルには自ら>>続きを読む
『シティ・オブ・ゴッド』に近いものはあるが、アップビートさはなく、ただ悲惨。本当にフィクション?演技?と見紛う臨場感。初めての殺人の重みと、麻痺していく感覚、少年兵となり、自ら狂気に身を委ねることで却>>続きを読む
任侠✕ヒップホップでやりながらここまでサグ味が出ないのはさすがジャームッシュというかなんというか。「アイス屋」が出てくるけど隠語ではなく普通のほうだし、敵になるギャングもえらく渋いおじいちゃんばっかだ>>続きを読む
ユダヤ人としてナチスに捕まったものの、生き延びるためペルシャ人のふりをしたらナチスの将校にペルシャ語教えてくれって言われ、とっさにその場で考えた嘘ペルシャ語でレッスンすることになるんだけど、将校が真面>>続きを読む
「主役そのもの」は描かず、その周辺の人たちそれぞれの青春を描く、『桐島、部活〜』をちょっと思わせる構成。
タイトル通りに、青春の「はしの方」にいる、それぞれの青春をそこそこにやってきたけど不完全燃焼>>続きを読む
大筋は『ステップフォード・ワイフ』とほぼ同じとのことだけどそちらは未視聴。
ただただフローレンス・ピューを堪能する映画みたいな側面もありつつ、演出が良くて楽しめた。特に不穏な音響と音楽が非常にいい。>>続きを読む
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作中作自体も本家のリメイクという設定であるというヒネリもあるとはいえ、カメ止めのかなり忠実なリメイクであるので、オリジナルを知っているともはや期待を決して越えてくることはないという、生まれてきた時点で>>続きを読む
黒すぎるブラックユーモアがキレッキレで流石のおフランス様だった。全体的にコント的。サゲは落語的。ひっでえキャラばっかのひっでえ話だけどずーっとあっけらかんとしててケラケラ笑えた。死体描写は断面ばっちり>>続きを読む
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実話ベースだが脚色を極力入れない硬派スタイル。映画的な盛り上がりには少々欠けるが、エディ・レッドメインの演技一本で引っ張った感じ。静かに笑っているのに今にも何をするかわからない怖さが出ていて非常に良か>>続きを読む
インド映画の愛国心称揚要素はまったく今に始まったことではないものの、こんなにどストレートにナショナリズム満開の映画を作ってくるの、インドの右傾化が進んでるという報道はマジなんだなぁ…という複雑な気持ち>>続きを読む
子どもの頃好きだったボブ・ロスがドキュメンタリーに。ネトフリでは題名で検索しないと出てこない埋もれっぷり。ある世代以上にはかなり有名だと思うんだけど…
『絵画教室』そのままの優しい人格者であったらし>>続きを読む
再訪メモ。猟奇殺人事件を追うミステリー・サスペンスという枠だが、事件の真相は、というのは見せかけの主題で、反りの合わない都会の刑事と田舎の刑事がそれぞれに空回りし、壮絶に挫折する姿のほうが主題。やっぱ>>続きを読む
インドのドラゴン桜は殺し屋に襲われたりする。『きっと、うまくいく』の流れを汲む前向き学業礼讃ファンタジー。
こんな人が、こんな事件があったのまったく知らなかった。凄まじく重い。
最初の成功体験でおかしくなってしまったのか?最初からおかしかったのか?先鋭化した思想を制御できなくなり、本人も家族も振り回され。>>続きを読む
おしゃれ系イタリア映画の顔をしているが、スパイシーなユーモアで悲劇を包み込んだ、ウェス・アンダーソン的泣き笑いの美学に包まれた思春期映画であった。
クセの塊のような家族に囲まれた日常とその後訪れる不>>続きを読む
息子と。
前作はソニックの超高速移動が随所でフィーチャーされて映像体験として楽しかったが、今作はキャラも増えて見せたいことが渋滞気味なせいもあってか、ソニックがたまにしか音速移動してくれなくて、すご>>続きを読む
相変わらずコテコテ。ネタはずいぶん強引だが、なかなかオモロな絵面が生まれる妙案。
家の中で真上の高いところから見下ろすようなカットが面白かった。
スペースニードルやアンダーグラウンドツアーのほか、>>続きを読む
スルーしてた古典のフォローアップ。今年になって続編が出るようだし、今かなと。
最初から最後まで王道展開でさすがの内容であった。
エスター役のイザベル・ファーマンの豹変ぶりが大変良かった。本作撮影当時>>続きを読む
あらすじをあらかじめ把握しておかないと厳しい類の作品だった。初見では登場人物の関係性がかなりわかりにくい。音響がかなり不思議で、このセリフ誰が喋ってるん?ってなるのも大きい。とりあえずガラの悪い山賊み>>続きを読む
親業真っ最中だが、子とここまでしっかり向き合ってこれたか、これまでのところを振り返ると後悔と反省だらけだ。
いろんなモノローグが大量に散りばめられていて、どれもいいこと言っていて、人それぞれ刺さる言>>続きを読む
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アジアのホラーばっかり立て続けに観てる。
『REC』の様式で『来る』をリメイクしたようなモキュメンタリー。
ベタな土着信仰ものの設定だが、「本当は誰も何を信仰してるのかわかってない」という踏み込み方>>続きを読む
怪作であった。最後で「そうはならんやろ」ってのけぞったが、まあ最初の展開も「そうはならんやろ」だし、要するに全部おとぎ話だった。本当は怖いグリム童話のノリ。
子役のCOCOは最年少原宿系インスタグラ>>続きを読む
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観終わって頭に浮かんだのは、ただ一言、
「もったいねえ〜〜〜〜〜〜〜」
こんな素晴らしい設定思いついといて、なんでこんなシナリオで済ませるの…
血糊満載ではあるが肝心な部分は見せない残虐描写につ>>続きを読む
『返校』『怪怪怪怪物!!』『哭悲』と気合の入った作品が多く、Jホラーが怒涛の進化を遂げた90年代を思わせる勢いの台湾ホラー界。本作もホラーの過去のヒット作の成分をよく研究した感がすごい。
プロットは>>続きを読む
妙に繊細な主人公の心理描写と悪趣味グロ描写を、ミスマッチにも程があるのに強引に組み合わせた怪作。ラストカットもかなりの人がドン引きするタイプのパンチの効きすぎたギャグ。劇中劇のやりすぎぶりといい確かに>>続きを読む
筆舌に尽くしがたい内容だが、最後の情報でさらに目眩がした。
30や40を過ぎてから初めて真実を知った「子どもたち」の当事者、そのときいったいどんな心境だったか想像するに余りある。みな同じような青い目>>続きを読む
どうかしているレベルのせわしないカット割と、どうかしてるクズ人間大行進。
予想以上にいろいろ終わってて、鬼畜大宴会(懐っ)を観るようなマインドセットで観るべきやつだった。若い頃ならいざ知らずこの年に>>続きを読む
『フリーガイ』のタイカ・ワイティティ(役者として)がめっぽうお気に入りなので、本作も期待してたけど、良かった。
ジョジョ少年の揺れ動く心もよいのだけども、サム・ロックウェルが良すぎた。裏主人公感。こ>>続きを読む
幻の映画がアマプラ登場!ということで。
犯人性格も動機も最悪すぎて良かった。
当時の技術としては新しい表現だった、のかな。知識不足でそのあたりはよくわからないが、今の感覚だとツッコミを入れたくなる>>続きを読む
劇場最終日に駆け込み鑑賞。先にTシャツだけ買っていたのだが、まだ日程余裕あると思って忘れてた。危うくTシャツ着てるくせに本編は観てないというクソにわかポーザー野郎になるところだった。
曲やライブをじ>>続きを読む
もっと陰惨な展開も覚悟していたが、ほどほどに嫌ーな感じだった。少し似たストーリーの作品としてシュヴァンクマイエルの『オテサーネク』を思い出すが、あちらのほうが展開はエグいかな。
毒親の歪んだ愛情を一>>続きを読む
劇場で、しかもほぼ貸し切りに近いレイトショーで見たんだけど、あるシーンでこの選択が大正解だった。『サウンドオブメタル』とかと同様、無音がちゃんと無音になる環境で観るのを強く推奨する。
主人公ルビーの>>続きを読む
ほぼ総集編のような何か+サブコンテキスト(登場人物がオーディオコメンタリーしてるようなもの)、一番知りたかった本編ラストの続きも一応あるけど尺としてはわずか。しかもまた謎残してくるー。流石にもうすっき>>続きを読む
フランス版『鉄男』いや鉄女?
監督の前作『RAW』を遥かに超えて怪作に仕上がってて、カルト映画スメル凄かった。パルムドールだからって普通の人にはとても勧められないぞ。というか、よく賞あげたなぁ。
普>>続きを読む
ああつらい。ああつらいなあ。ああつらい。
最初から最後までしんどい。
誰も彼を理解してあげられない。
登場人物たちはもちろん、どうにか理解したい、共感したいと願う我々観客にとっても彼の行動の多くは包容>>続きを読む
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いやー、本当に血を継いでるなぁ。エグい臓物感溢れる描写に、虚実・自他の境界を溶かしていくバッドトリッピングな映像、すごく『ビデオドローム』あたりのお父ちゃんぽさあるぞ。
最後は本当に人格元通りになれ>>続きを読む