modernboyさんの映画レビュー・感想・評価

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アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

編集しながら観て印象に残ったのは、アインシュタインへの先入観、風変わり感&浮世離れ感よりもなんだか真っ当な人間を観た気がして。

それに対してドキュメンタリーとして映像が持ち出されるリアルアインシュタ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

TOHOシネマズ日比谷にて。
久しぶりに素晴らしい映画体験だったなと!!!
観る前は“原爆の父”という先入観から、どう日本が結びついて描かれるのか?と日本人らしい斜に構えた先入観を持っていたのですが、
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街のあかり(2006年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

渋谷ユーロスペースにて。
冒頭から会話劇が面白く、どうして直ぐに「結婚する?」ってなるの?と「早いわ!」

後は、オープニングシーンでは寡黙な警備員なのに、その後の飲み屋では、トイレから出てくる客のド
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.9

個人的にいろんなバイアスがあるからか、好きな映画だったのと、繋がりを勝手に感じて観ていて嬉しくなる映画でした。

ストーリーは過去描写がメインで、回想と現在の行き来で構成されていて、手紙的なナレーショ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.8

面白い!けど、ようわからん!
世界観が凝り固まっているので、着いていけるかどうか?試されますね。

個人的に声優のオンパレードやオマージュが面白かったので、
世界観以外の楽しみポイントも多分にあったか
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.8

“イニョン”という縁をテーマに、幼なじみの二度にわたる再会を描いた映画。

主演2人の仕草や眼差しが良くて、
思ったより心地よい映画体験でした。
年代毎に、登場する小道具が個人的にはツボでした。
Sk
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

TOHOシネマズ日比谷のシャンテにて。
1830〜の健康的な夜の回で鑑賞。

乗富さんレビューにある通りよく出来た映画かつ、映像玄人向けな気もする、ザ・映画な印象です!

骨太ですね、法廷の描き方がリ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

なんだか海外で改めて話題なので、
前回の印象が弱めでしたが観てきました〜。

結果は大変満足でした!
大戦が始まるので、やっぱり戦いがあると、往々にしてカタルシスがあるので、観ていてわかりやすく盛り上
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

今回ミッド・サマーのような嫌いの表現が無かったので、とても気に入りました!!
個人的に“哀れなるものたち”よりも、断然こっち。

ジム・キャリーの某映画へのオマージュ感もあったけど、もちろんアリ・アス
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.4

予告編のレビューにある、「圧倒的な多幸感!」というレビューに尽きる、あったかい系の映画。

誰が監督か忘れてて途中まで見てて、なんかミルズっぽいなと思ったら、やっぱりミルズでした。
作家性が顕著で、納
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.2

好きな映画です!
冒頭直ぐの、バスに揺られる女性(アンサ)のカットから、「わぁ〜、アキ・カウリスマキだ!」と分かるくらい、特徴的な画作りだなと、改めて再認識。

カット内で人を端に置いたりするような人
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

※個人的に、好きではなかった。

映像美も各キャラクター性も凄く、特に美術と衣装は群を抜いて良いです…!

禁忌的な医術によって生まれた“ベラ”がその特異な出生故の思考と価値観を持って世の中を闊歩して
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

TOHOシネマズ シャンテにて。
心地よい映画体験を得られるので、一人でのんびり観るのが良いかもと思います。
加えて涔々と現代東京を描いた映画という点で、今後も日本の映画界や海外の小津安二郎好きに残る
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

TOHOシネマズ日比谷にて。
戦争映画として良いと思った作品です!

構成・脚本が良いですね、演出も良いです、観て損なしだし、劇場の音響で暗い中でシアターに釘付けになって観るのが良い。

1番良かった
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春に散る(2023年製作の映画)

3.7

劇場で予告を観た際に原作沢木耕太郎さんだったので、それだけで、自分的には観る価値があるなと。
(少なくともバービーやサンドランド、よりは観に行きたいと思いまして)

質という面でいうと、沢木さんリスペ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

依代“宮﨑駿”なジブリ映画、かと!

個人的な1番の注目ポイントは、もう飽きてきた(あるいは、慣れてきた)実写SF表現、アニメ表現、教科書で習ったようなセオリーを感じざるを得ない脚本(いわゆるアカデミ
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怪物(2023年製作の映画)

3.5

TOHOシネマズ日比谷にて。
正直に言って、コレがわかる人はハイリテラシー過ぎるのか、ハイコンテクスト過ぎやしないですか…?
たぶん、僕は頭が悪いんでしょう、よくわかりませんでした。



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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

男性が観るか、女性が観るかで見え方が変わりそうな映画。

男性だと男性主軸の娘(下の女の子)を観る視線。
女性だと父親を観る視点という感じで。

記憶と記録というレビューがありましたが、正にそうい感じ
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.2

TOHOシネマズ日比谷にて。
もはやシリーズ第何作目か、把握できてませんが!
コ哀映画ということと、気持ち楽に観れそうなので観てきました〜。

久しぶりのコナン映画なので、改めて気づくことも多かったで
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.2

2023.04.15.
TOHOシネマズ日比谷シャンテにて。

久しぶりに感想を書こう!と思った映画でした!

とても構成、脚本が成熟した映画だなと。
それでいて、少ない登場人物それぞれのキャラクター
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

TOHOシネマズ日比谷にて。

“ジャズはアツいんだ”という劇中のセリフがそのままこの映画になってる。
演奏シーンの盛り上がりは本当に凄く、世界観に呑み込まれます。
今作は映画館で、しかも音響の良い箱
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

公開初日に観るのは、若干失敗だったかも?でした。これは下手に他の声が聞こえたり、真横に知らない人がいる中で観るものじゃないかも…。

あのラスト1分切ったところからの演出は予想できていただけに、あの余
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.5

色々すごい映画でした。
世界観然り、脚本然り、撮影技術とCGIクオリティも凄まじいです。
凄まじいというのは、苛烈系では無く、こうどしっと質高い画を、丁寧に描いてる…という感じです!

ぱっと見ライテ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.1

良い映画でした!!

個人的には地震を題材に描いてきたのが驚きでしたね、そこで日本人には割とハードな震災と紐付けできたのは、もう、刺さります

今回はしっとりしつつも、ハードに、丁寧に描かれていった物
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

ブラビがこういう役やっても良いね。
観ていて楽しいテンポと、
小喜劇の連続性が良いです。
あんな事件が日本で起きたら、大問題!

タランティーノみを感じる暴力描写と各登場人物の死にっぷりも、良いです。

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.3

思い入れが強い作品だったので、久しぶりに劇場で、あの空気感に浸れてサイコーでした。

おもしろおかしいことが、小気味よく起こっていくので、観ていて気持ち良い。
ここは、森見登美彦作品すべての映像でちゃ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

のん、さんの演技が光る映画。
冒頭の男でも女でも〜は、ちょっと蛇足ですね。
5年くらい前なら合ってたのかも?

魚大好きな子を、否定せず真っ直ぐに育てる母親役に井川遥さん。
母性があってましたね、綺麗
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

エンタメ映画です。
ホラーよりも、これはエンタメだと言いたいです笑

いや、最後のオチを観るとみんなそう思うと。
個人的には、あのバイクシーン出た段階で、あ、これ、スタッフ楽しんでやってるわと。

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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.7

シリーズ締めの一作。
批判されると思いますが、一言で言うなら無難!



これまでのシリーズから続き恐竜バトルは引き続き本作にもありますが、
観ていて気づいたのが、1作目〜3作目のような血生臭い
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.1

この映画で、挑戦者コーナーは「青」ってことを初めてちゃんと認識しました。

その話を受けてから、あぁ、だから、主人公の瓜田を例えて、題名が“BLUE”なのかと。

脚本と登場人物のバランスがとても良い
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.9

東映なんだから、東映の劇場で観ました!
adoさんの歌声に魅せられるアニメ映画。
ウタの表情百面相が良かった。
ラスボス系ヒロインは、思えば初めてちゃんと観たかも?
狂信的な歌で幸せにするという、決意
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

ペニーって誰!?となりながら、
中盤の教官マーヴェリックの超絶フライトに大興奮。
(ペニー、前作で名前だけ登場してたのね)

フラグ立ちつつ、いやいやトップガンがバッドエンドは無いなと後半は妙な安心感
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ゲーム(1997年製作の映画)

4.0

フィンチャー、フィンチャー、フィンチャー。
久しぶりのフィンチャー!
(制作は1997…笑)

観たことなければ、
知ってもいなかった映画。

セブンとファイトクラブの間に制作されてたんですね。

N
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

これぞマニアなウルトラマン映画。
冒頭から庵野節が炸裂し続けるのですが、
その軸は初期ウルトラマンの令和リバイバル版です!

どうしても気になったのが二つ!
物語序盤、神永と浅見の初対面シーン。
あそ
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