じらふさんの映画レビュー・感想・評価

じらふ

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RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

4.0

生い立ちや生活環境もラップカルチャーに含むのならばめちゃめちゃラッパーな映画だった。

ただ別にラップが多いとか音楽シーン多いとかでなくほんとに半生を描いた映画。ただその半生がいかついのだけれども..
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

いつも通りの心地よい朗読調のストーリー展開と、バランスのいいコメディだった。

これまでの作品と違って緊迫シーンがちゃんとドキドキして、よりドラマチックに感じられました。

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

女性を主役にした明るめなロードムービー。

1発の発砲で環境も心も全てが変わったテルマと、過去の記憶に追われながら、将来の目的地が絞られていったルイーズ。

最終的には2人とも今の自分が最高潮というこ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.7

ゴジラを見たい時はなんとなく人間の味方の方がいいけど、話の広がりとドラマチックさでいうと、こっちの方が好きだった。つまりはハリウッド版よりもTOHO版の方が面白い。

中盤までの絶望感の感じ方がすごく
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.5

すっごい演出もオシャレで紳士を感じられるスパイ映画だった。
007を通ってないから新鮮で、フォーマルなスパイってこうなのかなって思ったり。
テンポ感も良くて、飽きない、かっこいい映画でした。

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.5

キャストが豪華で好きな俳優ばっかりだった。
ストーリーも好きだったけど、緊張と緩和の部分がいまいち弱く感じてしまったのと、最後「愛」強めのメッセージに捉えられてしまって、しっくりこなかったな。

史実
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

『LENNINGRAD COWBOYS』っぽいって思いながら見てたけど、こっちはアクションも笑けてくる激しめのミュージカルコメディだった。周りはどんどん激しくなっていってるのに、本人たちが引き芸なのも>>続きを読む

ロボコップ(1987年製作の映画)

3.0

中学生の時に友人が好きだと言っていたのを思い出して鑑賞。

いわゆるヒーロー映画だと思っていたけど、想像よりグロいし、ジョークも大人っぽいものが多い。アメリカのヒーロー映画だから全員綺麗に倒しきると思
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.5

元のゴジラを見たことがないのだけど、ゴジラVS日本っていう構図をすごくリアルに描いていて面白かった。

「ゴジラは生き物だから倒せる」という言葉があったけど、実際今私たちは地震や戦争、経済において深刻
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

ちょうど自分世代の人間が憧れるような行き方のひとつだ。スマホを使わず、フィルムやレコードでレトロを楽しむ。

でも多分真似したとて彼のような素敵さ(若者っぽく言うとエモさ)は生まれない。むしろもっとあ
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

4.0

フランス映画でコメディに振り切った映画初めてみたような気がする。

下ネタとパロディのサンドイッチみたいな映画だった。こんなにくだらないのにストーリーちゃんとしてて、オチも感動方面で落とそうとしている
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スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

2.5

美術を見ているような物語に広がりを感じる映画だった。

登場人物は3人だけ。情景もほとんど変わらず荒野の中に家ひとつ、小屋ひとつ。

ストーリーでも画でも生まれる空間が良かった。

寫眞館(2013年製作の映画)

3.5

時代と人がプッツンプッツン変わっていく感じがなんとなく4コマ漫画を見ているような気持ちになる。

アウトフィット(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

マフィアと裁断師っていうめちゃめちゃオシャレな組み合わせに惹かれて視聴。
舞台はずっと店の中だけど、緊張感ある場面が続くから飽きなかった。みんな裏があるアングラ集団の中で、徐々に裁断師の凄さが静かに際
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.7

オードリーannリスナーで聞いてたから気になって鑑賞。

見ててかなり苦しくなった。

生きやすさってのは結局、「面白さ」とか「かっこよさ」ではなく、それらを踏まえた「心地良さ」っていう総合点で決まる
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クロスロード(1986年製作の映画)

3.0

途中まで結構好きだったのに、果たし合い入ってからなんかすごく安っぽくなったな、、

フリークスアウト(2021年製作の映画)

3.5

キャッチコピーからめちゃくちゃする話なのかと思ってたけど、思ってたよりだいぶちゃんとしてた。

チーム・ジンバブエのソムリエたち(2021年製作の映画)

3.5

人生で初めて口にするものへの高揚も、それまでのストーリーがあればあるほど大きくなるのかな、なんて思った。

何かに感動できる場所っていうのは安全とセットなんだろうな。

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

抑圧の度合いがすごくリアルに感じた。

人として接することと、障害者として接することは全然違うんだよな。もっと、人として接することが正しいのではなくて、カテゴリー抜きで、個人として接し合うことが流行の
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中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

3.8

言葉が少ない感じが男兄弟っぽくて好きです。

自分はどちらかというと弟側(実家を置いてきたという意味で)で、実家帰るといつの間にか分からないことがいっぱいあるっていうシチュエーションがすごく分かった。
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.8

めちゃくちゃに良かった。

演出すごくて迫力すごい。手に汗握る感バシバシでした。sonyの努力もガンガンに伝わってきた。自分も映画の世界で終わらずに本物を見に行きたい。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

世界観は『夢のチョコレート工場』だったけど、繋がってる話と言うよりはまた別のパラレルワールドって気がした。

ウォンカが魔法使いではなくあくまでチョコレート職人って扱いなとこが良かったな。チョコは子供
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ランブルフィッシュ(1983年製作の映画)

3.7

これまで見た白黒の映画で一番画がカッコイイ映画だった。
出演者もみんな色っぽくて、男でもセクシーだなって思っちゃう。

憧れの兄を追っていたマット。絶対にこの道を歩むんだと思っていたところに、自分の道
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.0

まずタイトルがオシャレ。

最初はもっと子供も見るような映画なのかなって思ってたけどどちらかというと大人向けだった。血縁的には偽物の父娘かもしれないけど、最終的にアディが戻ってきたくなった関係性が大切
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夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.0

『チャーリーとチョコレート工場』と比べるとやっぱり規模感とキャラデザで見劣りしてしまうところはあるけど、流石に根本のストーリーが面白すぎる。

3分の1をチケットの入手までの時間に使うところや割と残酷
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

2.3

「自由でないから不幸なのかしら?」
「不幸だから自由でないの?」
はすごい好きなセリフ。

さらば青春の光とかはまだ、青春の心情として理解できたけど、時代の問題なのかあんまり主人公に感情移入はできなか
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大脱走(1963年製作の映画)

2.9

脱出モノっぽくなくて、アドベンチャー強い作品だった。多分音楽と演出のせいなんだろうけど。音楽は知ってるのたくさんあったな。

でもあれが本当に実話で50人脱走したっていうのはすごいな。中盤まで「ナチス
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

「映画は現実とは違う」

そんなセリフが中盤にあったけど、ラストにフォード監督が言った

「地平線が下にあると面白い、上にあっても面白い、でも真ん中にあると死ぬほどつまらん」

ってのを聞くと、やっぱ
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ノースハリウッド(2021年製作の映画)

4.0

好きなやつですね。

脆くて不安定だけど、それでも自分で立って歩かないといけない。背負うものも捨てるものも、大人という意味でも、夢を叶えるという意味でも、どんどん大きくなる。

でもやっぱりアメリカに
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(2023年製作の映画)

2.5

たけし映画を見たことがなく、「お、歴史物か〜」と思って見てみたが、歴史物ではなかった。
グロとホモとコントと一方で天下取りへの複雑な人間関係と、どうやって見ていいかちょっと分からなかったな。

他のた
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(2023年製作の映画)

3.7

漫画のようなコマ割り表現、映画にしては長いナレーション、映像の色味がウェス・アンダーソンの世界に引き込んでくれました。

内容もとても馬鹿馬鹿しい御伽噺のようなお話で、ちゃんちゃんという落ちがちょうど
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.9

小説を読んでいる自分の頭の中を映像化したかのような、ウェス・アンダーソン感万歳の作品。

演じている演者も楽しそうな作品だなあと思った。内容自体も短編小説かのような内容で、世界観に引き込まれました。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ミスター・ノーバディーの派手な復讐劇とは違い、本来の暗殺者らしい静かな、淡々とした復讐劇。
ただ、その割にみんな片付けてまた優雅な日常に戻りました、ってオチがあんまり好みではなかった。

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