そりっどあいぼりーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

5.0

100年ほど前の映画だけど未だに凡百の新作よりも映画的快楽に満ちている

サンセット大通り(1950年製作の映画)

5.0

これは凄い......色々な映画に何度も引用された伝説的作品なので勉強のつもりで観たのだが、そんな邪な気持ちも忘れされるほど圧巻の傑作。超絶技巧の撮影テクニックと狂気のストーリー、ラストの禍々しさと煌>>続きを読む

ボディ・ダブル(1984年製作の映画)

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世界で一番劇伴が面白い映画、尾行のシークエンスは本当に素晴らしいです。

牯嶺街少年殺人事件(1991年製作の映画)

5.0

3時間57分、時間を経るほどに惹き込まれる。圧巻なのは後半の約2時間。ファムファタルを巡る狂気が画面をどんどん鋭利にしていく。全くもって素晴らしい。

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

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名刺のデザインの微妙な違いに嫉妬していた彼らのように、Filmarksの登録本数だけに嫉妬し競おうとするような人間になっていないだろうか。アニメの知識、音楽の知識、洋服の数、知っているおしゃれなお店の>>続きを読む

ニーチェの馬(2011年製作の映画)

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難解かと思っていたが視聴はそれほど苦ではない、静かに訪れる絶望がむしろ刺激的ですらあった。まず不快な劇伴が素晴らしい。効果音も良い、完璧な構図で展開する長回し、繰り返しの日常でも飽きがこないように毎回>>続きを読む

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

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コーエン・ライクなブラックコメディ好きなんですよ......ちゃんとこのジャンルでチャレンジしていて新鮮なのが良いです。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

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本当にバトルはすべてが神話、キメまくりの映像は毎秒切り取っても家に飾れるぐらい最高すぎるんだけど、ちょっとストーリーが看過できないほどあまりにも奇妙かつゆるふわ過ぎますね……。自分の英語力が低いからつ>>続きを読む

マチネー/土曜の午後はキッスで始まる(1993年製作の映画)

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日々の生活で辛いことや不安があるからこそ、映画をみて辛い思いをしたり怖い体験をするんだよ。それができることが映画の魅力なんだ。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

5.0

これまでジョンウィックってまぁ面白いよねという感想だったんだけど、今回キル・ビルを凶悪にアップデートさせた感じになってて本当にトンデモなボンクラ映画の傑作として仕上がっている。とにかくふざけすぎ、韓国>>続きを読む

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

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いつのまにか視聴者が物語に加担する悪魔になっていることに気付く。その瞬間が恐ろしい。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

5.0

わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ>>続きを読む

ピリオド -羽ばたく女性たち-(2018年製作の映画)

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今年のアカデミー賞 短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した本作。たった26分、Netflixで鑑賞することが可能なので加入している人はぜひ観て欲しい。この前に観たドキュメンタリーがあまりにもピンとこない>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ジャンルを横断して観客を翻弄する本作。ランボー(もしくは"死神ランボー 皆殺しの戦場")のようなベトナムPTSDものかと予測させる序盤だが、すぐにオカルトホラーへと移り、かと思えば今度は政府陰謀物へ.>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

5.0

あまりにも良すぎる......これは。ストーリー自体は詰め込み過ぎなくらい矢継ぎ早で、ギャグを畳みかけるような構成になっているのだが、全編ジムジャームッシュのようなオフビートさが漂っている。このテンポ>>続きを読む

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

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何なんでしょうね、最後でどうしようなく泣いてしまいますね。

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

5.0

昔から山田監督はキャラクターの細かな仕草でかわいさなどを表現することが上手いと思っていたけど、リズと青い鳥ではそれが究極に達していて、主人公二人の心情表現のほとんどは彼女たちの微妙な仕草だけでやりとり>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

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ミステリー部分も惹きつける要素はあるが、物語の終盤に加藤剛が楽曲の中で振り返る親子の旅の思い出が何より圧巻。辛いが充実した旅を続ける過程を、彼が心で思い描いた辛くも美しいシーンとして描くことで感動的な>>続きを読む

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

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「映画における裁判」というものを改めて思い返してみると、言葉と言葉のやり取りが中心的な役割を果たしていることがほとんどだったように思う。そしてこれは、裁判という舞台上当然のことだと思っていた。しかし、>>続きを読む