Dickさんの映画レビュー・感想・評価

Dick

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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

1.はじめに

❶近年のディズニー/ピクサー・アニメには、有色人を主人公にしたものが多い。その理由は?
是が非でも知りたいが、何処にも公表されておらず、当事者マターであるので、ここではタイトルと舞台だ
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ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

5.0

1.はじめに:フレデリック・ワイズマン監督との相性

❶フレデリック・ワイズマン監督の作品に対面したのは、2004年8月。当時赴任地の滋賀県甲賀郡にあった「碧水ホール」の企画「フレデリック・ワイズマン
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.5

★冒頭に次が示される:「This is a truu story」。

❶相性:上。
★民主主義を支えている人たちに、心からの敬意を表したい。

➋時代:主人公のモーリタニア人スラヒが逮捕される200
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.0

●作品概要(出典:映画.com)
作家の燃え殻が2016年に発表したデビュー作「ボクたちはみんな大人になれなかった」を映画化。1995年、ボクは彼女と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。彼女の言
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花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

3.5

★2018/01/19シネマスコーレで鑑賞。

❶マッチング:かなり消化不良。

➋大林宣彦監督の「戦争三部作」の最終作。3作とも、リアルタイムでリピートしだが、本作が一番理解しづらい。
小生のベスト
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旅情(1955年製作の映画)

5.0

●「第二回 新・午前十時の映画祭 デジタルで甦る永遠の名作」で鑑賞。2015/01/10

●初公開時は小学4年生で、リアルタイムでは観ていないが、高校時代のリバイバルで観たのが最初。以後数回リバイ
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わが青春のフロレンス(1970年製作の映画)

4.3

★2017.05.20名古屋シネマテークで鑑賞

❶マッチング:消化良好。
➋邦題から、二十世紀初頭のフロレンス(フィレンツェ)を舞台にした甘美なラブストーリーか?と勝手に想像していたが、半分違ってい
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ナショナル・ギャラリー 英国の至宝(2014年製作の映画)

5.0

★2015.02.09名古屋センチュリー2劇場で鑑賞。

❶非常に分かり易く、共感し、教えられる傑作だ。商業映画はこうでなければならない。
❷「修復」と「復元」とを区別している。 X線分析、赤外線分
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さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

1.0

★2015.02.09名古屋センチュリー2劇場で鑑賞。

●早くも本年度ワースト1登場。今年も何百本の映画を観ることになるだろうが、これより酷いものはないだろう。
●ゴダール作品にはお馴染みの引用目的
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クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち(2011年製作の映画)

4.8

★2012.07.24名古屋センチュリー1劇場で鑑賞。

❶高校時代に『世界の夜(60伊)』他のシリーズに登場した「クレージー・ホース・サルーン」のショーを観てそのエロティシズムに魅せられた。そして「
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.0

★2011.04.23リバイバル公開を鑑賞。

●ヌーヴェルバーグの旗手、ジャン=リュック・ゴダール(当時28歳)の初の長編で最高傑作と言われる。話は単純。軽薄な自動車泥棒の常習犯が警官を殺してしまい
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

2.0

★2011.04.23リバイバル公開を鑑賞
 
●自己中の男が、自己中の女とよりを戻し、おろかな行為により最後は二人共死んでしまう。『勝手にしやがれ』と並ぶヌーヴェル・ヴァーグの代表的作品だが、今観る
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

●作品概要(出典:allcinema)
「ムーンライト」「ドリーム」のジャネール・モネイが、アメリカ南部のプランテーションで白人に奴隷として虐げられるエデンと、現代のアメリカでベストセラー作家として活
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くじらびと(2021年製作の映画)

4.8


1.はじめに:珍しい捕鯨映画

♠本第1項は、同時期に公開された『鯨神(くじらがみ)(1962日)』の第1項と重複しています。先にご覧になった方は、本稿をオミットして下さい。

❶アメリカ文学を代表
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鯨神(くじらがみ)(1962年製作の映画)

3.0

1.はじめに:珍しい捕鯨映画

♠本第1項は、同時期に公開された『くじらびと(Doc)(2021日)』の第1項と重複しています。先にご覧になった方は、本稿をオミットして下さい。

❶アメリカ文学を代表
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.8

1.はじめに:リドリー・スコット監督との相性:

❶世界的名監督であるリドリー・スコットの監督作品は、1977年39歳のデビュー作『デュエリスト/決闘者(The Duellists)』以降、83歳の本
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空白(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

♠気がかりな点が幾つかあったので、リピートして検証した。

1.はじめに:吉田恵輔監督との相性:

❶1975年生まれの吉田恵輔は、東京ビジュアルアーツ在学中から自主映画を制作し、憧れでもあった塚本晋
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恋の花咲く 伊豆の踊子(1933年製作の映画)

4.0

●あいち国際女性映画祭2005.09.11
●弁士:澤登翠、楽団:カラード・モノトーン。

●映画単体では今観ると並みの出来だが、澤登さんの七色の声とオリジナルの名セリフの語りが加わると、あらあら不思
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

♠初回のレビューは10月10日付けで投稿済だが、あの感動をもう一度味わうべくリピートしたので、❽&➒項を追記して改定する。

1.はじめに:瀬々敬久監督との相性:

❶1960年生れの瀬々は、高校時代
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.3

1.はじめに

❶ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる5作目にして最後のダニエル版ボンドとなるシリーズ第25作『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』が、ようやく今月1日から日本公開となった。
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

5.0

❶相性:上。
★製薬会社⇒病院⇒政府権力へと繋がる癒着の連鎖と、それを暴く勇気あるジャーナリストと正義の政治家。

➋発端は、6年前の2015年10月30日、ルーマニアの首都ブカレストのナイトクラブ「
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総理の夫(2021年製作の映画)

4.8

❶相性:上。

➋時代は現代、舞台は東京。

❸考察

①2020年、アメリカでは史上初の女性大統領が誕生した。昨年公開された『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019米)Long Shot
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1.前説

❶アメリカ映画には、日本映画にはないジャンルがある。
❷代表的なのが「西部劇(ウエスタン)」だが、それ以外にも幾つかある。
❸その一つが「森林消火隊・森林警備隊」の映画で、本作を含め4本が
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DAU. 退行(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

●作品概要(出典:公式サイト)
①第70回ベルリン映画祭(2020)で銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞した映画第一弾『DAU.ナターシャ(2020)』(139分)は、本年2月にシアター・イメージフォーラム他
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【マイレビュー:◆◆◆ネタバレ注意】

1.はじめに:濱口竜介監督との相性

❶濱口竜介の長編劇映画監督作品は、本作を含め4本が劇場公開されている。全作をリアルタイムで観ているが、マイ評点は下記の通り
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科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

❶相性:中。

➋20年以上にわたって親しまれてきたというTVドラマの初の劇場版だが、TVドラマは数回観た程度で馴染みが薄い。

❸日本の人気TVドラマの劇場版と言えば、『劇場版MOZU(2015)』
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エル・トポ(1970年製作の映画)

1.0

■シネマスコーレの<世紀末映画祭>で2021年9月11日から1週間のリバイバル公開が決まっているので観るつもりで、マイ・アーカーブを調べたら、2010/09~のリバイバル「製作40周年デジタルリマスタ>>続きを読む

シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

1.はじめに:入江悠監督との相性

❶入江悠の長編が、名古屋で初めて公開されたのは、2009年の『SR サイタマノラッパー(2008)』で、それ以降、インディーズ・メジャー合わせ本作を含め12本が劇場
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三眼ノ村 輪廻の章(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

❶相性:上。
★グロテスクな残酷描写たっぷりのタイ発B級ホラー「三眼ノ村 黒魔術の章(2005)」の続編で前日譚。

➋前作の要旨:
①三眼ノ村の若者タの高校時代の仲良し5人は、今は大学2年になってい
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

❶相性:上。
★ワイルドで型破りな復讐ドラマ。今年のアカデミー賞で作品、監督、脚本、主演女優(キャリー・マリガン)、編集の5部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。
★最後の最後でアベンジ(正義の復讐
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三眼ノ村 黒魔術の章(2005年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

❶相性:上。
★グロテスクな残酷描写たっぷりのタイ発B級ホラー。突っ込み所は多いが、ロジックとして辻褄が合っているので納得出来る。16年前の作品だが、古さを感じない。

➋時代:現代。大学2年の現在と
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.5

2016.09.19センチュリーシネマで鑑賞

「函館三部作最終章」に異議あり

❶最初に苦情を呈しておきたい。
チラシには、「『海炭市叙景』(注1)、『そこのみにて光り輝く』(注2)に続く、孤高
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キネマの神様(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

❶相性:上。

➋時代と舞台:舞台は東京とその近郊の映画撮影所。時は、2019年あたりから幕が開き、50年前の青春時代に戻り、コロナ禍で、全国の映画館が休業や観客数制限等を強いられ経営危機に陥った20
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名もなき歌(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

❶相性:中。
★良い題材で、真面目な意欲作ではあるが、その描き方に乗れない。
★30年前の問題点を羅列しただけで、今に通じるメッセージが伝わらない。

➋時代と舞台:1988年、政情不安に揺れるペルー
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親愛なる君へ(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

❶相性:中。
★あまりにも善良すぎる主人公に、歯がゆさを覚える。

➋時代:現代。
★台湾が、アジアで初めて同性婚を認める法案を可決したのが、2019年5月だが、本作はそれ以前の物語。

❸舞台:台湾
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

❶相性:中。
★主要キャラの熱血ぶりは大いに楽しめるが、基本となるタイムリープの設定に説得力がなく乗れない。

➋時代:2020年から幕が開き、2010年にタイムリープし、以後両者間を何度も行き来して
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