1.はじめに
❶ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる5作目にして最後のダニエル版ボンドとなるシリーズ第25作『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』が、ようやく今月1日から日本公開となった。>>続きを読む
❶相性:上。
★製薬会社⇒病院⇒政府権力へと繋がる癒着の連鎖と、それを暴く勇気あるジャーナリストと正義の政治家。
➋発端は、6年前の2015年10月30日、ルーマニアの首都ブカレストのナイトクラブ「>>続きを読む
❶相性:上。
➋時代は現代、舞台は東京。
❸考察
①2020年、アメリカでは史上初の女性大統領が誕生した。昨年公開された『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019米)Long Shot>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1.前説
❶アメリカ映画には、日本映画にはないジャンルがある。
❷代表的なのが「西部劇(ウエスタン)」だが、それ以外にも幾つかある。
❸その一つが「森林消火隊・森林警備隊」の映画で、本作を含め4本が>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
●作品概要(出典:公式サイト)
①第70回ベルリン映画祭(2020)で銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞した映画第一弾『DAU.ナターシャ(2020)』(139分)は、本年2月にシアター・イメージフォーラム他>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【マイレビュー:◆◆◆ネタバレ注意】
1.はじめに:濱口竜介監督との相性
❶濱口竜介の長編劇映画監督作品は、本作を含め4本が劇場公開されている。全作をリアルタイムで観ているが、マイ評点は下記の通り>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
❶相性:中。
➋20年以上にわたって親しまれてきたというTVドラマの初の劇場版だが、TVドラマは数回観た程度で馴染みが薄い。
❸日本の人気TVドラマの劇場版と言えば、『劇場版MOZU(2015)』>>続きを読む
■シネマスコーレの<世紀末映画祭>で2021年9月11日から1週間のリバイバル公開が決まっているので観るつもりで、マイ・アーカーブを調べたら、2010/09~のリバイバル「製作40周年デジタルリマスタ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1.はじめに:入江悠監督との相性
❶入江悠の長編が、名古屋で初めて公開されたのは、2009年の『SR サイタマノラッパー(2008)』で、それ以降、インディーズ・メジャー合わせ本作を含め12本が劇場>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
❶相性:上。
★グロテスクな残酷描写たっぷりのタイ発B級ホラー「三眼ノ村 黒魔術の章(2005)」の続編で前日譚。
➋前作の要旨:
①三眼ノ村の若者タの高校時代の仲良し5人は、今は大学2年になってい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
❶相性:上。
★ワイルドで型破りな復讐ドラマ。今年のアカデミー賞で作品、監督、脚本、主演女優(キャリー・マリガン)、編集の5部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。
★最後の最後でアベンジ(正義の復讐>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
❶相性:上。
★グロテスクな残酷描写たっぷりのタイ発B級ホラー。突っ込み所は多いが、ロジックとして辻褄が合っているので納得出来る。16年前の作品だが、古さを感じない。
➋時代:現代。大学2年の現在と>>続きを読む
2016.09.19センチュリーシネマで鑑賞
「函館三部作最終章」に異議あり
❶最初に苦情を呈しておきたい。
チラシには、「『海炭市叙景』(注1)、『そこのみにて光り輝く』(注2)に続く、孤高>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
❶相性:上。
➋時代と舞台:舞台は東京とその近郊の映画撮影所。時は、2019年あたりから幕が開き、50年前の青春時代に戻り、コロナ禍で、全国の映画館が休業や観客数制限等を強いられ経営危機に陥った20>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
❶相性:中。
★良い題材で、真面目な意欲作ではあるが、その描き方に乗れない。
★30年前の問題点を羅列しただけで、今に通じるメッセージが伝わらない。
➋時代と舞台:1988年、政情不安に揺れるペルー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
❶相性:中。
★あまりにも善良すぎる主人公に、歯がゆさを覚える。
➋時代:現代。
★台湾が、アジアで初めて同性婚を認める法案を可決したのが、2019年5月だが、本作はそれ以前の物語。
❸舞台:台湾>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
❶相性:中。
★主要キャラの熱血ぶりは大いに楽しめるが、基本となるタイムリープの設定に説得力がなく乗れない。
➋時代:2020年から幕が開き、2010年にタイムリープし、以後両者間を何度も行き来して>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
●作品概要(出典:公式サイト)
1956年にアメリカで発表されて以来、色褪せぬ名作として世界中で愛される「夏への扉」(著:ロバート・A・ハインライン)。プロデューサーの小川真司氏が、「タイムトラベルも>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1.はじめに:ハングルと私
①これまでに観た数百本の韓国映画でお馴染みの「ハングル」だが、未だに読み書きが出来ない。
②20年ほど前、参考書を買ってものの、直ぐ断念した。★だらしない私(涙)。
③一>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1.はじめに:チェン・ユーシュン監督との相性
❶チェン・ユーシュンの長編監督作品は、本作を含め、計4本が日本公開されているが、その全作をリアルタイムで観ている。
①『1秒先の彼女(2020)』 2>>続きを読む
●波長がピッタリ合って大好きだった『ラブゴーゴー(97)』のチェン・ユーシュン監督の16年ぶりの長編映画は、期待通りの楽しい内容だった。50歳のチェン・ユーシュンが健在なのが嬉しい。
●深みはないけれ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1.はじめに:石井監督との相性:
❶石井裕也の長編監督作品は、本作を含め16本が劇場公開されている。毎年1本のコンスタントな割合で、好調と言える。
❷その中で、初期インディーズ作品の3本以降の全作を>>続きを読む
❶あいち国際女性映画祭2016で鑑賞。2016.09.07
この映画祭で一番の価値ある作品。
冒頭、桃井かおりのビデオメッセージあり。
➋最初に映るのは、被災後の福島の風景。
放射線で汚染された土の詰>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1.はじめに:石川慶監督との相性:
❶1977年、地元愛知県は豊橋市生まれの石川慶(いしかわ・けい)は、両親の影響で幼少の頃から映画が好きで、大学卒業後、映画監督を志し、多くの名匠を生み出したポーラ>>続きを読む
1.はじめに:香港と私
❶1971年を皮切りに、出張や個人旅行で何度も訪れている香港は、アジアの中では、駐在していたタイに次いで、思い入れの強い地である。
❷映画でも馴染み深く、これまでに観た香港>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
❶相性:上。
★映画愛が一杯!至福の90分。
★作り手の情熱が伝わってくる。
➋時代は現代、舞台はアメリカの架空の都市、映画の都、「ニャリウッド(Nyariwood)」
★実にふざけた命名(笑)だが、>>続きを読む
●キーワードは上流階級、孤独、インモラル、情事、不毛の愛、父性愛。イタリア映画得意のテーマだ。
●高給取りの主人公の医師や同僚の公私のストレスはかなりのもので、売春や衝動的行動に走る。家庭も破綻する・>>続きを読む
●G・パルトロウがこんなに上手い女優だったとは! 裕福で美人の才女が次第にエキセントリックになっていく演技が素晴らしい。
●AA主演女優賞に輝いた『恋におちたシェイクスピア(1998)』を筆頭に、『愛>>続きを読む
●原題「Les Triplettes de Belleville:ベルヴィル(架空の都市名)の三人組(三つ子)」
●手間隙かけたユニークな映像だ。凄いと思う。
①白黒クラシックフィルムに雨を降らせて>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
❶相性:上。
★韓国発のパラレルワールド・アクション。
★低予算のB級作品だが、ヒロインにキュートな魅力があること、呼び物のアクションに迫力があること、脚本がしっかりしていること、の3つの長所により気>>続きを読む
1. はじめに:
1.1 タイ映画と私
❶初めての海外駐在は、1971年、タイのバンコクだった。
★若松孝二監督の傑作『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007)』で描かれた「あさま山>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1.はじめに:瀬々敬久監督との相性:
❶1960年生れの瀬々は、高校時代からビデオを撮り始め、京都大学文学部哲学科に入学後は、映画部に入部し、16㎜で自主映画を制作監督していた。卒業後は独立プロに所>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1.はじめに:石井監督との相性:
❶石井裕也の長編監督作品は、本作を含め15本が劇場公開されている。毎年1本のコンスタントな割合で、好調と言える。
❷その中で、初期インディーズ作品の3本以降の全作を>>続きを読む
●作品概要(出典:公式サイト)
★過去名古屋で公開された史上最長(587分:9時間47分)の映画。
★大長編でも、今月公開された『ハイゼ家 百年(Doc)』(218分)のように、関係のない風景映像を延>>続きを読む
❶相性:中。
➋主な登場人物:
①ゲアハルト・グンダーマン(1955-1998):主人公のシンガー・ソングライター。炭鉱の掘削機の運転士。シュタージのスパイ(1976-1984)。
②コニー:グンダ>>続きを読む
■原題「Heimat ist ein Raum aus Zeit/家郷とは時間からなる空間である」
■英題「Heimat(独語:故郷、家)is a Space in Time/故郷は時間の空間なり」>>続きを読む