TomoHojoさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

TomoHojo

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食われる家族(2019年製作の映画)

3.8

韓国の闇をリアリスティックに炙り出してる掘出し物的な秀作。

宗教の闇。
キリスト教の闇。
信仰の闇。
恐ろしい。

演出面がかなり雑で火曜サスペンス劇場風にトントンと話しが進むのはご愛嬌?もっと骨太
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イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社(2019年製作の映画)

-

あまりに退屈で途中退席。

ただの宗教勧誘教本みたい。

よってスコアなし。

悪しからず。

ディエゴ・マラドーナ 二つの顔(2019年製作の映画)

3.6

ディエゴとマラドーナ。
2つの人格。
神と呼ばれた男。  

その華麗過ぎるプレーが仇となり自分の首を絞める事に。その様はサッカー選手というよりロックスター。ナポリで王朝を築くがある意味それが破滅のは
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.8

率直に渡部監督センス抜群が第一印象。

戦前の予想とは違うリアリスティックなファミリーサスペンス。

邦画独特のガチガチに固まったあからさまな様式美的な要素は皆無。何処となくおフランスな匂いが全編に漂
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劇場版 殺意の道程(2021年製作の映画)

3.0

何処となくTVドラマっぽい作りだなと思ったらTVドラマの劇場版だと今知った。。。そうと知ってたら間違い無くスルーしてただろう案件。

バカリズムイズムは体感出来る一本?いや作品といった方が妥当か。
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罪の声(2020年製作の映画)

3.5

土井監督の「花恋」が個人的に思わぬヒットだったのでスルー予定だった本作を駆け込み鑑賞。

原作未読なんですが。。。
以下疑問点。

✴︎かなり家族愛?というか被害者少年少女への同情がメインテーマなのだ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

スタイリッシュでポップなサブカルに振り切れるかと思えばかなりリアルスティックで重厚なラブストーリーに仕上がっている。多分にファンタジー要素を散りばめながら。そしていつの間にか自然にストーリーへ引き込ま>>続きを読む

シャドー・ディール 武器ビジネスの闇(2016年製作の映画)

3.0

非常に単調でアンニュイなドキュメンタリー。

それゃ戦争は終わらないわなと言う結論しか思い浮かばない。マニアが喜ぶネタがばら撒かれてるとも思えないし。

睡魔との闘い。。。

ある用務員(2020年製作の映画)

3.6

週刊漫画ゴラクで絶賛連載中のアクションバイオレンス任侠コミックの趣きを持った作品。

芋生ちゃん目当てで行ったのだが、軽いノリでサクッと楽しめた。きっと、阪元監督のコアなファンなら納得できないのかな?
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

2.2

期待値マックスで臨んでしまった故か。。。この見終わった後のモヤモヤ感を冷静に分析するとキャスティングが劣悪だということ。そこに尽きるかと。尾野真千子も大好きな女優なんだけどあの年齢設定は目も当てられな>>続きを読む

天国にちがいない(2019年製作の映画)

4.3

ユニークと言ってしまえばそれまでだが、アイロニックでウィットに富んだ世界観は唯一無二!

スレイマン兄貴の理想的な天国像?いや!地獄像を覗き見る。

画角や画作りもアニメーション的で何処か二次元。
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.8

小川淳也。
純粋無垢な男である。

右でも左でもないその絶妙なバランス感覚。本人も周りも疑心暗鬼だが是非とも政治道を貫いて欲しい!

51対49の審議を下せる日は来るのだろうか?それを現実のものとする
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.7

噂に違わぬ韓流重厚感満載の一本。

十八番のノワール感と社会派サスペンスのアンサンブルに隙は一切無い。しかしその強みがマンネリ化という弱みを曝け出している事もこれ又事実。もちろん昨今のハリウッドより段
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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

1.9

もちろん原作未読。よって先入観など皆無。

コミックぽい話だと思ったら案の定そうだった。映画化する前にアニメ化が先じゃない?かい?平手と森ガキ監督目当てに初日初回鑑賞。見事にズッコケてしまった。邦画の
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プリズン・サークル(2019年製作の映画)

4.1

意義のあるドキュメンタリー。

本作が配信又はソフト化されないのであれば大いに異議あり。

救済されるのは一握りの選ばれし物達のみ。致し方無いにせよそれが現実なのか?

魂(罪)は忘れる事で浄化される
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.8

新劇場版完結篇の延期に伴いそのモヤモヤとした鬱憤を晴らすべく特別上映中の本作を24年振りに鑑賞。ところがどっこいあまりの衝撃いやその完全度の高さに再び打ちのめされこちらもサードインパクトをモロに食らっ>>続きを読む

恋する遊園地(2020年製作の映画)

3.2

着想は最高なのに、着地はイマイチの歪なダークLOVEファンタジー。

変態幅に振り切れるわけでもなく(中盤迄は好みの作風!と胸踊るも)粗い編集/構成が足を引っ張り最後はかなり滑ってます。

愛するJU
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ミッドナイト・ファミリー(2019年製作の映画)

4.1

ストイックなドキュメンタリー。

インタビューも劇伴も皆無で只々民間の救急隊の家族を追っていく。まるでフィクションかの如く時は進んでいき構成が上手いのか全くダレない。おそらく監督自身が完全密着でワンマ
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.3

のんの驚愕的で破壊力満載のcutenessにブチのめされるのを我慢しながら中村倫也のキラーボイスで完全にマウントを取られギブアップ寸前の所を「君は天然色」が爆音で流れて昇天します。あれはないです。反則>>続きを読む

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.5

見事なまでに狂ってない!

序盤は睡魔との戦い!

しかし転換期は突然訪れます。良い意味で期待を裏切られるのか?否かは?個人差があると思います。

フルチンじーさん。
効いてるのかどうか分からん薬💊?
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

2.7

大好物の題材と質感。それだけで食指がのびるのに、なんだかな〜な仕上がり。

グロさも皆無、サスペンスでもミステリーでもなく、トラウマ克服からの再生かよ!てなオチ。中盤迄こちらのテンションもMAXだった
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.7

おフランス🇫🇷の底力ですね!

計算された構図の美しさに見惚れてストーリーを追うのをすっかり忘れ劇伴一発目の焚き火を囲むシーンで「ふっ」と我に帰る。ここがある意味クライマックス!

視点で観せる、いや
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.1

Cheesyでかなり偏差値低めですが、ピュアなアメリカンヒーローものとしては上出来じゃない?というのが第一印象。

そもそもヒーロー物はこの位のクオリティが個人的には良い塩梅なもので。。。

マックス
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ブレスレス(2019年製作の映画)

4.7

恍惚。

モナ様ご指名入りました!

これぞ完全なる「疑似恋愛」のユートピア。いや?完成形!

男なら分かるはず!

考えずに感じる作品。

性癖の自己啓発と言わんがばかりのラストシーン。

その笑顔
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

3.9

常識と非常識。

そのボタンの掛け違いから生じる大騒動をシニカル且つウィットに富んだ手法で描いてるポイントは賞賛に値する。

但し、着地が安易過ぎるかなと?振り切った内容からももう一捻りを期待してしま
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.2

一本の作品(クオリティ)としては非の打ち所がないが、個人的にはあまりにもハマれず。。。

佐々木。
確かにあんな奴いた。
そんな印象。

凄い印象的なカットが多々存在するので観てて飽きはこないのだが。
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そこにいた男(2020年製作の映画)

4.3

歪な世界観。

ザラザラとした質感。

共に大好物の為、「岬の兄弟」同様、片山作品として断固支持します!

ショートフィルムとは思えない構成と演出でハンパない緊張感が作品全体を支配します。

伏線の張
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ばるぼら(2019年製作の映画)

1.0

MANGAの実写化が困難な事は百も承知だし御子息の作品だから物を申すのはナンセンスだが「原作レイプ」とは言わない迄も多少なりとも原作に思い入れがある方々は回避必須の地雷案件。

二階堂ふみの「裸体」を
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

4.5

業 業 業

背負いすぎだよ、太賀。
でも、貴方にしか出来ないね、この役は。正に嵌り役。

吉岡里帆の「静」なる色気も絶品。

希望にも絶望にも満ちたラストシーンが素晴らし過ぎて、完全に持って逝かれま
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日本沈没2020 劇場編集版 シズマヌキボウ(2020年製作の映画)

4.2

正直アニメは得意な方ではないが、湯浅作品という事で鑑賞。

ネトフリ版は観てないので、あーだこーだ言える立場では無いが、エンタメ作品として十分堪能。

アニメ好きの方々から賛否両論なのは、作画のタッチ
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彼女は夢で踊る(2019年製作の映画)

5.0

ORGASM

ジャパニーズ・インディペンデント・フィルムの結晶、いや、最高峰。

MASTERPIECE

胸を張って堂々と世界へみせつけたい傑作。

ノスタルジーに浸る事なく、純粋無垢なラブスト
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.7

社会派という仮面を被った、意味深な様で物凄く薄っぺらい、本格B級アクション「ブラック」コメディ作品。

良い意味で裏切られたので満足。

ヒラリー・スワンクのキャットファイトが最大の見せ場。

アメリ
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朝が来る(2020年製作の映画)

2.6

逆光の魔女降臨。

その様式美に執着するあまり全く物語に没頭出来ず。b-rollの多用もほどほどにして頂ければ、尺も短くなっただろうに。。。画が綺麗なのは百も承知です。

産みの親、育ての親、双方の視
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星の子(2020年製作の映画)

3.9

芦田愛菜は「匠」だね。

大の苦手な大森作品の不穏な質感が本作では効果的に作用していたと思う。随所に見られた「長回し」も良し👍キャスティングも秀逸!

但し、纏まりの無い構成?脚本!?は相変わらずかな
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わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

4.1

完全犯罪!

殺されたのは私の人生。。。

全編「闇」で覆い尽くされた、あの事件の全貌が明らかにされます。

アメリカ製作陣のハンパない熱量がビシビシと伝わってきて、テンションはMAX!ドキュメンタリ
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浅田家!(2020年製作の映画)

3.9

本作の内容云々を述べる前に、こんな素敵な家族が実在する事が本当に羨ましい!

浅田政志という写真家の人柄も見事に浮き彫りにされていて、史実物に良くある「美化」され過ぎの人物像も無く良い塩梅。

東日本
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