ditaさんの映画レビュー・感想・評価

dita

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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.5

@ 塚口サンサン劇場 

縦横ななめ、文字どおり縦横無尽に動く演奏者。ケーブルに足を取られることもなく、仕切りに拒まれることもない。乱れぬ演奏と意志に満ちた歌声。個と個がそれぞれ役割を果たし、繋がって
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喜劇 女は度胸(1969年製作の映画)

4.0

@ シネ・ヌーヴォ

途中までは女に生まれたことへの諦め、我慢、そんなことばがわたしの中に浮かんでいた。家庭に縛られ、性に縛られ生きるしかなかったのだと。

喜劇の中に見える真理は違った。縛られ続け
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ラスト・リベンジ(2014年製作の映画)

1.5

ニコケイ映画がつまらないとなんとなく安心するのは何故だ。

歌わない、シャワー浴びない(チュウはしてた)認知症のニコケイの復讐劇?なのだが相手も病気なのでラストの対決がびっくりするくらいあっさりしてる
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ゲットバック(2012年製作の映画)

3.5

ニコケイ映画がおもしろいとちょっと損した気になるのは何故だ。

ちゃんとお金掛けてるしサクサク進んで90分できっちり終わるし何の不満もないことが不満(矛盾)。

歌わない、シャワー浴びない、喘がない、
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ストライキ(1925年製作の映画)

4.0

@ シアターセブン 
アフター・リュミエール in 十三 vol.1 -ピアノ伴奏でみるサイレント映画-

鳥飼りょうさんの生伴奏付き上映ということでピアノのタッチと相まってものすごい映画の力を感じた
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

2.5

全編とおして不感…だったのは原作未読だからということにしておこう。だいぶはしょってるよね、たぶん。

この世界を音で表現する、にとても拘っているのだろうというのはわかったけど、感情を音と映像に乗せるの
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少年の君(2019年製作の映画)

2.5

@ シネマート心斎橋 

映像も役者もよかった。けど好きじゃない。

いじめ(というか暴行事件)問題を愛で包むの、そろそろやめませんかね。いじめを愛の美しさで固めてもなにひとつ解決しないし、加害者の罪
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田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版(1951年製作の映画)

3.5

@ シアタス心斎橋 

新入社員はつらいよ〜田舎篇〜

とか俗っぽいことを書いたらブレッソンと神様に怒られるやつ。

ベルイマンみたいだけどベルイマンほど神を敵視していない印象。むしろ信仰に対しては「
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.0

@ 塚口サンサン劇場 

もうハイテクがすぎてわしにはようわからん…けど怪獣プロレスが観られたので満足…ちゃうぞ!

戦いの場(香港の夜)が暗いからせっかくゴジラもコングたんも一生懸命闘ってるのに見え
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

4.0

カメラワークと構図にうっとり。
ホラーみたいなあの顔にどっきり。
予想外の展開にびっくり。

ということでおもしろこわかった!
夫婦と思わせて兄妹なところからして不穏だし、事件なのか妄想なのかなかなか
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東京クルド(2021年製作の映画)

4.5

@ 第七藝術劇場 

まず、作品としてとてもおもしろい。明確な意思を持った編集と撮影、テーマの広げ方、難民申請の問題を知らなくても興味を持たせる作りになっている。主人公2人ともとても魅力的だし、日本で
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

1.5

@ 塚口サンサン劇場 

この映画のすべてがドキュメンタリーとは思っていないしそこは置いといたとしても
どうしても許せないシーンがあった。

合成のヌード写真をボカシ無しで映したこと。男の顔とちんこは
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奇跡(2011年製作の映画)

3.5

まえだ(兄)のぶーたれた顔とまえだ(弟)のにかーって笑う顔がほんとにかわいくてねぇ…と孫を見つめるばあさんのような気持ちで観た。兄弟が久々に顔を合わせて縁側で話すシーンでボロ泣きした。ちなみにわたしは>>続きを読む

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

2.0

規模は全く違うしめちゃめちゃ言葉は悪いがすげーがんばった文化祭の出し物を観てる感が否めなかったし、いくら愛こそすべてとはいえ大切な舞台の前日に逃げようとするのよくない。

プロの歌手じゃないから仕方な
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キャリー(1976年製作の映画)

4.0

2びくーん。サイキック的なアレより人間のほうがよっぽど怖い。

幸せなダンスを踊る彼女のまわりでぐるぐるまわるカメラはその後の混乱を、分割された画面は人間の二面性をあらわしていたのか。

集団虐めや悪
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ガス燈(1944年製作の映画)

4.0

夫婦に限らず親子や友人関係においてもあり得るっつーか、ある。全然ある。思い当たるフシがありすぎてつらい。特に演奏会でバーグマンが泣いちゃうシーンがめちゃつらかった。

冒頭のレッスンシーンから不穏。先
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悲情城市(1989年製作の映画)

4.0

@ シネ・ヌーヴォ 35mmフィルム上映
〜ホウ・シャオシェン大特集〜

時代背景は予習していったので大丈夫だったけれど、登場人物の多さに大混乱してしまった。最終的には理解したけど兄弟以外の人たちの相
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.5

松山ケンイチの色気ーーー!!



…ということで今年の新作は20本くらいしか観ていないけど暫定の今年ベスト。めちゃめちゃおもしろかったし泣いたし震えた。

格闘技は勝たなきゃいけないと思っている。で
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.0

たくさんの当たり前があった。

当たり前におこなわれる暴力捜査。
当たり前に持っている差別意識。
当たり前に過ごす日常。
そして当たり前に誰もが人生を生き、そして強い弱いに関係なく死んでゆく。

理由
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クローブヒッチ・キラー(2018年製作の映画)

3.5

@ シネマート心斎橋 

安心安全な説明に基づく(やってることは全く安全ではないが)親切丁寧堅実映画でなかなか面白かった。

立場や状況は違えどカトリック教会のアレと同じだなと。簡単にほどけるはずの巻
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悪魔の奴隷(2017年製作の映画)

4.0

せっかく無料クーポンをもらったのでなかなか観る機会のないインドネシア映画を。


ということで8チリンチリンならぬ8びくーん。ていうかめちゃめちゃおもしろかったんやが!


オカルト、カルト、ゾンビに
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山椒大夫(1954年製作の映画)

4.5

昔に観た時は全然好きじゃなかったのに改めて観なおしたら圧倒された。

運命は時に人の欲や憎悪の醜さを増幅させるだけでなく、正義感や自己犠牲からも美しさを奪う。それなのにこの映画の感想としていちばんに出
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小早川家の秋(1961年製作の映画)

4.5

赤はもちろん風鈴や提灯の青。人の動きがマスゲームかと思うほど美しい。狂気の構図。ファスト映画なる動画をを観たことはないけれど、映画は動画ではなく「映画」なのだ。

いつもにも増して台詞の反復が多いと思
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.0

@ 塚口サンサン劇場 

さよならのない世界は優しいようでとても厳しかった。

人としての矜持が孤独を強めているように思えたわたしはノマドにはきっとなれない。彼女たちの選択がつよがりに見えた時点でわた
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

@ 塚口サンサン劇場 

北の国からバーニング






でよいのではと思うけど少しだけ感想を。

美しい風景に反して終始不穏な雰囲気なのがよい。一見すると家族の再生ものがたりなのにずっとざわざわ
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狂猿(2021年製作の映画)

3.5

@ シネマート心斎橋 

うぉーーおおおーーーおおおーー!かっさーい!かっさーい!でおなじみ、もしくは染谷将太も大好きでおなじみクレイジーモンキーのドキュメンタリー。

プロレスED、デスマッチEDだ
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.5

@ TOHOシネマズ伊丹

本年度ぐったり映画大賞最有力。

いずれ自身にも訪れるであろう介護と老いの体感ムービー。冒頭のアリアの奥で微かに聴こえる不協和音から不穏な空気を煽り、傷付いたCDが繰り返
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グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

4.0

感想が「ごめんで済んでも警察いるわ!」

しか出てこんのじゃ。

こんなぁが赦しを求めるなら勝手にすりゃええし、被害者が赦そう思うなら赦しゃええ思うけんど、それと裁きは別じゃろ?のう、カトリック教会さ
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AGANAI 地下鉄サリン事件と私(2020年製作の映画)

5.0

@ 第七藝術劇場 

「あがない」でありお互いの立場を最大限に使った「たたかい」の映画だった。意地悪な書き方をすると、オウム(現アレフ)を潰すために荒木氏を利用したのではないかとも思っている。

冒頭
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シリア・モナムール(2014年製作の映画)

-

わたしが雨音に包まれて眠る夜に、鳴り止まない銃声に怯えて眠れぬ夜を過ごす人がいる。わたしがカーテンを開け昨日と同じ風景を見る朝、昨日そこにあったものが破壊され悲しみとともに朝を迎える人がいる。

5年
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.0

いい映画だと思った。でもわたしは戦争を知らないし母親でもないのでこの物語をどう取ればいいのかわからなかった。

単純に強い者や格好良い軍服に憧れる男の子。誰も彼を怒らない。なぜならほんとうは優しい子ど
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.5

ジョン・ウーといえばSUWAは元気にしてるんやろか…ちなみに実況アナウンサーの塩野さんの「ジョン・ウー!」の言い方がとても格好良くて好きです。

プロレスのはなしは置いといて今作。

理由も明かされな
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知られぬ人(1927年製作の映画)

4.5

@ シネ・ヌーヴォ 〜奇想天外映画祭〜

トッド・ブラウニング天才か!めちゃめちゃおもしろかった。

騙し騙され振り振られな物語をこれだけ面白く撮るとかもう完璧では。腕のアレがさすがに無理があると思っ
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見世物(1927年製作の映画)

4.0

@ シネ・ヌーヴォ 〜奇想天外映画祭〜

トッド・ブラウニング天才か!めちゃめちゃおもしろかった。


金に目がない野口英世が『スモーク』する話(適当な紹介)をこの時代にこれだけ面白く撮るとかもう完璧
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古城の妖鬼(1935年製作の映画)

4.0

@ シネ・ヌーヴォ 〜奇想天外映画祭〜

トッド・ブラウニング天才か!めちゃめちゃおもしろかった。


魔人ドラキュラの不気味さと美しさはきちんとあるのにわちゃわちゃシーンで笑わせるし、サスペンスタッ
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悪魔の人形(1936年製作の映画)

4.5

@ シネ・ヌーヴォ 〜奇想天外映画祭〜

トッド・ブラウニング天才か!めちゃめちゃおもしろかった。

ミセスダウトがスモールライト(ガリバートンネルでも可)で復讐する話(雑な紹介)を90年前に思い付き
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