ditaさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974年製作の映画)

3.5

新作公開に向けて過去の寅さんに会いに行こうシリーズ十三作目   

小百合を再登場させるために夫を…っていう意図なら気に食わん!と思いながら観ていたのに最終的にとらやの人たちよりも先に泣く、という安定
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浅草の肌(1950年製作の映画)

4.0

@シネ・ヌーヴォ ~京マチ子追悼上映~   

本日のベストマチ子。これこそマチ子様じゃなきゃ撮れない映画。『羅生門』と同年公開ってどんだけ幅あるの…。

キャットファイトで同僚ダンサーと取っ組み合っ
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あにいもうと(1953年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ ~京マチ子追悼上映~  

成瀬映画は初。地に足がついた映画を撮る監督という印象を受けた。他もぼちぼち観てみよう。

冒頭、スリップ1枚でお胸の谷間の汗を拭き拭きするマチ子様がとても
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楊貴妃(1955年製作の映画)

3.0

@シネ・ヌーヴォ ~京マチ子追悼上映~   

楊さん家のお妃様だから「楊貴妃」なのね、知らなかった(バカ)。

ということで、溝口の失敗作?とか言われてるらしいけど、わたしは溝口初心者なのでその辺は
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.0

毎日を淡々と過ごし、仕事以外で人と話すこともなく、日々の楽しみといえば猫に遊んでもらうことと映画を観ることだけだ。変わらない日常を変えようと努力もせず、自分がつまらないのは自分のせいだと認めず、寝る前>>続きを読む

男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

3.5

新作公開に向けて過去の寅さんに会いに行こうシリーズ十二作目   

いやいや、寅さんはもはや「わたしの」寅さんなので岸恵子はちょっと引っ込んどいてくれるかな。「いつまでもいい友達でいたかったのに…ばか
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ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

4.5

@シネ・リーブル梅田   

'90s~アーリー2000sのオルタナっ子なわたしは(4日ぶり2度目の自己紹介)、ジャズに関しては完全なにわかやけど、今回ばかりは声を大にして言いたい。

にわかでよかっ
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男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973年製作の映画)

4.5

新作公開に向けて過去の寅さんに会いに行こうシリーズ十一作目  

東学長の前にピアノが…!と思ったけど、これは大映ではなく松竹映画なので石立鉄男もキョンキョンも賀来千香子も出てこないよね(当たり前)。
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夜の蝶(1957年製作の映画)

3.5

マチ子様追悼特集が大阪でも始まったいうのに全然行けてへんのどす。来週こそマチ子様に会いに行こう思てますから今日のところはこれで堪忍しとくれやす。

と、まぁ京都弁なのか船場言葉なのかようわからん前置き
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ウォールデン(1969年製作の映画)

4.0

@第七藝術劇場 ~ジョナス・メカス追悼上映~   

何もかも失われてしまった昨日とは打って変わって180分しっかり完走。映画を観て眠くなるのは自分の体調次第ということがよくわかった。あと音楽ね(♪華
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男はつらいよ 寅次郎夢枕(1972年製作の映画)

4.5

新作公開に向けて過去の寅さんに会いに行こうシリーズ十作目   

「それではお聴きください、ヴィヴァルディ ”四季”より”秋”」に乗せてマドンナ登場?と思いきや、登おまえかー!(歓喜)となるのも束の間
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Tommy/トミー(1975年製作の映画)

4.0

@第七藝術劇場   

'90s~アーリー2000sのオルタナっ子なわたしは、ザ・フーに関してはWHO are you guys?ってことはないけど所詮にわかやし(このアルバムも聴いたことなかった)、
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ロストロストロスト/何もかも失われて(1976年製作の映画)

-

@第七藝術劇場 ~ジョナス・メカス追悼上映~  

昨日のわたしと何が違うのだ…というくらいの眠気に襲われ(ぎりぎりまで労働していたからというのは言い訳なので言わない(言うてる))、起 ロス/寝 トロ
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男はつらいよ 柴又慕情(1972年製作の映画)

3.5

新作公開に向けて過去の寅さんに会いに行こうシリーズ九作目  

九作目にして初めて泣かなかった…!二代目おいちゃん、わたしは好きよ。誰だって最初は初登場、おいちゃんはちゃんとおいちゃんだったので無問題
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リトアニアへの旅の追憶(1972年製作の映画)

5.0

@第七藝術劇場 ~ジョナス・メカス追悼上映~   

開始10分前に到着し、わたしが学生の頃から関西の映画館にいらっしゃる大好きな受付の方に笑顔で迎えられ、いつものお気に入りの席に座る。普段なら予告映
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女っ気なし(2011年製作の映画)

4.5

@シネ・ヌーヴォ   

ギヨーム・ブラックにおけるシルヴァンサン・マケーニュ(以下ヴァンさん)はカウリスマキにおけるマッティ・ペロンパーみたいなもんなのかなと思ったりしながらヴァンさんの何とも言えな
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遭難者(2009年製作の映画)

4.0

@シネ・ヌーヴォ   

「お節介はあったかい」が座右の銘なわたしが「お節介って…(困惑)」となったにもかかわらずシルヴァンサン・マケーニュ(以下ヴァンさん)を嫌いになれないこの気持ちはもしかして恋な
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男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971年製作の映画)

4.5

新作公開に向けて過去の寅さんに会いに行こうシリーズ八作目   

号…泣…(八作連続八度目)、明日も仕事やのに目が…目が……。

ということで、とらやの店先での寅さんお帰りコントに大笑いし、酔っ払い寅
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男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

4.0

新作公開に向けて過去の寅さんに会いに行こうシリーズ七作目   

みかんをね、渡すんですよ。なけなしの金で青森行きの切符を買ってあげて、自分の汽車賃もなくなった寅さんが、青森に帰る花子に売店で買ったみ
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男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

3.5

新作公開に向けて過去の寅さんに会いに行こうシリーズ六作目

これが望郷篇ではなくって…?と思いつつ、あややの住む世界が違う美しさに惚れ惚れしてたら泣く間がなかった。と書く予定が最後の森繁の鼻水でやっぱ
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.5

@TOHOシネマズ梅田   

一言で言うなら「はじめは伊坂、しりあがり今泉」という印象(原作読んでないけど)。冒頭から中盤に掛けては正直うーん…ってなっていたのに終盤かなり盛り返した。っていうか少し
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砂の器(1974年製作の映画)

4.0

@大阪ステーションシティシネマ ~午前十時の映画祭10~ 

会いたいと願い続けた息子の今を知った父の慟哭も、会わせたいと願い続けた男の真っ直ぐな愛と正義も、奪われた命のために足をすり減らした刑事の使
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ヴェルクマイスター・ハーモニー(2000年製作の映画)

4.5

世界が、社会が、歴史が、この145分37カットの中に全て存在する、そんな映画だと思った。

何も疑うことなく至福の和声を幸せに思う時代は過ぎ去り、複雑な音階、変わりゆく調を統制するための平均律が生み出
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男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

4.0

新作公開に向けて過去の寅さんに会いに行こうシリーズ五作目  

いつもいつも(と言うてもまだ五作目やけど)さくらはほんまにええ子やねぇ。

ということで、真面目に働こうってなった寅さんを(仕事選びすぎ
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新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

3.5

新作公開に向けて過去の寅さんに会いに行こうシリーズ四作目   

いつもいつも(と言うてもまだ四作目やけど)寅さんは少しだけ見栄っ張りだね(少しじゃない気もする)。

昨日観てたら「敬老の日にぴったり
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マイ・ビューティフル・ランドレット(1985年製作の映画)

3.5

@シネマート心斎橋   

「腐っても鯛」の類義語として「ダサくてもダニエル・デイ=ルイス(以下「ダ」)」をマイ辞書に加えたい。チェッカーズみたいなザ・80年代な恰好からだだ漏れる色気、やはりダは只者
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男はつらいよ フーテンの寅(1970年製作の映画)

4.5

新作公開に向けて過去の寅さんに会いに行こうシリーズ三作目

いつもいつも(と言うてもまだ三作目やけど)寅さんは目の奥が少しだけ寂しそうだね。

これはアカン…アカンやつや。自分の中のつよがりな気持ちと
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続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.0

新作公開に向けて過去の寅さんに会いに行こうシリーズ二作目

いつもいつも(と言うてもまだ2作目やけど)寅さんは少しだけ幸せに間に合わないね。

どうってことあるのにどうってこたぁねぇなんて言っちゃうの
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.5

新作公開に向けて過去の寅さんに会いに行こうシリーズ一作目

ということで、2日に1本観れば間に合うのではと思い立ち、本日より始めます。

わたしにも兄がいるので(但し20年間、会話らしい会話はしていな
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ウディ・アレンの重罪と軽罪(1989年製作の映画)

3.5

そろそろじいさんも歳やからいつポック…間違った、例の新作が公開されることもなさそうやし、それなら過去作を集めようとDVDBOXを検索したら高い!ということで、持っているDVDを観なおしていこうシリーズ>>続きを読む

ヴィクラムとヴェーダ(2017年製作の映画)

4.5

@シネ・ヌーヴォ ~インド大映画祭 IDE~   

恋に落ちるには1分あればいい、をまさかこの映画で実践することになろうとは。そう、あなたのことですマーダヴァン!『きっと、うまくいく』のカメラマン志
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.5

@大阪ステーションシティシネマ ~午前十時の映画祭10~   

暗闇の地平線から昇る太陽が世界を照らすならば、閉じた目の中にひろがる暗闇にその美しさを焼き付けてしまえばいい。どれだけのものを得て、ど
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.5

噂どおりのクリストフ・ヴァルツの怪演とボウイの曲をバックに化粧を施すメラニー・ロランに惚れ惚れしつつも、復讐って何なんだろうと一晩悩んだ結果、やはりわたしはこの物語を「痛快!」と手放しで喜べないという>>続きを読む

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

4.5

@シネ・リーブル梅田   

バート・レイノルズに思い入れがあるわけではないし、出演作も殆ど観ていないので、ファンの方に失礼な感想になっていたら申し訳ありません。と前置きをしつつ、『ワンス・アポン・ア
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

4.0

メンタルは弱いが足腰は強いでおなじみなわたしの強靭な腰が昼過ぎから痛み出し、動くたびに激痛が走る今夜は腰の強そうな人の映画を観ようということで今作を。PTAの描くワンス・アポン・ア・タイムに泣いた。あ>>続きを読む

感染家族(2018年製作の映画)

3.0

@シネマート心斎橋   

個人的に韓国映画の連敗が続いており、でもゾンビやしこれはいけるのではと期待したものの、この時間は何を観ても寝るという自信しかないくらい眠たくて、いつの間にかチョンビに噛まれ
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