なにがなんでも乗客は守ろうとする、バトラー機長(労働条件悪そうなLCC勤務)の究極お仕事ムービー。傭兵上がりともバディになれるところはさすがです。
話の筋だけ見ればハラスメントと暴力に満ち溢れたギャング話ですが、時代と舞台設定を20世紀初めのアメリカ先住民居留区に置いたことでコロニアリズムに近い問題に切り込んでいくことになります。長尺3時間半は居>>続きを読む
前半はポリティカルアクションの体ですが、後半では諜報機関のメンツが揃いも揃ってヤクザのような行動原理で動きます。たまらん。諜報同士を競り合わせることで肝心の全斗煥には凶刃が届きにくくなる構造、今のロシ>>続きを読む
英国でのレゲエ受容史を概観。ヒットした黒人音楽の先例にソウルしかなかったので、ストリングスを合わせたり、レゲエシンガーがソウルシンガーみたいな振り付けで踊っていたこともあるとか、知らない話があって面白>>続きを読む
キアヌとともにジョン・ウィックの疲労を体感するための3時間。真田広之が前半で出番終わってしまったのは淋しい。
冒頭近くの演奏を聴いていると、よく帰ってきたねえ!という気持ちになって少し泣けた。
リヴォン目線なんてものは存在しえないよ。依存症とどう折り合ったかの記録は意味あるだろうけど。
意外とすんなり見られますが、見た後、頭でこねくり回すとすごさがにじみ出てくる。
MCUで唯一、結末まで付き合いたかったシリーズ。今回はロケットの回。各人の背負った運命の重さゆえに、大団円にならないところがとても良いと思いました。
X-MENにナチスを掛け合わせて、見世物風味と人情味をたっぷりかけまわしたら、おいしい映画になりましたって感じでした。
原作ファンと思しき若い女性が観客に多かったのが一つの高評価だと思います。
パリのタクシードライバーが遭遇する年老いた乗客の人情噺、という範疇を越えてはいないけれど、個人の救済だけで終わらないパースペクティブが学ぶ点。
ゲーム体験がそのままいい映画になってる感じ。無駄な説明が少ないのはそういうことだと思う。ギャグが滑ってないのも好感持てる。
アートの要素を断片にして組み上げていくディヴィッド・ボウイの掴みどころの無さを、そのまま映像にできていて秀逸。その上、サウンドの変遷もきちんと分からされる。さすが公式ドキュメンタリー。私の若い頃にはボ>>続きを読む
起こした奇跡は偽物かもしれないけれど、愛が深く、信心レベルは登場人物中でもダントツだったと感じさせるベネデッタさんでした。
ドタバタコメディ感があるのに、共感性羞恥を刺激されたりしてとても居心地が悪い。でもシアターの座席に自分を縛り付けてると、それがちょっと良くなる。そんな作風は前作と変わらないのかな。島に漂流してからしば>>続きを読む