脳天さかおとしさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

脳天さかおとし

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波紋(2023年製作の映画)

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なんか荻上直子監督作、ここから作風変わったかな。前は癒し系っぽいのが多かったが、かなりダークになってきた。

殺しを呼ぶ卵(1968年製作の映画)

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60年代の映画らしく映像感覚がサイケ調で鮮烈。女優さんたちのメイクが濃い。

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

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タイトルバックがマーラーのアダージョというところで、あ、「ベニスに死す」だなと思う。

イメージの本(2018年製作の映画)

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ゴダールの自作を含めてずいぶん色んな映画の引用が出てくるが、著作権どうなっているのかな。かなりメジャーな映画も含んでいるのだが。ソラリゼーションをかけてるからOKなのか、ゴダールだからOKなのか。

さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

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毎度ながらのゴダール。ゴダールでござーる。なんちゃって。
犬がずうっと出ていて、水たまりを蹴たたて走る姿などタルコフスキーの
「ストーカー」みたい。

鯨神(くじらがみ)(1962年製作の映画)

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画面・音楽は重厚なのだが、肝腎の鯨神が今見ると作りものぽいのは惜しい。特技監督=的場徹。
実写部分との組み合わせはおおむねうまくいっているが、ときどき隙間風が吹き込む。

炎と女(1967年製作の映画)

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岡田茉莉子の日傘というのは夫の吉田喜重監督作品のトレードマークだが、それが今回はビニール製の透明なものになっている。
タイトルデザインが長谷川元吉。のちの吉田作品の撮影監督。こういう具合に斜め上にキャ
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死霊伝説 呪われた町(2024年製作の映画)

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主人公の相棒役の少年が黒人なのはポリティカルコレクトネスでしょうね。
コンパクトにまとめたので長大な原作のプロローグのインパクトは削除されたけれど、クライマックスのドライブインシアターでの畳みかけの脚
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リメインズ 美しき勇者たち(1990年製作の映画)

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「君よ憤怒の河を渉れ」といい「デンデラ」といい、日本映画で熊は鬼門だなあと思う。

国葬(2019年製作の映画)

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葬式というのは「主役」がいないまま儀礼だけがえんえんと続くのだからまあ退屈この上なく、カラーと白黒が混ざっているのは当時の技術的水準からいくと自然なことだったのだろうが、独特の美学的効果をもたらしたと>>続きを読む

アウステルリッツ(2016年製作の映画)

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ダークツーリズムに参加する観光客をナレーションも図解もなしに写し続けるという、おそろしくミニマルな映画。予備知識がなかったら何のことやらさっぱりわからないだろうが、現代の情報過剰社会に置かれると虚の陥>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

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チャズウィック・ボーズマン抜きでブラックパンサーを作らなくてはいけないという事情を、王が死んだ王国と重ね合わせて描くという、事実と虚構が地続きになっているのは野心的ではあるけれど、やはりカリスマがいな>>続きを読む

フリードキン・アンカット(2018年製作の映画)

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メモ。
フリードキンの両親はウクライナ移民。
マックス・フォン・シドーは無神論者。
ジェーソン・ミラーはもともと神学生。

言われて気づいたけれど、「LA大捜査線」で偽札印刷のプロセスを詳細に描いてい
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不思議の国のアリス(1933年製作の映画)

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脚本にウィリアム・キャメロン・メンジーズが参加している。「風と共に去りぬ」「海外特派員」の特殊効果とか、「惑星アドベンチャー/スペース・モンスター襲来!」の監督。
カエル役がスタンリー・ホロウェイ。「
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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

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本から生まれた本には大したものはないとは本多勝一の言葉で、映画から生まれた映画というのはどうだろうと考える。
タランティーノなんかもろにそうなのだが、オタクという言葉が肯定的な文脈で使われるのにどうも
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

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なんというか、思ってたのと違う。「笑ってしまう」のではなく、はっきり笑わせるつもりで作ってる。笑えるかどうかはともかく。

ザ・ラスト・ウェーブ(1977年製作の映画)

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ピーター・ウィアー監督とすると「ピクニックatハンギングロック」「フィアレス」系列の神秘主義的な一作だが、正直どうにも回りくどい。

バンクシー・ダズ・ニューヨーク(2014年製作の映画)

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バンクシーはアーティストというより実業家で自分のブランドを守っているんだと思う、というインタビューが印象に残る。
先人にはディズニーやウォーホルがいるということになるか。

火 Hee(2016年製作の映画)

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桃井かおりらしいというか、ぼそぼそした喋り方が全編、全出演者、全場面を覆っているみたい。

HHH:侯孝賢(1997年製作の映画)

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かなりの程度、侯孝賢や脚本の朱天文、その他の人々の実体験というか人生から彼らの映画が作られているのがわかる。
侯が私は(意外にも)オスの世界に憧れるというのが、カラオケで長渕剛の「乾杯」を唄うラストに
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キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

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なかなかエンジンがかかってこないで前半は退屈したが、集団でカブトガニが襲ってくると数は多いわ巨大化するわ青い血はふりまくわ、クライマックスは「パシフィック・リム」ばりのロボット対生身の怪獣になるわで目>>続きを読む

ザ・ミソジニー(2022年製作の映画)

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何がミソジニー(女性嫌悪)なんでしょうねえ。さっぱりわからない。

毛皮のビーナス(1969年製作の映画)

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CSで見たのだが、馬のペニスが修正なしで写ってた。でかいね、どうも。
ラウラ・アントネッリは顔も体もいいけれど、男はジャマ。

1950 鋼の第7中隊(2021年製作の映画)

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中国とアメリカが対戦しているみたいで、二つに分かれて戦った北朝鮮と韓国は影が薄い。
チェン・カイコ―も昔は「黄色い大地」とか「大閲兵」とか共産党に批判的な映画を中国で撮ってたんですけれどね。ツイ・ハー
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フォロウィング(1998年製作の映画)

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内容自体が行き当たりばったりを画にしているわけで、あまり整理されていない印象。

鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言(2011年製作の映画)

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槍鉋と電気鉋の削った跡を比較して見せる場面が短いが違いが一目瞭然。
最晩年の若者を指導する場面が大半を占めて、どこまで後につながるのかと半ば不安半ば安堵。

救いたい(2014年製作の映画)

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画作りは神山征二郎監督らしく端正で、端正な画に大災害がだぶって見えるのが身上。

オスロ・ダイアリー(2018年製作の映画)

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ラスト、ラビンの暗殺とネタニエフの首相就任が続けて描かれるのに暗澹たる思いになる。

パパはわるものチャンピオン(2018年製作の映画)

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「お父さんのバックドロップ」のリメイクみたい。違うのは主役が本物のプロレスラー棚橋弘至というところ。
ヒールのあり方など今のプロレスに比べてかなり古典的なキャラクター設定に思える。

愛してる!(2022年製作の映画)

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高嶋政宏が当人役(みたいな役)で登場するのにびっくり。変態とも誤解されかねない役ですからね。

プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち(2024年製作の映画)

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なんだかストーリー以前に普通に怖いとかショックを与えるとか焦らすとかいった演出がなってない。単純なゴア描写に頼り過ぎ。
プーさんといった本来かわいいキャラがグロくなるという落差が生きるわけでなし、童話
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ザ・レポート(2019年製作の映画)

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任期途中で死去した元大統領候補の上院議員ジョン・マケインの演説が半ば結論のように出てくる。
エンド・タイトルが人名以外は黒塗り仕様のデザインなのが皮肉。