おっとっとさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

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イアンリード的、ではあったし、やはりシャーシャとポールは素晴らしかったけど、それ以上では決してない。

ミツバチと私(2023年製作の映画)

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邦題「無限の広がり」となっていたペネロペとその家族の映画に構造がかなり似ていた。主人公の話ではあるが、母親も何かを抱えていて、その翳りが随所に見受けられる。
私が私であることを、難しくさせる歯痒さ。

ミーン・ストリート(1973年製作の映画)

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こいつらが話している内容は分かるが、文章としてはまったくもってアンクリアーというレストアの音声悪いアルアル

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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殺されたのは、命か、未来か、闘う意志か。穢されたのは、土地か、民族の血か誇りか。

巨額の富から引き寄せた悪魔。この悪行を簡単に育てさせれた長く根強い差別意識。

こいつらがやらなければ誰かがやってい
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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ランティモス好きな友人に連れられみてきたけど、アッテンバーグから、彼の映画で特質すべきはわたしからすれば身体性であり、まるで「魂」と「器」は別とされている、映画の根っこにキリスト教をひしひしと感じるの>>続きを読む

The Old Oak(原題)(2023年製作の映画)

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きつい…

イギリスの予告編は基本的に非常に出来がよくて、本編見て拍子抜けすることが度々だったんですけど、今作に限っては予告編が良くなった。

ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

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アイトーニャと同じ監督なの?俳優ありきのキャスティングで、ダムな映画を見たとしか思えなかった

ブラックベリー(2023年製作の映画)

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なんかテキトーにいい感じの出来なのに、その波に乗っちゃえば、いい感じに乗れちゃうのでる。イージーウォッチング。

パシフィクション(2022年製作の映画)

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誰よりも公開情報を追っていたはずなのに、公開館一館のみ、1週間限定、そして3時間はほぼ無理ゲーに等しく、なくなくmubiで見た。

マジメルが出ていた「Paris memory 」を見た直後だったから
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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無駄に美しかったなあ〜、男2人が生きてないって言うのもすげー同感
でも冒頭の映画的ショットと、音楽の美しさは百点満点だった

ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

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多言語を扱う映画は二、三年前の流行りだし、拳でしか解決できない学がない父の苦悩は「Pamfir」の方がよく出来たし、右傾化なんてとうの昔のトピックなんだけど、それらが全て重なって、ムンジウが撮ったとい>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

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視覚的に“違い”が明確ならば、世界はもっと生きやすいのかな、もっと溝が生まれちゃうのかな。ぐるぐると考えたけど、分かんない。水の彼が炎の主人公を受け入れる器が広すぎて受け入れが早すぎて、炎が背負いすぎ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

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ヴィルヌーブが惚れたのはこれだ〜〜〜〜!!!!!とレベッカファーガソンの御尊顔並びに神々しいシルエット

愛欲のセラピー(2019年製作の映画)

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アデルが好きすぎる〜、てかトリエ、キャスティングが完璧すぎ。
サンドラをジャーマン女と悪口言わせてるのもハマりすぎてすごい。トリエとサンドラの組み合わせなら新作は最高では。

Afire(英題)(2023年製作の映画)

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ペッツォルトのインタビュー見て、主人公はかつての俺、って言ってて、やめとけ、友達いなくなるぞ、って心の底から思った(本人も気づいたらしいです)

ペッツォルト映画で、フランツは自転車に乗らないが「pa
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SCRAPPER/スクラッパー(2023年製作の映画)

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ハリスディキンスンに思い馳せてたけど、主役の子、小さいのに顔がおばちゃんの顔してて良かった

イノセント(2022年製作の映画)

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いえーい、面白かった、やったねルイ!
ノエミにコメディの才能を気付かせたのは僕、と自慢げでした。

無限の広がり(2022年製作の映画)

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核家族。姉と兄弟。姑と嫁。性の自覚。どうしてこうも人生はままならないのか、どうしてこうも言語化せずとも理解し得てしまうのか。絶望と希望を抱える。

パリの記憶(2022年製作の映画)

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フランス人の監督が改めて描くパリが、個人的には結構好きである。
起こらなかった自分か幸せと言えるのか。起こらなかった自分に戻りたいのか。模索の人生が続く。その答えなどたどり着けるものでは決してない。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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飛行機で見たのだけど、作り手の意図してないところで、号泣してしまったんですよね…

それは「怪物」で地団駄踏んでたこともあるからだと思ったけど、余白がそこらかしこにあってね。あと、それぞれね、なんかぎ
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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最近ホラー見るたび「私のジャンルじゃない…」と鬱々としてたけど、久々に脚本しっかりしてるなー!と思えた。

予告からはA24的、「トーク・トゥ・ミー」ゲームから、狂乱の始まり…でもはや「A24っぽい」
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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色々色々思ったけど、
素直に美しいショットが連なり、
その魅惑的な美しさは否定できずに複雑な気持ちに。

キリアンのシルエットの美しさ。ハットを被ってるんだから同等の美しさを誇ってるだろうと、それだけ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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冒頭の階段かけ上げるシーンに鳥肌だった。
「リアル」を追い続ける現代のアニメーションを蹴散らすように、「フィクション」を構築し続ける、その勇敢さに拍手。

RRR(2022年製作の映画)

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監督が映画に望むものと、私が映画に望むものが違う、それだけ

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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いつからこんな多作の監督になったんだ。

ポストコロナのfiction within fiction (フィクション in フィクションと言ったら直された)、“起こりうるわけがない”とされたことが起こ
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バービー(2023年製作の映画)

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Overhype!

我々にとって(誰に頼まれたわけでもなく粛々と見ている人間、面白さも画面向こうに期待するわけでなく、苦痛を覚えながら2時間画面に捧げることを厭わないむしろ好むような好事家)彼女のキ
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怪物(2023年製作の映画)

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このような手法で撮られたテーマに対して、監督がヒューマニズムという姿勢で物事を曖昧にし、責任を負わず覚悟も不確かに、そんな姿勢は当事者にとって裏切りにも近いなにかに思うが

この映画が指す怪物は、「見
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Spoiler Alert(原題)(2022年製作の映画)

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まじで王道の恋愛映画なのだが、「長年寄り添う」ことへの妥協と信頼を考えさせられ、思考があらぬ方向へ・・・・

1976(2022年製作の映画)

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冒頭の美しい、映画らしいショット。
膨れ上がる正義感がこの結果をもたらしてしまったが、しかしそれほどにのめり込まなければ、その正義も不安や緊張や恐怖にかき消される。「やるべきだけのことはやった」そのよ
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The Son/息子(2022年製作の映画)

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衝撃のラスト売りをして欲しくなかった映画。
ヴァネッサ・カービーはいつからか美しい女優の仲間入りを果たし、ローラ・ダーンの哀愁は増えていく一方。
人生とは「選択しなかった人生」を反芻し後悔を続けるもの
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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彼に降りかかるは”運命”なのだろうか?彼が抗うべきは運命なのか?

マルチバースというのは自意識や過去や未来や自制も含め非常に歪んだルールで成立していて、それをマクロな視点で描くことによって、その歪み
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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アリアスターを得意だったことなんてなくて、そもそも彼を好きだったこともなくて、話題性に乗っかってみていたのだけれど、その苦手さって、不可解さとか難解さじゃなくて、「難解なように見えるけど、そんなことは>>続きを読む

帰れない山(2022年製作の映画)

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もう今一番ホットなイタリア人であろう、ルカを主演に。あぁなんで彼はこんなに人生を重ねてきた顔をしているんだろう。半生的な物語を彼に背負わせてみたく監督の気持ち、わかる。

近頃見る映画が、閉鎖的な社会
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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

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まるで「愛は比べるものではない」というような!白々しい!

刺繍は美しいが、それだけ用意していなかったのだろう、手によるカットも思ったより少なく目線で語る映画だった。