コブラさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.8

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エモみにブースターをかけ、話の筋をわかりやすく整理している。実に米産リメイクらしい。

喘息持ちという追加要素は、元々がもつ閉鎖的空間、自由に行動する事ができない状態、という文字通りの“息苦しさ”に拍
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ジャッキー・チェンの醒拳(1983年製作の映画)

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積み盤消化ターンに入ったので成龍「拳シリーズBlu-rayアルティメットコレクションBOX」にうっかり手をつけてしまった。

めんどくさい、、、全作観ないとナニが治んないし。

【鑑賞ルール】
◉吹替
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GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版(1995年製作の映画)

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映写機材の仕様で4Kでなく2K上映って、、、。

4KリマスターIMAXが、1,000回くらい観てる作品をわざわざ劇場で観る動機なんですが。

シアターに入る前に口頭でそれ聞かされてすごいノイズになり
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

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なんか許された気がするから酒飲んでレビュー。

ハイボールを緑茶ペットボトルに偽装してセミナー講師をした事のある僕から言わせてもらえば、酒の力を借りて得た評価など砂上の楼閣、ぺらっぺらのハリボテなんで
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

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20年ぶりくらい。映画館では初鑑賞。
「ロックアラウンドザクロック」のウッベがバチバチと皮膚に刺さってガチ上がる。
前席のおじ様の頭がノリノリに揺れてて幸せな気持ち。

2021年の未来人として50年
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.7

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JKアサシンという漫画的フィクションに乗れるか否か。
がっつり乗っかった上でゴーゴーダンスまで踊れる僕はとうぜん最後まで美味しくいただく事ができた。

緩めの日常パートにおいては10代女子あるある (
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アウトポスト(2020年製作の映画)

3.6

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「任務ってなんだ?」
「さあね」

劇中のやり取り。
これがアフガン戦争末期の状態だったんだと思う。現場も上層部も。
アメリカにとってアフガニスタンはまさに鶏肋で、2021年8月31日その日に後を濁し
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フリービーとビーン/大乱戦(1974年製作の映画)

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「ホットファズ」、「アザーガイズ」、「バッドボーイズ」(特に2バッドな)、「デンジャラスバディ」ちょい前では「リーサルウェポンシリーズ」などの直系尊属と言っても良いと思う。

派手で不謹慎でエモい。
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.7

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R3.9.15 二回目。

エイダン・ギレンとニコラス・ホルトがやっぱり良い。この二人の目線、つまり“職業・殺し屋”って視点で観ると親近感すらわく。
無茶振りしてくる雇い主とかタイトなスケジュールとか
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ラスト・ラン/殺しの一匹狼(1971年製作の映画)

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俺を利用したつもりか?
利用してたのは俺の方なんだよ!


っていうジジイの気概と気焔が匂い立つ傑作だった。リチャード・フライシャー監督作。

引退していた逃し屋が生きる実感を求めてライドアゲイン。
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

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妻の不貞を知りつつ、かつ妻の世迷言を聞きながらという脳破壊シチュエーションで中折れしない西島さんのチンコしゅごい。いやほんとあやかりたい。

片割れの死とか、その死に憑かれてる男の話、みたいなのが村上
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狙撃者(1971年製作の映画)

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人前でテレフォンSEXできるマイケル・ケインの胆力にあやかりたい。いやほんとあやかりたい。

今ではまず描けないであろう人でなしっぷりがマイケルケインにドンズバにハマってるしいっそ清々しい。

シャレ
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

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2K レストアBlu-rayを勢いで買ってしまった。
こちらもゼイリブ同様恥ずかしながら初見。

異能の力を持つ者達が正邪に別れ戦う、またその能力を管理しようとする者がいたりして、、。

まずこのプロ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.8

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ミッション毎にメンバーの入れ替えすればいいんじゃね?、、、という発見。

このシステムなら、アノ前作ですら数ある自殺作戦中のワンミッションであった、とポイする事ができるし人気キャラだけ生かして永遠に継
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

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4K UHD Blu-rayを勢いで買ってしまった。

完成から40年近く経った2021年の今観ると風刺を超えてもはや予言書の様相。

劇中の様に、虐待する毒親も環境汚染もメディアの腐敗も拝金主義者共
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.5

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時代劇の技術承継は国策として取り組むべき、と思っているのでテーマにはいたく感じ入るし、ラストの殺陣には胸が熱くなるんだけど、やっぱり、、とても、、恥ずかしいです、、。

時代劇における決闘は侍達のラブ
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.0

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シン・クールジャパンたる特撮ヒーロー達へのラブレターフロムカナダ(トロマ経由)。

エンタメ史上最小スケールのハルマゲドンに血湧き肉躍り、笑い、時に落涙。

クリーチャーのスーツデザインが超人機メタル
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

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十年ほど前にラジオで存在を知ってからずっと観たかったヤツ。円盤はおろか配信もなし。

昨年のイメフォフェスは完全にスルー。
さらには下高井戸シネマ上映もスルー。
してしまったんだけどイメフォでもっかい
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

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ケリー・ライカート特集atシアター・イメージフォーラム。

退屈な日常を抱えて生きるヤンママのコージーと、ひょんな事から銃を手に入れた こどおじリーの逃避行未満。

二人はバーで出会い酒を飲みロマンス
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ライトハウス(2019年製作の映画)

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二人が放つ屁やら垂れ流す糞やらザーメンやらが臭ってきそうなソーシャルディスタンス50センチな世界。

何から何まで濁ってて滑っててかつ臭そう。
そこにヒッチコック的何かを加算したらそりゃ狂うよ。

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復讐者たち(2020年製作の映画)

2.5

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ショアを生き延びたユダヤ人生存者達の結社「ナカム」が企てたドイツ人(ナチではない)虐殺計画について。
調べてもあんまり出てこなかったんだけど、クーリエジャパンの記事がとても関心深く、ナカムのメンバーが
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ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

3.7

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カレッジ入学前夜モノ。
にして親の心子知らず子の心親知らずモノ。
にして分断が進んだ崖っぷちの現世に於いては、他者への共感覚不全が引き起こすアレコレに見えなくもなくはない様な気がしていたりしていなかっ
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.3

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これ面白いヤツだ、と思ってた時期が僕にもありました(オープニングだけだった)。

現金強奪作戦はスーサイドスクワッドを釣る為の口実で、実は「ゾンビ王女の首強奪作戦」だったとかいうんだけどさ、、、、あん
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

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2021.7.17、4本いっき見ラスト作にして、今んとこ2021年ベスト。

直前に観た「ブラック・ウィドウ」の敵キャラみたいな超然とした現実感のないゲス男より、今作の様な自分に地続きのクソ野郎を罰し
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

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相変わらず人間はゴミクズ以下の扱いだけど怪獣が主役だからそれで良い。

なので猿とトカゲのイチャイチャ以外は基本寝て、次観る「プロミシングヤングウーマン」のために体力を温存する予定だったんだけど、小栗
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.6

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感慨はあったものの「エンドゲーム」ですら若干萎え気味だった自分でも、主要メンバーのラスト(?)ということでスカヨハへの完走祝儀のつもりで鑑賞。

「アベンジャーズの母ちゃん」の母ちゃんと父ちゃんと妹ち
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.5

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前作の記憶が薄まった状態での鑑賞。
が、まあ何とかなる。
前作も確か細かい事は気にならない、気にしちゃいけない作りだった気がするしこれで良いのだ。

映画館で観る、という一点においては最上だし、そんな
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スタスキー&ハッチ(2004年製作の映画)

3.4

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20分くらいで終わりそうなクエストを100分に増幅。というより希釈。
味の薄いカルピスも割と好きです。

オリジナルはマイケル・マンのキャリア初期作(脚本で参加)との事なのでDVDを取り寄せて比較して
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シドニアの騎士 あいつむぐほし(2021年製作の映画)

3.0

エモに全振りすりゃストーリー構成上の手順•段取りは全部うっちゃって良いんですかね。

劇場版グレンラガン辺りからアニメ作品には顕著だけど、流石に食傷気味か。

あと、異形の者にまで聖女性を担わせようと
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.0

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U-NEXTで3回目2023.4.23
ちょっとこれすごい好きかも。0.2加点します。



2回目
見にくいと思ってた夜間戦だけど、混乱の極みであるテロ被害者目線では、これ以上ないくらいにおっかない
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.7

中折れ気味の親父達は、萎えた陰茎と精神をバッキバキにさせる為しばしこうしたジャンルムービーを内服して自分を慰める必要がある。
今作はそんな我々にとって新薬となる事必至です。

「96時間」以降濫造され
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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全く情報入れずに観たので、デビッド•バーン'ズショーである事は観ながら知った。
知ったところでトーキング・ヘッズは全く通ってきてないので、有名曲演っててもピンとこず。
そんなのはしょうがないとして、と
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.6

ラッセル・クロウの正しい使い方。

免許更新時の鑑賞義務化必至。
交通事故被害者のビデオより、こういうガイキチガチャを引いたらやべーから安全運転よろしく!って啓発の方が効くと思うよ。馬鹿には。


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ホールド・ザ・ダーク そこにある闇(2018年製作の映画)

3.6

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村の秘密を知ったからには生かしておかねえ、、、的 部落因習モノかと思いきや、狐憑きならぬ狼憑きのお話。いや、それかどうかもわからない難解さ。

とある地域における独自の文化風習に来訪者が無遠慮に触れて
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.6

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デンゼル•ワシントン、ジョディー•フォスター、クライブ•オーウェン。
稀代の演義巧者による三つ巴の化かし合い。
IQは高め。

会話対話がメインなのでクライム映画としてはやや地味。

それにエスタブリ
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バッド・デイズ(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

これ一番不憫なのは主役ではなく関わってしまう周りの方々やん。
皆殺して、、死神か。

気道を確保する為に首切ってボールペンぶっさすの南アフリカではボーイスカウトで習うんだな。
日本ではジョジョで習うん
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