このレビューはネタバレを含みます
タイムスリップ、パラレルな時間軸、体と心の入れ替わりなど、様々なSF的要素が錯綜していましたが、空間はパラレルではないことや、非日常へのスイッチである儀式などが共有されていることで、これらは有機的な繋>>続きを読む
紀伊国屋書店が発信する膨大な量のハイカルチャーと、新宿の周縁性が、新宿のアンダーグラウンドな性文化を産み、それが演劇などの新たな文化を産んでいったのだ…と解釈するといいのかな?
ぶっちゃけ難しくてわか>>続きを読む
「国民意識形成の際に弾圧された地方文化(コルシカ島の音楽)の復興を図る(ただしこれは反体制ではない)」というのがテーマなのかなと思います。
即興ポリフォニー(対話)の伝統が廃れたことで、政治に関する対>>続きを読む
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演劇、戦争、映画、音楽に関わる4つのストーリーを強引に繋げたような構成になっているのですが、その根底には「表現の障害に対する、表現者の闘い」という理念があるのかなと感じました。
ただ、この映画に「根底>>続きを読む
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「変な正義感に基づく自警は、安易に暴走しますよ」という理念を示したいのだと思う。理念は面白いし、普遍的で良いのだが、そのエンタメ化には失敗しているなと感じた。
端的に言えば、はちゃめちゃすぎてツマラナ>>続きを読む
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アメリカとソ連、そしてフランスと中国という対称性が、登場人物や音楽において顕出していた。
その対称面にはヒロインとその息子がおり、前者はアメリカ人の恋人を選択することで、後者はアメリカに渡ることで、こ>>続きを読む