藍住さんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

藍住

藍住

映画(1316)
ドラマ(85)
アニメ(0)

モンスターハンター(2019年製作の映画)

2.0

楽しく狩りに行こうぜ!映画だと思ったら全然違った。
これホラー耐性無い人大丈夫だっただろうか?
同行したホラー苦手な友人はそれなりに怖かったらしいので注意が必要。
全体的に楽しかったけど、人間パートと
>>続きを読む

映画 ギヴン(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

TVシリーズは未見だが、ここでは映画だけの覚書をしておくことにする。

全体的にそこまでハマれなかったな……という印象。
やはりこの内容ひ を60分でやるのは勿体ない。
2時間かけてでも感情の変化等を
>>続きを読む

海辺のエトランゼ(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

60分でやり切る内容ではなかったかな。
もう少し時間をかけてじっくり描いて欲しかった。
レズビアンのカップルが出てくるのも良かった。
欲を言えばキスシーンまで入れてレズビアンのカップルと示して欲しかっ
>>続きを読む

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

5.0

ラーヤが始まる前の短編映画から涙腺が馬鹿になってたせいでずっと泣きながら観ていたが、本当に良かった。
どんな過去があったとしても、過去を受け入れ、他者と手を取りあって前へ進めることを示してくれたところ
>>続きを読む

あの頃をもう一度(2021年製作の映画)

4.0

こういうのがショートムービーの醍醐味だと思う。
ダンスシーンと音楽を全面に浴びてよく分からないがめちゃくちゃ泣いてしまった。
雨を浴びると若返るという設定を上手く活かしながら、いくつになっても何かに挑
>>続きを読む

ザ・リチュアル いけにえの儀式(2017年製作の映画)

3.0

また北欧を好き勝手に書いて大丈夫なのかこれ!?と思っていたら本当にこういう北欧神話があるらしくてwikiを漁る手が止まらなかった。
確かにクリーチャー系のホラー映画だが、それと同時に友人を助けられなか
>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

社会からすれば枠の外に溢れてしまった人達は放浪しながら今日もどこかで誰かと出逢い、離れて、また出逢う。
その繰り返し。目的地はあるのに自分で止めようと決めない限り終着点がない。
「終わらない」を選ぶこ
>>続きを読む

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.0

穏やかに流れるクリスと叔父の日々。
穏やか過ぎて案の定途中で気絶してしまったのだが、最後は意外な展開だった。
観ている側からすればクリスが朝起きて叔父に服を着せてご飯を食べてから始まる日常がどの日も全
>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

4.0

転校生のルーシーに感化されて女性差別おかしいよ!!って冊子を作るヴィヴィアンが本当に格好良い!!
間違えることもあるけどまずは始めてみなくちゃ分からない。
声を上げ、輪を広げて、革命を起こしていく。
>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.0

絶対泣くと思っていたけどあまりにも悲しくて胸が張り裂けそう。
涙が止まらない。
基本的にモノクロなのだけど、ある場面で鮮やかな色が付く。
そのシーンに注目して欲しい。
これがアメリカ。

12分でここ
>>続きを読む

ホールド・ザ・ダーク そこにある闇(2018年製作の映画)

3.0

また凄い映画を観てしまった………。
アラスカという過疎化した地域に蔓延する闇。
中盤は『ウインド・リバー』のようだが、大量虐殺シーンの後は思わぬ方向へと突き進んでいく。
完全にアラスカという舞台を借り
>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

顔をくっちゃくちゃにして泣いてしまった。
異国に移住するってこういうことだ。
結末を観てなんて優しい映画なのだろう?と心から思った。

主人公のジェイコブは家父長制度に雁字搦めで、しかも絶対にアメリカ
>>続きを読む

コロンバス(2017年製作の映画)

4.0

この映画のジョン・チョーの演技が素晴らし過ぎて床を転がってしまう。
良かった。
ジンとケイシーが建築物を会話をするシーンがあまりにも美しくて、眩しくて、本当にただ歩いて建築物の話をしているだけなのに泣
>>続きを読む

ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

1.0

酷いゴミクズ映画だった……。
ミソジニーが丸出しで隠そうともしない。
こういう物語にお金かけて作る製作陣の神経を疑う。
こんな映画を観て誰が楽しめるのか????????????
きっとそう思えるのは主
>>続きを読む

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.0

主演2人の演技が常軌を逸していてボコボコにされた。
『世にも奇妙な物語』にもありそうな映画の質を俳優が見事に上げている。
絶妙に気持ち悪いし世の中を皮肉っているのも分かるが、映画として面白いか?と言わ
>>続きを読む

ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

3.0

ジムとナッシュのやり取りが正直眠くてその辺で一瞬気絶した。
ルドガー・ハウアーでこの映画の全てが成り立っているように見えた。
(なのでルドガー・ハウアーがフェードアウトした途端に緊張感が途切れて眠くな
>>続きを読む

天国にちがいない(2019年製作の映画)

4.0

初見でなんで気絶しちゃったんだろう!?
ユーモアと風刺が効きまくっていて笑えるのに段々笑えなくなる。
エリア・スレイマンはこの映画の主人公なのにいつでもどこでも第三者で「パレスチナ人」というラベルを貼
>>続きを読む

劇場版 SPEC 天(2012年製作の映画)

1.0

あまりにもつまらなすぎて泣いた。
もう最初とエンドロールに無理やり神話をぶっ込んでくるところは流石に計画性が無さすぎるし、年単位で待たせてこんな出来の映画しか作れない才能の無さを憐れむ。
壮大な世界を
>>続きを読む

SPEC~翔~ 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿(2012年製作の映画)

4.0

これを映画としてレビューするのは引っかかるが(スペシャルドラマの扱いなので)、取り敢えず覚書をしておく。

ドラマ最終話の当麻の謎に触れつつ、ドラマシリーズのモヤモヤを見事に解消してくれた今作は出来が
>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館の中が明るくなり、座席を立つ人達の表情。
映画館から出て、晴れ渡る空を見て、世界は確かに可能性で満ち溢れていることを知る。
生まれて初めてエヴァンゲリオンというシリーズを好きになった。
良かった
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.0

皆んな……エヴァに乗ると何が起こるのか、何故駄目なのか、シンジが子供であると認識しているならちゃんと説明をしようよ………。
そんなことを思っていた。
それくらい皆んな生き延びるのに必死で、憎しみや悲し
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.0

面白かった。
大分前に観ていたけどやはりあまり覚えていなかった。
エヴァ3体が同時に駆け出す瞬間ほど興奮するシーンはない。
エヴァのパイロット達だけでなく、学校の友達がTVシリーズ無理なく距離が縮まっ
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.0

数年ぶりの再鑑賞。
相変わらず作画が美しい。

展開上仕方ないとしても、幼い子供が大人に振り回されて辛い目に遭わなくちゃいけないのが辛い。
父と息子の物語がどこに向かうのか?
シンジとゲンドウの関係性
>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.0

ダニエル・ラドクリフは積極的に自分のイメージを解体している俳優だと認識しているが、今作でもそれは健在だった。

人がバンバン死んでいくのにアップテンポなダンスミュージックで観ているうちに段々ハイにさせ
>>続きを読む

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.0

面白かった!!
韓国はなんでこんなに面白い政治映画が撮れるんだ!?
観た時は知らなかったが、私が好きな韓国映画、『インサイダーズ 内部者たち』の監督だったのか〜!!とひたすら驚いている。
本当に素晴ら
>>続きを読む

キング・オブ・シーヴズ(2018年製作の映画)

1.0

こんなに名優が集まっているのに退屈すぎて秒で寝た。
3年前の映画らしいけど、8割くらい白人しか居なくてドン引きしたし、チーム内の唯一の若者を「アイツゲイっぽいよな」といちいち言う爺さん達は何様なんだ?
>>続きを読む

羊飼いと風船(2019年製作の映画)

3.0

死者を転生させるために自分の妻を妊娠させるということがどれほどグロテスクで女性の尊厳を踏み躙っているのか、そのために女性は何を犠牲にしなくちゃいけないのか。
私は第三者だから堕胎は当たり前だと彼女の意
>>続きを読む

前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.0

マジンガーZの格納庫を作るために試行錯誤をしていくと同時に仕事への情熱が生まれていくところが良い。
ちゃんとしたお仕事映画。
タイトル出てからのオープニングが最高に格好良すぎて思わず笑ってしまった。
>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.0

少年院に居る主人公は聖職者になりたいと夢を見る。
でも刑務所の中のいじめには加担するし薬もやるしお酒も飲むし女ともセックスをする。
剥き出しの欲を隠さない彼はありのままに生きているようで、全部矛盾だら
>>続きを読む

獣の棲む家(2020年製作の映画)

4.0

戦火を逃れ、イギリスに亡命した夫婦に注がれる差別の眼差し、そして家に潜む幽霊達。
彼らは何を伝えたいのか?
夫婦の過去には何があったのか?
辿り着いた真実があまりにも悲しくて顔をくっちゃくちゃにして泣
>>続きを読む

呪い襲い殺す(2014年製作の映画)

2.0

前日譚を観てからこれを観ると中盤の展開の種明かしがわかってしまうので、気になる人はこっちから観た方が良いかも知れない。
前日譚と違うのは、主人公の周りに友達が居たかどうか。
私に取っては1ミリも怖くは
>>続きを読む

クローゼット(2020年製作の映画)

3.0

女の子がクローゼットの中から消えたっていうキャッチコピーしか見てなかったので、ミステリーかな?と思ったらがっつりホラーで笑う。
内容的にはそこまで真新しさはないが、娘が失踪して途方に暮れるおじさんと陽
>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.0

下の階へ降りていくにつれてどんどん人間の剥き出しの欲が露呈していく。
皆んなで連帯して乗り切ろう!と呼びかけても何も返ってこない。
虚しさだけが残る。
皆んな見返りがないと協力しようともしないし、何か
>>続きを読む

マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

3.0

人魚の歌を聴くと恋に落ちて死ぬと言う設定が異性にしか通用しないのはモヤるポイントになるが、フランス映画の中では久しぶりに満足度が高くて吃驚した。
人魚が上半身裸になるところはあっても極力胸が映らない撮
>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

ひとりの女性の痛みと解放の映画だった……!!
異物を飲み込む度に観ている私がえずきそうだったが、異食症は彼女にとっての唯一の戦う武器であり、彼女が異物を飲み込む度に「自分」と「誇り」を取り戻しているよ
>>続きを読む

天空の結婚式(2018年製作の映画)

1.0

イタリア映画はパワフルで良いとは思うものの、倫理観を本当にどうにかしてもらわないと困る。
この映画でも、ゲイの男の子の元カノがしつこく付き纏って来るだけでも不快感が凄まじいのに(男の子はちゃんと拒絶し
>>続きを読む