どらみさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.1

『ピュ~ぴる』から自然で美しい作品を生み続ける
松永大司監督の円熟味さえ感じられた
観終わって愛とエゴについて考えたが
大切な人の為を想い行った浩輔の行動は
エゴを超えて愛情に至っていたと
仲間との顔
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

ハリウッド黄金時代の狂騒を
パワフルに時にはお下品に魅せる

ブラピ兄さんは今作も自由

莫大なエネルギーはもらえました

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.9

Twitterにてペアムビチケをいただき旦那と鑑賞しました

粋がりシバキ倒されたうつけ時代から、
凛とした濃姫と信長の夫婦の絆が紡がれてゆくのがたっぷりと描かれ、
こうであったなら!という映画の夢迄
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ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~(2023年製作の映画)

3.9

松本隆さんや財津さんが少年の瞳で振り返る
ビートルズの武道館公演
怖いもの知らずの若い女性カメラマンが
いい写真いっぱい撮ったとか
出掛けられないメンバーがホテルで絵を描いていたとか
武道館のセットも
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崖上のスパイ(2021年製作の映画)

3.9

巨匠チャン・イーモウ初のエンタメ度最上級のスパイ・サスペンス
雪と闇に彩られたスタイリッシュな映像
ハルピン市街での派手なカーチェイス、銃撃戦
ヒッチコックばりの展開
前作『ワン・セカンド』でも愛らし
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.3

貧しくとも
正直に誠実に互いに寄り添い
土と共に生きる姿が神々しく美しい
変わりゆく時代の波に晒されても
シンプルに生きることの強さを
しみじみと感じた
中国新世代を担う
リー・ルイジュンの紡ぐ
至高
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.3

朝井リョウ原作
監督、脚本は『カランコエの花』の中川駿
期待てんこ盛りで観たが
スラリとその上を越えて魅せた

世界の全てが「学校」だったあの時代
知らない処で
誰かが誰かの支えになったりしていた
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君に幸あれよ(2022年製作の映画)

3.9

痛い、でも美しい
若い櫻井監督と若い役者達が躍動する
大好きな『脳天パラダイス』の撮影監督
寺本慎太朗の乾いた映像美

それぞれがトラウマを抱えていても
共に助け合えば生きていける
やっぱ、仲間ってい
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バンバン!(2014年製作の映画)

4.2

トムクル兄さんとキャメロン・ディアスの『ナイト&デイ』の
インドマサラ風味版
ド派手なカーチェイス&アクションとロマンスに
ダンスはめちゃ相性ピッタリ
頻繁に挟み込まれるダンスシーンにうっとり!

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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.9

虚か実か?
才能と創造性で噓を凌駕し
男性が支配していた時代に
人気と権力を手にした女性がいた事実に胸が震えた
幼いころからキリストのヴィジョンを見続け
様々な軌跡を起こしたベネデッタ
バーホーベンの
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

4.0

ユーモアと好奇心に溢れ
チャーミングな父が望んだのは
安楽死だった…

名匠フランソワ・オゾンが描く
誰にも訪れる愛する家族との別れの形
お喋りで人懐っこい父親が愛嬌たっぷりで
娘たちの葛藤も当たり前
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.4

大好きな三宅唱監督作
耳の聞こえないボクサーの日常を
ざらついた16ミリフィルムで淡々と魅せる
彼女には聞こえていない環境音と弟の紡ぐ音楽
”才能はないけど人間としての器量がいい”
最高の言葉じゃない
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.0

凄いものを観た
地上600mの鉄塔の上に取り残された
二人の女性の決死のサバイバル
足がすくむ臨場感に
二人と共に鉄塔の上にいる様な没入体験!!
ワンシチュエーションでここまで魅せきる
力量に脱帽!
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科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)

3.8

面白かったです
長く続くシリーズだけあってキャラ立ってるし。
亡くなった泉君から続く仮面ライダー渡部秀も面白いし。
仮面ライダーWのヒロインあきこもいい味出してるし。
大がかりなやりすぎトリックも面白
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.9

ナチスドイツが1100万人のユダヤ人絶滅政策を決定した
『ヴァンゼー会議』の全貌
粛々と冷静に虐殺が事細かに決められてゆく恐怖
全てユダヤ人自らの手で処理させるという説明に
”エクセレント!”という声
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ファミリア(2023年製作の映画)

3.8

地元愛知瀬戸の脚本家作
在日ブラジル人たちが住む団地のある豊田はすぐ近く
地元の身近でこんな事件が起き
知らないでいたことに震えた
アルジェリアのテロ事件も
他人事ではない
自分の家族の話として考える
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白獣(2021年製作の映画)

3.8

寒波により長い深刻な食糧難である彼らにとって
白獣は戒めだったのか?
救いだったのか?
自主でありながら
氷点下20度の雪山でオール野外ロケ&自然光撮影という
チャレンジングな作品
監督、スタッフ、演
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恋のいばら(2023年製作の映画)

4.1

元カノと今カノが共闘する
シスターフッドの先の
トキメくガール・ミーツ・ガールの物語
女性として観てて気持ちのいい作品だった
元カノと今カノが意味不に揉める話なんて
もう見飽きたし
私達は美しいものに
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こっぴどい猫(2012年製作の映画)

3.8

今年の今泉監督作品1本目
交差する7つの三角関係とか凄過ぎ!笑
それぞれの思惑と勘違いと
とぼけた会話のセンスがいつもの感じ
最近作はかなりソフィスケイトされてきてますよね
監督ご本人もご出演でいい味
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呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.8

呪術×ゾンビ
”新感染”シリーズのヨン・サンホが又
新たなゾンビを切り開いた
全力疾走しカーチェイスもこなす
アクションガンガンのゾンビ達
不謹慎だがワクワクも
美少女呪術師の存在も魅力的
アクション
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

世の中から数年遅れでやっと鑑賞
”天気の子”から観たので
本作の方がずっとよく出来てると思いました

神木君、上白石萌音ちゃん、市原悦子さん、
演技力が流石でした

天気の子(2019年製作の映画)

3.6

初新海作品!笑
聞こえてきてたような、白石晃士監督みは
そこまで感じませんでした。
案外、普通だなぁと。
醍醐君、小栗旬、声優がよかった。

スプリング、ハズ、カム(2015年製作の映画)

3.8

新春に、ほっこりする作品が観たくて
喬太郎さんのお父さんが自然で素晴らしいんだけど
監督の言葉
ありふれていても一生忘れない宝物のような1日が描きたかった
という言葉が最高

私も宝物のような1日を胸
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.6

凄いディスが聞こえてきてた作品だけど
いつもの三木監督ののりの作品だし
そこまでひどいとは思わなかったけど?
ただ、そんなに面白くもしあがってない

とぼけた三木節の作品だった
エンドロールが」作品ラ
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そばかす(2022年製作の映画)

4.1

恋愛感情を持つ相手が性別を問わず自由なように
恋愛感情を持たずに生きることも自由

佳純の生き方は
ぶれずにシンプルで
とても自然で素敵だなぁと
三浦透子さんの佇まいを観て
優しく嬉しい気持ちになった
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

ちょっとした行き違いでずれていく心
好意から始まると反動でエグいレベル迄いっちゃう
やっぱり他者との関係って
ギブアンドテイク
五分五分じゃないとこじれた時に
これだけやってあげたのにってなっちゃうん
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バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

4.3

ぴょぉお~んと砂漠を飛び跳ねる冒頭から
スケールを越えた圧巻の映像美で
イニャリトウの過去を巡る自由で柔軟な心の旅は楽しい

強烈なアイロニーにあふれたユーモアも
果てしない孤独も
生と死を巡る哲学も
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蒲田前奏曲(2020年製作の映画)

3.6

売れない女優マチ子の眼差しを通して
女である事
女優である事で
女性が巧く人格を使い分けることが求められる
社会への皮肉を描く
”一人の女性が環境によって
顔が違って見えるというテーマ”のオムニバス
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仮⾯ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル(2022年製作の映画)

4.1

ライフワークとして息子と観に行きました
正に息子がおチビで最初に触れたライダー龍騎に
20年ぶりに息子と一緒に映画館で再会できた感激!
当時ライダーショーに毎週のように通って
今もバリバリのライダー好
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

4.0

ニッピーと言えば
劇中でも蹴ろうとして
ケヴィン・コスナーからのご指名と聞いて出演を決める
『ボディガード』の圧倒的な歌声が印象に残っている

天性の唄の才を持ちながら
父親の浪費、浮気者の夫等に苦労
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ミュージック・イン・ミー!(2015年製作の映画)

3.8

音楽映画が観たくて検索からたどり着いた作品

家族の為歌うことを諦めた主人公が
教会の聖歌隊を指導することになり…
彼女の頑張りが彼女自身のみならず
周りの人の夢も思い出させ変えてゆく

ハートウォー
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HIP HOP くるみ割り人形(2022年製作の映画)

3.9

HIP HOPとブレイクダンスが
とにかく楽しい!
片足のダンサー、素敵!

無垢の瞳(2022年製作の映画)

3.9

可愛らしい短編
修道院を舞台に
ケーキを巡る騒動

キスの唄を歌ったと舌を石鹸で洗われたり
寄付のケーキも食べられなかったり
無垢な瞳の子供たちが可哀想
でも院長の言葉を逆手にとって
みんな少しはケー
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スパイダーウィックの謎(2008年製作の映画)

3.5

”グッドドクター”のフレディ・ハイモアが
子役時代に一人二役で
双子の主人公を演じた冒険ファンタジー

田舎の古い屋敷に引っ越してきた
ジャレッドは屋根裏部屋で
先祖が妖精たちの生態を記した本を発見し
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ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

3.8

メンタル疲弊中で
美味しい料理の出てくる作品に続き
子供の出てくるファンタジーを
ジャック・ブラックとゴージャスなケイト様の
コンビが最高!
ホラー風味もいける
子供が友達に帰って来て欲しくて
死者蘇
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

4.2

突然逝った仲間を弔うために
普通のおっさんに扮した
3人のドラァグクィーンが
郡上八幡まで車で旅する
ハートフルロードムービー

冒頭の滝藤さんのダンスと歌で
がっちり心を掴まれた
滝藤さんと渡部君は
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