トラジャさんの映画レビュー・感想・評価

トラジャ

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カップルズ(1996年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


そこまで期待していなかったが、、すごく良かった。

エドワードヤン、見ているようで見逃していたのばかり。

最近20-40年前くらいのクラシックでは無いリバイバルが多く、どれも良いから、今回もそんな
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海から来た娘たち/自由への旅立ち(1991年製作の映画)

2.7

映像は素晴らしく美しい。

小さな島に住む一族は、ヨーロッパのトレンドの優雅なファッションに身を包み、でも暮らしは原始的、という不思議な感じ。

みんな白のドレスで統一されていて、しれがより一層詩的な
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白夜(1971年製作の映画)

3.2

ロベールプレッソンが撮る洗練の極みのようなミニマムな映像が好き。

言葉少なで、無表情な人物たち。冷たい静けさ。

1970年代の雑多なムードの街をロベールプレッソンのフィルターを通すとこんなになるん
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バッドランズ/地獄の逃避行(1973年製作の映画)

3.8

古さが全く感じられない。

なんか不思議で違和感のあるムードもすごく好みだった。

ストーリーはボニーアンドクライドと似た感じでしかも実話ってとこも同じ。
期待していなかっただけに、最初から引き込まれ
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ヒプノシス レコードジャケットの美学(2022年製作の映画)

2.6

ピンクフロイドの牛のジャケット、持ってる!

今見ても斬新っd新しいデザインってすごいよなぁ。

1枚1枚のストーリーやエピソードを説明したしていくので、やや単調で途中うとうとしてしまった。

持って
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蝶の渡り(2023年製作の映画)

2.7

どこか物悲しさも漂う。
ジョージアの小さな街にある画家コスタの家。
そこに集まる、芸術家の仲間。

若くエネルギーに満ちた集いから、27年後、それぞれ色んな人生を送り苦悩も抱えながら、付き合いは続いて
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ドッグ・レディ(2015年製作の映画)

2.8

トレンケラウケン、オステンデの後でラウラシタテラ監督3本目。

アニエスヴェルダの冬の旅が思い浮かんだ。これにに例えられてたって知らなかったけど、、

多頭飼育だけど、日本の問題とはちょっと違う。
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オステンデ(2011年製作の映画)

2.7

ラウラ・シタレラ監督特集。
前にトレンケ・ラウケンは観ていたが、イマイチ入り込めず長いのもあってうとうとしまった記憶が。。

今回のオステンデも世界観は似ている。
少しのミステリー、
馴染みの少ない南
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どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

3.0

きつい映像だった、、

問題定義はせず、ただ記録する。
姉の変わっていく姿、母、父も徐々に変わっていく。

子供の頃は面倒見が良くて、絵が上手くて賢くて、自慢のお姉さんだった。

医大に入るのに4年か
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バグダッド・カフェ 4Kレストア(1987年製作の映画)

3.7

もうこの浮遊感のある、透き通った歌声が流れると、なんとも言えないうっとり聴き入ってしまう。


肌の色も体格も、育った環境、今の暮らしも性格も違う、真逆と言ってもいい2人が出会い、不器用ながらも心を通
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パピヨン(1973年製作の映画)

3.2

むかし、スティーブマックイーンが大好きだった時に観たが、ほぼ覚えていないので、初めて観る新鮮な気持ちで観れた。

やっぱりかっこいいなあ。
この時代の滲み出るニヒルさ無骨さは今のスターには出せない。
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.4

本当にエンターテイメントとして面白い!

笑って泣いて、ドキドキして。

無名の監督とそこまで露出が多くない役者で撮った低予算マイナー映画が注目されて、、という前情報だけで観に行った。

過去にもそう
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ワン・フロム・ザ・ハート リプライズ ‐4Kレストア版‐(1982年製作の映画)

2.0

フランシスフォードコッポラの感覚は合わないかも、、と特集3本目で感じた。

ロマンティック、ミュージカルと言った感じ。
80年代には豪華だったかもしれないセットは、どこか場末感が漂いきらびやかなふんい
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ハメット(1982年製作の映画)

1.9

なんか色々中途半端に感じる。

ハリウッド映画にしてはこじんまりチープだし、私が大好きなヴィムヴェンダースの映画特有の空気感はない。

セット感丸出しの安っぽさ。あえてレトロっぽさや三流感を出している
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アウトサイダー コンプリート・ノベル ‐4Kレストア版‐(1983年製作の映画)

2.9

真っ直ぐで、素直、裏のない映画。
見ているこっちも素直になりそう。



刹那的で辛い場面もあるけど、ところどころにポップさが入って、重くなりすぎないようになってる。
だれかは死んでしまうんだろうな、
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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

3.0

余韻が残る。

洋画ばかり見ていたが最近日本映画が気になり「最近悪は存在しない」も良かったし、見に行った。この監督さんは初鑑賞。

最初のヒリヒリする感じ、2人の眩しい出会い。今っぽい人間像と題材、画
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ヴァラエティ(1983年製作の映画)

-

ニナ・メンケスの雰囲気を想像して初鑑賞。アメリカなので、ムードというよりリアルで饒舌。

この日2本目だったせいもあり、やや集中力に欠けていて、あまりぐっとはまらなかった。。

マミー(2024年製作の映画)

2.8

この事件は覚えている。それは今思うとマスコミに演出された姿だったのかとも思う。
皮肉な笑みを浮かべながら、カメラに水をかける様子はゾッとしたし、記者への受け答えも不気味だった。旦那も悪そうな感じで2人
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トレンケ・ラウケン Part1(2022年製作の映画)

2.9

4時間長かった、、体がきつかった、、

不思議な構成で、見たことない新しい映画だと思った。

挿入局が印象的。電子音,メロディアスな感傷的な感じ,ボブディランみたいなカントリー長調。テイストが全く違う
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風が吹くとき(1986年製作の映画)

2.7

追記
時々この映画を思い出す。感想は書いたがどうもしっくりこない。何を一番強く伝えたかったのか?
悲惨さはその強弱はあるが、みんな知ってる。

情報の重大さ,怖さを言いたいのではないか。
なのであえて
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めくらやなぎと眠る女(2022年製作の映画)

3.2

摩訶不思議な世界観に引き込まれる。
村上春樹は語り口が好きなので、英語の訳をした本はけっこう読んでるけど、本人の小説はほとんど読んでない。

だから村上春樹ワールドは知らないけど、面白かった。

こい
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.1

違和感と不協和音。
大自然のバックに流れるのはデジタルな音。

最後は結局何だったんだ?私の乏しい思考能力では、読み解けない。
なぜ娘さんが鹿に襲われるとわかっているのに止めないのか?娘さんを抱きあげ
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義父養父(2023年製作の映画)

2.9

違和感がいっぱいの映画だった。
それが実話に基いているっていうから面白い。
新進気鋭のファッションデザイナーで自分の事で忙しいはずなのに、不思議な家に養子になるが、なぜ?六本木を歩いていたかと思ったら
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余る日(2024年製作の映画)

2.8

会話がリアル。
あの鳥の鳴き声に人生ささげてるようなタクシー運転手がサイコパスで怖い。
おじさんにありがちな急な大声と、若者のボソボソした小さい声の対比が極端で面白い。
あれは音声のかたに任せてああな
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ボレロ 永遠の旋律(2024年製作の映画)

1.6

ボレロについてもっと知りたかった。ラヴェルの音楽についてももっと深く知りたかった。

面白くなかった、、、
もっと感性に響くようなものを期待していたが、割とありきたりな表現で残念だった。

始まりから
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リリー・マルレーン 4K デジタルリマスター版(1980年製作の映画)

3.1

朝の光に溢れたベッドルームから始まる。キラキラした恋人たち。
これだけでも、いつものドロドロ感、夜の室内劇の感じとは違うと分かる。

ハンナシグラがカッコ良すぎる。
(マリアブラウンには負けるが、、)
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エフィ・ブリースト デジタルリマスター版(1974年製作の映画)

2.7

エフィのハンナシグラがやっぱり好き。
クセのある美しさ、無愛想で、クールだけど、ドラマティック。横顔美し〜!

ずっと単調で、ナレーションベースの説明がとても多い。感情を出さない淡々とした演技。
演出
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自由の暴力 デジタルリマスター版(1974年製作の映画)

2.8

ライナーヴェルナーファズビンダーの作品って、なんか惹かれる。


無知、無学って危険だよな、、
というか、プラスで無教養。
無学でも、もうちょい知恵が働けば、あんなに騙される事なかったのに。。

教養
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阿賀に生きる(1992年製作の映画)

3.8

ずっと気になっていた1本でやっと観れた!

すごく幸せな気持ちになった。
個性豊かな阿賀のみんなの面白さ!笑った!
字幕じゃなとわからない方言も歌うようで良かったな。

じじもばばも言いたいこと言って
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アイアム・ア・コメディアン(2022年製作の映画)

2.8

普通に漫才見てる感じで笑った!
もっと見たいな。
なんで世の中の事、政治に絡んだ事を言うと排除されるのか?
見たい人は見て、イヤならそこだけ見なきゃいいだけで、見て文句言う人の気がしれない。

You
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地に堕ちた愛 完全版(1984年製作の映画)

2.6

パリでかくれんぼと同様、長かった〜3時間。
それも、淡々としたほぼ会話で進行。

ジェーンバーキンのファッションと仕草がカッコいいのが、一番印象に残った、、

ストーリー、登場人物には興味あるものがあ
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パリでかくれんぼ(1995年製作の映画)

2.9

クセになるかも。

軽い気持ちで観に行ったら、なかなか終わらない、なんと3時間近くの映画だったんだ?!

ちょっとサスペンス要素がありながら、全編に流れるのは軽ーくポップな空気感。
たまに突然始まるシ
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WALK UP(2022年製作の映画)

2.7

シャレオツなレトロ・ヴィンテージマンション。
内装も多分白をベースにモノトーンでまとめている(モノクロだから想像)。さすがインテリアデザイナーのおうち。
ぜーんぶお洒落。

ちょっとした会話の間合い、
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美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

2.7

男の肉体美をいろんな角度で見せつける。
乾いた、広く美しい大地と海。

テーマは男の嫉妬。

流れる雰囲気はその舞台であるアフリカと全然違う、妙にシティー派のメローな曲

シャレオツな映像



いろ
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94歳のゲイ(2024年製作の映画)

2.9

長谷さんはとってもチャーミング。
もう少し遅く生まれていたら、色々な人に囲まれた暮らしもあったかも。

でも今の暮らしは幸せそう。

94歳で梅田さんやドーンさん(だっけ?)に出会えたって運命持ってる
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

2.7

前章、後章続けて観た。

あのちゃんが抜群にいい!
あのちゃんなしでは、成り立たなかったのでは?と思っちゃうほど。

あのちゃんが必死で訴える言葉を聞くとグッと胸が詰まる。

とにかく日本、世界中の問
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