映画としては何一つ良さが理解できないしひたすら不快なんだけど、映画後半の短髪の内田裕也は格好良かった。凶暴性と内気さが絶妙で、触れたら爆発しそうな怖さ。今こんなヤバい空気をまとってる人、芸能界に一人も>>続きを読む
こんな悲しい話だったんだ…というのが第一の感想。あらゆるものから逃げまくり、場所を変え人を変え、物質的な愛を求めて奔走するホリーの姿は痛々しくて哀れを誘う。だからこそラストはホッとしたのも事実なのだけ>>続きを読む
ハリー・スタイルズが主演とのことで、最近よくあるイケメンたちの恋を描いたBL映画か…思っていたら全然違った。長らく観なかったことを後悔した。
三者三様にそれぞれちょっと悪いところはあるけれど、なにも>>続きを読む
想像以上に面白い映画だった。
主人公とAの会話は自己内省だ。自分の気持ちを反芻したり、書き出したりつぶやいたりすることでうつを抑止できるという研究もあるように(逆に自己内省が乏しいとうつになりやすいと>>続きを読む
ある日突然やってきた美青年(テレンス・スタンプ)にブルジョワ一家が狂わされるお話。非常に構造的で難解な映画だった。
テレンス・スタンプは、おそらくブルジョワ一家を裁きにやってきた神なのだろう。
基本的>>続きを読む
前半、眞人が「下の世界」に行くまではかなり面白く、宮崎駿監督作の中でも一二を争う大傑作かもしれない…とワクワクしたが、ファンタジー調になってからの展開が哲学的で難解だった。言わずもがなアニメーションの>>続きを読む
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「小説を書くなら、何を犠牲にしても書くことを求めなきゃダメよ。仕事で成功を求めたり、パーティーに参加したり、綺麗な服も素敵な恋人も期待しちゃダメね。両親に絶縁されたとしても書き続ける覚悟がないと」とい>>続きを読む
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「こんなふうに生きていけたなら」というキャッチコピーは、観る前は主人公の生活を理想として示しているのだとばかり思っていた。でも観終わってから、きっとそれは違うのだろうなと思った。主人公の平山の姉が「あ>>続きを読む
最高だった。何もかも。あと5回は観たい。とても厳しいワーキングプアな庶民の日々(若干自分の状況とも重なる部分がありツライ)を描いているのに、観終わったあと信じられんくらい心が癒される…泣いた…下手なカ>>続きを読む
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車中で妻が朗読する『ワーニャ叔父さん』のテープ(「…それでも生きていかねばならない」)を聴きながら、家福の差した目薬が涙のように頬を伝う場面が白眉。あのワンシーンで傑作だと確信した。
この映画を観た恩師が、例の痛すぎる(物理)シーンを見て「女はすげえよ…さすがに男はここまでできねえよ…」と言ってたのが強く印象に残ってます。
ジョシュ・オコナーの最初の荒廃ぶりから、少しずつ血の気の通った人間の顔になっていく演技が見事すぎた。
門脇麦がさりげなくヴァンクリのネックレスつけてるところとか芸が細かいなと思った。
過去観た家族ものの映画の中で一番キツかった。両親が別居してる身としては、全ての描写が吐き気を催すほどリアル。
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映画としてすごく面白かったし、リアムの家族やボンへやらの話も聞けて楽しかった。
あと実家の二人の子供部屋が映ったのも嬉しかったです。あそこから全てが始まったんだなーって思って(なんの事情か殆ど映ってな>>続きを読む