soraringさんの映画レビュー・感想・評価

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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

2.2

「ハリーポッター」のシリーズが成功できた要素って大きく2つあると個人的に思っていて、
それが「共感できるキャラクター」と「興味深い世界観」だと思います。

「賢者の石」では、普通の人間として暮らしてい
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.5

「マリオファンの、マリオファンによる、マリオファンのための映画」
良くも悪くもこの一言で今作を表せます。

マリオを少しでも触れてきた人にとっては、これ以上ない映画体験になるはずです。気づかないネタが
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.4

実に1年半ぶりとなる映画館での映画鑑賞として、この作品を見ましたが…
結論から言うと、中々しょっぱい体験になってしまいました。   

基本的にどうでもよかったというか。ストーリーが進んでも何かしら感
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.9

ポスターにはっきり記された「Film for IMAX」。これを見た時に頭に即座に浮かび上がった言葉。
「完全にやらかしたぁぁぁぁぁ!!」

いや正直言うと、行きつけの映画館のIMAXシアターには空席
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.5

全体としては2とあんまりクオリティは変わらないかな。

やっぱり現代と行き来してる場面は全部面白い。
一番はトイレのシーン。2も面白かったけど、やっぱりどうしても笑っちゃう。

あとルシウスのテルマエ
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テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.4

ローマが舞台なのに、阿部寛さんも市村正親さんも北村一輝さんも映画の世界に完全に溶け込んでるのが一番面白い。
阿部寛さんをキャスティングしたのは順当だったと思うし、逆にこの人以外に当てはまる人がいない、
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.5

休む間も無く苦痛を与えられることからその名が付いた、仏教における地獄の最下層。その名も「無間地獄」。
無間地獄には死の概念がなく、長寿こそが、無間地獄における最大の苦痛である…
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.6

Queenに対する知識もなければ曲も殆ど知らなかった自分でもこんなに楽しめたのだから、
Queenのファンからしたらどれほど感動する作品だったのだろうか。

まあ色々良い要素は沢山あったのですが、今思
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.9

まずこの映画、SF映画とは言ったものの、「スターウォーズ」や「ブレードランナー」みたいな作品を想像したら絶対ガッカリします。

「メッセージ」のような狭い空間で起こる、淡々としつつも知的で心呑まれる作
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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年製作の映画)

4.2

前見た時は1よりはつまんなかった印象がありましたが、
ところがどっこい、今見返すとこれもこれで面白い。

アクション映画やファンタジー映画にとって一番大切なものは何か。
やっぱり悪役ですよ、悪役。悪い
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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

4.4

ディズニーにしてはダークな雰囲気でありながら、ジャックのキャラクターや華のある世界観、子供も大人も楽しめるアクションの数々により、
重すぎず軽すぎず、誰もが心踊る娯楽ファンタジー映画にしっかりと仕上が
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フラガール(2006年製作の映画)

4.5

舞台は石油ブームの到来により廃坑まで秒読みとなった福島の炭鉱。
大人になりゃ煤まみれになって命の賭けっこするのが当たり前だったあの状況から、フラガールに転身しようとよく決心できたものだなと。

今にな
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.7

色々な要素がありましたが、まず今作はデッカードが圧倒的に輝いてる。 
ホブスとの掛け合いも全部好きだし、ベイビーアクションは視覚的に面白かったしユーモラス満載で、この人が出て来る度にめっちゃ笑ってまし
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.3

映画の前半は結構好きでした。
大人になったルーザーズ達の関係性は見てて興味深かったし、
精神的にはそこまで変わった所は無かったけど、同窓会らしきものを開いてるシーンは全部好きでした。

あとやっぱりペ
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.4

レビューしたと思ってたらしてなかったので、改めて。

今見ると若干OZのテクノロジーなどに古さを感じる部分はありますが、
それ抜いても本当に面白い。

インターネットの仮想世界での話を描く以上、やはり
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

2.9

率直に言うと、まあまあ期待外れでした。

プロレスそのものは、やっぱり前作より知能のある怪獣との戦いな訳ですから、
柔道の「体落とし」とか「背負い投げ」みたいな動きをしてたり、武器を使ったりしていて、
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.1

実に2ヶ月ぶりに見た映画な訳ですが…うーん…

世界観や映像は素晴らしかったです。
古代文明と先端技術が混ざり合ったアトランティスの世界は全て美しかったし、デザインや水中でのアクションも実際に自分達も
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

4.1

簡単に言うと、救いのない「約束のネバーランド」といった所か。

「臓器提供」とか「コピー」とか、設定そのものはバリバリSFなのに、 
本作では目を見張るような近未来的なメカとか街とかがある訳ではなく、
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ジオストーム(2017年製作の映画)

1.8

いやーアホ。何から何まで全部アホ。

天候を制御出来る機械が故障して地球が大ピンチ?!でも実は裏で何者かが糸を引いてて…
なんてありきたりなストーリーに加えて、脚本のお粗末なこと。

「エンドオブホワ
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A.I.(2001年製作の映画)

4.3

スティーブンスピルバーグ監督
スタンリーキューブリック原案という
「化け物に化け物をぶつけんだよ」した結果生まれた作品。

スピルバーグの近未来感や少年心くすぐる感じと、キューブリックの意味不明で不気
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

3.8

前見た時のことを全然覚えてなかったので改めて見返したところ、想像以上に面白かったです。

やはり日本の邦画アクションといえば真剣アクションが一番映えるのでしょう。
テンポ感もあって滑らかな殺陣は見事で
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.5

「オメェらこういうのが欲しかったんだろぉ?」と言わんばかりに色んなものを詰め込んだエネルギッシュな作品。

アクションもサスペンスも、コメディもバイオレンスも、全てが上手い具合に混ざり合ってて、
でも
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.4

正直言ってそこまで好きにはなれなかったです。

ジャックブラックがシンプルにウザいというのが大きかったですね。
笑いを取る為に大袈裟に演技してるのでしょうが、
終始やり過ぎだと思うし、面白くて愛着の湧
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.5

今更みる「ダークナイト」シリーズ完結作。

今作も普通に面白い。2時間半以上の尺の中に一切の無駄を作らず、ぐいぐい視聴者を引っ張って行きましたね。

やっぱりヒーロー映画ってどうしてもコメディチックな
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.6

「自然綺麗だねーこんな生活素敵だよねー」で終わらせないのが良い。

排泄とか生活資金といったキャンピングカー生活のリスクだったり、定住して家族と暮らす素晴らしさなど、
様々な視点から偏りなく写していた
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.1

気晴らしには良いかな。

幕府に金を貸すという発想が変わっていることを除けば、
宿場のみんなのために仲間集めて奮発するという、極ありふれた人情時代劇。

全体的になんだか上手く行き過ぎだなぁというのが
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.1

原作を読んだ人間からすれば満足のいく出来でした。

やはり池井戸作品はかなり実写映えするというのを改めて感じました。
フレーミングがなかなか良いのに加え、実力のある俳優さんがかなり贅沢に使われている(
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ウィッチ(2015年製作の映画)

4.7

久々に見たホラー映画でここまで満たされるとは。

まあタイトルからも分かるように、人里離れた環境で魔女に襲われて…というのが大元のストーリーでは有りますが、
意外と魔女が出てくるシーンが少なかったのは
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.5

「ノマドランド」で話題沸騰中のクロエジャオ監督が描く、希望と挫折の物語。

まず映像が美しい。太陽光の使い方とか草原のカットとか、暫く見続けたいと思うシーンが多かったです。

セリフを極端に減らし、映
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あの頃をもう一度(2021年製作の映画)

4.3

正直「ラーヤ」よりこっちの方が好きだったりして。

6分くらいの短い尺でありながらも余韻が強くて、次の「ラーヤ」に気持ちを切り替えるのが少し大変でした。

音楽はノリノリだけど物語自体は切なくて、
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

4.1

「モアナと伝説の海」以来、興味を惹かれるディズニーアニメに出会えなかったのですが、
今作の予告編を見て、「これは‼︎」と思って、劇場で鑑賞。

結論から言うと、ディズニーアニメ史上最高傑作…とはならな
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トップガン(1986年製作の映画)

3.7

ザ・アメリカ映画。

自信に満ち溢れた凄腕パイロットの成長物語というプロットそのものも、映画の展開もまあ先読みできるし、
荒削りな部分も数多い。

でもこういう映画は嫌いじゃない。先読みできるんだけど
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告白(2010年製作の映画)

5.0

恐らく今まで見た実写の邦画の中では最も素晴らしい作品だし、
サイコスリラーの中でも「セブン」を超えるレベルの素晴らしさ。

冒頭30分くらいの松たか子の告白からもう既に感情を鷲掴みにされ、
その後の怒
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.4

失踪した娘を探すサスペンスなんてこの世には腐るほどあるんでしょうし、
今作のストーリーも中盤で割と犯人が予想出来てしまったので、
サスペンスとして突出して素晴らしい訳ではないかなぁというのが正直なとこ
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⼗年 Ten Years Japan(2018年製作の映画)

3.2

ストーリーにランク付けするなら、
2>5>3>1>>>4 かな。
第2話が一番良くて、第4話がダントツでつまらなかったって感じです。

全体としては、「ブラックミラー」みたいな事をやりたかったのはよく
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

2.5

改めて見ると、「なんか違う」の連続だった。

自分ハンソロにそこまで詳しい訳ではないけど、クールでアウトローな感じが一番の魅力だと思ってます。
でも今作では帝国軍の下っ端になってたり、思ってたよりチャ
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