ダウンセットさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(378)
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.6

前作『リアリティのダンス』の続編。少年から青年になり詩人として開花していくのか何なのか分からないけれどもアレハンドロの青春期が描かれる。ヒーリング・サロンみたいな所に集う芸術家達との交流が楽しすぎる。>>続きを読む

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.8

一度観ただけでは咀嚼出来なかった。
でもそれでもいいと思った。ネタバレサイトググったり評論家の解説読んだりして分かった気になるくらいならば。やれ心理学だの聖書だのを引用していて詳しく説明すると、とかの
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田園に死す(1974年製作の映画)

4.2

寺山修司の映像作品群の中ではポピュラーな作品であろう本作。
閉鎖的な生活環境、束縛の域を超えた母という存在からの脱却。過去という記憶は捏造され、更新される。ならば自らの手でエントロピーのトリガーを引き
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儀式(1971年製作の映画)

4.5

桜田一族の壮絶な物語。
主人公の満州男が語る血塗られた物語は壮絶。埋められた弟。父の自死。従兄弟たちが辿る運命。ハイライトとも言える結婚式からの初夜と同時に行われる通夜。
一人咽び泣く祖父の後ろ姿はあ
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夏の妹(1972年製作の映画)

3.2

前半のウキウキ沖縄旅行感から一転、ラスト間際のビーチでのやり取が秀逸だった。歌い手の自称殺す人のオンチッぷりが酷すぎて笑ったし小松方正の癖の強い顔のくせして一重瞼という、不気味すぎる笑顔が不快指数を高>>続きを読む

青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.5

水谷豊の独特な台詞回しはこの頃から既に完成している。市原悦子のこの演技たるや。今作のハイライトといえる水谷豊と市原悦子の取っ組み合いは狂気を通り越して、コメディ。時代の空気感が突き抜けてるんだよなぁ。>>続きを読む

書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

3.0

農業や漁業で生計立ててた時代から会社に就職し、製造やら営業、販売など組織の一員として社会に立った時、家族という単位がもはや血縁である、以外に意味を持たなくなった時、今まで以上に種族の因果が浮き彫りにな>>続きを読む

怪談(1965年製作の映画)

3.7

夏といえば幽霊。あなたの知らない世界と言えば新倉イワオ先生。ガチキチなオッさんだなぁと幼心に思ったものです。
本作はオムニバス形式でサクッと見やすい。現代にも通じる教訓が詰まってます。

「黒髪」
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

-

ドリトル先生と愉快な仲間達の大冒険。
いや〜。この振り切った物語の鉄板具合。これぞアドベンチャーって感じで好感が持てる。気難しい映画マニアは秒で置いてけぼりを喰らうだろう。ざまぁ。
本来なら家族連れで
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天然コケッコー(2007年製作の映画)

3.5

過疎地域の割には限界集落な雰囲気がしねーなぁなんてヤボな疑問符は置いといて、主演2人が甘酸っぱい匂いをプンプンさせながら好演。特に何にも起こらない日常が逆に生と死、道徳と不道徳を際立たせる。中学3年生>>続きを読む

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

-

人生って常に自分を演じてる訳で、本作のルースみたいな環境下で生まれ育ったのなら、周りからの重圧も心中お察しな訳だけれども、養母との些細な会話の中に彼の本音な部分が入り混じっていた事にラストら辺で気づい>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

人種差別と一言では片付けられないほど何重にも折り重なった問題が虫眼鏡で紙を焼くかの如きの集約ポイントの軸が憎悪をさらに助長させる。あとは特異点めがけて渦を巻きながら破壊と殺戮の記録を残骸の名残として歴>>続きを読む

レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.2

『π』でサブカル界隈の話題をさらったダーレン・アロノフスキー監督。本作でもアンテナ張ってた当時の若者にバカウケ。(僕もその内の一人)
今見るとエレン・バースティンの演技に釘付けになる。まだ開花してない
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

-

まー言うたらアレですよ。作品の評価の判断基準は至ってシンプルで、ノレるかノレないか。そんだけ。
マーゴット・ロビーが前作と違って、計算した演技を見せてくれる。この辺りも好き嫌いが分かれるかも。ジョーカ
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.5

『ショート・カッツ』、ドン・デリーロやトマス・ピンチョンの影響下にあるのは間違いないだろうし、日本だと最近では『シンセミア』の阿部和重辺りが影響受けてそう。そして一周回って『LAヴァイス』。
PTA監
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.5

雰囲気ムービー一歩手前で観客と対峙するフランソワ・オゾン。夢か現か境界線は無く、気がつけばフィクションの裏側を覗き込む事になる。黒と白、赤と白。鮮やかでいてギトギトしてないシンプルかつ極上のコントラス>>続きを読む

おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

3.4

『リアリティー・バイツ』のウィノナ・ライダーと『マイ・プライベート・アイダホ』のキアヌ・リーヴスが夢の共演。
90年台前半を代表する2人。ヴァイパー・ルーム印の役者さんが共演してるのを観れるだけで幸せ
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二重生活(2016年製作の映画)

3.8

他人の人生を覗く。次第に対象者と同化していく中で自分の中で新しい価値観が芽生えていく。
「あなたはあなたの関係者ですか」って園子温監督がたまに持ち出すテーマでもある。
悩める大学院生を門脇麦、ゲームデ
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.6

変態ペドロ先生の性癖が炸裂する本作。
ある程度の知識と技術、そして場所と材料が揃っていればやっちゃうかも。否、ヤルよねぇという架空の可能性。
その架空、虚構の世界を虚構そのものである映画という媒体を通
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チェリーボーイズ(2018年製作の映画)

3.0

この作品で描かれるシチュエーションは高校生、もしくは大学一年生くらいの年頃の男子だったはず。草食男子やら潔癖症、二次元に自分の居場所を見出した若者が増えたせいかどうなのかは知らないが、25歳前後の男子>>続きを読む

君が君で君だ(2018年製作の映画)

3.8

これまた熱量がハンパない作品だ。
恋愛であれ何であれ、それ以外の全てを犠牲にして何かに夢中になるのって、側から見たら狂ってるのだろう。
何かに、誰かに夢中になってるうちは多少の困難に立ち向かえるけど、
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ビジランテ(2017年製作の映画)

3.0

吉村界人。若手のホープらしいです。
ちょっと異次元な目つきと次の行動が予測不可な感じは、若い世代にはたまらんだろうなぁ。
物語は何時ものクソだな。田舎。が、テーマ。それ以上でもそれ以下でもない題材なだ
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

終始、小松菜奈の魅力に魅了されっぱなし。大泉洋が中年のオヤジの意見を代弁してくれていて、同世代の僕としては同調率が高すぎて困った。物語の結び方も感慨深い。
小松菜奈のストレッチする様が型にはまっていて
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

4.5

小学生の時分にプラモデルでジムの腹に穴を開けてズゴックの腕を突っ込んだり粘土でホワイト・ベースやア・バオア・クーを作って爆竹数本突っ込んで爆破させるみたいなことをして悦に浸っていた僕にとって、本作にど>>続きを読む

ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

3.5

アルツハイマー型認知症を題材にしているが、実は親と子の物語であり夫婦の物語でもある。だからこそ泣ける。泣けて仕方がない。
何が正しいかなんてそれ自体は大した問題じゃない。時代とともに移り変わる正しさに
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.0

大雑把に見るとよく出来たストーリーだなぁって。一方で、よ〜く考えるとあれ?何で?って思う展開も。
ヤバい展開でもコメディに振り切る所は斬新だし主役の女優さんの顔芸もなかなかの見所ではある。

個人的に
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武器人間(2013年製作の映画)

2.0

武器人間の造形が素晴らしい。小学三年生の発想がそのまま。物語も輪をかけて素晴らしい。小学四年生の発想がそのまま。
グロい描写もありますが、一周回ってコメディ。
グィングィン言わしながら兵器な腕を振り回
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.5

奇形。
現代は既に政治も経済もAIが支配し、AIが良いと選択した物を人間が従う世界になっている。人の営みはもはやサンプル化している。結果、益々生産性のない弱者は隅に追いやられる事になる。
僕の中に差別
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

5.0

世の中を騒然とさせた事件を風景にし、1組の夫婦、そして家族の再生の物語。印象的なシーンが多い。「泣いたらそれでええんかね。ええ人なんかね」みたいなセリフがサラッと出てくるリリー・フランキー。「ちゃんと>>続きを読む

HK 変態仮面(2013年製作の映画)

3.0

正義感の強いドMな警察官とSMクラブの女王様との間に生まれた狂介が変態仮面として覚醒するまでの物語。好きな女の子のパンティーをかぶる事で変態仮面としての能力がフルマックスになるって言う設定が泣ける。「>>続きを読む

一度死んでみた(2020年製作の映画)

-

デス・メタルなすずちゃん。律儀に弾ける姿に真面目かよってなる。終始ズレてんのかずらしてんのか、やっぱりズレてる演技に話があまり入ってこない。『翔んで埼玉』からの流れなのか、ちょいちょい大物をイジる流れ>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.8

ディカプリオvsトム・ハンクス。
ラスト間際の窓際でかわす妹とのジェスチャートークが泣ける。
世界を股にかける詐欺師とFBIの追いかけっこと見せかけて、嫌味なくシンプルに父と子の対話に着地させるスピル
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仮面病棟(2020年製作の映画)

-

コロナウイルスで世間が医療について、福祉について、もっとクローズアップしてくれると思ってたのだが、オセロゲームのように日本地図が塗りつぶされていくのを眺めてるだけでリアルに現場で、今何が起こっているの>>続きを読む

アメイジング・ジャーニー 神の小屋より(2016年製作の映画)

3.2

人は人を赦せるのか。
相手を憎む自分を赦す事が同時に相手を赦す事に繋がって行くのだろうけれども、スピリチュアル一辺倒に逃げ込んで物事を解決しようとする物語の構成に違和感しかなく、どこまでいっても主観で
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獣道(2017年製作の映画)

3.2

アントニーの存在感。ツッコミの速さの妙よ。
そういえば、アントニーみたいな風体をした黒人の祖父をもつクォーターな後輩がいたが、いつもキレイ系なお姉さんを連れて歩いていた事を思い出した。父親がヤ◯ザで、
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.0

シガー・ロスのPVをずーっと見せられてる気もしないでも無いダークでホラーなアンビエント・ムービー。
『わたしを離さないで』みたく、少しずつ謎が解明されて行くのかと思いきや、また振り出しに戻る袋小路。
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