ダウンセットさんの映画レビュー・感想・評価

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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古今東西の神話を現代の解釈で表現したスペースオペラの代表作が『砂の惑星』であるのに対して本作はその第1章に当たる部分をPart1・part2に分けて映画化しており、監督曰くPart3で一区切りにしたい>>続きを読む

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

3.0

50年以上も前の作品なのに今もって前衛。
現代アートとして括って見るのか、メッセージを噛み砕いて解釈するのか。

裕福だけど閉塞感すら漂う生活の中に自由奔放な青年が何処からか舞い降りる。
父ちゃんは裸
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

何故だか知らんけれども東京で一人暮らしを始める僕を新幹線の車内で泣きながら見送っていたオカンを思い出して涙が止まらなくなった。
好きな事を貫くって感傷的で共感力が強い人にはちと厳しい。鈍感力ってある意
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

冒頭の長回しインタビューシーン。
ケイトが音楽家を演じているのか音楽家がケイトを演じているのか。
静的な描写は良しとして実際の指揮者を演じる動的な描写に違和感を感じて一気にケイトが演じる音楽家という役
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

18世紀から20世紀初頭にかけてマッド・サイエンティストは時代の革命児だった。サディスティックと思われがちだが、当事者は人体実験の手始めとしてまずは自身の身体を使うことが多かったらしい。死体を繋いだり>>続きを読む

ブリキの太鼓 ディレクターズカット版(1979年製作の映画)

4.5

不謹慎覚悟だがアバンギャルド全開で画面からサイケ臭が溢れ出してる。母ちゃんの締まりの良さそうな尻。後妻の腋毛。ナチスのピンバッジを懸命に隠そうとする父ちゃんの同調圧力への抵抗。どれもがアバンギャルド。>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

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原作未読。
無限の住人とるろ剣とあれやこれやを足して割ったような設定。アイヌの歴史に触れているところはありそでなかったかもしれないけども。
玉木宏の怪演は見所だし舘ひろし出したらぐうの音も出ませんがな
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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鬼太郎は目玉おやじの事を父さんって呼ぶんだよな。だったら目玉父さんで良くね⁈って思いながらbeginning鑑賞。
まず、鬼太郎は妖怪じゃなくて幽霊族だって事に驚愕(笑)
銀行マンの水木が旅先案内人に
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.0

真木よう子の乳がゆれて兄弟の絆も橋の上でゆれる。真木よう子は終始一貫としてオダギリラブなのに鈍感演じる香川照之が切ない。オカンが残したフィルムにオダギリ咽び泣く。
香川照之から全てを奪ったオダギリの贖
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マーベルズ(2023年製作の映画)

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ブリー・ラーソン、全体的に身体を絞って動きも軽やか。スポーティーなタンクトップスタイルが魅力的。近所のジムにはオバハンしかいないから殺意しかない。クソッ。
太陽貫いたかと思えば鍵がないとセスナ機動かせ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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メタリカやレッチリばりに新作が出るたびに賛否両論の嵐になるゴジラ。

本作は1945年から始まる物語。故にゴジラの初期衝動をどうしても期待してしまう。ネット社会になり年齢による価値観の違いが薄まっては
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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顔芸の名手、ディカプーが沈黙の微笑みを持つリリーに飲み込まれる。
全てをわかった上でそれでも"コヨーテ"を見捨てない偉大なる愛の前に平伏すしかない。
物語は割愛するけれども何故か自然と涙が出て困る不思
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

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攻機、ブレラン、AKIRA、スターウォーズを足して割って柴漬けにしたみたいな作風だった。アクションに次ぐアクションで途中から感覚が麻痺してしまう。折角の舞台が台無しになった感は否めず。
ビジュアルはエ
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.5

ブライト・ノアの息子くんが腐敗した連邦軍に立ち向かう。知らんけど。
『逆襲のシャア』の続編?スピンオフ?
何はともあれファースト・ガンダム世代には心くすぐられるシチュエーションだ。
相変わらず青臭い台
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.5

ド傑作。
食とは何かを多様な角度から映し出す。
食物、性、社会、秩序…。ありとあらゆるものを食べ尽くし、現実と幻想の境界線があやふやになる中で幻想が現実化し現実が幻想化していく。
恐ろしい。恐ろしいほ
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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

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コレは続編ありきなのか。だったら最初に告知すべき(したのかな)。
中盤から終盤にかけて間伸びしていて嫌な予感がしていたのだがやっぱり完結しない。続編ありきなら観ないと言う選択をする人もいただろうし、そ
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ポストマン・ブルース(1997年製作の映画)

4.0

バブルが崩壊し若者達は就職氷河期でフリーターというカタカナに一途の希望を託すが儚く望みを絶たれ気がつけば非雇用労働者が量産。世紀末思想はやがて新興宗教が引き起こす巨大テロ事件に発展してしまう。そんな社>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

湿地で一人で生活しているカイアはその地で生きる術を学び、死生観を手に入れる。
生い立ちから胸キュンのラブストーリーと生死を分ける法廷の同時進行な手法はオールドスクールしていて斬新。
時折挿入されるカイ
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

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ドラマも原作も知らない状態での鑑賞。
なるほど〜。でもリアリティ・ラインがなぁ〜ってなって感情移入できない。
あと主役のキャラ、時折ぶっ込んでくるテンプレみたいな雑学がしんどい。コレが良い人が多いみた
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.0

タネあかしまではサスペンス感あって観れたけど終盤にかけて失速してしまったのは否めない。理屈の斜め上をいく展開にそんな馬鹿なってツッコミかけるけど、若い世代の人達はコレが良いのかなって思うと随分感性が鈍>>続きを読む

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.8

セリーヌ・シアマ監督の処女作にして完成形。
ワンショット・ワンシーンに拘りが感じられ登場人物達の感情をセリフではなく情景で語るあの感じがクセになる。
10代特有の次の瞬間には別人ですかってくらいの人格
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

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あの世とこの世が交わる場所はエンタメ要素の宝庫と化します。
やっぱり西洋のお化けはオシャレよね。
日本は落武者出てきても笑えないしキモい。
ウィノナ・ライダー見つけたり、ジャレット・レトを探しきれなか
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.0

ワンチャン狙い(あわよくば付き合いたい)の冴えないおじさんと有名になりたいメンヘラ女子が巻き起こす珍道中にYouTubeというギミックが上手くかけ合わさって現代の社会問題まで浮き彫りにする監督の手腕よ>>続きを読む

運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.8

昔観た記憶があったが再鑑賞。
どんな話かすっかり忘れてたので、あぁ、そうだ。ベッドの下で組長さんが隠れてるやつだって観ながら思い出した。
サブ監督✖️堤真一のコンビが最高だったあの頃を思い出す作風。最
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.8

耳が聞こえない主人公を中心にさまざまな社会の歪みを描いた話題作。
ケイコのオカンはケイコにプロになって勝つこともできたんだからもういいんじゃないと言う。と同時に納得できるまで続けなさいという気持ちもあ
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

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キャストが豪華でビビる。
綾瀬はるかの凛として時雨なキャラ設定は七瀬ふたたびしていて良い。
長谷川博己が上手い。佐藤二郎は言わずもがな。個人的には石橋蓮司に痺れた。

日本が負け戦に突っ込んでいく前夜
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X エックス(2022年製作の映画)

3.0

ミア・ゴスのバストトップが拝めるだけ。
個人的にはジェナ・オルテガ推しでもある。
セックス・しば漬け・ロックンロール‼︎

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

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オールドスクールなヒップホップに乗って地球の危機を救う。
お色気が少なくて中盤間伸び。
後半の展開もどこかで見たことある気もする。真夏のポップコーンムービー。

バタアシ金魚(1990年製作の映画)

3.0

原作にハマって映画館に行った記憶がある。高岡早希はエロすぎて鼻血ぶーだった。今見ると土屋久美子の方が好きだ。
自分の事しか考えられないカオルとソノコはお似合いだけど十代の夏はあまりにも濃度がこすぎて純
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灰色の烏(2013年製作の映画)

2.0

幼少期に両親の離婚や性的トラウマを抱えた主人公は毒母と二人暮らし。職場ではパワハラを受けながらも毒母との縁も切れずに現状を打破できないでいる。ある日、突発的に毒母と揉み合いになり包丁で刺殺しそうになる>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

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シリーズ集大成なPart1。
美人すぎるパートナー達や断崖絶壁ジャンプからのオリエント急行でのアクションで、おちんちんがスースーしました。 笑

犬王(2021年製作の映画)

3.5

名も亡き平家の怨霊達の声を聞き歌い上げる犬王と三種の神器に呪われた友魚の2人がそれぞれの運命に翻弄される。
原作者の古川日出男氏と言えば『ベルカ、吠えないのか』『アラビアの夜の種族』など語部を語る小説
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デモンズ(1985年製作の映画)

5.0

ノストラダムスの預言の書には悪魔の復活が記されていた…‼︎
80年代のカルチャー炸裂。電車の乗客ですらニューウェーブ風味なパンク・ファッション。ハードロックやテクノサウンドもイカしてる。コーラの缶にコ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

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金曜ロードショーや日曜洋画劇場でほぼレギュラー化していたインディ・シリーズ。
こうして劇場で観るのは初。例のテーマが流れるとテンション上がる。アクションも力が入っていて80年代のアップデートに成功して
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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前作は圧倒的な映像美で想像の斜め上をいってて個人的には近年稀にみるアニメーションとして評価高めだった。
今作も衝撃的なグラフィックで度肝に次ぐ度肝だった訳だが、物語としてどうなの?ってなってしまった。
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「A」(1998年製作の映画)

3.5

破防法に反対する女子大生が荒木広報副部長に「幸せは要らないのよね。後で悲しみに変わるから」と言うシーンが印象的だった。荒木広報副部長も真理と家族の愛の間で感情が揺れ動く。

オウム真理教が起こした事件
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