ダウンセットさんの映画レビュー・感想・評価

ダウンセット

ダウンセット

映画(395)
ドラマ(0)

Every Day(2016年製作の映画)

2.5

こうゆうのが自然な演技と言うのならば、もう僕は映画や舞台に興味を示せなくなるだろう。
あと、神様に願いを唱えるのは彼女じゃなくて彼氏の方が同じ設定でもよりファンタジー色が出たのになぁと思った。
兎に角
>>続きを読む

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.0

幽霊が見えてしまう少女の成長記。
両親の死を正面から受け入れきれない少女の不安定な心情を幽霊というメタファーを多用し演出。自分の気持ちに正直になった事で幽霊も見えなくなるっていう手法にわかっていても泣
>>続きを読む

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.5

対立する2つのグループは常に小競り合いを繰り返していた。そしてついに放火未遂、傘の先で目を刺すといった警察沙汰に発展していく。
上記の案件は僕も関係していた。当時小学生だった僕はエスカレートしていく暴
>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

-

近代史における未解決事件とくれば必ず名前が挙がってくるグリコ・森永事件。
高村薫の『レディ・ジョーカー』に魂が震えた身としては事件に関する書籍や映像も片っ端から目を通してきた。
そして本作の原作を読ん
>>続きを読む

ハウスメイド(2010年製作の映画)

2.8

普段は意識していないが、東洋人がワイングラス片手にクルクル回しながらワインを飲むシルエットに激しく違和感を感じた。閾下意識に刷り込まれた西側諸国の美意識が同じ東洋人の僕が見てもヨーロッパ式な建築物に住>>続きを読む

オアシス(2002年製作の映画)

4.2

冒頭、バスの窓ガラス越しに街並みが映し出される。そしてその窓ガラスに反射して映る主人公の顔。この時点でこの作品が傑作である事が裏付けされる。
撮りたいものを撮る。監督の感情と映像が同化したかのような映
>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

2.5

どこかで観たような寄せ集めの映像とストーリーなのだけれども、一応最後まで観れる範囲の作品って言ってしまえばそれまでな訳で。AIにディープラーニングさせると神の如き振る舞いをみせる件は『2001年宇宙の>>続きを読む

薄氷の殺人(2014年製作の映画)

3.8

ダンスホールから奥に抜けてビリヤード台の奥にある階段までのカメラワークが凄い。前半の容疑者逮捕からの長回しも斬新。色の使い方や食べ物の使い方も唸るものがある。刑事役の主人公が途中から山中崇にしか見えな>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

3.0

vol.1から通しで鑑賞。散々自虐ネタを聞かされてからの、ちゃぶ台返し。
主人公の若かりし頃を演じたステイシー・マーティンの美しさがたまらない。
sexと哲学の相性の悪さがループ。興味のない相手の死生
>>続きを読む

喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)

-

地元香川県で展開されるドタバタコメディーって事で鑑賞。『百円の恋』はBlu-ray買ったくらい好きな作品。水川あさみのメーター振り切れ具合が強烈だった。
香川県屈指のリバーサイドホテルの道端で親子3人
>>続きを読む

地の群れ(1970年製作の映画)

3.5

鶏の死骸に群がる大量のネズミ。焼き尽くされる鶏とネズミ。反転して被爆した人達や部落への差別。どちらか酷いのか。生理的にどちらに嫌悪感を抱くのか。
主人公がアメリカ国旗に嫌悪感を抱きながらも自身も利己主
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

-

成る程、因果応報と同時に応報因果でもあるわけですな。アインシュタイン宜しくって感じだった。
『インセプション』では夢を束ね、今作では時間を束ねてみせる。斬新なアイデアだなぁと唸ってしまったのはエントロ
>>続きを読む

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.0

消費社会に生きる大人達の副作用は子供達へと継承される。それに対する生きづらさみたいなありきたりなテーマではあるが、思春期に通過する死生観はある意味普遍的ではある。『スタンド・バイ・ミー』だってそうだし>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.0

邦題である観覧車の意味を深読みしたがそれらしい回答を得られないままend。
くるくる回る人生喜劇。繰り返される諸行無常、それでもよみがえる性的衝動。クレイジーデイ、クレイジーフィーリング。ザゼンボーイ
>>続きを読む

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.8

『海獣の子供』が生命の起源だとしたら本作は宇宙の起源かとも思う。
親子の対話が秀逸。登場回数もセリフも少ないが母親の存在が世界と同期していて、その象徴としてお姉さんのおっぱいがあるとするならば少年曰く
>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.5

どストレートに感想してしまうと、最初の一時間半は秀逸だったなぁって。
物語の核心に近づくにつれて僕と作品との距離が離れていってしまいました。
それでも、ベランダに向かう主人公を姿が見えなくなってもカメ
>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.5

所々、監督の異様なこだわりが時代錯誤感全開なのはさておき、なかなか楽しめた作品。松たか子の鼻と口の間が長くてロバみたいで嫌いという僕の中の固定概念はそのままに、日本一の霊媒師としての佇まいはサマになっ>>続きを読む

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.6

前作『リアリティのダンス』の続編。少年から青年になり詩人として開花していくのか何なのか分からないけれどもアレハンドロの青春期が描かれる。ヒーリング・サロンみたいな所に集う芸術家達との交流が楽しすぎる。>>続きを読む

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.8

一度観ただけでは咀嚼出来なかった。
でもそれでもいいと思った。ネタバレサイトググったり評論家の解説読んだりして分かった気になるくらいならば。やれ心理学だの聖書だのを引用していて詳しく説明すると、とかの
>>続きを読む

田園に死す(1974年製作の映画)

4.2

寺山修司の映像作品群の中ではポピュラーな作品であろう本作。
閉鎖的な生活環境、束縛の域を超えた母という存在からの脱却。過去という記憶は捏造され、更新される。ならば自らの手でエントロピーのトリガーを引き
>>続きを読む

儀式(1971年製作の映画)

4.5

桜田一族の壮絶な物語。
主人公の満州男が語る血塗られた物語は壮絶。埋められた弟。父の自死。従兄弟たちが辿る運命。ハイライトとも言える結婚式からの初夜と同時に行われる通夜。
一人咽び泣く祖父の後ろ姿はあ
>>続きを読む

夏の妹(1972年製作の映画)

3.2

前半のウキウキ沖縄旅行感から一転、ラスト間際のビーチでのやり取が秀逸だった。歌い手の自称殺す人のオンチッぷりが酷すぎて笑ったし小松方正の癖の強い顔のくせして一重瞼という、不気味すぎる笑顔が不快指数を高>>続きを読む

青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.5

水谷豊の独特な台詞回しはこの頃から既に完成している。市原悦子のこの演技たるや。今作のハイライトといえる水谷豊と市原悦子の取っ組み合いは狂気を通り越して、コメディ。時代の空気感が突き抜けてるんだよなぁ。>>続きを読む

書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

3.0

農業や漁業で生計立ててた時代から会社に就職し、製造やら営業、販売など組織の一員として社会に立った時、家族という単位がもはや血縁である、以外に意味を持たなくなった時、今まで以上に種族の因果が浮き彫りにな>>続きを読む

怪談(1965年製作の映画)

3.7

夏といえば幽霊。あなたの知らない世界と言えば新倉イワオ先生。ガチキチなオッさんだなぁと幼心に思ったものです。
本作はオムニバス形式でサクッと見やすい。現代にも通じる教訓が詰まってます。

「黒髪」
>>続きを読む

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

-

ドリトル先生と愉快な仲間達の大冒険。
いや〜。この振り切った物語の鉄板具合。これぞアドベンチャーって感じで好感が持てる。気難しい映画マニアは秒で置いてけぼりを喰らうだろう。ざまぁ。
本来なら家族連れで
>>続きを読む

天然コケッコー(2007年製作の映画)

3.5

過疎地域の割には限界集落な雰囲気がしねーなぁなんてヤボな疑問符は置いといて、主演2人が甘酸っぱい匂いをプンプンさせながら好演。特に何にも起こらない日常が逆に生と死、道徳と不道徳を際立たせる。中学3年生>>続きを読む

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

-

人生って常に自分を演じてる訳で、本作のルースみたいな環境下で生まれ育ったのなら、周りからの重圧も心中お察しな訳だけれども、養母との些細な会話の中に彼の本音な部分が入り混じっていた事にラストら辺で気づい>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

人種差別と一言では片付けられないほど何重にも折り重なった問題が虫眼鏡で紙を焼くかの如きの集約ポイントの軸が憎悪をさらに助長させる。あとは特異点めがけて渦を巻きながら破壊と殺戮の記録を残骸の名残として歴>>続きを読む

レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.2

『π』でサブカル界隈の話題をさらったダーレン・アロノフスキー監督。本作でもアンテナ張ってた当時の若者にバカウケ。(僕もその内の一人)
今見るとエレン・バースティンの演技に釘付けになる。まだ開花してない
>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

-

まー言うたらアレですよ。作品の評価の判断基準は至ってシンプルで、ノレるかノレないか。そんだけ。
マーゴット・ロビーが前作と違って、計算した演技を見せてくれる。この辺りも好き嫌いが分かれるかも。ジョーカ
>>続きを読む

マグノリア(1999年製作の映画)

4.5

『ショート・カッツ』、ドン・デリーロやトマス・ピンチョンの影響下にあるのは間違いないだろうし、日本だと最近では『シンセミア』の阿部和重辺りが影響受けてそう。そして一周回って『LAヴァイス』。
PTA監
>>続きを読む

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.5

雰囲気ムービー一歩手前で観客と対峙するフランソワ・オゾン。夢か現か境界線は無く、気がつけばフィクションの裏側を覗き込む事になる。黒と白、赤と白。鮮やかでいてギトギトしてないシンプルかつ極上のコントラス>>続きを読む

おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

3.4

『リアリティー・バイツ』のウィノナ・ライダーと『マイ・プライベート・アイダホ』のキアヌ・リーヴスが夢の共演。
90年台前半を代表する2人。ヴァイパー・ルーム印の役者さんが共演してるのを観れるだけで幸せ
>>続きを読む

二重生活(2016年製作の映画)

3.8

他人の人生を覗く。次第に対象者と同化していく中で自分の中で新しい価値観が芽生えていく。
「あなたはあなたの関係者ですか」って園子温監督がたまに持ち出すテーマでもある。
悩める大学院生を門脇麦、ゲームデ
>>続きを読む

私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.6

変態ペドロ先生の性癖が炸裂する本作。
ある程度の知識と技術、そして場所と材料が揃っていればやっちゃうかも。否、ヤルよねぇという架空の可能性。
その架空、虚構の世界を虚構そのものである映画という媒体を通
>>続きを読む

>|