ダウンセットさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ダウンセット

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父の秘密(2012年製作の映画)

2.0

『或る終焉』は静かにそして一気に特異点越えするカタルシスがタマランチ会長(※1)だったのに対して本作はどっかで見た事のあるというか、まんまハネケで御愛嬌すぎた。
垢抜けないキャスト。見応えのない展開。
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

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80年代リバイバルなのか、ハリウッド界隈でネタが枯渇しているのか、安定した収益が見込めないと上からのゴーサインが出ないのかなんなのかは知らないけれども、ゴーストバスターズが映画館で観られるなんて!
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.8

同僚のおじさんで、9.11は自作自演でトランプ大統領は不正選挙で落選したしコロナワクチンは人口削減計画の一環で打ったら2年後に死ぬから打ちません。と言って周りを困らせている。ワクチン打つか打たないかは>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

4.2

鹿と白と赤だけのシンプルな構成で不条理と器用さを描写した素晴らしい世界観。
余計なセリフ、音、カット割りを排除してあまり経験したことの無い緊張感がラストまで続く。
幸せにはなれない二人だからこその悲壮
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台風クラブ(1985年製作の映画)

3.8

冒頭のプールサイドでバービーボーイズの『暗闇でdance』を流しながら踊るシーンが印象的。この映画、昔はなんちゃらロードショーで観た記憶があるのだけれども今じゃ絶対地上波では放送できないシーンてんこ盛>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

-

まぁ、こんなご時世なので癒されたいモードが頻回に発動してるのも否定し難いし、良い話でもかじってみますかなノリで鑑賞。
開始早々癒しのシャワー浴びまくり。映画館でしか味わう事のできない神秘的なシーンには
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赤ちょうちん(1974年製作の映画)

3.0

冒頭の電車が通るたびに部屋の家具が揺れるシーンが秀逸すぎる。新宿の街並みに唸る。掘っ建て小屋みたいな集落地にそそり立つビルディング。えっ!?アフリカですか此処は?ってなる。
物語は伏線回収一切なしのア
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.5

グラインド・コアの雄、brutal truthのメンバーが何かの雑誌で「マリファナなんかやってる奴は間抜けだ。ハシシじゃないといけねぇよ。なぁ?」と言ってた言葉に感銘を受けてハシシを買いに行こうとした>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

隣人を愛しなさい(キリスト教)と成仏(仏教)のミクスチャーで最後は大円団。
凄いものを見た。以上って事です。

余談ですがエンタメとは?カウンターカルチャーとは?などなど色々な事を考えながら観てしまい
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不良少女 魔子(1971年製作の映画)

3.5

冒頭の野良犬を可愛がるシーンからラストまで一貫して魔子の不安定な感情が描かれている。恋人も兄も友達もみんな好きでみんな邪魔。つまりは自分自身を投影した他者でしか世界を認識できない、アイデンティティの喪>>続きを読む

午後3時の女たち(2013年製作の映画)

2.8

ここんとこ主人とはセックスレス。ありきたりな日常が永遠に続くかもしれないという不安に追い詰められている主人公。ストリップクラブで出会った自称セックスワーカーな女子を自宅に招き入れ、非日常な刺激をつまみ>>続きを読む

ホイッスラーズ 誓いの口笛(2019年製作の映画)

2.8

カトリネル・メンギアの美貌と乳の形の良さに全てを持ってかれる。
前半の騎乗位シーン、僕が10代の童貞ボーイだったら猿のようにリピート再生してるだろう。
物語はシンプルだかややこしい構成でややこしい感じ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

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やっぱりアクションシーンは他の作品を寄せ付けない感はある。この間見たマトリックスの新作が霞んで見えた。ハイライトは戦場での殺陣シーン。久々に興奮。
しかしながらシリーズも3作目になるとマンネリ化してく
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

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イナバウワーみたいな姿勢で弾避けるヤツ。真似したなぁ〜できんけど。
さて、本作。物語の構成は文句無しだと思う。でも、なんでだろ。コレをする為にわざわざ映画じゃなくても良かった感。登場人物達にマトリック
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トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

4.0

食人族に妻をさらわれた主人公と責任感の強い保安官や仲間達が食人族を退治しに行く話なんだけど、物語の半分くらいの時間を費やして主人公の右足が冒頭から負傷してる設定の、足が痛くて旅がまともにできない、仲間>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

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字幕で鑑賞しましたが、トムハとヴェノムとの会話劇が全くもって臨場感が無くて参った。やっぱりこの辺は字幕なしでも楽しめるユーザーじゃないと難しい。かといって吹き替えだと更に間が悪そう。
ヴェノムってキャ
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君が描く光/ケチュンばあちゃん(2016年製作の映画)

3.8

映画を観て泣くなんてチョット生活に疲れてんじゃないのなんて高を括ってたら言わんこたぁない。終盤の畳み掛ける展開にオジさん、号泣してしまいました。
開始の20分でおばあちゃんと孫の関係性が明白になるのだ
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コンタクト(1997年製作の映画)

4.5

ファーストコンタクト物の金字塔。
原作を大幅にアレンジ。如何にもハリウッド映画な仕上がりになっているが、ラストの30分間は何回も観れる。

私的な体験だが、心身ともに疲れ切って床に倒れて意識が落ちた事
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グレイトフルデッド(2013年製作の映画)

2.8

笹野氏にまたがって騎乗位してみる瀧内さんのグレイト。
愛のむきだしの劣化版なんて言わせない。
瀧内さんに始まり笹野氏に終わるなんて。
キム・コッピさんの腰からヒップにかけてのラインも唸る。

すべてが狂ってる(1960年製作の映画)

4.0

いや〜青春ですなぁ。
大人達の狂った常識に打ち勝つ為には対向車線を爆走するのが一番と言わんばかりだ。清順監督の初期の代表作。必見。

少年(1969年製作の映画)

4.0

小山明子のエロさと終始漂う後ろめたさがなんとも言えない余韻を残す。
人は実像を見ているのではない。現象を認識しているだけなのだ。
雪だるまのシーンは圧巻。

エターナルズ(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

創造主のフォルムがtoolのpvに出てきても遜色なしで射精しそうになった。
ジェンマ・チャンが途中から麻生久美子に見えてきて仕方がなくなってしまった辺りから記憶がおぼろげに。長い。兎に角長い。トイレに
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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ホドロフスキーやリンチなど手を替え品を替えで挑んできた古典SF、スペースオペラの金字塔をドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がどう仕上げていくのか、待ち望んだ世界観は再現されているのか。

まーアレですよ。圧倒的
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.0

童貞スピリットフルスロットル。
自分以外全員敵って豪語する宮本君。
他人に迷惑をかけてはならないと遺伝子レベルで洗脳教育されてる僕達日本人には宮本君の思考回路には疑念しかない。
宮本君の原動力は自分の
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

爆死という圧巻のエンディング。
世紀のちゃぶ台返しが度肝すぎた。

人工的な美しさを放つアナ・デ・アルマスの登場シーンがハイライトとは如何に。

社会から虐げられた女たち(2021年製作の映画)

3.5

幽霊が見えたら閉鎖病棟に放り込まれる設定。主役の女子が美しい。
物語は中盤から約束のネバーランド観てるのか?って感じになったりもしたが。
Amazonプライムも洗礼された作品が登場してきましたな。

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.5

北川景子が目を剥いている時間が長い。ドライアイになっちゃうって余計な心配してたら窪塚君に癒されるという。ここぞとばかりの圧倒的な存在感。世間の雑音なんて一切気にせず突き進んで欲しい。
板尾氏にこの役を
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ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬(2011年製作の映画)

4.5

ど傑作。
巧みなストーリーテリングに裏打ちされたローワン・アトキンソンの卓越した演技。この人、凄く数学的。まるで因数分解の解のような美しいオチを見せてくれる。数式に嘘はない。だからこそ美しい。
アクシ
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レミニセンス(2021年製作の映画)

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レベッカ・ファーガソンという名前の強さ。『DUNE』でもポールのオカン役で出演してるみたいで、カウパー液垂れ流しながら待機してます。

我等のウルヴァリン。オシッコもウンチも垂れ流しの状態でもなお、愛
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

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原作既読。
鳩を軸に数々のエピソードが終盤に一つに束ねられる。原作が膨大な情報量なので2時間枠に収めるのは至難の業だったのだろう、ハッキリ中盤辺りから話が破綻してしまっていて辛い。トヨエツと風間くんの
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.5

おじいちゃんが老人ホームにブチ込まれる前にやり残したこと。ある人に仕立てたスーツを届ける為にトラウマと真っ向から対峙する話。
ヨーロッパの洗礼された街並みやモダンな列車内など物語以上に引き込まれる。音
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

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指パッチン後の世界。アフター指パッチン。マーケットの中心ど真ん中をエグみたっぷりで今後を占う意味でも挑戦的に見せかけて実は安パイ路線という。世界の中心はアジアなんだなぁって感慨しますな。

スターウォ
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ザ・トライブ(2014年製作の映画)

3.0

聾唖者のみで展開される物語。
若者達のよくあるピカレスク物かなぁって観てたらあるシーンでハッとなる。そうか、音が聞こえないってそうゆう事なのか。健常者との対比がないから余計にややこしいと思われがちな部
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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ジェームズ・ガン、渾身の一撃。
極悪チームスースクが再集結。キャラが立ちまくってる登場人物の中でもイタチを推したい。しばらく頭から離れない。どうしよう。『スーパー!』なノリと『ガーディアンズ・オブ・ギ
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新聞記者(2019年製作の映画)

2.0

終始不穏な空気が流れる中、淡々と物語は進んでいく訳ですが、如何ともしがたい。誰目線で誰に対して何が言いたいのか、情報過多なままエンドロール。
個々の屈折した情熱が兎に角ウザい。昭和ですか。水飲んだらダ
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