ニドネさんの映画レビュー・感想・評価

ニドネ

ニドネ

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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淡々としてるからこそ日々の小さな変化が際立つ。木漏れ日と同じで、全く同じ瞬間は一日たりともない。ラストシーンの喜怒哀楽が綯い交ぜになった表情は圧巻でした。

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

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アメリカ映画かと思ったら全然日本のだった、、、!
ただ観光地を巡って写真を撮るだけじゃなく、知らない路地裏を歩き馴染みの食堂でぼーっと過ごす、そんな旅もしてみたい

一日として同じ日はないから、散歩で
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シリーズ4作目とは知らずに見ちゃったけど楽しめた!
旅の果てに理想郷があるんじゃなく、自分たちで土地を奪い返して作り直すのが良かった

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

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今回も今回とて本気でしょうもないことしてて笑った
涙出るくらい笑う映画は飛んで埼玉くらいだよ
個人的には鳥人間東北大パロが一番の爆笑ポイントだった、そこ??

武蔵野線で県民の日ディ◯ニーオチも最高で
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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選択肢の多さ=豊かさだとまざまざと見せつけられた映画だった。
「あっちの世界」は金銭的には何不自由ないけど、幸一郎や華子には、政治家の後継として/良家の子女として敷かれた道を行く選択肢しかない。
片や
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

3.11のトラウマに向き合う少女、扉から出て地震を起こす巨大なミミズ、扉を閉めて災いを未然に防ぐ閉じ師の青年、見知らぬ土地で手を差し伸べてくれる人との交流、ロードムービー、恋愛、ひとつひとつの要素は面>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

トランスジェンダーという言葉がまだ無い時代、本来の自分であろうとしたリリーの話

自分を押し殺して男として存えるより、たとえ人生最後の瞬間だけでも女として生きられたリリーは幸せだったに違いない

でも
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

鬱屈とした日々から逃れられずに酒と行きずりの関係に溺れていた青年が、人と自分と正面から向き合い、前に進めるようになるまでの話。

大きな展開も無く台詞やBGMも最低限に抑えられていたので、視線の動きや
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千年女優(2001年製作の映画)

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現実と虚構、時代と時代の繋げ方があまりにもなめらか...アニメにしかこの表現は出来ない
冒頭とラストの旅立ちのリンクは美しすぎて泣いてしまいました

主題としてはいつの時代も変わらない普遍的な恋の在り
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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面白かったーーー!!!
ウルトラマン全く知らずに観てもこんなに面白かったんだから、知ってる人はもはやどれだけ楽しめたのか想像つかない

エヴァ旧劇観たばっかりなのもあって、終盤で地球上の宇宙空間に浮か
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グリーンブック(2018年製作の映画)

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翡翠、スタインウェイ、ウイスキー、フライドチキン、銃、手紙

ジム・クロウ法施行下のアメリカ南部の酷さには随所で驚かされた こんなことが平気で行われてたなんて信じられない
成立には色んな背景があったに
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サムライエッグ(2018年製作の映画)

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16分間の短編だけど、食物アレルギーを持つ人とその家族の大変さがありありと伝わってきた
重度になると卵を食べた人の唾にすらアレルギー反応を起こしてしまうとは...
なるべくみんなと差のない生活を送らせ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

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はっちゃけるぞ〜!!ってなったは良いけど今まで勉強だけだった高校生がそう簡単にハメを外せるわけもなく、不器用に暴れる2人がリアルで良かった

自分にはこれがあると思ってたものを、遊んでただけの(ように
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ALWAYS続・三丁目の夕日(2007年製作の映画)

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立て続けに観ちゃった
一平が生意気で健気で、等身大の小学生って感じで愛おしい
明日のおやつはシュークリームに決まった

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

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ほんの少しで良いからこの空気を味わいたい
戦争の傷を残しつつも希望に溢れていた大らかな時代
堤真一の鈴木オートすごくハマり役で好き

ACCA13区監察課 Regards(2020年製作の映画)

4.1

もはや清々しいほどスパスパ煙草吸いまくる気怠げなジーン、色気ダダ漏れニーノ、とにかくかわいい妹ロッタ、ローマ字日本語、食欲そそりまくるごはん....あ〜〜〜これこれ懐かしい!って感じ
atre秋葉原の
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望み(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

行方不明の一名で実は生きてました〜ってオチかと思ってたら違った

息子は人殺しじゃありませんでした良かったですねとはなれないのが辛い

子供の生き死にに関わるとなりふり構わず狂気すら覗かせる母親、みた
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

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ポスター可愛いな〜ホテルマンの話かな〜くらいの軽さで再生したら結構物騒な話だった

読書する女性→その本の筆者(と孫)→筆者が昔寂れたホテルで会った老人→ゼロ→グスタヴ
と、語り手が何人もいる回想に回
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パプリカ(2006年製作の映画)

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夢と現、真実と虚構、生と死、男と女
あまりに科学的なこの世界では、非科学的な存在たちは夢でのみ存在を許される
どこからが現実でどこからが夢なのか、どんどん境界がぼやけてく
脈絡の無い夢の連続に思われて
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